至仏山[鳩待峠-山ノ鼻-至仏山-鳩待峠]
群馬県
oyasu
その他1人 - GPS
- 05:45
- 距離
- 11.4km
- 登り
- 845m
- 下り
- 844m
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11:08小至仏山11:09〜11:29オヤマ沢田代11:29〜12:20鳩待峠
| 天候 | 雨後曇り |
|---|---|
| 過去天気図（気象庁） | 2012年08月の天気図 |
| アクセス |
利用交通機関：
自家用車
当日はマイカー規制日ではなかったことから鳩待峠に駐車できました。 130台 2,500円/日 ※6時には満車になったようです。 鳩待峠に駐車できない場合は戸倉の駐車場に停めて乗合バス・乗合タクシー を利用します。 ・250台以上 1,000円/日 ・900円/片道人〔4:40(戸倉発)〜17:10(鳩待峠発)〕 |
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感想
お盆休みを利用してアルフェスタくんと登山に行くことにしましたが、どこの
山にしようかいろいろと悩んだ結果、去年は約30kmも歩いて燧ケ岳を登ったこ
とから、今年は余裕をもって至仏山に登ることにしました。
事前の天気予報では当日は曇り後時々晴れとなっていましたが、天候は不安定
との解説もあったため、日の出と同時に登ろうと計画し、夜中に仮眠もせずに
家を出発、朝4時に鳩待峠に着きました。
鳩待峠の駐車場には、既に約30台近くの車が駐車していました。
我々も事前に調べて当日はマイカー規制が解除され、鳩待峠に駐車できること
を知っていましたが、もっと早くに来ている人がこんなにいるとは予想外でし
た。
マイカー規制が解除される日でも、今のシーズンは、早朝6時に来たのでは既に
満車の可能性があるので要注意です。
駐車場で明るくなるのを待っていると、集金のおじさんがやってきて2,500円/日
が徴収されましたが、数台が鳩待山荘の前に停めれるので、そちらに移動して
いいと言ってくれたのでラッキーでした。
車を移動させしばらくすると空が薄明るくなってきました。
さぁ出発だーと意気込んだとことで、雨が小雨から本降りになってきました。
事前の予報では曇りだったはずなのに。。。
仕方がないので少し様子を見ることにして車で仮眠していると、2人とも本寝
になってしまい、眼が覚めるとすっかりあたりは明るくなって6時を過ぎてい
ました。
しかし、雨は一行に弱まる様子はないため、レインコート＆ザックカバーを装
着して出発準備を整えました。
いつも晴れの日を狙って登山してきたため、途中、小雨に降られることはあり
ましたが、本降りのなかのトレッキングは屋久島以来です。
雨の尾瀬も風情があっていいものですが、天候が回復することを期待していざ
出発です。
鳩待峠から山ノ鼻の登山道は緩やかな木道の階段を延々と下って行きます。
出発早々に長い下りの道のりでスタートすることから、3.3kmと距離は長いです
が、その長さをさを感じさせず歩くことができます。
道中、崩落箇所が何箇所かありましたが、既に修復工事がなされているため歩
行には全く支障ありませんでした。
雨で木道が滑りやすくなっていましたが、ゆっくり気をつけて歩いている分に
はまったく問題ありませんでした。
鳩待峠から山ノ鼻までは約45分で到着。
山ノ鼻にある尾瀬山ノ鼻ビジターセンターと至仏山荘には、雨宿りを兼ねた登
山者でいっぱいです。
我々も至仏山荘前の小屋で小休止。
軽食をとってお腹も満たされたので、いざ至仏山に向け出発します。
他の登山者も次々と出発しますが、みんな尾瀬沼方面に歩いて行きます。
誰も至仏山方面に歩いて行く登山者がいません。
寂しい〜。でもそりゃそうだよな〜、至仏山が雲で見えないんだもんな〜。
さて、雨が降っているので直前まで悩みましたが、せっかくなので至仏山に向
かう前に植物研究見本園を一周することにしました。
植物研究見本園は一周30分と聞いていましたが、特に花も咲いていなかったの
で、普通に歩いたら20分足らずで一周してしまいました。
さぁ、気合を入れ直して至仏山に向かいます。
至仏山登山道の最初は岩と木の階段が続きますが、本降りの雨のせいで川のよ
うに水が流れてくるので、まるでちょっとした沢登りのような状態です。
しばらくこの状態の登山道を歩くと森林限界になり、ここからは登り専用道に
なります。
この先は蛇紋岩の道になり、雨が降っていなくても滑りやすい岩ですが、今日
は雨のため一段と滑りやすくなっています。
滑らないよう慎重に歩いていくと、おじさんが2人、道の真ん中で休んでいま
したが、そばに近づいていくと、どうやら休んでいるのではなく、1人のおじ
さんは怪我をして倒れています。
怪我をしていないおじさんに呼び止められ事情を聞くと、ここを通りかかると、
倒れていたのでどうされたのかと声をかけると、足を滑らせて骨折したような
ので歩けないため助けを求めれ、ドコモの電波が弱いため、かわりに携帯（au）
で家に連絡をとってあげているところだということでした。
蛇紋岩の登山道では、一人で歩くのも危ないため、このおじさんを担いでアル
フェスタくんと降りてもいいのですが、二次災害の恐れもあるため危険です。
そのため、レスキューを呼ぶのが懸命ということになり、携帯電話で山小屋に
連絡をとるのと合わせて、下山者（本当は登山専用道のため下山するのはだめ
なはずなのですが・・・）に至仏山荘に寄ってレスキューを依頼していただく
ようお願いしました。
しばらく様子を見ていましたが、怪我をした本人は足を怪我した以外は意識も
あって元気なため、最初に声をかけた元気なおじさんがしばらくそばにいると
のことから、我々にできることは何もないため、その場を後にすることにしま
した。
無事に救助されることを祈ると同時に、我々もこの先の道中は十分に注意して
進むよう気を引き締めました。
やがて登っていくと鎖場が3箇所ありますが、補助程度に使うくらいで、特に
危険ではありません。
山頂手前は木道になりだんだん歩きやすくなります。
山頂に着くころは雨も止みましたが、雲の中で何も見えません。
晴れていれば遠くに富士山も見えるらしいのですが、手前の山すら見えません。
残念です。
機会があれば至仏山はまた来たいと思います。
山頂で遅い朝食をとり、下山しました。
小至仏山から先はほぼ下りですが、道はガレ場や木の階段や木道と狭くて歩き
にくい場所もあるため、軽快に下山とはいきませんが、急な傾斜や危険な箇所
はありません。
下山途中、尾瀬ヶ原と燧ケ岳が見えますが、燧ケ岳山頂は熱い雲の中に隠れて
いました。
今日、燧ケ岳に登った人も残念な思いでしょう。
山頂から約1時間40分で鳩待峠に下山しました。
今日の登山距離は約11km、最近の登山のなかでは短い距離のほうです。
なんだかもっと歩きたい気分ですが、今日は天候も悪かったので、早く温泉に
入ってさっぱりして帰ることにしました。
鳩待峠には至仏山の登山道にいた負傷者の方の救助でしょうか？ヘリも飛んで
いましたが、警察、消防、救急車と全て集まっていました。
怪我をされた方は無事救助されたでしょうか。気になります。
一方で山で怪我をしたり遭難したりすると大勢の人を巻き込むことになり、大
変な事態になることを目の当たりにすることになり、今後の登山の教訓になり
ました。
みなさんも気をつけましょう！
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