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Yamareco

記録ID: 2233201
全員に公開
山滑走
槍・穂高・乗鞍

四ッ岳 今の自分の目一杯。

2020年02月24日(月) [日帰り]
 - 拍手
体力度
4
1泊以上が適当
GPS
09:57
距離
13.8km
登り
1,584m
下り
1,583m
歩くペース
標準
1.01.1
ヤマレコの計画機能「らくルート」の標準コースタイムを「1.0」としたときの倍率です。

コースタイム

日帰り
山行
8:10
休憩
1:40
合計
9:50
3:33
85
4:58
5:21
270
9:51
10:29
101
12:10
12:48
32
13:20
13:21
2
13:23
ゴール地点
天候 晴れてんだけどさ。何よ?あの激風!
過去天気図(気象庁) 2020年02月の天気図
アクセス
利用交通機関:
自家用車
平湯野営場の駐車場をお借りしました。
ありがとうございました。
気合いが入ってるので早出。
2020年02月24日 03:29撮影 by  KYV46, KYOCERA
2
2/24 3:29
気合いが入ってるので早出。
ここから尾根に取り付く。
大崩山登った時はミスってエラい目に遭った。
2020年02月24日 03:46撮影 by  KYV46, KYOCERA
2/24 3:46
ここから尾根に取り付く。
大崩山登った時はミスってエラい目に遭った。
最初の急斜面クリアまで一時間か…ちょっと掛かり過ぎ?
2020年02月24日 04:32撮影 by  KYV46, KYOCERA
2/24 4:32
最初の急斜面クリアまで一時間か…ちょっと掛かり過ぎ?
渡渉点は板を投げて。
投げやすいのも、この板の利点の一つか?
2020年02月24日 05:05撮影 by  KYV46, KYOCERA
2/24 5:05
渡渉点は板を投げて。
投げやすいのも、この板の利点の一つか?
渡渉は簡単。
2020年02月24日 05:05撮影 by  KYV46, KYOCERA
2/24 5:05
渡渉は簡単。
明るくなってきて周りを見たら背後に槍。

2020年02月24日 06:13撮影 by  KYV46, KYOCERA
2
2/24 6:13
明るくなってきて周りを見たら背後に槍。

帰りが楽しみな斜面。
2020年02月24日 06:24撮影 by  KYV46, KYOCERA
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2/24 6:24
帰りが楽しみな斜面。
大崩山東面(のハズ)が朝日に彩られる。
2020年02月24日 06:30撮影 by  KYV46, KYOCERA
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2/24 6:30
大崩山東面(のハズ)が朝日に彩られる。
樹林帯を抜けたらこの景色!
写真では風が伝わらないので「わーきれい(棒読み)」で済むが、この地点で結構な風速。
2020年02月24日 08:01撮影 by  KYV46, KYOCERA
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2/24 8:01
樹林帯を抜けたらこの景色!
写真では風が伝わらないので「わーきれい(棒読み)」で済むが、この地点で結構な風速。
ガスだ雪だと湿り気がないからマシだけど、三角岩が見えているからと言って天国ってワケでもない。
2020年02月24日 08:27撮影 by  KYV46, KYOCERA
4
2/24 8:27
ガスだ雪だと湿り気がないからマシだけど、三角岩が見えているからと言って天国ってワケでもない。
ガスじゃないです、ブリです。
ここから山頂は終始こんな感じ。
写真撮る余裕なし。
2020年02月24日 08:27撮影 by  KYV46, KYOCERA
2/24 8:27
ガスじゃないです、ブリです。
ここから山頂は終始こんな感じ。
写真撮る余裕なし。
登り6時間目標だったけど6時間30分掛かっちゃった。
でも頑張った!板で登頂。
今日は乳首に拘った(汗
2020年02月24日 09:57撮影 by  KYV46, KYOCERA
3
2/24 9:57
登り6時間目標だったけど6時間30分掛かっちゃった。
でも頑張った!板で登頂。
今日は乳首に拘った(汗
山頂から乗鞍。
写真には写らない厳しさ、があるから。
2020年02月24日 09:57撮影 by  KYV46, KYOCERA
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2/24 9:57
山頂から乗鞍。
写真には写らない厳しさ、があるから。
帰路、sinmyoさんとgoedonさんとスライド。
予定通りだ。
しばしの会話の後、先へ進む。
厳しくも楽しいヤマだった。
帰りの滑走は正に天国。
2020年02月24日 11:13撮影 by  KYV46, KYOCERA
2
2/24 11:13
帰路、sinmyoさんとgoedonさんとスライド。
予定通りだ。
しばしの会話の後、先へ進む。
厳しくも楽しいヤマだった。
帰りの滑走は正に天国。
やっと、止まって栄養補給する余裕が出てきた。
ここまで、まともな休憩は無しだったので脚に負担が出ていた。
2020年02月24日 11:34撮影 by  KYV46, KYOCERA
1
2/24 11:34
やっと、止まって栄養補給する余裕が出てきた。
ここまで、まともな休憩は無しだったので脚に負担が出ていた。
振り返れば天気が登頂を祝福してくれてるような気がした。
2020年02月24日 11:36撮影 by  KYV46, KYOCERA
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2/24 11:36
振り返れば天気が登頂を祝福してくれてるような気がした。
今回も板で車帰還達成。
2020年02月24日 13:21撮影 by  KYV46, KYOCERA
2/24 13:21
今回も板で車帰還達成。
やり切った!
2020年02月24日 13:24撮影 by  KYV46, KYOCERA
4
2/24 13:24
やり切った!

