雪山納めに白馬鑓ヶ岳


- GPS
- 12:46
- 距離
- 28.6km
- 登り
- 3,408m
- 下り
- 3,408m
コースタイム
- 山行
- 9:44
- 休憩
- 2:59
- 合計
- 12:43
天候 | 晴れ☀ 稜線は風が強く肌寒い |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2024年05月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
道路はオール舗装路。駐車場はダート。 駐車台数ははっきりはわからないけど50台ぐらいは停められるでしょう。 土曜の4時過ぎ到着で20台ぐらい。 現時点ではこんなもんかもしれないけど本格的な夏山のシーズンはおそらくすぐに満車になっちゃうんだろうな・・・。 トイレやポストは登山口でもある猿倉山荘に。 |
コース状況/ 危険箇所等 |
<猿倉〜鑓温泉> 猿倉山荘から取り付く。 少し登って林道。 ヘアピンを曲がったら鑓温泉への入り口。林道をそのまま進めば大雪渓方面。 鑓温泉方面へはしばらく夏道を進む。 少し進むと雪が出始める。雪で足元がデコボコなのと、雪で押しつぶされていた樹木が倒れていたり雪の重みが無くなって中途半端に立ち上がったりしていてやや煩いが問題なく夏道が使えるのでそのまま進むのが良い。 雪で登山道がわかりにくくなっているところや一部寸断したように見えるところもあるが夏道の進んでいる方向を探せばピンクテープ等はあるのでルーファイはそこまで難しくないと思う。所々曲がっているところをショートカットしたり邪魔な木を避ける程度の煩わしさはあるが地図や地形を確認しながら進めばよい。 小日向のコルまでは夏道を忠実に歩ける。 小日向のコルからは夏道は使えないので雪渓の末端まで下る。結構下るけどそこは割り切って進むべし。ルーファイ自体はさほど難しくはないが沢が通っているので雪がつながっているところを選びながら下る。スノーブリッジとかはどこで落ちるかわからないので緩やかに沢に下るところを選び飛び石で渡れば問題なし。 雪渓の末端まで来たらあとはひたすら直登すれば鑓温泉にたどり着く。 雪渓の幅はそれ程広くないのでクラック、クレバス、落石等には注意。 <鑓温泉〜鑓ヶ岳〜杓子岳> 鑓温泉からもひたすら雪渓を登る。 大雪渓の上部程急ではないが緩やかなところは少ないので登りで使うのはなかなか体力的にキツイがルートは単純。とにかく雪渓を稜線まで詰める。 雪が切れたらガレた登りで鑓温泉分岐まで。 そこから先の稜線の縦走路は完全に夏道。 凍結も雪もないのでアイゼンは鑓温泉分岐の少し手前の登りで外した。 アップダウンこそあるものの普通の登山道。杓子の巻き道から山頂までがすこしガレているぐらい。 ※鑓温泉小屋の少し上に夏道があるが急で使えない。 最初雪渓を登っている途中で夏道がはっきり見えたので雪渓を逸れて夏道に入り込んでしまい雪壁や岩場を登ったりトラバースしたりそこそこ上まで上がってみたが行きずまってしまって結局クライムダウンすることになってしまった。ここさえ登れば上に道が見えると思って登ってみたが少し登ったらまた同じような状況の繰り返し。危うく進退窮まるところった。 <杓子岳〜大雪渓〜猿倉> 杓子岳から頂上小屋方面へは普通の登山道で特筆することは無し。 コルから小屋までの登り返しが面倒だったので杓子の肩からそのまま大雪渓方面へ下った。上部は急で少し気を使いながらの下りだったが、大雪渓に近づけば前向きに下っても問題ないぐらいの斜面に。 クラックが入っているところがいくつかあったのでその辺は慎重に通過して避難小屋の辺りに出た。 大雪渓に合流してからは多くのトレースがあるのでその中で歩きやすいところを辿ればよい。上部は急登で徐々に傾斜は穏やかに。 下りで雪渓を下るのは足への負担も少ないし転ばない程度に滑りながらでも進めるのであっという間に下れる。 雪が切れたら水が流れる登山道。 林道にぶつかったらひと頑張りで猿倉に到着。 |
その他周辺情報 | 猿倉から車で下って白馬まで出れば八方の温泉などがいくつかある。 今回は八方の湯を利用 700円。 最低限のアメニテイはそろっている。 |
写真
装備
個人装備 |
反袖シャツ
フリース
ズボン
靴下
グローブ
予備手袋
防寒着
雨具
ゲイター
ネックウォーマー
バラクラバ
毛帽子
着替え
靴
予備靴ひも
ザック
ザックカバー
サブザック
アイゼン
ピッケル
昼ご飯
行動食
非常食
調味料
飲料
ガスカートリッジ
コンロ
コッヘル
食器
ライター
