別山 日帰り「逆さ別山を撮りたい!」


- GPS
- 10:10
- 距離
- 18.5km
- 登り
- 2,022m
- 下り
- 1,611m
コースタイム
5:51 水飲場分岐
7:39 チブリ尾根避難小屋
9:00 御砂利山
9:15 別山通過
9:38 御手洗池 9:43
10:22 別山 10:55
12:09 油坂ノ頭
13:00 南竜ヶ馬場キャンプ場 13:13
13:41 南竜分岐
13:55 甚之助避難小屋
14:25 中飯場
14:45 別当出合
天候 | 曇りのち晴れ、時々くもり |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2012年07月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
市ノ瀬駐車場は午前4:05に着きましたが、キャンプ場のかなり奥、吊り橋のあたりに駐車することに。 前日より沢山の登山者が来ているようで、ビックリしました。 |
写真
感想
さすがに白山の人気はすごい。朝4時というのに市ノ瀬の駐車場は車で溢れていました。
誘導に従い、暗いキャンプ場の奥へと進み、吊り橋の近くに駐車することに。
こんなに奥に駐車したのは初めてです。
いつものようにコンビニ弁当で朝食をとり、身支度をしたあと、
ビジターセンター横のトイレへ。「大チャン」の順番待ちは5名ほどだったので一安心。
スッキリのあとは、駐車場を横断して道路の方へ。
シャトルバスの始発を待つ大勢の登山者とは、ここでさよなら、一足先に登山開始です。
薄暗いうちから登山道に入りましたが、ヘッ電つけるほどでもなく、
登山道ははっきりしているので迷いはありません。
ただし、暑い〜。
日差しも無く、ブナ林の涼しげなロケーションでも、暑い〜。
気温が高めで、風もなく、湿度だけはたっぷり。
30分も歩けば汗だくで、顔からポタポタと汗がしたたり、シャツもびっしょりと。
山に行けば涼しいだろうという期待は、大ハズレ。
しかも、ペースがあがらない、むしろ足が重い〜。
1ヶ月ぶりの山行で鈍っているのか、暑さのせいなのか、
コースタイムは去年のテント泊装備のタイム以上かかり、
尾根道に出る前からヘトヘトのヘロヘロに。
汗が大量に出るので、マメな吸水に心がけつつも、
水がいつまで持つのか心配になりガブガブ飲めません。
あとになって気づいたのですが、スタートまえから水分が足りていなかったのでした。
2時半に起きたあと、口にしたのは弁当の時に飲んだお茶が数口だけ。
夏場で普通以上に寝ている間に汗をかいているはずなので無理もありません。
カラッカラで登山開始して、さらに汗だくで。脱水ぎみだったのでした。
今回の山行の目的地は「別山」ですが、本当に行きたいのは「別山平」。
「御手洗池に映る逆さ別山をデジイチで撮影したい!」というのがテーマ。
しかし、このヘトヘトのヘロヘロではムリ!別山から先は諦めようとか、
ヤバくならないうちに引き返した方がいいかもとか、ちょっと弱気に。
急登をあえぎながらも、歩幅を小さくしてなんとか御砂利山の頂上へ到着、
本日2人目の登山者に追い越されつつさらに15分(通常10分)で別山へ。
雲が大きくなって、あたりは陰っています。
このまま別山平へ行ってもいい写真が撮れるかどうか分かりませんが、
「頑張ったご褒美」を期待しつつ、意を決して別山を三ノ峰方面へと通過。
30分程度で着くだろうと(実際は23分でした)思っていたものの、この距離が長い。
下りで楽なはずなのに、帰りの登りを思うとやたらと遠く感じてしまいました。
なんとかかんとか、別山平の御手洗池に到着。タイミング良く雲も切れ別山もクッキリ!
水面はすこ〜し、さざ波が立って「鏡のように」とは言えないものの逆さ別山の姿が!!
