記録ID: 213556
全員に公開
沢登り
日高山脈
日程 | 2012年08月03日(金) ~ 2012年08月05日(日) |
---|---|
メンバー | , その他メンバー2人 |
天候 | 8/3 曇り時々晴れ 8/4 曇り 8/5 雨後晴れ |
アクセス |
利用交通機関
神威山荘に車デポ
車・バイク
経路を調べる(Google Transit)
|




地図/標高グラフ


標高グラフを読み込み中です...
コースタイム [注]
8/3
シュオマナイ川C340二股発(5:49)-ペテガリ橋(8:08-8:26)-C490F1(8:50-10:30)-•737過ぎC1着(14:08)
8/4
C1発(5:29)-C770BC沢出合い(5:35)-ペテガリ岳(9:00-9:27)-A沢溯行開始(9:45)-C1=C2着(13:22)
8/5
C2発(4:20)-中ノ岳北西面出合いC780(5:18)-中ノ岳北西コル(9:00)-中ノ岳(9:20-9:25)-中ノ岳北西コル(9:50)-•1372北コル(二シュオマナイ沢へ下降開始) (10:20)-神威山荘着(15:20)
シュオマナイ川C340二股発(5:49)-ペテガリ橋(8:08-8:26)-C490F1(8:50-10:30)-•737過ぎC1着(14:08)
8/4
C1発(5:29)-C770BC沢出合い(5:35)-ペテガリ岳(9:00-9:27)-A沢溯行開始(9:45)-C1=C2着(13:22)
8/5
C2発(4:20)-中ノ岳北西面出合いC780(5:18)-中ノ岳北西コル(9:00)-中ノ岳(9:20-9:25)-中ノ岳北西コル(9:50)-•1372北コル(二シュオマナイ沢へ下降開始) (10:20)-神威山荘着(15:20)
コース状況/ 危険箇所等 | 神威山荘までの林道は通行可 |
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過去天気図(気象庁) |
2012年08月の天気図 [pdf] |
写真
感想/記録
by hayawata
8/2(木)
JR千歳駅で回収してもらい出発。入山口となる神威山荘まで長い長い林道を走った。5年前、ペテガリ岳の帰り、この林道を歩いたが、今はもう考えたくない距離だ。林道はゲートが開放されているが飛ばしすぎに注意。小雨が降っておりなんだかブルーになる。入山前はいつもこんな感じだ。
23時過ぎに神威山荘に到着して、明日から始まる沢旅に備え就寝。
8/3(金)
サッシビチャリ沢1839峰を目指す同じ団体の別パティーに送ってもらい、神威山荘から来た道を数百m引き返してペテガリ山荘方面へ出発。ベッペリガイ沢川沿いの林道までは、はっきりとした巻き道と豊富なピンクテープを頼りに沢を詰めて尾根を乗り越す。ダニ?らしき虫が飛んでおり振り払いながら進んだ。思い返しただけでも体が痒くなる。
ベッピリガイ沢川林道は整備されており歩きやすい。入渓はペテガリ橋から。河原歩きから始まり、沢が北に向きを変えると函地形が始まる。先頭のリーダーDZ氏のペースが恐ろしく速く、メンバーHもそれに負けじと追随する。H「こりゃ少し本気を出さないと置いてかれるな」と思ったらしい。自分は少々遅れ気味で先が思いやられた。
溯行して15分で二段の函滝が現れる。事前情報によると、直登困難で左岸巻きの崩壊が激しく、下流の核心とされている所だ。それでもDZ氏は右岸直登を試みたが、仮にロープを出してもフォールした時は滝に打たれて這い上がれずthe endと判断し、直登諦め左岸巻きをする。それでも右岸登れそうだとDZ氏が言うのだから、さすがである。