装備

個人装備
チェストバッグ 長袖シャツ 長袖インナー ハードシェル(雨具兼) タイツ ズボン 靴下 グローブ アウター手袋 予備手袋 防寒着 バラクラバ ブーツ ヘルメット ゴーグル ザック ビーコン スコップ ゾンデ 地図(地形図) コンパス 計画書 ヘッドランプ 予備電池 GPS 筆記用具 ファーストエイドキット ガムテープ 常備薬 保険証 携帯 サングラス 非常食 行動食 保温ボトル ツェルト ウィペット ナイフ スキー シール SJCAM4000:通称パチプロ トランシーバー(VX-6) ドンジョイ

感想

三連休の週末、天気予報を見ると土曜×日曜△?月曜〇の感じ。
したらば日、月で予定を組むか、と以前から行けてなかった十石山を計画した。

日曜に十石山として月曜はどうしようかな、乗鞍界隈に居るのだからもう一つ何か組めないかな、と考えていた矢先の事。
先日、大崩山で出会ったsinmyoさん達が月曜に四ッ岳に向かうと情報を得た。

自分もしたらば、と想定したが正直自信が無かった。
平湯からの四ッ岳って山スキーの定番コースと思うが、初心者が軽い気持ちで行ける山ではない。
厳冬期の3000m級に入るカテゴリーだ。
「いつかは、平湯からの四ッ岳を達成したら山スキーヤー一人前かな?」
と目標にしていたトライの一つだ。
今の自分では「いっちょ行ったるか!」などと軽く言える山ではない。
かと言って「自信無いからなぁ。」と言っては、いつまでも成長しない。

で、出した答えは、
行けるところまで頑張ればいいじゃない。
可能不可能の見極め、自己分析は出来る自信がある。

で、土曜の夜に取り合えず白骨に移動、未明から吹き荒れる激風に意気消沈。
十石山にムリを押せば月曜の四ッ岳に悪影響が出る事必至。
…十石山、事前敗退決定。
そのまま日曜を棒に振ってもイカンので四ッ岳攻略の一助を考えた。

大崩山に平湯から登った時の事、その前日にmaoyukiさんから最初の尾根への取りつきへのアドバイスを頂いていたのだが、取りつきに至る前にルートミスをしていて、せっかくのアドバイスを無駄にしていた。
夜明け前で視界が限られていては、ルーファイが難しかった事も一つ。
では明るかったら間違えないのか、と。

試してみよう。
偵察山行だ。

9時頃に平湯野営場に移動、程なく下山してくる方が一名。
この時刻に下山してくるとなると敗退者か只者ではないか、どちらかだ。
結果は皆さんご存じ、只者ではありませんでした。
おかげ様で直前トレースを付けて頂いて、非常に助かりました。
ありがとうございました。

