記録ID: 222498
全員に公開
無雪期ピークハント/縦走
八ヶ岳・蓼科
忘れてはいけない遭難した八ケ岳連峰 赤岳・横岳・硫黄岳
2012年09月03日(月) 〜
2012年09月07日(金)
- GPS
- 104:00
- 距離
- 35.8km
- 登り
- 1,612m
- 下り
- 2,409m
コースタイム
一日目
11:13美濃戸口−12:16美濃戸山荘−12:51北沢と南沢分岐−北沢へ−16:00行者小屋到着。
二日目
7:00行者小屋出発(地蔵尾根へ)−9:30地蔵の頭−9:45赤岳天望荘到着−11:00赤岳天望荘出発−11:30赤岳山頂 ランチ&コーヒータイム!昼寝や撮影タイム満喫!−13:30赤岳下山開始−14:00赤岳天望荘到着
三日目
7:00赤岳天望荘−7:10地蔵の頭−8:45三叉峰−9:00横岳山頂−10:15硫黄岳山荘−11:00硫黄岳山頂−12:00眼下にヒュッテ夏沢見える
これより予定外の出来事。
11:45頃ヒュッテ夏沢目前でスリップ転倒事故発生−12:01ヒュッテ夏沢にSOS電話発信(季節営業終了のため不通)−12:05硫黄岳への登山者A.N氏出会い救援要請をお願い−12:20長野県山岳警備隊へ110通報−13:20防災ヘリ到着−13:31遭難者ピックアップ終了13:45佐久総合病院到着−14:00病院発タクシーでJR佐久平駅へ−16:30レンタカーで帰路−19:30自宅
11:13美濃戸口−12:16美濃戸山荘−12:51北沢と南沢分岐−北沢へ−16:00行者小屋到着。
二日目
7:00行者小屋出発(地蔵尾根へ)−9:30地蔵の頭−9:45赤岳天望荘到着−11:00赤岳天望荘出発−11:30赤岳山頂 ランチ&コーヒータイム!昼寝や撮影タイム満喫!−13:30赤岳下山開始−14:00赤岳天望荘到着
三日目
7:00赤岳天望荘−7:10地蔵の頭−8:45三叉峰−9:00横岳山頂−10:15硫黄岳山荘−11:00硫黄岳山頂−12:00眼下にヒュッテ夏沢見える
これより予定外の出来事。
11:45頃ヒュッテ夏沢目前でスリップ転倒事故発生−12:01ヒュッテ夏沢にSOS電話発信(季節営業終了のため不通)−12:05硫黄岳への登山者A.N氏出会い救援要請をお願い−12:20長野県山岳警備隊へ110通報−13:20防災ヘリ到着−13:31遭難者ピックアップ終了13:45佐久総合病院到着−14:00病院発タクシーでJR佐久平駅へ−16:30レンタカーで帰路−19:30自宅
天候 | 一日目、晴れのち曇り |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2012年09月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車 バス
|
コース状況/ 危険箇所等 |
この度は私達の転倒事故による遭難で多くの方にご心配とご迷惑をおかけしましたことに、深く反省とお詫び申し上げます。 事実を記録公開することは私達の中で忘れてはいけないことであるとあると同時に、少しでも登山者の皆様に安全に楽しく山行できる情報となればと思いで書き記したいと思います。 今回の企画は7月初旬より計画し登山計画書は8月末に制作、長野県警のホーマットを利用3部製作し、一部は自宅、一部は私の実家、一部は当日美濃戸登山口のポスト。 メンバー私と妻・・・夫婦二人で4泊5日の縦走登山。二日の予備日と1日分の予備食と非常食。 主な装備・・・テント、ビバークツェルト、非常食、ヘットライト2個、ハンドライト1個、携帯電話、予備電池1つ、GPS、ソーラー充電器、携帯ラジオ、防寒対策フリース、レインウエア等、地図、コンパス、常備薬等 計画ルート 美濃戸口より入山−行者小屋にてテント泊−地蔵尾根より赤岳山頂−赤岳天望荘泊−横岳−硫黄岳−夏沢峠−本沢温泉テント泊−天狗岳−中山峠−シラビソ小屋泊−稲子の湯へ下山。 予備日二日確保し、最後の天狗岳は予定の進行具合、体調、天候等で取止める予定。 山行目的は赤岳山頂での夕焼けや朝焼けを堪能する。スローライフの満喫。本沢温泉、稲子の湯を満喫すること。 以上を計画に全ては順調に進行中でした。 