☆大人の夏休み第1弾☆ 温泉に浸かりながらのご来光はまさしく至福の一時
- GPS
- 80:00
- 距離
- 20.7km
- 登り
- 1,732m
- 下り
- 2,317m
コースタイム
9月3日 栂池ヒュッテ3:40-天狗原4:55-乗鞍岳5:55-白馬大池山荘6:30-船越ノ頭7:35-小蓮華山8:35-三国境9:30-白馬岳10:25-白馬岳頂上宿舎11:20
9月4日 白馬岳頂上宿舎6:40-杓子岳7:50-鑓ヶ岳9:10-白馬温泉小屋10:40
9月5日 白馬鑓温泉小屋6:40-小日向のコル7:55-登山口9:00-猿倉荘9:10
天候 | 曇ー雨ー晴 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2012年09月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車 タクシー
ケーブルカー(ロープウェイ/リフト)
帰り)白馬駅から大糸線で松本ーしなの16号にて岐阜駅 *猿倉〜白馬へのバスは9月2日で運行を終了しておりますのでお気をつけ下さい。 |
コース状況/ 危険箇所等 |
コース自体はさほど危険なところはありませんが、白馬鑓温泉への鎖場は足元が濡れていたりすると滑りやすいので注意が必要。 |
写真
感想
今回の山行でやってみたかった事が2つ叶いました。
オリンピックでの福原愛ちゃんの言葉じゃないですが、夢はちゃんと叶うんだな・・・そんな感じです。天候不良が今から思えばいい方向に進んだのかもと思ってます。
9月2日(日)
何十年ぶりかの電車での移動。岐阜→名古屋→松本と乗り継ぎ白馬駅に到着。
アルピコ交通栂池高原行きのバスとロープウェイ、ゴンドラで栂池平まで登りましたが、
あっという間に標高1850mだもんなぁ〜楽チンです。
電車の窓から見てた風景から白馬岳や唐松岳など標高の山々は雲の中にスッポリ覆われ
何やら怪しい雰囲気・・・やはり現地に来たら思ってた通り視界不良のガスの中。おまけに雨まで降り始めやがった。。
ん〜時間は12時半頃、今から登ったとしたら16時頃には白馬大池山荘に到着。
天気さえよければ悩まず登ったのだが、天候は回復の兆しさえみえない。
日曜のお昼過ぎということもあり下山する人達が連なって歩いて降りてくる。
これだけの人達とすれ違い道を譲っていたら時間的にもロスだなぁ〜といろんな事を考え安全最優先ということで予定にはなかった栂池ヒュッテでの泊まりとなりました。
日曜の夜ということもあり宿泊客も少なく個室をゲット!部屋はメチャ綺麗だしお風呂も付いてるなんて山小屋では考えられないし他の山小屋と同じ値段でこの条件なら問題なしです。
9月3日(月)
山の天気は変わりやすいのでお昼前には白馬岳頂上宿舎に到着したいので朝は3時半に出発。
ガスが出てて視界は悪いのだが時間も早いので外は真っ暗だしあまり関係ない。
辺りも明るくなり始めそれと同時にガスもゆっくり晴れてきて山々が見えてくるとテンションも上がり足取りも軽くなる。そんなときに乗鞍岳のケルンが見えてきた。
栂池ヒュッテから標高にすると586mほど登ってきたことになるんだけど、想像してたより途中は結構きつかった気がします・・・が周りの山が見えてくることによって疲れも自然に感じなくなるところがやはり山の力やねっ。
白馬大池が見えてくる頃にはすっかりお天気もよくなり青空や太陽も出始めました。と、そんな時ブロッケン現象に遭遇・・・実は初めて遭遇しちゃいました。
ガスと太陽と自分の影がうまくいかないと出来ない現象なんでラッキーでした。
湖に写る山々や白馬大池山荘の綺麗さに見とれながら山荘で朝ご飯。
雲の行方を見てると天気も悪くなりそうな気配。だんだんガスも濃くなり周りの山も見えなくなってきたので先を急ぐ。
船越ノ頭、小蓮華山、三国境とガスの中を歩き白馬岳山頂に到着。
冒頭に述べた願いの一つがここ白馬岳山頂にある風景指示盤。