さて、偵察山行は確たる手応えがあり、なるほどアドバイスの言葉の意味がわかった、と。
改めてmaoyukiさんありがとうございました。

迎えた月曜午前3時30分、気合の早出。
目標は登り6時間、下り3時間の9時間だ。
偵察の甲斐あって尾根へ乗越しもスムーズ、渡渉点までのタイム見ると若干遅れているが許容範囲内。
先行された方も見えてノーラッセル、ルーファイ不要の好条件。(都度、ルートと現在地確認はしましたよ。)
樹林帯の登高の途中で夜明けを迎えた。
背後には白く輝く槍ヶ岳、右手には赤く染まる大崩山を眺め、静かな山と新雪を楽しみながらの素晴らしい時間。
しかし、お楽しみは長くは続かない。
樹林帯を抜ける直前から、寒さが厳しくなってきた。
テムレスの限界が来て本チャングローブに交換、ヘルメットビニーでは鼻口周りに不安を感じ、バラクラバ被る。
さぁ来い!と意気込んだら本当に来やがった。

激風!

三角岩を見るあたりから上は一歩一歩に気合が必要。
風に押されて後方に倒れれば、イテテでは済まなさそう。
前や横ならウィペットが助けてくれるので、とにかく前へ前へと重心も気持ちも全力で傾ける。

ハーフパイプ(よく知らんが露岩があるルンゼの事だよね?)までは露岩の陰で一息つく事も出来たが、山頂下の一枚斜面に突入以降は緊張から喉が乾いて辛かったが、当然水分補給の余裕など無くジリジリと歩を進めるのがやっとだった。
特に、2700mあたりのルンゼ向かって左から右尾根にトラバースするラインは足元は完全アイスだわ向かい風の爆風だわで、一回斜面後方に弾かれた。
ウィペットで何とか食い止めて凌いだが、ちょっとシビれたな。
それでも意地で板のまま何とか登頂。

6時間30分、目標には届かなかったが負けなかった。
さて、記念撮影とスマホ出したら「低温モードです。機能制限しています。」の文字。
トルクG4!雪山で使えって宣伝していてコレか!
まぁ、身体に近いポケットで温めたらすぐに使えるようになったからヨシだけど。

さて、滑降準備だが、皆さんどこでトランジットしてるの?
某氏のレコにある窪地ってどこよ?
あそこかな?と目星を付けた山頂から北西方向15mにある岩陰でトランジットするが、爆風でままならない。
結局クトーの袋を山に奉納してしまった。
(環境破壊とも言う。ゴメンナサイ。)
しかし、板さえ履けば何とかなる(本当か?)
ガリガリと尻尾やらシュカブラやらを蹴散らしながら、山頂直下斜面へ。
アイスの位置を確認して避けながらドロップ。
楽しむ余裕は無かったけれど、滑りやすく、ダイナミックで達成感を得られる最高の斜面だった。

露岩帯まで降りたら避け難いアイスも多々あり、ギャリギャリと騒音を撒き散らしながらデラデラ。
ガリ地獄もあと少しとなる灌木が出始めるあたりで、sinmyoさん、goedonさんとお会いする。
まぁ、捜しながら滑っていたので予定通りの展開。
先日、お世話になったお礼を伝えた。

お二人と別れた先はパウ天国。
これまで経験したこと無い距離続く。
これが、山スキーの真の姿か!と。
そのダイナミックさ、スケールの大きさ、大自然を身体で直に感じつつ滑走。
流石に長距離を滑り続けるのはムリで、休み休みの下山となった。
渡渉点まで戻った頃には完全に脚が売り切れ、渡渉後の登り返しでとどめを刺され、後はトレースボブスレーでダラダラと。
下山は13時30分、下山に3時間30分掛かった。
まぁ、想定範囲内の時間オーバーで自分の目標は満点で達成。
久々の本チャン達成で最良の一日になった。

最後に、今日に至るまでにお世話になった方々に心底感謝しています。
ありがとうございました。

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コメント

絶対会ってますよ<笑
land-raiderさんはじめまして、graveltrekです。

下山時の時間を見ましたら、8分差で野営場に帰ってます。
私が遅れて到着して「お疲れさま〜」って声かけたと思います、黒いセレナに乗ったジジィに声かけられませんでした?それが私です。

