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Yamareco

記録ID: 222033
全員に公開
無雪期ピークハント/縦走
白馬・鹿島槍・五竜

船窪小屋・針ノ木古道

2012年09月01日(土) 〜 2012年09月02日(日)
情報量の目安: S
都道府県 富山県 長野県
 - 拍手
GPS
32:00
距離
21.3km
登り
2,077m
下り
1,636m

コースタイム

9/1:
3:30七倉登山口-7:30鼻突八丁-8:30天狗の庭-9:30船窪小屋
9/2:
5:15船窪小屋-6:00船窪乗越-6:50船窪岳分岐-8:30南沢出合-9:15平ノ渡10:20-10:30平ノ小屋10:50-14:00黒部ダム
天候 9/1:晴れのち曇り、稜線は霧
9/2:霧のち曇り時々晴れ
過去天気図(気象庁) 2012年09月の天気図
アクセス
利用交通機関:
電車 バス
8/31:毎日アルペン号白馬行き22:30発
9/1:七倉山荘駐車場2:45
コース状況/
危険箇所等
・七倉登山口-天狗の庭:急登のわりには整備が行き届いていて歩きやすい道。登山口からいきなりの急登。1536mまで上がると少しなだらか。鼻突八丁からはハシゴの連続。
・天狗の庭-船窪小屋:展望が開けて気持ちの良い道。小屋手前にお花畑あり。危険箇所なし。
・船窪小屋-船窪乗越:不動沢の崩壊が進んでいてやせている箇所あり。長いハシゴ、ロープもあり。
・船窪乗越-船窪岳分岐:初めは尾根まで少し上がり、そこからは樹林帯を下る。
・船窪岳分岐-南沢出合:川の渡渉を繰り返しながら下る。渡渉ポイントは分かりやすい。高巻道は長く、山と高原地図の表記とは異なっているため注意。船窪小屋に貼ってある地図を要参照。
・南沢出合-平ノ渡:渡渉箇所には橋あり。平ノ渡に向かい樹林帯を少し登る。渡船の乗り場の位置が奥黒部ヒュッテの方に移動しており、地図とは異なるため注意。
・平ノ小屋-黒部ダム:細かいアップダウンが多く、崩壊地を避けるためのハシゴも多い。大きな沢の渡渉点にはすべて橋あり。樹林帯のため展望はほぼなし。
予約できる山小屋
七倉山荘
ところどころ、小さなハシゴで助けてくれます。
ところどころ、小さなハシゴで助けてくれます。
こんな樹林帯が続きます。
こんな樹林帯が続きます。
苔がきれいです。
苔がきれいです。
ここからが一番の急登です。
ここからが一番の急登です。
根っこが作ってくれた天然の階段を上がります。
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根っこが作ってくれた天然の階段を上がります。
見上げるようなハシゴ。
見上げるようなハシゴ。
常にこんな急登。
常にこんな急登。
登りにくい場所には必ずハシゴ。
登りにくい場所には必ずハシゴ。
イヤになるハシゴ。
イヤになるハシゴ。
ひねってあるハシゴ。
ひねってあるハシゴ。
急登を抜けるとお花が出てきます。
急登を抜けるとお花が出てきます。
秋が近づいてます。
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秋が近づいてます。
秋の気配。
七倉ダムが光っています。
七倉ダムが光っています。
天狗の庭から高瀬ダム方面のはず。
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天狗の庭から高瀬ダム方面のはず。
稜線を進んでいきます。
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稜線を進んでいきます。
アザミも咲いて秋です。
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アザミも咲いて秋です。
まだ夏の花も少しあります。
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まだ夏の花も少しあります。
ぼんぼんがかわいい。
ぼんぼんがかわいい。
チングルマとアキノキリンソウ。色が秋。
チングルマとアキノキリンソウ。色が秋。
幾何学。
チングルマも茶色のフサフワ。
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チングルマも茶色のフサフワ。
水滴がついて光ります。
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水滴がついて光ります。
がんばれ!
茶色と黄色の秋の色合い。
茶色と黄色の秋の色合い。
気持ちのよい稜線。
気持ちのよい稜線。
ちょこっと夏の花も。
ちょこっと夏の花も。
小屋どこ?って探してしまう、ちょっと早めの『ようこそ』
小屋どこ?って探してしまう、ちょっと早めの『ようこそ』
一瞬見えた立山劔方面。
一瞬見えた立山劔方面。
火が付かず、お父さんがついに石油を投入。
