塔ノ岳(3回目)〜丹沢山〜蛭ヶ岳



- GPS
- --:--
- 距離
- 17.4km
- 登り
- 1,400m
- 下り
- 1,394m
コースタイム
- 山行
- 8:45
- 休憩
- 2:05
- 合計
- 10:50
○写真は当時撮影した色褪せたネガフィルムからデジタル化したもの。 撮影地点が今となっては不明なものがある。 カメラも2台使っていたようで時系列はバラバラです。
天候 | 晴れのちガス |
---|---|
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
写真
装備
個人装備 |
長袖シャツ
Tシャツ
ズボン
靴下
防寒着
雨具
靴
ザック
昼ご飯
行動食
非常食
飲料
コンパス
笛
ヘッドランプ
予備電池
ガイド地図(ブック)
ファーストエイドキット
保険証
時計
タオル
カメラ
ガスコンロ
|
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感想
1993年06月12日(土)【塔ノ岳〜丹沢山〜蛭ヶ岳】
当時私は32歳。
当時書いた山日記が残っているので、以下、長文になりますが、少し手直しして掲載させていただきました。
東日本、北日本にあった寒気団が日本列島の東に抜け、上空の温度が上がって天候が安定するとの天気予報だったが、朝から丹沢の稜線は雲に包まれていた。山行中も稜線は終日ガスに覆われ、丹沢山〜蛭ヶ岳の稜線は南側の沢から強い風が吹き上げていた。下界は終日いい天気であったようだ。
多摩市の自宅から車で出発。東名高速から丹沢の稜線は見えなかった。玄倉から林道に入ると車の揺れがまだ目覚めていない体にきつかった。2時間ほどでユーシンの駐車場に着いたが既にほぼ満車だった。
身支度を済ませて早々に出発。玄倉林道をだらだらと歩き、広い河原を歩いて、尊仏ノ土平から塔ノ岳への尾根に取りついた。初めが暗い植林帯だったが、途中から広葉樹の森に変わり、平坦部ではブナの新緑がキレイだった。
再び急坂となり、頂上の手前の水場で喉を潤し、つつじの花を眺めながら登ると塔ノ岳の山頂に着いた。時間まだ9時なのでハイカーの姿は少なかった。山頂はガスに包まれていて視界はまったくなく、今回で登頂は3度目となるがまたもや雄大な展望を楽しむことはできなかった。
おにぎり一つを食べてから丹沢山へ向かった。日高へは大きく下ってから登り返した。ところどころに新緑の広葉樹の森が広がる平坦部があり気持ちが良かった。
竜ヶ馬場へはまた下って登り返した。竜ヶ馬場は南東に向けて開けた緩やかな斜面でとても気持ちが良かった。
竜ヶ馬場より少し下ってゆるやかに登り返すと丹沢山の山頂に着いた。山頂は広くて南側に少し下ったところにみやま山荘があったが営業していないようだった。
山頂の黒土からガスが終始立ち昇っていた。周囲は樹木に囲まれているので展望はさほどでもなさそうだった。
丹沢山でお昼を食べてから蛭ヶ岳へ向かった。急坂をずいぶんと下ってから不動ノ峰へ向けて登り返す。稜線の樹木はまばらになり背の低い笹に覆われていた。ガスがなければ豪快な展望が広がっているに違いないが、南面の沢から強風とともにガスが吹き上げていてとても寒かった。
途中雨風がしのげる程度の休憩舎があった。ここから北へ3〜4分下ったところにある水場の標識があった。
長い登りを終えると不動ノ峰に着いたが樹林に囲まれて展望はなさそうだ。
棚沢ノ頭へは少し下って登り返すとすぐに着いた。ここも樹林に囲まれて展望はなさそうだった。
鬼ヶ岩へもほとんど登り下りもなく着いた。ガスさえなければ蛭ヶ岳の雄大な山容を見ることができたはずだった。
蛭ヶ岳へはクサリ場のあるガレ場を下る。まるでアルプスの稜線のようだ。蛭ヶ岳への登り返しは途中から樹林帯となる。長い登りが終わると蛭ヶ岳山荘の前に飛び出した。
山頂はすぐ左手にあった。黒土がむき出しになった山頂は広くて南側から東側には展望があるが、北側から西側は樹林に囲まれて展望はなく、山荘は北側の樹林の中にあった。
山頂はガスは包まれていて展望は皆無。お茶を飲んだりして少し待ってみたが、頭上から時折、陽がさすもののガスが取れる気配はなかった。時刻は既に15時を回っているが、こんな時間から姫次方面に向かう人がいた。
下山は蛭ヶ岳南尾根を使った。山頂直下からいきなりの急坂で石がゴロゴロして歩きにくいし、ガレ場を横切るところもあり、浮石もあって神経を使った。尾根の中間部は傾斜も落ちて石も少なかった。新緑のブナ林もあって気持ちが良かった。下部はまた石がゴロゴロしていて浮石も多くて気が抜けない下りだった。
大きなジグザグのガレ場を過ぎると河原に降り立った。上流には何段もの堰堤が見える。林道はここまで伸びてきているがユーシンまで延々と歩かねばならなかった。足の裏が痛くてとても歩きづらかった。河原でキャンプしている人や両岸のきれいな新緑の森を見ながら、陽が傾き始めた林道をとぼとぼと歩いた。
ふと稜線の方を見上げると深いガスに包まれたまだだった。
※このレコは2020年5月2日 58歳時にアップしました。
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