白馬三山〜朝日岳 −断念 栂海新道
- GPS
- 104:00
- 距離
- 34.9km
- 登り
- 3,509m
- 下り
- 3,290m
コースタイム
- 山行
- 8:45
- 休憩
- 0:45
- 合計
- 9:30
- 山行
- 9:40
- 休憩
- 1:20
- 合計
- 11:00
天候 | 晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2011年08月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車 バス タクシー
|
コース状況/ 危険箇所等 |
危険個所なし |
写真
感想
8月11日 晴
夜行バスで白馬バス停に下車。猿倉まで乗り合いタクシーに乗った。バスより早く着くし楽チンだ。
猿倉から大雪渓のへの道、白馬鑓温泉への道に分れる。ほとんどの人は大雪渓の方へ行ったみたい。しばらく静かな林道だ。沢を何本か横切るので顔を洗えて気持ちいい。
やがて小日向のコルへの登り。そこから下りになって少し損した気持ち。道はトラバースから雪渓を横断する。その場所からはドーンと杓子ガ岳、白馬鑓ガ岳ーためいきが出る。
数か所、雪渓横断、降下などあり、最後の雪渓を登ると遠くに小屋が…。だが滑りやすい砂礫のトラバースなので要注意。砂礫を登ってヘロヘロになったのでテント装備で来たが小屋泊りとした。なんちゃってお風呂も入れるし!!
露天風呂は時間交代制。皆が夕食の時間に板で囲った女子用お風呂に入る。
こんな温泉、初めてだ。他にないよ、源泉かけ流しの湯が小滝となって溢れてる。私一人きりと思ってたら女の人が入ってきた。山の話に花が咲く。その方とは翌々日、偶然にお会いできた。
8月12日 晴
大出原まで急な登り。小屋が小さくなって行く。大出原は鑓と天狗に挟まれた草原で花、花、花に有頂天になる。
稜線に近づくにつれ傾斜が急になって来る。稜線は風が強く寒いということだ。実際、尾根に出ても少し道を外した場所で小休止を取った。
鑓ガ岳、杓子ガ岳と白馬三山を行く。その砂礫色の荒々しい風貌が清水尾根を上がっている時、一度は行ってみたい山並みだったのだ。鑓から杓子へは巻道がある。だけどあの岩壁には近付いてみたい。ガスが上がって幻想的だ。
私は高山病になりやすい。ここから白馬岳までは、ちょい上がるだけなのだがえらくしんどかった。テン場受付分かりにくかった、強風でテント張りにくかった。いろいろあってパタンキューだ。
8月13日 晴
やっぱり朝はガスだ。白馬岳へは数回来てるが全然、展望見ていない。まあ、人多いから別に構わないけど。
少し下るとガス帯から抜けた。三国境を雪倉岳の方へ。この辺りは、静かでなだらかで一番好きなところだ。
しかし雪倉避難小屋への途中、何か体が変だ、力が出ない、ほんの少しの登りで喘いでる。小屋で休憩することにした。幸い、小屋には非常用の水が置いてあった。近くの沢も確認してる。
1時間ほど眠り込んだ。睡眠不足だったのか、昨日テン泊すごく寒かった。体調悪くしたみたいだ。
私は夏はシュラフカバーだけでテン泊していた。南アルプスならそれで行けたのだ。しかし北アルプス、ちと気候厳しいようだ。
目が覚めると重たるい感じ、なくなっていた。外は最高の天気。朝日小屋に向けて出発だぁ。
雪倉岳、順調に上がって小桜平へ下る。分岐から朝日岳を迂回する水平道を行く。まあ、話には聞いてたが上り下りが何回もあり、しんどい道だった。もうすぐ小屋かな、という時、前を歩く女の人。白馬鑓温泉で一緒になった人だ。私と同じくらい疲れてて、二人で何とか朝日小屋に着いた。
8月14日 晴
実はここから栂海新道行くつもりだった。昨日の夜から決めたことだが、予定変更、蓮華温泉に下ろう。下りや平地ならいいが登り、これっぽっちも元気でなかったのだ、朝日頂上まで1時間半、コースタイムの1.5倍もかかってる。
千代の吹上に向かって下ると懐かしい栂海新道、チラリと見える。(1999年に踏破している。)まあ、五輪尾根もいい所だ。
すぐに雪解け跡に出る。雪解けと同時に花が咲き乱れる。もう8月だから早く咲いて早く実を付けなければならない。そしてほんの少し行くとアヤメ、アヤメの群落。尾根筋なのに沢が流れてアヤメが咲き乱れている。
花園三角点まで木道だ。周囲、お花で埋め尽くされているから。ずっとずーっと先までお花畑が続いている。道のないのが残念だが、まあ、自然(花や虫、獣たち)にとってそれがいいんだろう。
急坂を下って白高地沢の橋へ。沢沿いに道が二股に分かれている。私は以前、蓮華温泉から来た時を思い出しながら右に行った。見覚えのある橋が出てきた。もっとも今にも壊れそうな…。橋を渡って山道に入るとその道、水流に流されたのかえぐられている。河原に下りる踏み跡はあった、そして対岸で水遊びしてる子供たち。
子供たちのご夫婦に道を尋ねて、渡るべき橋はもう少し数百メートル先だと聞いた。仕方ないから靴脱いで沢を渡渉。膝下ぐらいだったがすごーく冷たかった。
さて、蓮華温泉への登り返しだ。最初は、テント張って温泉入って…と思ってたが足は全然進まない。何回も休憩してやっとこさ到着。まあ、宿に着いておいしいもの食べてのんびりしていいじゃんーとこれ又、予定変更だ。
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