冬山安全登山講習会in西穂高2020

2020年02月08日(土) 〜 2020年02月10日(月)

• GPS: 05:03
• 距離: 5.7km
• 登り: 522m
• 下り: 506m

コースタイム

1日目

• 山行: 2:06
• 休憩: 0:23
• 合計: 2:29

距離 2.6km 登り 348m 下り 134m

9:37 西穂高口
10:18 10:19 旧ボッカ道分岐
11:08 11:25 西穂山荘
11:46 11:51 西穂丸山
12:06 西穂山荘

2日目

• 山行: 1:14
• 休憩: 1:04
• 合計: 2:18

距離 3.1km 登り 174m 下り 386m

9:12 西穂山荘
9:26 9:52 西穂丸山
10:04 10:41 西穂山荘
11:03 11:04 旧ボッカ道分岐
11:30 西穂高口

2日目は朝から晩まで講習だったのでログはありません。

天候

青空は2日目に一瞬。
あとは曇りか雪か吹雪。
森林限界より上は強風。

アクセス

利用交通機関：

バス ケーブルカー（ロープウェイ／リフト）

往路　毎日あるぺん号
復路　平湯温泉まで山岳ガイドさんマイカーに便乗、平湯温泉から新宿行き高速バス

コース状況／危険箇所等

稜線は強風で肌の露出部分が痛い痛い。

その他周辺情報

新穂高の中崎温泉が大好きです。

写真

2/7 23:58

八王子から夜行バス！
このバス、後ろから3列が足元超広々！
美濃戸口で下車された方の後釜になりゆったり。

2/8 0:13

寝酒を入れた新調ボトル。

2/8 7:41

平湯バスターミナルのトイレが使用不能につき、道の駅上宝に急遽。

2/8 8:19

今回は講習会なので一眼は持参せず、防水コンデジ。寒冷地ではサードパーティー製互換バッテリーが即死するので靴下用カイロを貼り付けました。効果抜群！
ちなみにiPhoneにも。

2/8 9:19

第二ロープウェイから太陽は見えますが期待虚しく...

2/8 9:26

ロープウェイ山頂駅に鎮座するマツコ、ではなく西穂くん。

2/8 9:26

微かに西穂高岳の稜線が見えるような見えないような...

2/8 9:37

さあ、歩きましょう。最初はツボ足で。

2/8 9:51

遊歩道を抜けたらワカンの練習。
西穂山荘までワカンで通しました。
トレースの幅が狭いとこは厳しい。多分ツボ足でも大丈夫と思いますが、最終日はかなり降ってるから明日はどうかな...

