南八ヶ岳縦走（夏沢鉱泉〜硫黄岳・横岳・赤岳・権現岳・編笠山〜観音平）

2012年07月27日(金) 〜 2012年07月29日(日)

• GPS: 15:30
• 距離: 15.5km
• 登り: 1,640m
• 下り: 1,951m

コースタイム

1日目 8:10桜平-8:40夏沢鉱泉-9:30オーレン小屋-10:00ヒュッテ夏沢-11:10硫黄岳山頂
　　　-11:40硫黄岳山荘12:15-13:05横岳山頂奥の院-13:30三叉峰-14:15二十三夜峰-14:25地蔵の頭
　　　-14:30赤岳展望荘-15:15赤岳頂上山荘
2日目 6:25赤岳頂上山荘-8:10キレット小屋-10:00権現岳山頂-10:55のろし場-11:15青年小屋12:15
　　　-12:45編笠山山頂-13:45押手川-14:50観音平

天候

一日目：晴れ後曇り、二日目：晴れ

アクセス

利用交通機関：

電車 バス タクシー

(行き)20:00新宿−22:30甲府駅（高速バス1,900円、甲府ホテル前泊3,800円）
　　　6:06甲府−7:07茅野（JR中央線、1,110円)
　　　7:10茅野−7:50桜平（ジャンボタクシー約12,000円／台）
(帰り)15:10観音平駐車場−15:30スパティオ小淵沢（タクシー3,000円）
　　　15:55スパティオ小淵沢−16:00小淵沢駅（タクシー1,700円）
　　　16:10小淵沢−18:41横浜（JR特急はまかいじ号5,750円）
　　　※16:16発ホリデー快速ビューやまなし号・新宿行あり。
　　　　乗車券のみ・指定券510円。18:15八王子着。

コース状況／危険箇所等

・硫黄岳から権現岳までの間はクサリ、梯子などある場所あり。岩場は足場はしっかりしているが、長い梯子や梯子からの
　移動など、足元が不安定な場所が苦手な人には厳しいかもしれません。
・スパティオ小淵沢（駅からタクシー5分、入浴600円／大人）