同じ方向へ向けて(四ツ岳に向かって)駐車してて、 land-raiderさんの3台くらい右手に駐車してました、お顔も見てますよ!たぶん<笑

いや〜・・・gpsmap66見せて欲しかったな〜!
現物は本日ネーデルランドからやって来ました、国際郵便でちょっと到着に日にちが掛かりました。
先ほど電源入れて、起動と衛星補足は確認しましたので、あとは英語版を日本語表示するようにファイルを入れ替えます。

絶対どこかでお会いしましょう!!!!!!!!!!!!!
2020/2/25 17:11
Re: 絶対会ってますよ<笑
コメントありがとうございます。
もう購入してたんですね、innですよねw。
日にち掛かっても届いたならヨシです。
私、一回届かなかったってのありますから。
もちろん全額返金でしたけど、ヤキモキさせられました
昨日、四ツ岳本峰は達成しましたが、四ツ岳にはもう一つの目標が残っています。
東峰のグラトレピークです。
ガオロさんのガオロピークの命名法に倣って勝手にそう呼ばせていただいています。
もっと評価されても良いピーク&斜面と思っています。
では、いつかどこかで必ずお会いしましょう!
2020/2/25 17:21
Re[2]: そうそうinnでね<笑
land-raiderさんgraveltrelです。
夕方早速gpamap66の日本語化をしました。
日本語のフォントは簡単にインストール出来たのですが、メニューの変換が中途半端でして使い方が分からず、頭を痛めてます。
etrex30xと操作ボタンの基本が違うので、慣れるまで大変そう。

一つ教えてください。
記録中のトラックや、ルートとして記憶させたGPXの軌跡を、赤色に表示するには次のやり方で間違いないですか?

1GPSMAP 66の電源をオンにして、メインメニューに移動します
2録音コントロールの選択
3方向パッドを使用して、アクティビティ情報に移動します
4プレス メニュー
5色の設定を選択
6目的の色を強調表示して、Enterキーを押します
これで、マップページ上で、トラックが新しく選択された色として表示されます。

下記のURLを翻訳すると、上の様な取り扱いに成って居ます。

https://support.garmin.com/en-GB/?faq=4oo0heXryG1tcKQEHIKKJ7

お手数かけます
2020/2/25 22:40
Re[3]: そうそうinnでね<笑
おはようございます。
今頃になってコメントに気付きました(汗。
お返事、夜になってしまいますが、お待ち下さい。
メッセージから、お返事しますね。
2020/2/26 6:56
プロフィール画像
ニッ にっこり シュン エッ!? ん? フフッ げらげら むぅ べー はー しくしく カーッ ふんふん ウィンク これだっ! 車 カメラ 鉛筆 消しゴム ビール 若葉マーク 音符 ハートマーク 電球/アイデア 星 パソコン メール 電話 晴れ 曇り時々晴れ 曇り 雨 雪 温泉 木 花 山 おにぎり 汗 電車 お酒 急ぐ 富士山 ピース/チョキ パンチ happy01 angry despair sad wobbly think confident coldsweats01 coldsweats02 pout gawk lovely bleah wink happy02 bearing catface crying weep delicious smile shock up down shine flair annoy sleepy sign01 sweat01 sweat02 dash note notes spa kissmark heart01 heart02 heart03 heart04 bomb punch good rock scissors paper ear eye sun cloud rain snow thunder typhoon sprinkle wave night dog cat chick penguin fish horse pig aries taurus gemini cancer leo virgo libra scorpius sagittarius capricornus aquarius pisces heart spade diamond club pc mobilephone mail phoneto mailto faxto telephone loveletter memo xmas clover tulip apple bud maple cherryblossom id key sharp one two three four five six seven eight nine zero copyright tm r-mark dollar yen free search new ok secret danger upwardright downwardleft downwardright upwardleft signaler toilet restaurant wheelchair house building postoffice hospital bank atm hotel school fuji 24hours gasstation parking empty full smoking nosmoking run baseball golf tennis soccer ski basketball motorsports cafe bar beer fastfood boutique hairsalon karaoke movie music art drama ticket camera bag book ribbon present birthday cake wine bread riceball japanesetea bottle noodle tv cd foot shoe t-shirt rouge ring crown bell slate clock newmoon moon1 moon2 moon3 train subway bullettrain car rvcar bus ship airplane bicycle yacht

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