2/8 10:13

こんな感じ。

2/8 10:39

雪が少ないから標識がかなり上の方にあると支配人が説明されてました。

2/8 11:02

何度かの急登をクリアして西穂山荘。

2/8 11:04

今年は巡り会えました。昨年は1週間くらい前に傾いて撤去されていたので嬉しい。

2/8 11:20

集合時刻は4時なので、ちょっくら西穂丸山まで行ってきます。ここはアイゼン&ピッケルで。

2/8 11:33

真っ白な世界でしたわ。遠景は全くなし。

2/8 11:35

地面に這いつくばった海老の尻尾。

雪が少ないのと吹き飛ばされて岩が出てます。

2/8 11:44

目印の竹杭にも海老の尻尾。

2/8 11:44

あそこが丸山かねぇ〜

2/8 11:45

丸山でした！

2/8 12:09

西穂山荘に着きました。
雪だるまがお出迎えご苦労様。

2/8 12:56

講習会の受付は3時からということなので、腰を据えて楽しみます。
まずは豚汁。
冷えた体に染み渡る〜

2/8 13:01

持参したラム酒にお湯を入れて。

2/8 13:16

持参した水でお湯を作ります。

2/8 15:17

割り当てられた部屋は『独標』。
何かの因縁が？

2/8 15:16

奥の布団に陣取り。

2/8 16:13

初日のカリキュラムです。
実は16時半からの実技講習は本日2度目の西穂丸山なのでした。
しまった！飲みすぎた(^^ゞ

2/8 19:01

なんとか生還して夕食兼懇親会。

2/8 19:25

なんと今夜は飲み放題！

2/9 6:53

明日のカリキュラムです。
ちなみに私はB班でした。
冬山経験値による分類で3番目だから初心者に毛が生えたくらいか(^^ゞ

2日目の最初は雪洞掘り。
この写真は西穂山荘Facebookページから。雪が少ないので、掘り下げていくとブッシュが出てきてしまいました。

2/9 9:11

こちらは全員で雪を山のように積み上げてショベルでペタペタして掘った、かまくら。
踏み固めた雪を暫く空気に晒しておくと、固まってブロックとして使えるのだと！
ツェルトで入口を作り中に入ると、かなりあったかいんだとか。

2/9 10:38

2番目は新雪ラッセル。
ズボズボ埋まりまくりました。ワカン付けて腰まで埋まったら脱出が大変でした。

2/9 10:39

辛いラッセルですが周囲の景色は美しい〜

2/9 14:10

3番目は滑落停止訓練。斜面をツボ足で登っては、落ちる(笑)

足を下に、うつ伏せ、仰向けで落ちる訓練。
そして怖いのが、頭を下に、うつ伏せ、仰向けで落ちる訓練。
柔らかい雪だからあまり滑らないけれど、ピックを雪に刺してもなかなか止まらない。

2日目の最後は雪崩対策。埋まった仲間を探して掘り出します。
借りたビーコンの優秀さに驚き、欲しい！
プローブは自前のを初めて使いました。5秒以内にセットしろの指導。

2/9 18:56

そして夕食兼懇親会。

2/9 19:13

今夜もまた飲み放題！
ラベルに感動しました！

2/10 5:48

最終日はこんなカリキュラム。

2/10 6:39

朝食はがっつりいただきました。

2/10 7:25

食後にパッキングして出動要請(笑)を待ちます。
が、こんなことやってたら机上講習に遅刻してしまった(^^ゞ

2/10 8:52

最後の実技講習は、この吹雪の中を丸山よりも先に！

2/10 10:23

森林限界超えの稜線は前日より増して凄い風で写真なんて撮る余裕なし！
ゴーグルが曇って足元が見えず、ちょっとした地面の起伏にアイゼンを引っ掛けないよう歩くのに必死でした。

2/10 10:23

閉講式の最後には講師陣から講評というか激励のメッセージをいただきました。
記念撮影では、西穂山荘支配人の粟澤さんのデジカメが寒さで？作動しないトラブル！
代わりに信濃毎日新聞の記者が一眼レフで撮影してくださいました。

2/10 10:46

ガイドさんと一緒にゆっくり下山したい方々（写真の右奥の集団）よりひと足先に出発。
振り返って撮影した写真ですが、手前の2人は、テレビ出演もされる多賀谷ガイドとお客様？でした！

2/10 10:55

土曜日よりさらに積もった感じ。

2/10 11:13

下山途中から渋滞でなかなか進まず...時折風が吹いて樹木の雪が落ちると目の前が真っ白になります。

2/10 11:59

帰りのロープウェイは大陸からの観光客で大混雑。みんなマスクしてるし不気味...

2/10 12:20

下山後はいつもの中崎温泉。3回目。

2/10 12:34

お風呂は貸切状態でした。
初めて来た時に他の方がやっていたコレ。あれは夏の出来事でしたが、今日は雪見酒になりました！
ビールは自販機で売ってます。
風呂上りの脱衣場で、講師を務められた瀧根ガイドとバッタリ！
ゆっくり下山組を引率されていた筈ですが、『随分とカラスの行水だねぇ』と(^^ゞ
尋ねられたので帰り道を答えたら、平湯温泉までマイカーで送って下さると！ありがたく、おねいさん2名と一緒に送ってもらいました。
ちなみに瀧根ガイドはガイド料3万円で冬の西穂高岳まで連れて行って下さるそうです（ガイド経費は別途）。うーん。でも怖い。