3日目の9月5日予定通りで硫黄岳より夏沢峠へ下山していました。妻(遭難者)を先頭に私(夫)が後ろで下山。ヒュッテ夏沢が眼下に見えてきて登山道も岩礫から砂礫になり歩きやすくなった直後、妻がスリップによるシリモチ転倒。天候は晴れで視界は良好。なかなか立てない妻に手をさし延ばすと右足首に異変を訴える。痛みがあるとのこと数分待つがやはり立てない。痛みも尋常ではない。楽な姿勢を確保し、右足ブーツを脱がす。。。外傷はないが直ぐに脱臼を確認。緊急事態と判断。危機管理のメモを取り出し眼下に見えるヒュッテ夏沢小屋に携帯電話でSOS発信(12:01)。不通(季節営業終了)自分が(夫)冷静であるか自問自答。。。妻を置いてSOSを求め下山?いや遭難者の孤立はダメだ。。。ここは登山道、天候も時間も良い。登山者の通過を待とう。。。数分後、夏沢峠より硫黄岳へ向かうA.N氏遭遇事情を説明すると自分の登山は中止を即決、全面協力を申し出てくれた。 ストックによる松葉杖、抱えてのオーレン小屋までの自力下山等考えたが痛がる妻をみるとA.N氏の判断も自力下山は不可能と判断。 長野県警察本部地域課に電話する。稜線ゆえにアンテナは良好だがなかなか通信できない。妻はドコモ、A.N氏はauとにかく発信を連打してみる少し場所や向きを変えてとにかく発信。。。私の携帯が通信成功。 長野県警察本部地域課 「事故ですか?事件ですか?」 私 「山岳事故です。山岳遭難です」 地域課 「通報者の名前と住所・・」 私 「埼玉県・・・」 地域課 「携帯電池の残量は充分ですか?」 私 「半分くらいです。もう一つ(私)の携帯は100%あります。今から電源ONにします。番号は090−・・・・」 地域課 「わかりました。申し訳ないが110番へかけなおしてください」 システム上、仕方ないのでしょう。再度110発信を連打。すぐに通信可能 110番 「事故ですか?事件ですか?」・・・12:10発信 私 「山岳事故、山岳遭難です」 110番 「通報者の名前と住所を・・・」 私 「埼玉県・・・」 110番 「山域と場所をお願いします」 私 「八ケ岳連峰、硫黄岳北麓です」 110番 「わかりました担当の部署に転送します。無音になりますが大丈夫です、落ち着いて待っていてください。 佐久警察地域課 「佐久警察地域課です。事件ですか・事故ですか?」 私 「山岳遭難です」 佐久警察 「遭難者の名前等わかりますか?」 私 「妻です。埼玉県・・・」 佐久警察 「事故の内容と怪我の状況は?」 私 「スリップによる転倒です。右足首の激痛を訴え、脱臼、捻挫、骨折のようです」 佐久警察 「場所は詳しくわかりますか?」 私 「硫黄岳北側で夏沢峠南寄りです」 佐久警察 「どちらから、どちら方面へ向っていましたか?」 私 「赤岳より横岳、硫黄岳、夏沢峠経由で本沢温泉です」 佐久警察 「装備は縦走スタイルですね?」 私 「はい。4泊5日の予定でさらに二日の予備日あります」 佐久警察 「現在地は詳しくわかりますか?」 私 「GPSによる座標で良いでしょうか?」 佐久警察 「大丈夫です」 私 「北緯36度00分10.9秒、東経138度21分53.7秒、標高2,560mです」 佐久警察 「了解。繰り返します。北緯・・・東経・・・」 佐久警察 「目標物は何かありますか?登山道ですか?」 私 「北側眼下に青い屋根のヒュッテ夏沢があります。15分ほどの位置とお思います。砂礫の登山道で視界を妨げる物はありません」 佐久警察 「自力下山は可能ですか?」 私 「・・・申し訳ございません無理です」 佐久警察 「わかりましたヘリを手配いたします。ヘリは飛べそうですか?」 私 「ありがとうございます。視界は天狗岳もくっきり見えます。晴天で風は弱風、天候は安定していると思います」 佐久警察 「協力者含め服の色を教えてください」 私 「黄色、カーキ色・・・」 佐久警察 「ヘリに何か合図を送る事はできますか?」 私 「銀マットで良いでしょうか?」 佐久警察 「大丈夫です。手配でき次第電話します。慌てないで待っていて下さ い。決して場所は移動しないでください。大丈夫ですからお待ちください」 私 「わかりました。宜しくお願いいたします」 ひと安心しました。