朝の摩耶山は霧の中に


- GPS
- 02:07
- 距離
- 9.9km
- 登り
- 728m
- 下り
- 699m
コースタイム
- 山行
- 2:01
- 休憩
- 0:08
- 合計
- 2:09
天候 | 曇り |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2019年10月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
良好に整備された一般登山道 |
写真
感想
早朝6時半過ぎに新神戸を出発する新幹線に乗って移動しなければならないのだが、それまでの時間で摩耶山へのトレランを試みる。新神戸の近くのホテルに投宿してはいるが、朝は新神戸からホテルに戻る時間的余裕がないだろうと踏んで前夜のうちにビジネスの道具は全て新神戸のコインロッカーに預ける。新神戸の駅が開くのは5時からであるが、その時間まで待つわけにはいかない。
朝4時にホテルで起き出し、いざ出発しようという段になって大変なことに気がついた。ヘッデンもコインロッカーに預けてしまったのだ。万事休すと思われたが、幸い新神戸の周囲にはコンビニが数多くある。最初に飛び込んだセブンイレブンで懐中電灯と電池を手に入れる。
摩耶山へのルートは色々と考えられるが上野道を選択する。新神戸から舗装路を3kmほど走ることになる。神戸学園を目指して坂を上るが、坂の勾配がすでにそれなりにきつく、すぐに息が上がる。沢沿いの遊歩道を歩き、左岸の斜面を登るとすぐに五鬼城山の展望台に到着し、神戸市街の夜景が視界に飛び込んでくる。
上野道の暗い登山道を上って行くと、登るにつれて懐中電灯が照らすライトの先に靄がかかっているようだ。天上寺跡地に辿り着いたところで夜景を期待して後ろを振り返ると市街の夜景は霧の中だ。
摩耶山の山上部、日本三大夜景の一つに数えられる掬星台に着いても神戸の夜景どころか数メートル先が見えるか見えないかという濃霧であった。ちなみに他の二つの夜景スポットは北海道の函館山、長崎の稲佐山らしい。
下りは布引ハーブ園を目指し、天狗道を下る。少し下ったところで霧はましになり、霧の中から尾根上のピークが浮かび上がっている。
布引ハーブ園に到着すると時間は大丈夫だろうと踏んで、摩耶山を振り返り写真を撮れる場所を探す。しかし、これが大きな間違いであった。気がついたら新幹線の時間まで20分を切っている。
布引ハーブ園の中を下るハイキング道はロープウェイの中間駅である風の丘で舗装路に出る。坂道を一目散に下りハーブ園の入口に辿り着いた時点で青ざめることになった。なんとハーブ園の門が閉まっているのである。よくよく考えたら当たり前のことではあるが。ハーブ園の門を乗り越えることが出来たからよかったものの、さなくば万事休すとなるところであった。
坂道から見える神戸の市街は濃霧の中に沈んでいる。霧のせいか新神戸のオリエンタル・ホテルはかなり遠くに見える。新神戸の駅の上の公園ではラジオ体操のために集まっておられる数多くの人たちの中を全速力で駆け抜ける。コインロッカーに預けた荷物を取り出し駅のホームに辿り着いたのは、新幹線がホームに到着する直前であった。
新幹線が発車して長いトンネルを抜けると車外は岡山のあたりまで濃い霧に覆われている。そういえば秋の雨上がりの朝は霧が発生しやすいことを忘れていた。この日は東京に至るまで広い範囲で濃霧が発生したことを後でニュースで知るのだった。
摩耶山の朝のトレランは学校林道を通るか布引ハーブ園から風の丘を通らずに尾根を下るバリエーション・ルートを通るしかないだろう。しかし後者はかなり踏み跡が薄く、昼間のうちにコースを確かめる必要がありそうだ。
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