写真

7/28 8:11

桜平登山道入口から出発。
駐車場はいっぱいで、ずいぶん下まで車が溢れていました。

7/28 8:38

沢沿いを歩きます。

7/28 8:41

夏沢鉱泉到着。

7/28 8:41

夏沢鉱泉のかわいい案内板。

7/28 8:55

しばらく沢沿いを進む。

7/28 9:07

川を越えたりしつつ、まだ沢沿いを進む。。

7/28 9:12

まだ朝の日射し。

7/28 9:30

オーレン小屋到着！

7/28 9:33

オーレン小屋入口。

7/28 9:36

「オーレン山の湯」、かわいい看板。

7/28 9:52

八ヶ岳の森を進む。

7/28 9:53

まだまだ森の中。

7/28 9:58

ヒュッテ夏沢到着！
途中、前日このヒュッテに泊まったという地元中学生6クラス180人とすれ違い。
登山道はしばらく「こんにちは！」「こんにちはー！」の道でした。

7/28 10:02

ヒュッテの向こうの丘（？）、ジグザグの道が登る先。

7/28 10:24

ずいぶん登ってきた、ヒュッテを振り返って。
向こうに天狗岳の頭がみえはじめています。

7/28 10:29

登る登る。

7/28 10:33

天狗の稜線も見えてきました。

7/28 10:34

ようやく森林限界を超え、お花がちらほら。

7/28 10:40

ケルンが見えてきました。

7/28 10:46

ようやくケルンに少し近づいてきました。

7/28 10:52

爆裂火口壁も見えてきた。

7/28 10:54

初めてのこまくさ！

7/28 10:54

ちょっとアップで。

7/28 10:54

ケルン、夏山の雰囲気。

7/28 10:59

6月に入った野天風呂はあの辺り？

7/28 11:00

爆裂火口壁、迫力。

7/28 11:04

ケルン夏山。
この辺りではずいぶん鳥が飛んでいました。
（イワツバメ？イワヒバリ？）

7/28 11:08

向こうに天狗。

7/28 11:08

もうすぐ頂上。

7/28 11:10

硫黄岳山頂到着！
広い山頂、さんさんの日射し！

7/28 11:11

硫黄岳山頂。

7/28 11:12

山頂より、これから向かう赤岳方面。

7/28 11:14

爆裂火口壁。

7/28 11:14

爆裂火口、すごい雰囲気。

7/28 11:17

行き先方面。
ちょっとガス。

7/28 11:21

お花も増えてきました。

7/28 11:21

キイロも。

7/28 11:22

こまくさも再び。

7/28 11:25

硫黄岳山荘に下りる道、向こうに横岳、赤岳。

7/28 11:29

ケルン案内板。
横岳、赤岳へ！

7/28 11:32

これから向かう、南八ヶ岳の峰々。

7/28 11:32

赤岩の頭方面？
稜線を歩く人が見えます。

7/28 11:35

こまくさもちらほらと。

7/28 11:41

こまくさアップ。

7/28 11:41

硫黄岳山荘到着！
ここでお昼ご飯に。

7/28 12:17

日射しに鮮やかなりんどう。

7/28 12:17

りんどうも道々たくさん咲いていました。

7/28 12:32

硫黄岳方面を振り返って。

7/28 12:37

お花。

7/28 12:37

大同心のむこうまで。

7/28 12:38

よい天気。

7/28 12:41

こまくさ群生の稜線。

7/28 12:43

こまくさ群生。

7/28 12:45

白いこまくさも。

7/28 12:46

横岳方面。

7/28 12:47

横岳方面、ちょっとだけアップで。

7/28 12:47

硫黄岳方面を振り返って。
ずいぶん歩いてきました。

7/28 12:54

いざ横岳へ、台座の頭。

7/28 13:00

カニの横ばい後、越えたところ。

7/28 13:07

横岳、奥の院到着！

7/28 13:09

硫黄岳を振り返って。
よく歩いてきたなあ。

7/28 13:12

行く先、赤岳方面。

7/28 13:15

行く先。
まだ歩いて行くんだなぁ。

7/28 13:22

お花たち。
チョウチョよりも、テントウ虫がたくさん。
トンボもかなり大群飛行していました。

7/28 13:28

三叉峰到着。

7/28 13:37

目指す赤岳、だんだん近づいてくる。

7/28 13:38

目指す赤岳、展望荘が見えてきました。

7/28 13:45

気持ちのよい道、夏！

7/28 14:16

二十三夜峰到着。

7/28 14:25

ここは地蔵ノ頭。

7/28 14:28

グライダーが。
最初、かなり間近に来てびっくり！
上昇気流に乗って気持ちよさそうに旋回していました。

7/28 14:30

赤岳展望荘に到着。

7/28 14:31

横岳方面を振り返って。

7/28 14:31

展望荘と赤岳。
当初ここがお宿のはずだったが、満室。ただ通り抜けます。
バイキングもお風呂もまたいつか・・・。

7/28 14:35

こまくさ。

7/28 14:45

7月下旬、お花もまだたくさん咲いていました。

7/28 14:51

展望荘を振り返って。

7/28 14:55

赤岳山頂手前の登り、下山の人でかなりの混雑。

7/28 15:05

最後の登り。

7/28 15:07

頂上小屋が見えてきました！

7/28 15:14

阿弥陀岳方面。

7/28 15:15

本日お宿、頂上山荘到着！