手前の左岸ルンゼを詰めるが途中ホールドも乏しくなり行き詰まる。上に抜けていたDZ氏にロープを出してもらい多少のテンションをかける。そこから確保しながら脆い草付きのリッジを越えて笹帯にあがりトラバース。トラバース後、懸垂で沢に降りるがここでハプニング発生。二番手のHがロープの流れが悪いと判断し、ピンを変えた際にロープが絡まった状態で懸垂したためロープが確保器を通らず、止まってしまった。しかも、空中懸垂状態の時に起きてしまったのでテンションが抜けずにどうする事も出来ずに宙吊りになってしまった。なんとか、プルージック登りでテンションが抜けロープを解くことができた。旅にはトラブルが付きもの。諸動作を煩ってしまうと痛い目に遭うことを学んだ。
函地形とエメラルドグリーンの渓相が美しい。最初は頑張ってへつっていた函も晴れ間が覗くようになり、自然と泳ぐ回数も増える。
ベッピリガイ山からの支流を確認しすると、滝が二つ程でてくる。
一つ目は左岸がスラブになっている滝。スラブの凹角になっている所を登る。
二つ目はアーチ状の流木が架かっている。ハイステップで左岸直登。フリークライミングで鍛えた力が生きている。
明後日の中ノ岳への分岐C660二股を確認して、河原を進んで・737分岐に到着。テンバは・737から50m程奥に進んだ左岸。バイルで土を掘り起こし、葉を敷き詰めてテントサイト完成。焚火跡もあり快適。
小雨が降ってきたので宴会撤収して明日に備えた。
8/4(土)
せっかくのB沢遡行だが、天気は悪く曇り空。C沢出合いから滝が連続する。さほど困難なものもなく、核心らしい滝もない。すべてロープを出さず直登していく。これでもかと滝がポンポン出てくるので全く飽きない。やっぱり日高の直登沢は楽しいなぁ。みんなそこそこ登れるのでペース早く、はぁはぁ息荒くしどんどん高度を上げていく。
標高もそこそこになってくると、明日遡行予定の中ノ岳北西面が見える、雪渓を確認する。ちなみにB沢はなし。
C1500くらいから藪漕ぎになる。途中謎のドラム缶あり。ハイ松帯は辛いが、時折お花畑がでてくるので癒される。
ピークより30mほどの東尾根夏道稜線にでる。三人で握手を交わしての登頂となった。景色はそこまで遠くは見えないが、素晴らしい雲海で達成感みなぎる。1839が見たかった、次はあそこを遡行したい。
下降はA沢。東尾根を下り、視界が少し良くなり沢型を確認してからA沢へ向けて下降する。C1350とC930の二つの大滝は注意しなければいけない。
C1350の大滝はハーケンが打ってあったが左岸を慎重にクライムダウン。怖いがホールドはある。A沢は両岸岩壁で切り立っており沢幅も狭い。途中、標高忘れた(C1050)あたりにチョックストーンの滝の上に雪渓崩落個所あり。しかも完全に崩落しきってなくまだ巨大雪渓が左岸側に残っていた。クライムダウンで降りることもできそうだったが、雪渓でボラードを作り懸垂した。上の雪渓が落ちて来たらひとたまりもないだけに、ハラハラドキドキで急いで対処した。でも下から見ると巻きでもっといいルートがあったので偵察はしかりするべきであった。
C930の4段40mの滝は右岸を巻き、隣のガレを落石に注意して一人ずつ降りた。ここで自分が枝を下から枝を引っ張った時に、拳二個分くらいの石ごと持ってきて右ひざに直撃しダメージを食らう。
早い時間帯にテンバに到着。明日の中ノ岳のために少しでも先に進むつもりだったが、テント撤収やここがあまりにも快適だったのでこの日の行動は終えた。大学院の試験を控えており少しでも早く下山したがっていたHには申し訳ない。
昼過ぎから酒を飲み、焚火横でぐだぐだ。酒うま、焚火あつ。
8/5(日)
昨日のぐだぐだした時間を取り戻すべく、日の出前からヘッデンで行動を開始する。C660分岐まで引き返し、右股に入る。C780二股は右を取り、中ノ岳北西面を登る。
C850からC980まで滝の連爆帯。リーダーのDZ氏にかわりHがトップで引っ張る。
C950に20mのきれいな滝。山谷には右岸巻きと書いてあるが、左岸のバンド状をトラバッてみようと試みたがそのトラバリが外傾しており見た目以上に難しそうなので諦める。登路を探しているとき、DZ氏がへらへらと「右岸登ってもいいですか?」。一番実力あるので満場一致のどうぞどうぞ。滝うまそう。