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火が付かず、お父さんがついに石油を投入。
一人分がこんなにいっぱい。写真に収まりきれません。
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一人分がこんなにいっぱい。写真に収まりきれません。
船窪のテント場への降下。長いハシゴ。
船窪のテント場への降下。長いハシゴ。
不動沢の崩壊地。
不動沢の崩壊地。
ピンぼけマツムシソウ。好きな花だからあえての掲載。
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ピンぼけマツムシソウ。好きな花だからあえての掲載。
針ノ木谷への樹林帯。ふかふかで歩きやすい。
針ノ木谷への樹林帯。ふかふかで歩きやすい。
針ノ木谷が見えた−。
針ノ木谷が見えた−。
ここを渡ります。
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ここを渡ります。
マークはちゃんとしてます。
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マークはちゃんとしてます。
ナデシコの仲間?沢沿いにいっぱい咲いてます。
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ナデシコの仲間?沢沿いにいっぱい咲いてます。
迫力の崖。
こうやって。
おっと危ない!
がんばって復活させてくれた道。
がんばって復活させてくれた道。
こんなガレ場もあります。
こんなガレ場もあります。
雨の後の一瞬の虹。
雨の後の一瞬の虹。
高巻道が終わっての河原。
高巻道が終わっての河原。
樹林帯の様相も変わってきます。
樹林帯の様相も変わってきます。
見た目よりも意外と深い。ここを渡ります。
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見た目よりも意外と深い。ここを渡ります。
慎重にかつ大胆に。
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慎重にかつ大胆に。
どこを渡ればいいのやら・・・。
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どこを渡ればいいのやら・・・。
橋の有り難さが分かります。
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橋の有り難さが分かります。
南沢から黒部湖方面。
南沢から黒部湖方面。
この奥から下って来ました。
この奥から下って来ました。
石垣。歴史ある道のため?
石垣。歴史ある道のため?
ようやく黒部湖到着。
ようやく黒部湖到着。
待っていないと来てくれないそうです。
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待っていないと来てくれないそうです。
黒部湖きれい。
この船!?いえ針ノ木古道の整備の方々の船です。
この船!?いえ針ノ木古道の整備の方々の船です。
こちらが渡し船。
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こちらが渡し船。
平ノ小屋の道案内。このエリアならではの看板。
平ノ小屋の道案内。このエリアならではの看板。
平ノ小屋の番犬?石大好きモモちゃんです。
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平ノ小屋の番犬?石大好きモモちゃんです。
奥のハシゴ分かります?
奥のハシゴ分かります?
下から見たらこんな。この先にも同じ長さがもう一本。
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下から見たらこんな。この先にも同じ長さがもう一本。
こんな樹林帯を歩いたり。
こんな樹林帯を歩いたり。
ブナの巨木がきれいだったり。
ブナの巨木がきれいだったり。
新緑なような緑だったり。
新緑なような緑だったり。
沢があったり。
展望がきくと日差しはまだ夏。
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展望がきくと日差しはまだ夏。
沢沿いの花。
樹林帯が続きます。
樹林帯が続きます。
沢を渡るのも何度も。
沢を渡るのも何度も。
ダムが見えたー。嬉しい瞬間。
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ダムが見えたー。嬉しい瞬間。
立山は雲の中。
黒部ダムカレー。意外とエスニック。
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黒部ダムカレー。意外とエスニック。

