記録ID: 21267
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積雪期ピークハント/縦走
御在所・鎌ヶ岳
御在所岳(1212m) 藤内沢→中道
2000年02月25日(金) [日帰り]
- GPS
- --:--
- 距離
- 12.6km
- 登り
- 1,117m
- 下り
- 1,110m
コースタイム
2月25日名古屋駅(7:10)→近鉄湯の町→ロープウエイ山腹(8:40)→藤内小屋(10:00)→藤内沢出会い(10:30)→台地(13:40)→ロープウエイ山腹駅(15:40)→名古屋(18:00)
天候 | 晴れ、ガス |
---|---|
アクセス | |
コース状況/ 危険箇所等 |
藤内沢→中道 初めて鈴鹿に登る。名古屋から見える名山にかわりはないので、人造物に覆われ人の多い山だけに、なるべく良い方法で登りたい。雪に覆われるこの時期のバリエーションか、夏の愛知川からの遡行だろうか。ロープウエイつきの人臭い山でもやりようで原始の登り方は出来る。 前の日、6時に起きて玄関を出たが、10階の廊下から見た空が陰気だったので翌日に延期した。二日あるなら良い天気を選びたい。通学高校生いっぱいの近鉄のローカル鉄道を乗り継ぎ、静かな温泉街へ。やたらと登山道が多く、行くべき一本を探し至るのに時間がかかる。初めての山では意外に難しいのが山への入り口だ。 うっすらの雪がたっぷりの雪に変わる。やはり人が良く歩いているようで、結構なトレースになっている。試しにトレース無しの所を歩けばかなり潜る。平日のせいか、幸い誰にも会わない。藤内沢出会いから沢に入る。大壁の左に氷瀑が出来ている。アイスクライマーのトレースにつられ20m程登ったところで我に返る。下から見る傾斜と取り付いて見る傾斜のギャップの感覚を取り戻す。やや戻って、第一ルンゼ沿いに進むが、7、8mの段差を発見、右岸を捲くとする。トレースがうっすらと、ときどき現れるが殆どはラッセル。胸まで、首まで埋まって地道に前進する。左岸にはPナンバーのついたピナクルが次々現れる。所々ピンやシュリンゲの残置有り。ここは岩登りゲレンデだった。伊勢湾、四日市の煙突をバックに気持ちよかろうなあ。小樽の赤岩を思いだした。右に氷瀑を見て、樹氷の林を抜けると源頭の趣。もうちょっと日当たりが良ければゆっくりしていくんだけど、それでは樹氷も出来ないだろう。 登山道合流後程なく展望台地へ。中道から登ってきたという中高年夫婦のほか、ロープウエイで来た普通の格好の客が数人。西側500mに本当の最高点があるらしいが、数メートルの違いだし、スキー場ゲレンデを横切るのが興ざめなのでやめる。藤内沢ルートから来れば、ここが最高点でふさわしい。西の山頂は夏に愛知川からでもきわめよう。 名古屋の駅のツインタワーはここからもよく見える。紀伊半島の方向に雪の山、鈴鹿の主な山頂を確認。伊吹は雲の中だった。ときどき日は射すが、遠くの空には雲いっぱい。移動高が来ているはずだけど、典型的な冬型の空。ロープウエイのすぐ下の中道を下る。温泉は、あてにしていたところが休館で、面倒だからそのまま帰ってきてしまった。名古屋から、車無しでアプローチできる良い山だ。 |
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