船窪小屋・針ノ木古道


- GPS
- 32:00
- 距離
- 21.3km
- 登り
- 2,077m
- 下り
- 1,636m
コースタイム
3:30七倉登山口-7:30鼻突八丁-8:30天狗の庭-9:30船窪小屋
9/2:
5:15船窪小屋-6:00船窪乗越-6:50船窪岳分岐-8:30南沢出合-9:15平ノ渡10:20-10:30平ノ小屋10:50-14:00黒部ダム
天候 | 9/1:晴れのち曇り、稜線は霧 9/2:霧のち曇り時々晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2012年09月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車 バス
9/1:七倉山荘駐車場2:45 |
コース状況/ 危険箇所等 |
・七倉登山口-天狗の庭:急登のわりには整備が行き届いていて歩きやすい道。登山口からいきなりの急登。1536mまで上がると少しなだらか。鼻突八丁からはハシゴの連続。 ・天狗の庭-船窪小屋:展望が開けて気持ちの良い道。小屋手前にお花畑あり。危険箇所なし。 ・船窪小屋-船窪乗越:不動沢の崩壊が進んでいてやせている箇所あり。長いハシゴ、ロープもあり。 ・船窪乗越-船窪岳分岐:初めは尾根まで少し上がり、そこからは樹林帯を下る。 ・船窪岳分岐-南沢出合:川の渡渉を繰り返しながら下る。渡渉ポイントは分かりやすい。高巻道は長く、山と高原地図の表記とは異なっているため注意。船窪小屋に貼ってある地図を要参照。 ・南沢出合-平ノ渡:渡渉箇所には橋あり。平ノ渡に向かい樹林帯を少し登る。渡船の乗り場の位置が奥黒部ヒュッテの方に移動しており、地図とは異なるため注意。 ・平ノ小屋-黒部ダム:細かいアップダウンが多く、崩壊地を避けるためのハシゴも多い。大きな沢の渡渉点にはすべて橋あり。樹林帯のため展望はほぼなし。 |
予約できる山小屋 |
七倉山荘
|
写真
感想
北アルプス縦走の時の本来の最終目的地が船窪小屋。
しかし、悪天候のため、停滞を余儀なくされて、行き着けず。
http://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-217108.html(その時の記録)
食事がおいしい小屋で有名な船窪小屋に今シーズン中に行ってみたいということで、この山行を計画。
4:15着予定の毎日アルペン号がなぜか2:45に到着し、下ろされる所から開始。
毎週の山行と仕事の疲れと睡眠不足で体調最悪な状態でスタート。
真っ暗闇で何も見えず。黙々と登ります。急登が終わった付近でようやく明るくなりました。
この急登で有名なルートですが、実際歩いてみると整備は行き渡っててかなり登りやすい。いくつものハシゴを超えて、天狗の庭で展望がひらけます。しかし裏銀座も穂高も雲の中。ここからは整備されたハイマツの道で気持ちよく進みます。
小屋直前ではお花畑がありましたが、すっかり秋の色です。
船窪小屋に到着すると鐘を鳴らして迎えてくれます。
そしてお茶とスリッパを持ってきてくれました。なんてステキ!
さすがに朝一番の到着で12時まで仮眠しました。布団もフカフカで気持ち良かったです。
小屋では囲炉裏を囲んで雑談です。船窪小屋のやさしい雰囲気に登山者がいい意味で呑まれてるように思いました。
晩ご飯は噂に違わずおいしい!こんな小さな小屋でどうやっているのかしらと思うほどの手の込んだ料理です。デザートにはクロマメノキのゼリーまでありました。夜はお茶会で針ノ木古道や歌のDVDを見たり、歌や自己紹介コーナーもあり、あっという間に消灯時間へ。まさに山のとほ宿やユースホステルな感じです。
翌日はピストンコースで七倉温泉に降りる予定が、道を復活させたお父さん本人から平ノ渡まで4時間という話を聞き、針ノ木古道を降りることに。山雑誌で見た時からあこがれのルートです。
登山地図のコースタイムだと6:20なので、かなり急ぎます。樹林帯、沢、ガレ場と変化の多い楽しいコース。こっちのルートもかなり整備されています。
渡渉については、南沢分岐の手前の箇所で水量多くなり、ついに水没。しょうがないので靴を脱いで渡ることに。水が冷たくて、数メートルがかなり辛かったです。
結局、平ノ渡では1時間近く余ってしまい、読売新道を下ってきたという登山者の方ともしゃべりながら、お茶を飲みながらゆっくり待ちました。渡し船を待つという人生初の経験です。
平ノ渡から黒部ダムへは、アップダウンの激しい道。同じような道が続き、自分のいる場所も分かりにくいので、精神的にも疲れました。でも、森はかなりきれい。
黒部ダムでようやく多くの人と出会います。
遅くなったお昼飯に黒部ダムカレー、エスニックな味のカレーを食べてから扇沢駅へ。
大町温泉の薬師の湯に寄り道をしました。
今回のコースは船窪小屋ステキ!&静か!でした。
初日はすれ違いが10人ぐらい、2日目は4人と数えられる程度。
このエリア、はまりそうです。
コメント
この記録に関連する登山ルート
この場所を通る登山ルートは、まだ登録されていません。
ルートを登録する
まったく同じ行程で9月最終週に行くつもりです。
この前の三ノ沢岳の登山道の情報も助かりましたが
今回もありがたい情報だらけです
この行程では針ノ木古道が未踏区間でした。
沢の様子、雰囲気、よく分かりました
一応、渡渉グッズは持っていくつもりです。
コースタイムを拝見しますと一泊二日の行程ですね
船窪小屋、今回で3回目になります。
船窪新道の登りは2年連続です
9月末に同じ所を計画中って、またびっくりな偶然ですね!
静かで変化に富んだコースで良かったので、ぜひ楽しんで来て下さいね
針ノ木谷は渡渉グッツがあれば、かなり安心だと思います。私が水没した南沢手前の渡渉箇所は、どうも橋が流されてしまったところみたいです。かなり道しるべの会の人たちが整備してくれているようで、迷うような箇所もほとんどなく、道の状態はいいです
私も近々また行きたいコースと小屋になりました
いいねした人
コメントを書く
ヤマレコにユーザー登録いただき、ログインしていただくことによって、コメントが書けるようになります。ヤマレコにユーザ登録する