庚申山〜鋸山〜皇海山
- GPS
- 28:11
- 距離
- 27.7km
- 登り
- 2,752m
- 下り
- 2,734m
コースタイム
2日目:0440庚申山荘 - 0520庚申山 - 0700鋸山 - 0810皇海山0840 - 0930鋸山 - 1000六林班峠 - 1140庚申山荘1220 - 1300一の鳥居 - 1340かじか荘
天候 | 1日目:晴れのち曇り 2日目:1日目と一緒。。。 |
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過去天気図(気象庁) | 2012年08月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
登山届は銀山平と一の鳥居にポストあり。 庚申山荘利用者はかじか荘での受付時に提出を求められます。(用紙あり) 庚申山までは庚申山荘から上にちょろっと岩場がありますが、ワリと安全。 庚申山以降は笹薮注意。(服装は長袖・長ズボンを勧めます) 鋸山手前と直後は結構急なので慎重に。 皇海山に向かって鋸山山頂直下の岩場を降りた後、 道なりだと左側(ピークを巻く感じ)に行ってしまう踏み跡がありますが ピンクテープのある右の道(尾根道に続いている)が正解です。 (鋸山と不動沢のコルの間のログが2つに分かれているところです。) あと何気に六林班峠からはトラバース気味で道幅も狭いので注意。 帰りにかじか荘で温泉に入りました。アルカリ性のお湯でお肌すべすべ♪ 庚申山荘利用者は温泉が半額になります。 |
写真
感想
久々にテント泊。
庚申山までしか行った時なかったので、庚申山荘で一泊→翌日皇海山へゴー。という計画で出発。
かじか荘まで車で到着、計画書を出してイザ林道ウォークへ。
ここは、、、まああれですね。長いだけ。ダラダラ1時間歩いて一の鳥居着。
やー、久々のテン泊装備は重い、、、と思いつつイザ登山道へ。
つっても山荘まではそんなに急登なし。
ゼヒゼヒ言いながら1時間ぐらいで山荘着。ご無沙汰してます。
テントを、、、どこに張れと?ワリと平らな場所なし。
とりあえず山荘内を探索すると、、、テント泊の料金がガムテで覆われてます。
これは、、、タダ?テン泊禁止になったの?と悩みつつ、ま、人も少なそうだし小屋泊で良いや。あんま平らなトコないし。
早々にヘタレたとこで取りあえず昼食ー。
本日の昼食はチキンラーメン。ん〜、安定感あるなぁ。
食べ終わったトコで、する事ナッシン。庚申山まで登っても良いけど、大して視界も無いしなぁ。
小屋前にあった案内板を見て、天下の見晴らしへ15分とあったので、そちらへ。
するするっと歩いて10分程で着。
んむー、見渡す限り山だらけ。けっこう山深い。
庚申山は下から見ると岩山なのがよく分かります。岩壁って感じ。
しばし佇み、山荘へ帰着。
やる事無いので昼寝・・・
4時過ぎぐらい?ガヤガヤと後発パーティが。
連続して2組いらさったので、畳部屋の真ん中で昼寝してた布団を端っこにずらします。
こんちはー。
メシ喰って(夕食はアルファ米+瞬間美食香る野菜カレー)寝リ。
皆さん18時には寝体制。
、、、20時ぐらいに目が覚め、トイレへ。
ここのトイレは山荘外のバイオトイレ(定員1人)で、先に人がいたのでちょっと待ちます。
ム、視線!、、、と横を見ると闇夜に光る金の眼差し。鹿。
静かなもんで、ヘッデンには慣れてるのかコチラを気にしつつも草をはみはみしてました。
トイレを終え就寝。
今度は無事朝3時までグスりー。
起きたらトイレ。と外に出るとまた鹿が。昨夜のやつよりちっさかったので別のコだと思いますが、、、あれですかね、ヒトの食べ残し的なのに寄って来てるのかねぇ。塩撒くと舐めに来るって言うし。。。
んー、イくないねぇ。
朝飯(棒ラーメン+昨夜のアルファ米残り)を食べ終え、出発ー。
庚申山頂まではイッキなしの急登でヘロヘロ。
相変わらず愛想のない山頂をスルーして見晴らし的な崖へたどり着くと、、、んあー、鋸山も皇海山もガスの向こう。晴れないかしら。。。
ちっと一息入れて、鋸山へゴー。
下り下り、、、としばらく行くと、も、笹ッパラ。
朝露が冷たいぜ。