協力者A.N氏は妻と私に気を使って下さり、精神的に大きな安心を得ることができました。A.N氏の連絡先をうかがい、警察より折り返しの電話を待つ・・・ 12:52、13:01、13:05圏外着信通知がある。 13:13分このことに気づき、私が発信。 私 「13:05に電話いただきました。私、○○です」 防災センター 「硫黄岳遭難の方ですね。松本空港より向かいます。大丈夫ですか?」 私 「ありがとうございます。宜しくお願いいたします」 防災センター 「奥様のみ ピックアップになります。ご主人は自力下山可能ですか?」 私 「・・・大丈夫です」 防災センター 「場所の確認いたします。詳しくお願いいたします」 私 「北緯・・・東経・・・標高・・・硫黄岳北麓登山道です」 私 「眼下に青い屋根のヒュッテ夏沢があります」 防災センター 「わかりました。只今、松本空港離陸しました。5分で到着します」 私 「何か準備や注意はありますか?」 防災センター 「銀マットを振ってください。他の登山者にはヘリが来るので風に気を付けるよう伝えてください。ヘリの真下では小石等の飛来物があります。伏せて待機してください」 私 「わかりました。宜しくお願いしします」 テントマットの銀マットを用意して松本市方面を注視・・・・A.N氏「来た!一直線で来てる」 まるでヘリコプターにも私達が見えているかのようだ、何のためらいもなく一直線で私達の方向に向かっている。電話を切って5分。。。速い。 銀マットで合図を送ると私達の少し下でホバリング・・・黄色のウエア―の隊員が降下してきてヘリは一旦離れた。 私 「○○です。申し訳ございません」 隊員 「大丈夫です。安心してください」 隊員 「事故現場から移動はしていないですよね?写真撮ります」 隊員 「佐久総合病院への搬送になります、奥様のみ、ピックアップになりますが良いですか?」 私 「・・・・このような立場ですが・・・私も一緒にお願いできませんでしょうか?」 A.N氏 「一緒に搬送してあげてよ!」 隊員 「標高が高いから・・・何とも・・・パイロットに相談します」 ・・・・・・ 隊員 「了解。大丈夫です。一緒に搬送できます」 私 「ありがとうございます」 隊員 「ピックアップは先に奥様です。時間は5分荷物を纏めてください」 ヘリに収容された妻は私が収容されるまで凄く長い時間に感じたようで、私は置いて行かれるかと思ったそうだ。 ザックを背負って私も伏せて待機・・・隊員が再度降下してきて私をピックアップ、私は回転する宙吊りのさ中、協力者A.N氏を探し敬礼で挨拶をした。笑顔で手を振ってくれたことで少し緊張がほぐれて安心しました。 佐久総合病院まで・・10分位だろうか・・・屋上のヘリポートに到着。 先に私が降りる。。。降りたらそその場で伏せる指示! ザックを受け取り身を低くしてヘリから離れた。妻は看護師数名と隊員の手でストレッチャーに移動され、エレベーターへ・・・私も一緒にエレベーターで1階の救急処置室へ・・・ 私は佐久警察の刑事さんに事情聴取。登山歴や体調、計画の状況等詳しく聴取。 登山届の有無や届け先、内容を話した。 医師の診察の結果、右足首の脱臼と骨折で手術が必要。術後のリハビリの利便性と手術の緊急性がないことで地元での治療を勧められた。 看護師に相談の上、レンタカーで帰宅を決めて手配しました。 病院よりタクシー、レンタカーを乗継、19時30分に帰宅。 |
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(更新時刻:2012/09/08 01:22)
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計画は完璧ですし、間が悪かったとしか言いようが無いです。元気を取り戻して又心豊かな山歩きを願っております。
sanngopapaさん、こんばんは。
同じ時間帯にガスが晴れ行く赤岳山頂を共有した三人組です。
私もいつもは夫婦での山行ですが同様の事態に直面したら、sanngopapaさん
のような対応ができるかどうかたいへん疑わしいです。
最小限の救難で済んだのは、不幸中の幸いではなくsanngopapaさんの山での
基本を完璧に押さえた準備と心構えがあったればこそ!