2/10 13:12

風呂上りに食堂で飛騨名物『あげづけ』
油揚げに味付けしたもので、好みで七味をかけていただきます。うまいので毎回注文してます400円と安いし。

2/10 13:27

満腹にならないので、朴葉味噌定食900円。単に朴葉味噌を焼いてご飯に乗せて食べるだけですが。

2/10 13:32

休憩室から外を眺めると、降ってます！

2/10 15:36

初めて見たモケケ....
これがモケケかぁ...
1か所に何種類もあるのはなんだかなぁ〜

2/10 15:39

ちょっと高杉ないかい？

瀧根ガイドのランカスターで送っていただきました。ありがとうございました。

撮影機器：

TG-620 OLYMPUS IMAGING CORP.

iPhone XS Apple

装備

MYアイテム

show696

重量：14.46kg

個人装備

アウターシェル インサレーション グローブ 予備グローブ バラクラバ ヘルメット スパッツ サポーター ワカン アイゼン サブザック スリング カラビナ ピッケル ショベル ガス器具 クッカーセット カトラリー 山専ボトル ライター ナイフ 行動食 サプリメント ハイドレーション アルコール飲料 ロールペーパー ツェルト レジャーシート コンパス 笛 ヘッドランプ ファーストエイドキット カイロ モバイルバッテリー ヒトココ サングラス ゴーグル タオル 着替 ストック デジタルカメラ

感想

show696

西穂山荘で毎年開催される講習会。過去に講習風景を目にしたこともあって興味がありました。
たまたまFacebookで開催告知を見て、お値段がそれなり（宿泊費、懇親会費込み44,000円）なので受付開始日まで熟考。
思い立ったが吉日、チャンスは一度、YesかNoか（わかるかな？）ということで、Gmailの送信予約機能を活用して受付開始日時に自動送信して無事受理されました！聞くところによると、受付開始から2分で定員に達したそうですよ。
例年はキャンセルが多いので多めに受付したら案外キャンセルが少なくて44人参加だと。
講習での気付きは後ほど纏めて日記に書きます。
天候はイマイチでしたが、内容の濃い3日間でした。
同室だったB班のメンバー、岐阜ご出身で山梨ご在住の方、米沢からお越しの方とも楽しい会話ができました。
実技講習中はキョロキョロ探しましたが、残念、白い子は出てきませんでした残念。

コメント

yamabotti

おはようございます。
しょうさま。

お疲れ様でした😺

楽しそうですね😺

show696

Re: おはようございます。
yamabottiさん、おはようございます。
楽しかったです、滑落停止訓練で身を投げ出す時以外は(^^ゞ

ゲスト

こんにちは
showさん、お疲れ様です。白い子いなかったのですね、残念。。

おひとりで参加されたのですか？年齢層はどんな感じですか？
来年は参加してみたいな〜。
いつか雪山連れて行ってくださいね( ´艸｀)

しかし、飛騨のモケケはどれも可愛くないです(笑)

show696

Re: こんにちは
akangelさん、おはようございます。
白い子は昨年の今頃に出没していたので期待していたんですが、いませんでした。
講習会、akangelさんくらいのお年頃の女性はたくさんいらっしゃいましたよ、全然違和感ないと思います。
メールによる申込受付開始から２分で定員に達したと聞きましたので、運が良かったとも言えます。

guchi999

44,000円かあ・・・
いい値段ですね。
まあ、２泊の小屋代、保険代や機材の使用料、懇親会費を除くと、講習代は１日あたり１万円以下。
そう考えると妥当な値段であるような気もしますね。

show696

Re: 44,000円かあ・・・
guchiさん、そうなんですよ。
総額は凄いですが、山小屋２泊で飲み放題で(笑)みっちり教わってこの金額は安くはないけれどおトクかなと思い申し込みました。
バス代を含めたら60,000円になりますけど、滅多にないことですし、同じくらいのレベルの方々と集団行動と交流ができるのも魅力的かなと。