7/28 15:17

名前のとおり、山頂はすぐそこ！

7/28 15:18

横岳方面、硫黄、天狗まで見える。
今日一日の行程。
ほんとにずいぶん歩いてきたんだなぁ。

7/29 4:41

二日目早朝。
ご来光は残念ながら見えず、朝の頂上小屋。

7/29 4:42

少し朝焼け。

7/29 4:43

ちょっとだけピンクに染まった空。

7/29 4:45

夜明けの山頂、すごい人。

7/29 4:47

朝の阿弥陀岳。

7/29 4:53

やっと山頂へ！

7/29 5:04

手前に展望荘、横岳、硫黄、天狗、奥は蓼科山？北八ヶ岳まで。

7/29 5:04

頂上小屋お世話になりました。

7/29 6:25

朝の展望荘、朝の雲は爽やか。

7/29 6:26

阿弥陀岳

7/29 6:26

赤岳山頂。向こうに南アルプス。

7/29 6:27

南アルプス、ちょっとアップで。

7/29 6:40

岩場を進みます。

7/29 6:48

向こうに南アルプス。

7/29 7:10

赤岳方面を振り返って

7/29 7:12

赤岳方面、ちょっとアップで。

7/29 7:13

大天狗と小天狗、今日も暑そう、よい天気。

7/29 7:29

キレットを見上げる。

7/29 7:39

キレットを見上げる。

7/29 7:52

夏山気分。

7/29 7:52

中央、ようやくキレット小屋が見えてきました…。

7/29 8:01

キレットを振り返って。

7/29 8:08

キレット小屋にやっと到着。

7/29 8:38

青ナギ。

7/29 8:40

来た方を振り返って。またよく下りてきました。
小さな白いところは残雪。その一つ右の筋を降りてきたことになります。

7/29 8:42

まだまだ歩きます。

7/29 8:46

こまくさの群生ここにも。
ちょっとひと息。

7/29 9:27

中央左側、やっと出ましたゲンジー梯子、これでようやくキレットもゴール付近。

7/29 9:52

権現岳山頂手前から振り返って。
赤岳キレットと奥に横岳、硫黄岳？
これまたよく歩いてきたものだとつくづく。

7/29 9:54

権現岳山頂手前から、ギボシ方面。

7/29 10:02

権現岳山頂。

7/29 10:14

遠くにようやく青年小屋。

7/29 10:38

一休みのお花畑。

7/29 10:38

一休みのお花畑、ふわふわした草が風にゆれてにょろにょろのようで、かわいい感じ。

7/29 10:56

のろし場到着。

7/29 10:56

来た方を振り返って。向こうが権現岳。

7/29 11:10

やっと見えてきた、青年小屋。
すぐ奥は岩がごろごろして異様な雰囲気。

7/29 11:14

青年小屋到着！遠い飲み屋の赤提灯。
水場は往復10分だけど「乙女の水」は冷たくておいしかった。
ここでみんなでお昼ご飯。アルファ米のドライカレーがこの日のお昼。

7/29 11:16

青年小屋から権現岳。

7/29 11:16

権現岳、ちょっとアップで。

7/29 12:17

編笠山へ出発。

7/29 12:19

登り始めはごろごろの大きな岩を渡り歩く感じ。
歩きにくい！

7/29 12:41

すぐ樹林帯の道に。
風がなくて暑い…。

7/29 12:46

編笠山到着！
向こうに権現岳、かすかに赤岳？

7/29 13:29

ずいぶん下りてきて、森の中といった感じに。

7/29 13:45

押手川到着。

7/29 14:47

登山道出口も近付いてきた雰囲気。
最後の林道。
お風呂に入ろうと、かなりのスピードで歩く歩く。
（最後にダメ押しの疲労）

7/29 14:52

ゴール、観音平到着！

撮影機器：

Optio RZ18 ペンタックス

感想

peko

初めての縦走らしい縦走、というより、私にとっては“大縦走”。
なんせ1泊2日で南八ヶ岳のほぼ全山を縦走。夏沢峠から、硫黄・横・赤・権現・編笠と、5つもピークを通り抜ける。
本当に盛りだくさんすぎるほどの贅沢な梅雨明け夏山プラン。

硫黄岳から先は岩場が増え、いわゆる南八ヶ岳の雰囲気の山になる。
山はとても暑かったし、岩場や梯子など少しどきっとする箇所はあったけれど、5つのピークを行く行程はあっという間で、まさに通り抜けたという感じがする。
山の稜線はどこを見ても素晴らしい夏山の景色が広がっており、どこを歩いていても気持ちがよかった。

初めて見たこまくさの花たちは特に印象的だった。
小さく一株ずつ地面にくっつくように咲いている。うっすらとしたピンク色がなんとも可愛らしい。また、白は白で清楚な雰囲気がある（千株に1つくらいで白いのがいると誰かが話していた）。
花のピークは過ぎているとのことだったが、黄色や白の花たちや、こまくさ、りんどうがそこここに咲いていて、十分目を楽しませてくれた。
少し新鮮な驚きだったのは、こんな高い山でもチョウチョやテントウ虫、トンボがたくさんいたこと。痛いほどの日射しの中のテントウ虫は、とても夏らしかった。

ゲンジー梯子のビジュアルの迫力もすごかった。
下から見上げた梯子の長さ！　上まで見えていた気がしない。
途中で数えるのをやめてしまったけれど（61段あるらしい）、あれだけの段数の梯子を登ることはきっと他ではないだろうなあ。

そして何より、遠くまでの山並み−−−。
振り返って見えた、歩いてきた山たち、そして、これから歩いていく山。
振り返るたび、よくまああの峰峰から歩いてこれたもんだと思わずにいられない、その景色が一番印象的だったかも。