新田次郎著者の『強力伝』に出てくる小宮という強力が猿倉から180キロもある風景指示盤や土台となる石臼のような石を大雪渓を歩き担ぎ上げたという実際のお話なのです。
その場所で単行本と風景指示盤の2ショット・・・これが撮りたかったし見たかった。
実際その指示盤を見て触れた時は感動もんでした。
感動もつかの間、天気がどんどん悪くなり小雨っぽいのが降り始めたんで、急いで山荘行きテントの設営。
設営とほぼ同時に大粒の雨が降り始め2時間程降り続きました。こぉなるとビールを飲んでゆっくりするしかないわけでここでしか味わえないマッタリとした時間を過ごしながら夜を向かえました。
9月4日(火)
雨は止んだものの朝からガスガス・・・
ご来光を見ようと5時前から登りはじめた頃は大雪渓やら雲海やら見えてたもののポイントに着く頃には50m先も見えない程のガスの中、ご来光もあきらめテントの撤収。
6時半頃テント場を後にして歩き始めるも視界50mはあいかわらずのままでおまけに雨まで降り始めテンションもダウン。こんな時は当たり前のように足取りも重くなかなか前に進まない。
稜線では強風にあおられた雨が痛いくらいに顔に吹付け気温も低くなり冷たさや寒さまで感じるようになる。
この先予定通り進んでいいものなのか?次のテント場は稜線にあるし明日のルートはただでさえ地図に危険と記されてる所。不安な要素が多すぎる・・・と歩いていると分岐にさしかかる。
しばらく様子を見るも風は強まり何だか、こっちには来るな!と言われてもいるような感じだった。
安全第一、初日もこうやってエスケープしたんだし今回はやめよう。
と判断してルートを白馬鑓温泉に変更しました。
白馬鑓温泉に行くまでにも鎖場とかがあり岩場は雨で濡れてて滑りやすく、滑落する人が多いのもうなずけた場所でしたが何とか無事小屋に到着。
テント設営をさっさと済まし温泉に入りましたが、やはりみんなのレポ通り最高な場所と温泉です。思わず寝るまでの間に5回も入ってしまいました。
温泉効果でゆっくり就寝・・・なんて幸せなんだぁ
9月5日(水)
冒頭に述べた願いの2
昨年のPEAKSという雑誌を見ていたとき白馬鑓温泉に入りながら日の出を見ているという写真。
極楽露天風呂・・・なんていう記事をみて絶対入りに来てみたかったし日の出も見たかった。
ほんとは昨年の10月、小屋が閉まってから来る予定を組んでいたのですが仕事の都合がつかず断念。やっと願いが叶いました。
実際その場で見る日の出も温泉も極楽露天風呂・・・まさしく記事通りでした。
テントを撤収しまた来るぞ!とつぶやき猿倉まで下山。猿倉からバスで白馬まで戻るつもりが猿倉荘のスタッフに運行時間を尋ねると『9月2日で運行終了しましたよぉ』って
マジかよ!だって山と高原の地図には9月下旬まで運行って書いてあんじゃん。
なんていろいろスタッフと喋ってると一足先に下山してた方と相乗りの約束を。
それじゃ、もうちょっと待って人数集めましょう。ということで待つことしばらく
一人増え二人。。。と定員の4名に
電車の時間まで余裕があるのでタクシーは駅近くのみみずくの湯へ。
温泉後は徒歩で白馬駅へ向かい駅近くの食堂で久しぶりの下界の飯とビール
天候不順でルートも日程も変更しましたが、安全策をとって結果的にいい方向だったんではないかと今は思います。今回の山行で感じたことは、不安要素が少しでもあるのならやめる(行かない)べき。と感じました。
不安要素をなくすために経験を積んだり、道具に頼ったり、スキルを磨いたり・・・
安全第一でまた山へ行ってきます。
計画変更ナイス判断でした!
山では私は、心配性な位で調度いいんだ、と自分に
言い聞かせてます。
やっぱり鑓温泉サイコーですよね?
自分もご来光イン湯船やりましたー。
また行きたい〜
いいねした人
コメントを書く
ヤマレコにユーザー登録いただき、ログインしていただくことによって、コメントが書けるようになります。ヤマレコにユーザ登録する