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Yamareco

記録ID: 234323
全員に公開
無雪期ピークハント/縦走
槍・穂高・乗鞍

笠ヶ岳(クリヤ谷〜鏡平)

2012年10月13日(土) 〜 2012年10月14日(日)
 - 拍手
GPS
34:45
距離
27.0km
登り
2,407m
下り
2,407m

コースタイム

一日目
5:40新穂高温泉無料駐車場−6:15クリヤ谷登山口−9:10水場(涸れ)−12:40稜線(クリヤの頭付近)−13:05雷鳥岩−16:25笠ヶ岳山頂

二日目
6:40笠ヶ岳山荘キャンプ指定地−7:05抜戸岩−8:00抜戸岳−9:05秩父平−10:20大ノマ乗越−10:55弓折乗越−11:30鏡平−12:45シシウドヶ原−13:50秩父沢−14:55わさび平小屋−16:25新穂高温泉無料駐車場
天候 晴れ時々曇り
過去天気図(気象庁) 2012年10月の天気図
アクセス
利用交通機関:
自家用車
新穂高温泉無料駐車場
コース状況/
危険箇所等
クリヤ谷コースは長いので荷物が重い場合はコースタイムより余分にかかります。
クリヤ谷コースの水場は涸れる直前で不可。但し2000m付近に流れあり。
秩父沢の水は問題なしでした。
新穂高温泉無料駐車場からクリヤ谷へ向かう
2012年10月14日 23:32撮影 by  NIKON D90, NIKON CORPORATION
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10/14 23:32
新穂高温泉無料駐車場からクリヤ谷へ向かう
槍見温泉の裏手に登山口がある
2012年10月14日 23:33撮影 by  NIKON D90, NIKON CORPORATION
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10/14 23:33
槍見温泉の裏手に登山口がある
クリヤ谷コース登山口
2012年10月14日 23:34撮影 by  NIKON D90, NIKON CORPORATION
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10/14 23:34
クリヤ谷コース登山口
クリヤ谷コース登り始め
2012年10月14日 23:35撮影 by  NIKON D90, NIKON CORPORATION
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10/14 23:35
クリヤ谷コース登り始め
錫杖岳
2012年10月14日 23:38撮影 by  NIKON D90, NIKON CORPORATION
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10/14 23:38
錫杖岳
クリヤ谷のブナ
2012年10月15日 19:26撮影 by  NIKON D90, NIKON CORPORATION
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10/15 19:26
クリヤ谷のブナ
クリヤ谷のブナ
2012年10月14日 23:40撮影 by  NIKON D90, NIKON CORPORATION
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10/14 23:40
クリヤ谷のブナ
錫杖岳
2012年10月14日 23:41撮影 by  NIKON D90, NIKON CORPORATION
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10/14 23:41
錫杖岳
明るいクリヤ谷中盤
2012年10月15日 19:28撮影 by  NIKON D90, NIKON CORPORATION
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10/15 19:28
明るいクリヤ谷中盤
クリヤ谷上部に行くと穂高が見えてくる
2012年10月15日 19:31撮影 by  NIKON D90, NIKON CORPORATION
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10/15 19:31
クリヤ谷上部に行くと穂高が見えてくる
2012年10月15日 19:34撮影 by  NIKON D90, NIKON CORPORATION
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10/15 19:34
2012年10月15日 19:35撮影 by  NIKON D90, NIKON CORPORATION
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10/15 19:35
涸沢岳、奥穂高岳、西穂高岳
2012年10月15日 19:38撮影 by  NIKON D90, NIKON CORPORATION
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10/15 19:38
涸沢岳、奥穂高岳、西穂高岳
稜線直下
2012年10月15日 19:40撮影 by  NIKON D90, NIKON CORPORATION
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10/15 19:40
稜線直下
稜線直下
2012年10月15日 19:43撮影 by  NIKON D90, NIKON CORPORATION
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10/15 19:43
稜線直下
クリヤ谷俯瞰
2012年10月15日 19:45撮影 by  NIKON D90, NIKON CORPORATION
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10/15 19:45
クリヤ谷俯瞰
雷鳥岩付近
2012年10月15日 19:47撮影 by  NIKON D90, NIKON CORPORATION
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10/15 19:47
雷鳥岩付近
雷鳥岩付近
2012年10月15日 19:49撮影 by  NIKON D90, NIKON CORPORATION
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10/15 19:49
雷鳥岩付近
奥のピークは笠ヶ岳手前のニセピーク
2012年10月15日 20:14撮影 by  NIKON D90, NIKON CORPORATION
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10/15 20:14
奥のピークは笠ヶ岳手前のニセピーク
穴毛谷、杓子平
2012年10月15日 20:16撮影 by  NIKON D90, NIKON CORPORATION
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10/15 20:16
穴毛谷、杓子平
ジャンダルム
2012年10月15日 20:17撮影 by  NIKON D90, NIKON CORPORATION
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ジャンダルム
笠ヶ岳へあと1時間
2012年10月15日 20:19撮影 by  NIKON D90, NIKON CORPORATION
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10/15 20:19
笠ヶ岳へあと1時間
冬毛に変わりつつある雷鳥(雌)
2012年10月15日 20:27撮影 by  NIKON D90, NIKON CORPORATION
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10/15 20:27
冬毛に変わりつつある雷鳥(雌)
じっとこっちを見ていました
2012年10月15日 20:31撮影 by  NIKON D90, NIKON CORPORATION
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10/15 20:31
じっとこっちを見ていました
つがい
2012年10月15日 20:30撮影 by  NIKON D90, NIKON CORPORATION
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10/15 20:30
つがい
影笠ヶ岳と槍ヶ岳
2012年10月15日 20:32撮影 by  NIKON D90, NIKON CORPORATION
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影笠ヶ岳と槍ヶ岳
奥穂高岳
2012年10月15日 20:34撮影 by  NIKON D90, NIKON CORPORATION
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奥穂高岳
2012年10月15日 20:35撮影 by  NIKON D90, NIKON CORPORATION