とても参考になり、教訓となりました。
奥様が回復されてまたお二人で山を楽しまれることを願うばかりです!
Sanngopapaさん、勇気をもって投稿していただき、ありがとうございます。とっても参考になりました。
遭難は、起きるまでは、自分に起こりうることとは、つゆとも思い浮かびませんが、レポを読ませていただくと、いつ何時、事故、トラブルが起きるか解りませんね。今回も運命のいたずらとも思えます。そのうち自分にも起こり得ることと思って読ませていただきました。
電話での警察とのやりとりなど、臨場感のあるレポで、とっても勉強になりました。
レポを読んでいるうちに、私の父が、10年ほど前、大したこともない岩屑の道を下山中に転倒し、足首を複雑骨折したことを思い出しました。
その時は、市が主催のツアー登山だったので、ガイド役の人が携帯電話でヘリを呼んでくれて、下界へ10分で着いた、と父もびっくりしていました。
同じようなことがあるものだな、と思いながら読みました。
携帯電話が通じるかどうかが、運命の分かれ道、との感を持ちました。
p.s. 10年前の父の事故の際は、後日、ヘリの所属する県警に、お礼の手紙と菓子折りを送りました(ご参考)。
お疲れ様でした。
これに懲りずまた山に帰ってきて下さいね
こんばんは、はじめまして。
このようなレポを投稿されることは、勇気の有ることだと思います。
レポを読ませて頂いて、自分が同じ立場になった時に果たして、このように冷静な行動が取れるかどうかは、かなり不安です。
しかし、今回の件は失礼ながらとても参考になりました。
山は決して安全では無い事も再認識しましたし、やはり何か起こるかもしれないという、危機意識は持って行動しなければならないですね。
しかも、山にはこのような時に手を差し伸べて助けてくれる、素晴らしい仲間が居ることも解り、安心しました。
奥様の怪我が回復されて、またお二人で山に出掛けられるようになることを、願っております。
他人の身ながら、どうもありがとうございました。
daidabooさん。はじめまして、ありがとうございます。久々に綿密に計画して臨んだ山行・・・やはり何が起こるかわからないのが山ですね。典型的な事故・遭難でした。ピークや危険個所の通過し、下山も終盤・・・やはり気が抜けてるんですね。反省です。頑張って治してリハビリして、山に行きます。もちろんリベンジも!!
