イブネトライアングル+鈴鹿の上高地
- GPS
- 09:03
- 距離
- 18.2km
- 登り
- 1,097m
- 下り
- 1,085m
コースタイム
- 山行
- 6:37
- 休憩
- 2:14
- 合計
- 8:51
天候 | 晴れ 一時曇り 【気温】 登山口:0℃ イブネ北端:4℃ 千種街道に合流:11℃ 根の平峠:6℃ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2019年12月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
写真
感想
雪の便りも聞かれる季節になり、久し振りにイブネを歩きたくなった。
甲津畑から行くか、それとも朝明から行くか迷うところだが、
鈴鹿の上高地にも寄り道したいので朝明から向かおう。
行動時間が短い季節でも、以前歩いたコースなら問題なく戻れる事が
わかったが、数回にわたる徒渉で時間が左右されそうなのでコースは
現地判断という事で根の平峠へ向かうと、伊勢谷の水量ももすっかり
減っていた。
タケ谷も上水晶谷も靴を濡らす事無く徒渉を終え上水晶谷の左岸から
向かった神崎川も飛び石伝いで簡単に左岸の小峠出合へ移る事が出来た。
これならこの後も徒渉に悩む事は無さそうだ。
スタンスに乏しいV字谷をほぼ力づくで突破した小峠からは
南東方向に延びる北端尾根の急登が始まる。
時々覗ける雨乞岳の姿に気を紛らせながら高度稼ぎに専念すると、
しばらくして一段と傾斜を増した尾根筋に出る。
溜息混じりに周りを確認すると、西側の尾根下に捲き道が
付けられていた。靴底一足分の頼りない踏み跡は、やがて左手に
谷底が近づいた辺りで尾根芯へ戻っている。灌木が茂る曖昧な尾根芯を
辿り右から急な尾根を併せると1100mのコブに到着し、小峠から続いた
急登もやっと落ち着き、雰囲気は頂上近しを感じさせる。
強い風にさらされて高昌山に寄り道し、霜柱を踏んでイブネ北端に
立てばもう頑張る登りは無い。大きく広がる苔の台地をクラシ、銚子と
歩き、イブネのステージと対峙して行動食を頬張っている間に、
一面濃いガスに覆われてしまった。しばらく待っても回復しないので
諦めて真っ白な銚子を離れる。
念のためコンパスで南を確認し、熊ノ戸谷、熊ノ戸平を経て
視界が閉ざされたままのイブネへ登り返す。
苔の台地に点在する馬酔木をぬって、何とか木札が下がるイブネ中心点に
到着しイブネトライアングルを終了するが、長居をするような気持ちには
ならず、残念だが南尾根で下る事にする。
ガスの中をウロウロして見つけた下降点のシロヤシオから南尾根を
下ると千種街道はあっという間だ。
下重谷を跨いだ登山道脇で早速昼食の準備をしていると
皮肉な事に青空が戻ってきた。
暖かい陽射しを受けてカップ麺をすすり、タバコをくゆらせ
時計を見ると12:00だ。
これで予定通り鈴鹿の上高地に寄り道しても、余裕をもって
16:00前には朝明に戻れるだろう。
【緑が褪せた冬枯れのイブネをたっぷり味わうつもりが
ガスに覆われ残念な結果になってしまったが、鈴鹿の上高地を
含めてもじっくり歩けるこのコースは定番になりそうだ。】
コメント
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こんばんはonetotaniさん
初冬の愛知川上流と上高地、雪の時期を控え、落ち葉をザクザク踏み締めて歩ける良い季節ですね。onetotaniさんにとっては歩き慣れたコース、長距離でも余裕が感じられます。味わいながらじっくり歩くことができましたね、お疲れさまでした。
季節を変えて何度も通うことでより一層楽しめる山域、次のステージは雪の季節です。甲津畑から歩く清水の頭やイブネですね。
teppanさん 今晩は。
イブネの台地を巡る時間帯にガスに覆われたのが残念です。
行動時間が限られる季節ですので、晴れ間を待っているわけにはいかず
諦めて下りました。
冷たい風に吹かれ、霜柱を踏んで歩きましたが、
鈴鹿の上高地ではあちこちでテントを見かけました。
焚火の後始末はお願いしておきましたが・・・。
まもなくアイゼンやワカンを準備して山に向かう時期も近いですね。
そして、鞍掛峠やスカイラインがまもなく冬季閉鎖され、
鈴鹿がちょっぴり遠くなりますね。
こんばんは。
今回もロングルートですね お疲れ様です。
鈴鹿奥地の見どころを周回できる贅沢なルートですね。
帰りには鈴鹿の上高地まで立ち寄って、鈴鹿の秘境のいいとこどりのような感じです。
積雪前のグリーンイブネやしっとりとした落葉の上高地を楽しまれたことと思います。
静かな近江鈴鹿を堪能できましたね
totokさん 今晩は。
イブネと上高地を組み合わせて歩ける、杉峠をショートカットするコースは
有難いです。
人気の山、イブネでは全く独占状態でしたが、上高地ではテント泊の方が
多く見えました。
雪が降ると二つを絡めて歩く事ができないので今回出掛けましたが、
迎える雪のシーズンも別々にでも楽しみたいですね。
早朝の、南アルプスまで望めた好天が
途中から崩れたのは残念でしたが
ガスの中で、しっとりした雰囲気は
より幻想的に思えます。
谷の美しさは、季節ごとの
趣がありますね。冬枯れの木々と
少なめの水量が、地形の美しさを
引き立てているように感じました。
komakiさん 今晩は。
午前中は持ちそうな予報でしたが、生憎ガスに捲かれたイブネに
なってしまいましたが、冬枯れの明るい雰囲気も落ち葉を踏みしめて
歩く気分も良いものです。
幸い数多くの徒渉にも悩むことなく計画通りの時間でお気に入りの
コースを周回できました。
積雪期に入ると歩ける距離も限られ、国道の冬季閉鎖が始まるとアプローチが
延びて山選びにも悩みますが、今から雪の鈴鹿も楽しみです。
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