下はもろにシャワークライミングになっていたので雨具を着込む。ハーケンで支点を二カ所とって上へ抜けた。さすがの登攀力で自分も早く自信をもって俺が行くと言えるようになりたい。
その上に幅の広い二段15m+5mの滝。左岸より一段目登る。二段目は左岸の端から登ると少しかぶり気味で難しいので、幅1mのバンド状を恐る恐るシャワートラバース。真ん中まで行きそこから二段目を登る。緊張の登りとなった。
そのあとも直登可能だが、ぴりりとした滝が続く。個人的にB沢よりも面白い。
B沢から見えていた長い雪渓は問題なかった。上部はものすごいガレで落石注意。
源頭付近は、二股の読図は難しく、いったん左股を取ったが中間の尾根から右股に移ったりした。右股に移る前の左股に岩に埋め込まれた札幌山岳会のレリーフがあった。
たいした藪もなくあっさりと中ノ岳西のコルに無事。
稜線はガスで風も強い。ザックをコルにデポして空身でAt。稜線上はハイ松がかぶっているが道がわかる。枝切った跡あり。
中ノ岳の登頂で拳を合わせる。寒いので写真を撮って降りる。H「実はペテガリ、中ノ岳が日高で踏みたかったピーク二位三位なんですよ。」と嬉しそう。
下降はニシュオマナイ沢南面。事前情報によるとルートファインディングに間違えるととんでもない大滝にぶち当たるそうだ。稜線上の・1372岩峰から南西に沢を下ると簡単だと聞いたのでそのルートを目指す。稜線上は鹿道があるが、交錯してるのと視界がないので分かりずらい。
・1372を確認し下る。(この時は完璧1372峰だと信じ込んでいたが実は違った。後述。)
急な笹帯をすべるようにして降りていたが、C1000で突如、沢が落ちており先が見えなくなる。滝だ。嫌な予感がした、このルートはそんな滝が出てくる話ではない。下を覗こうにもあまりの落差で下が見えない。ここで初めて読図を間違ったことに気付く。稜線状の・1372だと思い込んでいたところは、そこより手前の地点だった。岩峰と聞いていたのでおかしいと思った。地形的にもしっかりコルあるねと確認してたが、1372峰の南のコルとその手前のコルを勘違いしていたのだ。
きたからにはショウガナイ。下るしかない。
右岸を確保しながらクライムダウンで降り、途中から木を支点に懸垂下降二回で下に降りた。計3ピッチ。降りた先が二股で恐らくC960で、やはりルート間違いだった。降りた右股同様、左股も100m程の滝になっている。
幸い、ロープ二本と装備はあったので事なきを得る。
下流を目指すうちに太陽も出てきて飛び込みながらくだる。
地図的にC440あたりから神威岳に向かう夏道が出るはずだが完全スルー。地図で夏道が林道に変わるところがC430の夏道だと思い込み、「あと夏道一時間半くらいあるかないとねー」とか話していたら、10分で神威山荘に着いた、馬鹿です。恥ずかしい。
最後は大失態だったが、なにはともあれ無事に山行を終えれてとても嬉しい。
JR千歳駅で回収してもらい出発。入山口となる神威山荘まで長い長い林道を走った。5年前、ペテガリ岳の帰り、この林道を歩いたが、今はもう考えたくない距離だ。林道はゲートが開放されているが飛ばしすぎに注意。小雨が降っておりなんだかブルーになる。入山前はいつもこんな感じだ。
23時過ぎに神威山荘に到着して、明日から始まる沢旅に備え就寝。
8/3(金)
サッシビチャリ沢1839峰を目指す同じ団体の別パティーに送ってもらい、神威山荘から来た道を数百m引き返してペテガリ山荘方面へ出発。ベッペリガイ沢川沿いの林道までは、はっきりとした巻き道と豊富なピンクテープを頼りに沢を詰めて尾根を乗り越す。ダニ?らしき虫が飛んでおり振り払いながら進んだ。思い返しただけでも体が痒くなる。