感想

北アルプス縦走の時の本来の最終目的地が船窪小屋。
しかし、悪天候のため、停滞を余儀なくされて、行き着けず。
http://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-217108.html(その時の記録)
食事がおいしい小屋で有名な船窪小屋に今シーズン中に行ってみたいということで、この山行を計画。


4:15着予定の毎日アルペン号がなぜか2:45に到着し、下ろされる所から開始。
毎週の山行と仕事の疲れと睡眠不足で体調最悪な状態でスタート。
真っ暗闇で何も見えず。黙々と登ります。急登が終わった付近でようやく明るくなりました。

この急登で有名なルートですが、実際歩いてみると整備は行き渡っててかなり登りやすい。いくつものハシゴを超えて、天狗の庭で展望がひらけます。しかし裏銀座も穂高も雲の中。ここからは整備されたハイマツの道で気持ちよく進みます。
小屋直前ではお花畑がありましたが、すっかり秋の色です。

船窪小屋に到着すると鐘を鳴らして迎えてくれます。
そしてお茶とスリッパを持ってきてくれました。なんてステキ!
さすがに朝一番の到着で12時まで仮眠しました。布団もフカフカで気持ち良かったです。

小屋では囲炉裏を囲んで雑談です。船窪小屋のやさしい雰囲気に登山者がいい意味で呑まれてるように思いました。
晩ご飯は噂に違わずおいしい!こんな小さな小屋でどうやっているのかしらと思うほどの手の込んだ料理です。デザートにはクロマメノキのゼリーまでありました。夜はお茶会で針ノ木古道や歌のDVDを見たり、歌や自己紹介コーナーもあり、あっという間に消灯時間へ。まさに山のとほ宿やユースホステルな感じです。

翌日はピストンコースで七倉温泉に降りる予定が、道を復活させたお父さん本人から平ノ渡まで4時間という話を聞き、針ノ木古道を降りることに。山雑誌で見た時からあこがれのルートです。
登山地図のコースタイムだと6:20なので、かなり急ぎます。樹林帯、沢、ガレ場と変化の多い楽しいコース。こっちのルートもかなり整備されています。
渡渉については、南沢分岐の手前の箇所で水量多くなり、ついに水没。しょうがないので靴を脱いで渡ることに。水が冷たくて、数メートルがかなり辛かったです。

結局、平ノ渡では1時間近く余ってしまい、読売新道を下ってきたという登山者の方ともしゃべりながら、お茶を飲みながらゆっくり待ちました。渡し船を待つという人生初の経験です。

平ノ渡から黒部ダムへは、アップダウンの激しい道。同じような道が続き、自分のいる場所も分かりにくいので、精神的にも疲れました。でも、森はかなりきれい。

黒部ダムでようやく多くの人と出会います。
遅くなったお昼飯に黒部ダムカレー、エスニックな味のカレーを食べてから扇沢駅へ。
大町温泉の薬師の湯に寄り道をしました。


今回のコースは船窪小屋ステキ!&静か!でした。
初日はすれ違いが10人ぐらい、2日目は4人と数えられる程度。
このエリア、はまりそうです。

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コメント

megoodさん、こんばんは。
まったく同じ行程で9月最終週に行くつもりです。

この前の三ノ沢岳の登山道の情報も助かりましたが
今回もありがたい情報だらけです

この行程では針ノ木古道が未踏区間でした。
沢の様子、雰囲気、よく分かりました
一応、渡渉グッズは持っていくつもりです。
コースタイムを拝見しますと一泊二日の行程ですね

船窪小屋、今回で3回目になります。
船窪新道の登りは2年連続です
2012/9/4 20:06
navecatさんへ
9月末に同じ所を計画中って、またびっくりな偶然ですね!

静かで変化に富んだコースで良かったので、ぜひ楽しんで来て下さいね
針ノ木谷は渡渉グッツがあれば、かなり安心だと思います。私が水没した南沢手前の渡渉箇所は、どうも橋が流されてしまったところみたいです。かなり道しるべの会の人たちが整備してくれているようで、迷うような箇所もほとんどなく、道の状態はいいです

私も近々また行きたいコースと小屋になりました
2012/9/4 21:39
プロフィール画像
ニッ にっこり シュン エッ!? ん? フフッ げらげら むぅ べー はー しくしく カーッ ふんふん ウィンク これだっ! 車 カメラ 鉛筆 消しゴム ビール 若葉マーク 音符 ハートマーク 電球/アイデア 星 パソコン メール 電話 晴れ 曇り時々晴れ 曇り 雨 雪 温泉 木 花 山 おにぎり 汗 電車 お酒 急ぐ 富士山 ピース/チョキ パンチ happy01 angry despair sad wobbly think confident coldsweats01 coldsweats02 pout gawk lovely bleah wink happy02 bearing catface crying weep delicious smile shock up down shine flair annoy sleepy sign01 sweat01 sweat02 dash note notes spa kissmark heart01 heart02 heart03 heart04 bomb punch good rock scissors paper ear eye sun cloud rain snow thunder typhoon sprinkle wave night dog cat chick penguin fish horse pig aries taurus gemini cancer leo virgo libra scorpius sagittarius capricornus aquarius pisces heart spade diamond club pc mobilephone mail phoneto mailto faxto telephone loveletter memo xmas clover tulip apple bud maple cherryblossom id key sharp one two three four five six seven eight nine zero copyright tm r-mark dollar yen free search new ok secret danger upwardright downwardleft downwardright upwardleft signaler toilet restaurant wheelchair house building postoffice hospital bank atm hotel school fuji 24hours gasstation parking empty full smoking nosmoking run baseball golf tennis soccer ski basketball motorsports cafe bar beer fastfood boutique hairsalon karaoke movie music art drama ticket camera bag book ribbon present birthday cake wine bread riceball japanesetea bottle noodle tv cd foot shoe t-shirt rouge ring crown bell slate clock newmoon moon1 moon2 moon3 train subway bullettrain car rvcar bus ship airplane bicycle yacht

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