激励をありがとうございました。
mmgさん。こんばんわ。ありがとうございます。 ビックリです!昼食を取られていた方ですね^^・・・志し半ばこのようになってしまいました。やはり動揺はしました。本当に自問自答を声に出して気持ちを落ち着かせました。しかし何より救援協力者の存在が一番です。安堵感を得ました。私も今後は山行だけでなく困った方には手をさし延ばしたいと思います。安易なヘリ要請が問題視される昨今、あの瞬間に判断できたのは救援協力者の存在が大きかったです。来年、同じ予定でリベンジ山行を夫婦で決意しています 激励をありがとうございました。また、何処かでお会いできますよーに
bergheilさん。こんばんわ、はじめまして。。。そうですか・・・お父様もですか。。。下山の事故が多い理由が経験で勉強することができました 気が抜けることと、自分で思う以上に疲労していることが大きな原因と考えています。携帯電話・GPS・ヘリ・・・文明の恩恵ですね^^ ちなみに今回の山行は夫婦二台の携帯電話、一台は事故発生まで電源はOFFにしていました。最後の命綱と考えていました
菓子折り・・参考になりました 完治したらドライブついでにお礼したいと考えています。ありがとうございます。
shimokazuさん。こんばんわ。激励をありがとうございます。この経験は スキルアップするチャンスです。完治してリハビリしてまた山歩きを堪能したいです 山は素晴らしいですね
islandさん。こんばんわ。はじめまして。私が冷静でいれたのはやはり救援協力者の存在が大きいです。今回の事は結果はこの程度です。しかし、同じ場所でも時間や天候次第では深刻な事だったと思います。これを教訓にさらなる危機管理 をもって山歩きをしたいです。山を歩く人・・皆さん素晴らしい人格者です。 私達もその方々の仲間入りできるように他人に優しい登山者を目指したいです。
妻は床で山の本を読み漁っています^^完治してリハビリを頑張ってリベンジ山行です
お見舞いありがとうございます。
同じ日に美濃戸から硫黄岳へ上がったmoonsetと申します。私のレコに訪問ありがとうございますm(__)m
単独で同じ日に登りましたので、緊張しながら読ませて頂きました。
特に同行者が居ない私には、もしも・・・の時にどうするのかを改めて考えさせられたレポでした。
奥様の回復を心からお祈りしています。
moonsetさん。激励とお見舞いをありがとうございました。 そうですか・・・同じ日に単独 スゴイですね 遭難時の最大の危険はやはり孤立ですかね 今回はメジャーな山で季節、天候、時間に恵まれたのが幸いでした。単独山行でも大丈夫ですよ 山歩きする方は皆さん優しくて、素晴らしい人格者です。私達もこの恩は忘れずに山歩きを続けます
あ!moonsetさんのレコのUP写真、川の流れが優しく癒される表現で見入ってしまいました
私も妻と2人での山行がメインですが、いつ同じ状況に遭遇するか、もし妻じゃなくて自分だったら、、
などととても考えさせられたレポでした。
自分だったらこんなに冷静になれなかったでしょう。
とても見の引締まるレポありがとうございました。
--追記--
ふと思ったので追記しますが、
警察への連絡で、長野県警地域課→110番にかけなおすようなことになってますが、
そういうものなんですかね。
このやりとりだけ拝見するに、地元の警察に連絡するより結局は110番にかけるのがいいということなんでしょうかね。
sanngopapaさん ご無事で何よりです。
しかし、赤岳稜線でも、横岳のガレ場でもなく、硫黄岳から夏沢ヒュッテの目前のザレたところですね。やはり滑るのですね。とても参考になります。計画や体調でなく、不運のような気がしますが、ヘリが飛んだことには変わりなく、山の怖さを思い知らされます。
懲りずにまた、ヤツに登ってください。一日もはやい回復を御祈りします。
alohalogさん こんばんは。コメントありがとうございます。そして返信が遅くなりました 夫婦ふたりは最高ですよね^^ 私達も子供達が少し離れ、2人の時間を楽しみ始めたときでした・・・今回の件では遭難の入口を体験しました。。。今後も山登りだけでなく、老後を視野に入れた私生活での危機管理を考えさせられました。そして助け合いの重要性を痛感しました。
・・・110番・・・深くは疑問に感じませんでしたが、やはりシステムでしょうか?たぶん。。。一番に110番をかけなかったのは実は訳がございます。「安易な救助要請問題」これが最後まで引っかかっていました。