ベッピリガイ沢川林道は整備されており歩きやすい。入渓はペテガリ橋から。河原歩きから始まり、沢が北に向きを変えると函地形が始まる。先頭のリーダーDZ氏のペースが恐ろしく速く、メンバーHもそれに負けじと追随する。H「こりゃ少し本気を出さないと置いてかれるな」と思ったらしい。自分は少々遅れ気味で先が思いやられた。
溯行して15分で二段の函滝が現れる。事前情報によると、直登困難で左岸巻きの崩壊が激しく、下流の核心とされている所だ。それでもDZ氏は右岸直登を試みたが、仮にロープを出してもフォールした時は滝に打たれて這い上がれずthe endと判断し、直登諦め左岸巻きをする。それでも右岸登れそうだとDZ氏が言うのだから、さすがである。
手前の左岸ルンゼを詰めるが途中ホールドも乏しくなり行き詰まる。上に抜けていたDZ氏にロープを出してもらい多少のテンションをかける。そこから確保しながら脆い草付きのリッジを越えて笹帯にあがりトラバース。トラバース後、懸垂で沢に降りるがここでハプニング発生。二番手のHがロープの流れが悪いと判断し、ピンを変えた際にロープが絡まった状態で懸垂したためロープが確保器を通らず、止まってしまった。しかも、空中懸垂状態の時に起きてしまったのでテンションが抜けずにどうする事も出来ずに宙吊りになってしまった。なんとか、プルージック登りでテンションが抜けロープを解くことができた。旅にはトラブルが付きもの。諸動作を煩ってしまうと痛い目に遭うことを学んだ。
函地形とエメラルドグリーンの渓相が美しい。最初は頑張ってへつっていた函も晴れ間が覗くようになり、自然と泳ぐ回数も増える。
ベッピリガイ山からの支流を確認しすると、滝が二つ程でてくる。
一つ目は左岸がスラブになっている滝。スラブの凹角になっている所を登る。
二つ目はアーチ状の流木が架かっている。ハイステップで左岸直登。フリークライミングで鍛えた力が生きている。
明後日の中ノ岳への分岐C660二股を確認して、河原を進んで・737分岐に到着。テンバは・737から50m程奥に進んだ左岸。バイルで土を掘り起こし、葉を敷き詰めてテントサイト完成。焚火跡もあり快適。
小雨が降ってきたので宴会撤収して明日に備えた。
8/4(土)
せっかくのB沢遡行だが、天気は悪く曇り空。C沢出合いから滝が連続する。さほど困難なものもなく、核心らしい滝もない。すべてロープを出さず直登していく。これでもかと滝がポンポン出てくるので全く飽きない。やっぱり日高の直登沢は楽しいなぁ。みんなそこそこ登れるのでペース早く、はぁはぁ息荒くしどんどん高度を上げていく。
標高もそこそこになってくると、明日遡行予定の中ノ岳北西面が見える、雪渓を確認する。ちなみにB沢はなし。
C1500くらいから藪漕ぎになる。途中謎のドラム缶あり。ハイ松帯は辛いが、時折お花畑がでてくるので癒される。
ピークより30mほどの東尾根夏道稜線にでる。三人で握手を交わしての登頂となった。景色はそこまで遠くは見えないが、素晴らしい雲海で達成感みなぎる。1839が見たかった、次はあそこを遡行したい。
下降はA沢。東尾根を下り、視界が少し良くなり沢型を確認してからA沢へ向けて下降する。C1350とC930の二つの大滝は注意しなければいけない。
C1350の大滝はハーケンが打ってあったが左岸を慎重にクライムダウン。怖いがホールドはある。A沢は両岸岩壁で切り立っており沢幅も狭い。途中、標高忘れた(C1050)あたりにチョックストーンの滝の上に雪渓崩落個所あり。しかも完全に崩落しきってなくまだ巨大雪渓が左岸側に残っていた。クライムダウンで降りることもできそうだったが、雪渓でボラードを作り懸垂した。上の雪渓が落ちて来たらひとたまりもないだけに、ハラハラドキドキで急いで対処した。でも下から見ると巻きでもっといいルートがあったので偵察はしかりするべきであった。
C930の4段40mの滝は右岸を巻き、隣のガレを落石に注意して一人ずつ降りた。ここで自分が枝を下から枝を引っ張った時に、拳二個分くらいの石ごと持ってきて右ひざに直撃しダメージを食らう。