下った後鋸山手前まではそれほどの登りはないんですが、、、ハチなりアブなりがいっぱい。耳元でブンブンやられると落ち着かないなぁ。
笹原に入ると遭遇率が高かった気がしますが、暫く着いて来たりしてやーな感じ。
・・・というイライラをくぐり抜け、剣の山へたどり着くとちょっと視界が。
こっからは鋸山も皇海山もばっちし。ガス取れてステキ。
こっから鋸山まではちょちょいで到着。
いやー、晴れたー。て感じの快晴。下の方にガスがあって午後までにはあがって来そうな感じだけど、ワリと好きですこの感じ。
皇海山へは、、、ガツッと下りの後、グイッと登り返し!となかなかのお手前。
下り途中で道が分岐、、、というか主ルートは尾根沿いらしいところを左に折れて巻く感じの道に僕は入ってったんですが、上からtakezo氏の声が。曰く「こっちが主ルートみたい」。んむー。確かに踏み跡薄いしなぁ。。。一応下の方までピンクテープも有ったんですが、そこからほっとかれ気味。。。
尾根に向かう方に薄い踏み後を辿ると、主ルートへ合流。んー、独りなら引き返したかなー、ぐらい薄い道でした。
その後、登り返しー。
けっこ急ななか登って、傾斜がゆるくなったなー、と思い始めた頃に皇海山山頂着。
・・・ここも木に囲まれてあまし視界なしー。
さ、メシメシ(カップヌードルご飯カレー味。アルファ米より良いかも。)。
腹もクチくなったところで下山下山ー。
下り終え、鋸山へ登り返し始めたトコでとある単独行者に遭遇。「先に独りの人に会いました?」
んー、犬連れの人にしか会ってないですねぇ。
何でも庚申山まで一緒だった人が先に行ってるハズなんだけども、とのこと。
さっきのうっすい道の方にいったんじゃないのかねー?と話つつ、単独の方は一緒に引き返し。
合流点からtakezo氏が巻きルートへ行ったので僕は来るとき通らなかった尾根沿いに。
人が居れば声は届く距離なんだよなぁ。
単独の方と戻りつつ、、、と下の方で会話する声が。無事合流した模様。こっちからも声をかけて、無事を確認。よかったよかった。
はぐれた方は単独の方を待って座っていたとの事なんで、探しに行かないと主ルートの方にも暫く人通らなさそうだったし、厳しかったかも。
単独の方は引き返されて立派。
・・・鋸山は帰りの登りの方が厳しかった。急な上に足下もちと頼りない感じ。
登りきれば後は下りだぜ!って事で気はかなり楽に。
さ、ザッザカいくぜー、と下り始めると、これがまた笹だらけ。
こっからの方が凶悪です。
日が登ってる分、朝露で冷たいってのが無くなり、変わりに蒸発しかけでムワッと来ます。んむ、不快。
笹だらけー、を進んで行くと結構歩いたかな?てぐらいで六林班峠。庚申山荘への標識がこっそり出てるトコで折り返し気味に進路を変えてゴー。
と、こっからが長い長い。
延々とトラバース気味のほっそい道をズンズン歩いてくと、時折沢に当たり、幾つか越えてきます。
そのうちの一つで藻に足を取られて左膝を強打。んぐー。
その後は特に何もなく延々とてふてふ歩いてくと、天下の見晴らし分岐着。
もちょいー、と半ば終った気で庚申山荘着。
今回使わなかったテン泊装備をデポってたので、回収、片付けをちらっとして、さあ下山。
んむー、やっぱ重いー、と思いつつも、下山完了→かじか荘で温泉、なので風呂のことだけを考えてザックラザックラ一の鳥居まで下り、てふてふ林道をあるいてかじか荘着。
おつかれさまでしたー。
※下山後、かじか荘で庚申山荘でのテン泊て禁止なんですか?と聞いたトコロ、大丈夫だそうです。
んむー。ま、布団で寝れたし、いいか。
庚申山からの皇海山です。
栗原川林道の通行止めが続き、皇海山は林道を歩くか庚申山経由でしか行けないためハードルが上がりましたね〜。
危険個所は鎖や梯子等で整備はされているものの、庚申山〜皇海山は一般的な登山道の感覚だと、
登山道というよりは、けもの道?踏み跡?って感じでちょっとビビります。
もうちょっと登山者が増えれば笹薮も踏まれて楽に歩けるようになるのかな〜。
全体的に秘境感満載で、山奥に来たんだな〜って感じが、いやっていうほど感じられます。
距離もそこそこあるので単独行はちょっと心細くなるかもしれません。
そう言うこともあってか、百名山の割に人が少ないです。