地図(地形図)
コンパス
笛
計画書
ヘッドランプ
予備電池
ファーストエイドキット
針金
常備薬
日焼け止め
ロールペーパー
保険証
携帯
時計
タオル
ツェルト
ナイフ
ストック
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感想
佐渡のトビシマカンゾウ、小屋開け前の鑓温泉、白山、朳差岳のハクサンイチゲ...候補がいくつかありましたが、一番近い(それでも300キロ弱あるんだけど)鑓温泉に入る計画で白馬へ向かいました。
風は多少あるけど天気は良い予報。
4時すぎに猿倉のPに到着。
既にそれなりに車が停まっていて出発して行く方もちらほら。
少し寝たかったけど1日の行程が長いので一息付いて支度をしたらすぐに出発します。
雨の予報はなかったけど出発したときはちょっとパラパラしてました。雲の中だからかな。
大雪渓には向かわず鑓温泉分岐からそのまま鑓ヶ岳へ向かいます。
もう少し道が悪いかな?と思ったけど夏道が普通に辿れるので若干足元が悪いのと起き上がってる途中の枝が少し煩いけどルーファイが不要なのは楽チン。
小日向のコルまでは雪道や藪が煩いとこを一部ショートカットするぐらいでほぼ夏道通り歩けました。
で、アイゼン着けて雪渓の末端まで下ります。
この後登り返すのに標高落とすの嫌だなと思うけどこの時期はまだ危険な夏道側に進むよりはましでしょう。トレースの一つもあれば少しは楽できたと思うんだけど誰も歩いていないみたいですね。後続や下ってくる方のの為に頑張ってトレースつけておこう。
遠くに夏道歩いてるっぽい人影見えるけど気のせいか?
途中、まだ湯気がたってる熊の糞を見かけたのでちょっと嫌だなと思ったらやはりいました。単独で割と大きめだったからオスの熊かな?
藪の中へ走って行きました。
で、沢の付近は雪が割れてるとこ多いので注意しながら雪渓の末端へ。
ここからはひたすら雪渓を登ります。
鑓温泉小屋の手前で少し雪が割れてるとこがあったのでその辺は慎重に通過。
で、鑓温泉に到着。
やった〜♨️
貸し切りです。
お風呂に浸かってまったり。
湯加減もちょうど良くて最高だ!
お風呂からでて着替えて食事。
ってかまだまだ先長いのに気が抜けちゃわないように気を引き締めて先へ進みます。
小屋から先も冬道はひたすら雪渓を登る感じになるんだけど、右手にはっきりとした道(夏道の雪が付いてない部分)が見えたのでそちらに吸い込まれるように進みます。
これが失敗。
普通に登れないような雪壁の先にピンクテープとか道が見える。ここ登るのか...と思いながらもピッケルを振り、アイゼンでステップを刻み登る。おっ、道が出てきた。
で、またここ登れんのか?ってとこを登って岩場、鎖場...先を見上げても同じような感じを繰り返すっぽい。
ダメだこれ以上行ったら進退窮まる。
地図を確認しても夏道としては合ってるけど、この時期は厳しい。
下りの方が更に緊張を強いられるけど慎重に慎重にクライムダウン。
雪渓に復帰。
時間も一時間以上ロス、体力もかなり消耗したけど何かあっちゃダメだからね。
ここからは正しく雪渓を詰め上げました。
上から下ってくる登山者が何人かいたので一安心。小屋より下は夏道はダメだから雪渓にトレース付けてきたから辿ってくださいねと会う人会う人にお話し。
雪渓が切れると少しガレた登りで稜線の鑓温泉分岐に到着。そこからは雪は無く夏道なので安全安心の道。ただ冷たい風がそこそこ吹いていて体感温度は結構低かったです。
風避けにレイン着て歩きました。
鑓ヶ岳、杓子岳に登って、白馬、旭岳も寄るつもりだったけど、道間違いで体力を大分消耗したので時間的にはまだ余裕があるけど杓子の肩辺りから大雪渓の方へ直接下りました。
風が強くてバーナー使うの面倒臭くなっちゃったのでコーヒーはお預け。
雪の急斜面を大雪渓の避難小屋の辺りに直接下って大雪渓に合流。
しばらくは急斜面なので転んで滑り落ちないように歩いて、傾斜が緩んだら一気にびゅーんと下りました。
この時間に登ってる方もいたけど上で泊まるなら日中のグズグズの雪を登るより少し締まってる夕方の邦画歩きやすいかもね。
雪渓の末端でアイゼン外して、水がいっぱい流れてる登山道から林道に出たら間もなく猿倉。
久々にガッツリ歩いた感があって楽しかったです。これでもかってぐらい雪の上歩いたからこれで雪山納めかな。グリーンシーズンに突入です。
ってか、帰ったら膝が腫れてたからアイシング。腫れが引かなきゃまた水抜きかなぁ。
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