早い時間帯にテンバに到着。明日の中ノ岳のために少しでも先に進むつもりだったが、テント撤収やここがあまりにも快適だったのでこの日の行動は終えた。大学院の試験を控えており少しでも早く下山したがっていたHには申し訳ない。
昼過ぎから酒を飲み、焚火横でぐだぐだ。酒うま、焚火あつ。
8/5(日)
昨日のぐだぐだした時間を取り戻すべく、日の出前からヘッデンで行動を開始する。C660分岐まで引き返し、右股に入る。C780二股は右を取り、中ノ岳北西面を登る。
C850からC980まで滝の連爆帯。リーダーのDZ氏にかわりHがトップで引っ張る。
C950に20mのきれいな滝。山谷には右岸巻きと書いてあるが、左岸のバンド状をトラバッてみようと試みたがそのトラバリが外傾しており見た目以上に難しそうなので諦める。登路を探しているとき、DZ氏がへらへらと「右岸登ってもいいですか?」。一番実力あるので満場一致のどうぞどうぞ。滝うまそう。
下はもろにシャワークライミングになっていたので雨具を着込む。ハーケンで支点を二カ所とって上へ抜けた。さすがの登攀力で自分も早く自信をもって俺が行くと言えるようになりたい。
その上に幅の広い二段15m+5mの滝。左岸より一段目登る。二段目は左岸の端から登ると少しかぶり気味で難しいので、幅1mのバンド状を恐る恐るシャワートラバース。真ん中まで行きそこから二段目を登る。緊張の登りとなった。
そのあとも直登可能だが、ぴりりとした滝が続く。個人的にB沢よりも面白い。
B沢から見えていた長い雪渓は問題なかった。上部はものすごいガレで落石注意。
源頭付近は、二股の読図は難しく、いったん左股を取ったが中間の尾根から右股に移ったりした。右股に移る前の左股に岩に埋め込まれた札幌山岳会のレリーフがあった。
たいした藪もなくあっさりと中ノ岳西のコルに無事。
稜線はガスで風も強い。ザックをコルにデポして空身でAt。稜線上はハイ松がかぶっているが道がわかる。枝切った跡あり。
中ノ岳の登頂で拳を合わせる。寒いので写真を撮って降りる。H「実はペテガリ、中ノ岳が日高で踏みたかったピーク二位三位なんですよ。」と嬉しそう。
下降はニシュオマナイ沢南面。事前情報によるとルートファインディングに間違えるととんでもない大滝にぶち当たるそうだ。稜線上の・1372岩峰から南西に沢を下ると簡単だと聞いたのでそのルートを目指す。稜線上は鹿道があるが、交錯してるのと視界がないので分かりずらい。
・1372を確認し下る。(この時は完璧1372峰だと信じ込んでいたが実は違った。後述。)
急な笹帯をすべるようにして降りていたが、C1000で突如、沢が落ちており先が見えなくなる。滝だ。嫌な予感がした、このルートはそんな滝が出てくる話ではない。下を覗こうにもあまりの落差で下が見えない。ここで初めて読図を間違ったことに気付く。稜線状の・1372だと思い込んでいたところは、そこより手前の地点だった。岩峰と聞いていたのでおかしいと思った。地形的にもしっかりコルあるねと確認してたが、1372峰の南のコルとその手前のコルを勘違いしていたのだ。
きたからにはショウガナイ。下るしかない。
右岸を確保しながらクライムダウンで降り、途中から木を支点に懸垂下降二回で下に降りた。計3ピッチ。降りた先が二股で恐らくC960で、やはりルート間違いだった。降りた右股同様、左股も100m程の滝になっている。
幸い、ロープ二本と装備はあったので事なきを得る。
下流を目指すうちに太陽も出てきて飛び込みながらくだる。
地図的にC440あたりから神威岳に向かう夏道が出るはずだが完全スルー。地図で夏道が林道に変わるところがC430の夏道だと思い込み、「あと夏道一時間半くらいあるかないとねー」とか話していたら、10分で神威山荘に着いた、馬鹿です。恥ずかしい。
最後は大失態だったが、なにはともあれ無事に山行を終えれてとても嬉しい。
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