lecielbleuさん こんばんは。そうです。悔しいことに典型的な転倒事故の背景です。はしご、クサリ場、ナイフリッジ・・・これらを緊張しながらクリアして気が抜けて・・・まさしく、これです 知識があっただけに悔しいです。しかし晴天の登山道で正午・・・これが不幸中の幸いでした。体温低下などなく、救助待ちも苦痛は足だけでした。早めの行動だけは正解でした 激励をありがとうございます。やり残した本沢温泉やシラビソ小屋のスローライフ・・・リベンジです
こんにちは
大変な経験をされましたね。
普通ならあわててしまうところ、冷静に対応されたことに驚きました。
救助に来てくださる方も命がけです。
自力で下山できるにもかかわらず、ヘリで下山されたのはなぜでしょうか。
ヘリに乗るのは遭難者(自力下山できない)だけだと思っていましたが。
umichanさん コメントありがとうございます。そうですね 私は確かに自力下山が可能でした。しかし、怪我した妻を追いかけ、独り下山は焦る気持ちから二次遭難も否定できません。また、迅速かつ合理的に妻の治療に移行するには私もヘリに乗ることが正解と、自宅に着いてから正解と結論を出しました。
そもそも『生きて下山』を考えるなら、ヘリも不要となります。まさに這ってでも、引きずってでもとなれば時間や怪我の悪化を考えなければ自力下山はできたかもしれません。しかし今の時代での出来事・・・怪我や病気の対応として今の文明の機器を可能な範囲で利用し病人やけが人に最善を尽くすべきものと思います。安易なヘリの出動要請が問題視されている今、110番通報するときも病院に着いても「今回は適正だっただろうか?」と考えていました。今は正解だったと思っています。私も同乗することにより、警察の事情聴取の早期対応、病院より怪我の説明と今後の治療の流れのアドバイス、直ちに自宅搬送でき早期治療に入れました。しかし山登りという、たかが趣味で多くの方にご迷惑をかけてしまいました。そして多くの方の親切をいただきました。人間独りでは生きれないと痛感し、この気持は忘れてはならないと強く感じています。
何気ないところの転倒。
よくあります。今回の、八ヶ岳でも北八ッで、自分も滑って顔面と膝を強打。
怖いですね。
自分の登山スタイルは単独行がほとんどなんで、事故にあったらどうしようと思います。
夏草峠のヒュッテは原則予約がないと開いていないようです。自分も一瞬パニックでした。
とにかくよかったですね。
momohiroさん ご心配ありがとうございます。 本当によくある“おっと ”って感じです。単独登山ですか・・・考えると不安ですが、山を歩く方はみなさん親切です。やはり助け合いが必要ですね^^ 下山後もこの気持は仕事・私生活でも行動に活かす努力をしています。本当に勉強になりました。
克明な記録、とても参考になりました。
私も捻挫や骨折の痛さを知っています。標高がどこであれ、ここで仮に捻挫でもしたら上がりも下がりもできないな。。。って思う様な事もあります。
今回は、事故後の1)情報収集 2)情報分析 3)情報分析に基づく情報の統合化 4)情報統合による専門的推論および判断 が、うまく繋がった好例だと思います。
遭難以外でも災害時には同じ様な判断が時間で左右される事もあります。A.N氏の登場とその即断も大きく作用していると思いました。
私が仮にsanngopapaさんの、また、A.N氏の立場だったら、考えさせられる投稿でした。
mojo964さん コメントありがとうございます。協力者の存在はなによりの安心を得られました 一歩一歩確実に!!これにつきますが、やはり自然が相手、有事発生を考え、天候、時間を見極めて、より安全な山歩きを心がけたいです。山でも下界でも『助け合い』ですね^^ 良い勉強になりました。
緊張しながら読みました。
私自身も救助まではいかなかったのですが、富士山で風で吹き飛ばされたことがあるので大変冷静に対処されたと思いました。
とにかく無事でよかった・・・
2013年の元旦には逆に救助する立場に遭遇しました。
登頂予定を変更し救助成功できたのは誇りに思います。
いつか山でお会いしたいですね!
yuuki3776さん はじめましてコメント ありがとうございます。今回の事故は運もあり大惨事は免れました。しかし季節、天候、時間、が悪いと生死をさまようかと・・・・多くの方に助けられ人の温かみや思いやり、多くの事を学びました。わたしも困っている方に優しく思いやる気持ちを行動にすることを固く誓う出来事でした。
ありがとうございます。どこかで会えるといいですね 富士山に行くと会える・・かな?
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