特に、庚申山〜皇海山はすれ違ったのは10人。女性は1人も見かけませんでした。
世俗を離れ自然に嫌というほど塗れたい人にお勧めですw
さて、初日は銀山平から庚申山荘まで。
最初の林道が長いのは最初からちょっとテンションをさげさせますが、
ここの登山道はよく整備され、渓流沿いなんで涼感があって良い道です。
1時間ほどで一の鳥居。そこからまた1時間ほど進むと庚申山荘に着きます。
庚申山荘はキレイなバイオトイレもあり、小屋は若干の古さは感じるものの立派な作りです。
キレイな炊事場でお湯を沸かし、昼ご飯を食べてすることもなく暇なので
庚申山荘から15分の天下の見晴しという場所に行ってみることに。
岩が露出して南側が切れ落ちているので確かに見晴らしは良いですね〜。
戻って本を読んでいると3人パーティーと4人パーティーが来ました。
今日の宿泊客は自分たちを入れて9人。
広々とした部屋で早めに寝て明日に備えます。
メインの2日目。
3時起床のはずが、寝坊してしまい3時半過ぎに。
出発は4時の予定が4時半になりました。
空は明るくなりかけてますが、ヘッドランプを点けて登り始めます。
庚申山までは道も良く整備されています。
庚申山山頂に着いて、周りはガス。。。皇海山もガスの中です。
庚申山から先は途端に道が悪くなります。
滑りやすい急斜面を降りて鞍部に出ると、背丈と同じぐらいの高さの笹が現れます。
登山道は完全に笹に覆われていますが、微かな隙間が進む方向を示しています。
笹薮を掻き分け掻き分け進むと登り返しが始まります。
ここでブーーンという大きな羽音の黄色と黒の縞々の虫に纏わりつかれます。
その姿からスズメバチ!?と思ったのですが、どうも威嚇している感じとは違う気がして
登山道の先の方を見てもそれ以上ハチが飛んでる様子もないのでひとまず先に進んでみます。
(家に帰って調べてみたら、アカウシアブというスズメバチにそっくりな吸血アブのようでした)
ちょいちょい現れる笹薮を掻き分け、鎖やトラロープや梯子が付けられた急斜面が続く登山道を進み、
薬師岳、白山、剣の山と進むにつれてガスも晴れてきて、遠くに富士山も見えます。
さらに進んでようやく鋸山に到着しました。
ここは見晴し良いですね〜。
すっかりガスも晴れて皇海山が目の前にドーン!といい感じで見えています。
こっからガツッっと降りてちょっと登ってまた降りて、
最後は皇海山まで300m弱登り返さないといけないと思うと
ちょっと気が滅入りますが、とにかく先に進みます。
皇海山本体へ取り合付き、急登をヒィヒィ登ると斜度が徐々に緩やかになってきて、ようやく頂上に着きました。
他に人はいなく皇海山の頂上独占ですが、展望無いんですねぇ。
山頂で食事休憩を取り帰路へ。
帰りはコースを変えて六林班峠経由で帰ることにしたので
鋸山まで戻って笹原の急斜面を南西方向に下って行きます。
今までも危険個所には鎖や梯子等はあるものの、しっかりと整備されてるとは言い難い道でしたが、
ここから先はさらに心細くなり、登山道というよりは、踏み跡を辿っていくような感じです。
しかも、その踏み跡もところどころ笹が覆っていて足元を見ながら掻き分けて進んでいきます。
そんな風に歩いていると、笹に隠れた倒木に足を引っかけたり、
大きな倒木が道を塞いでたりとなかなか気を抜けません。
六林班峠に着くと今度は道がトラバース気味になりますが道幅が狭いため、
谷側の笹を踏み抜いて滑落しないよう、足を置く位置に気を遣い、山側の手で笹を掴みながら歩いていきます。
いくつかの沢を横切り、うんざりするぐらいひたすらひたすら笹のトラバース道を進んで行くと、
ちょっと開けた感じの良い笹原の場所に出ます。
ここまででやっと六林班峠〜庚申山荘間の2/3ほど。。。
再びトラバース道になってしばらく進むと昨日行った天下の見晴しとの分岐に着きました。
ここまで来れば庚申山荘は10分ほど。ラスト頑張って歩いてゴール!
した気になりますが、下山はまだでした。
置いていった荷物をパッキングして、良く整備された道と林道をさっさか歩いて今度こそゴール!
疲れました。。。
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