「頑張ったご褒美」をカメラに収めたのち、今来た道を登り返します。
牛歩戦術のごとく体力温存で別山頂上にたどり着き、ランチ休憩。
2リットルのハイドレーションは、のこり数百ミリリットルでした。
予備のプラティパス1リットルでカップ麺と、ハイドレーションへの補充を。
水は南竜まで持てばいいので、大丈夫そうです。
食後は少しは回復したものの、花を愛でる気力すらなく、
クルマユリ、コイワカガミ、ミヤマダイモンジソウ、ハクサンシャクナゲ、ゴゼンタチバナ…
見て見ぬ振りで、撮影はパス。
写真撮るのって案外疲れるッス。中腰になったり、息止めたり…。
油坂をチョロチョロ歩きで下りたら沢で手だけ冷やして、南竜への登り返し、
もうすぐ冷たい水にありつけると思うと頑張れます。
木道に出る頃、ヘリがやってきて木道の先、南竜山荘付近でホバリングしています。
なんかあったのでしょうか?
でも、好奇心より水優先、木道をそれ、キャンプ場へ。
去年、一昨年ともこの南竜ヶ馬場キャンプ場でテン泊しており、勝手知ったる炊事場へ、
荷を下ろし、蛇口をひねって冷たい水をガブガブガブガブ、さらにガブガブ。
「鉄管ビール」って水道水だけど、沢水のコレはナニ?
腹一杯の水を飲み干し、一息つきました。
水場を出ると色とりどりのテントの花が、あ〜キャンプして〜。
そんな頃にはヘリも消えていました。
南竜山荘の前を通り抜け南竜道へ、多くの登山者が行き交い、
元気な小学生や、シニアのパーティなど、団体が多くなります。
前を歩く登山者の1団がトンビ岩コースへ登り、
次に残りの人たちがエコーラインへと進んでいきました。
集団の最後尾を気楽に歩いていたのが、いきなりフリーに。
するとなぜか元気が出てきました。さっきの給水が良かったのか、足が軽くなっています。
南竜分岐あたりからは、幾人かの健脚さんたちと一緒に、団体さんを抜かせてもらったりしながら、
駆け下りる感じで下りていきます。
さっきまでのヘトヘトのヘロヘロは嘘のようにです。
追い越しながら「スゲ〜」なんて声が聞こえた日には
前を走り下りる人に必死についていったり、ぴょんぴょんジャンプしながら下りたり、
調子こいてしまいますが、イタイ目に遭う前にそこは、程々に。
結果、今回初めて通った南竜道や砂防新道の下り専用路は一気に休まず下山、
予定よりも早く別当出合に到着できました。
今回の教訓「飲む前に飲む」じゃなく「登る前に水飲む」。
途中の水分補給ばかり気にしていて、最初から乾いていては意味が無いことを知らされました。
コメント
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windknot 初めまして。
大阪のsatokunと申します。
28〜29日にかけて
市ノ瀬〜別山〜南竜ヶ馬場〜御前峰〜別当出合と
フラフラになって歩いてました
逆さ別山は知りませんでした
綺麗ですね〜 生で見てみたいです
それとチブリ尾根でみた黒い松ぼっくりみたいなの、
“オオシラビソの実”なんですね
てっきり誰かが黒色のマジックでいたずらしたんだと
思ってましたが、たくさんあるので自然のものなんだと。。。
それにしても白山はお花畑いっぱいですね!!
暑くてたまりませんでしたが、逆さ別山を見にまた
行ってみたいと思います
はじめまして!
逆さ別山は、昨年、福井県の上小池から三ノ峰、別山へ登った時が
最初で、今回は二度目です。
前回は、曇りで、しかもコンデジだったので、今回いいのが撮れて
喜んでいます。
satokunさんも、ぜひ、御手洗池に行ってみてください。
自分も逆さ別山見たさに上小池から御手洗池を目指したものです。
その際、windknotさんのレコ参考にさせていただきました
それにしてもキレイな写真
そうですか、このために別山から別山平に下りますか
恐れ入ります。
自分はまだチブリを登りで使ったことがないのでこのコース参考にさせていただきます
どーも、はじめまして
niiaiさんの6/30の山行記録を見て、
御手洗池にまた行きたくなりました。
なんか、お互い影響されてますね
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