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2012年10月15日 20:37撮影 by  NIKON D90, NIKON CORPORATION
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2012年10月15日 20:40撮影 by  NIKON D90, NIKON CORPORATION
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2012年10月15日 20:41撮影 by  NIKON D90, NIKON CORPORATION
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2012年10月15日 20:46撮影 by  NIKON D90, NIKON CORPORATION
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ほら行くよ〜
2012年10月15日 20:47撮影 by  NIKON D90, NIKON CORPORATION
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10/15 20:47
ほら行くよ〜
笠ヶ岳山荘
2012年10月15日 20:50撮影 by  NIKON D90, NIKON CORPORATION
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10/15 20:50
笠ヶ岳山荘
オリオン座と槍穂高連峰
2012年10月15日 20:55撮影 by  NIKON D90, NIKON CORPORATION
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10/15 20:55
オリオン座と槍穂高連峰
オリオン座と槍穂高連峰
2012年10月15日 20:57撮影 by  NIKON D90, NIKON CORPORATION
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10/15 20:57
オリオン座と槍穂高連峰
夜明け
2012年10月15日 21:00撮影 by  NIKON D90, NIKON CORPORATION
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10/15 21:00
夜明け
2012年10月15日 20:59撮影 by  NIKON D90, NIKON CORPORATION
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10/15 20:59
我が家
2012年10月15日 21:01撮影 by  NIKON D90, NIKON CORPORATION
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10/15 21:01
我が家
寒いのでテントの中から撮影
2012年10月15日 21:02撮影 by  NIKON D90, NIKON CORPORATION
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10/15 21:02
寒いのでテントの中から撮影
2012年10月15日 21:04撮影 by  NIKON D90, NIKON CORPORATION
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10/15 21:04
播隆平
2012年10月15日 21:13撮影 by  NIKON D90, NIKON CORPORATION
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10/15 21:13
播隆平
播隆平
2012年10月15日 21:15撮影 by  NIKON D90, NIKON CORPORATION
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10/15 21:15
播隆平
笠ヶ岳を後に・・・
2012年10月15日 21:16撮影 by  NIKON D90, NIKON CORPORATION
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10/15 21:16
笠ヶ岳を後に・・・
抜戸岩
2012年10月15日 21:18撮影 by  NIKON D90, NIKON CORPORATION
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10/15 21:18
抜戸岩
2012年10月15日 21:20撮影 by  NIKON D90, NIKON CORPORATION
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10/15 21:20
2012年10月15日 21:21撮影 by  NIKON D90, NIKON CORPORATION
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10/15 21:21
縦走路
2012年10月15日 21:23撮影 by  NIKON D90, NIKON CORPORATION
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10/15 21:23
縦走路
ウラシマツツジ
2012年10月15日 21:24撮影 by  NIKON D90, NIKON CORPORATION
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10/15 21:24
ウラシマツツジ
2012年10月15日 21:29撮影 by  NIKON D90, NIKON CORPORATION
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10/15 21:29
2012年10月15日 21:31撮影 by  NIKON D90, NIKON CORPORATION
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10/15 21:31
森のブロッケン?
2012年10月15日 21:32撮影 by  NIKON D90, NIKON CORPORATION
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10/15 21:32
森のブロッケン?
抜戸岳パノラマ
2012年10月14日 20:41撮影 by  iPhone 4S, Apple
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10/14 20:41
抜戸岳パノラマ
抜戸岳パノラマ
2012年10月14日 20:38撮影 by  iPhone 4S, Apple
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10/14 20:38
抜戸岳パノラマ
抜戸岳パノラマ
2012年10月14日 20:29撮影 by  iPhone 4S, Apple
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10/14 20:29
抜戸岳パノラマ
抜戸岳
2012年10月15日 21:34撮影 by  NIKON D90, NIKON CORPORATION
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10/15 21:34
抜戸岳
2012年10月15日 21:35撮影 by  NIKON D90, NIKON CORPORATION
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10/15 21:35
2012年10月15日 21:36撮影 by  NIKON D90, NIKON CORPORATION
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10/15 21:36
秩父岩
2012年10月15日 21:38撮影 by  NIKON D90, NIKON CORPORATION
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10/15 21:38
秩父岩
秩父平から双六岳
2012年10月15日 21:42撮影 by  NIKON D90, NIKON CORPORATION
1
10/15 21:42
秩父平から双六岳
秩父平のカール
2012年10月15日 21:42撮影 by  NIKON D90, NIKON CORPORATION
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10/15 21:42
秩父平のカール
秩父平から薬師岳
2012年10月15日 21:43撮影 by  NIKON D90, NIKON CORPORATION
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10/15 21:43
秩父平から薬師岳
錦秋の双六谷
2012年10月15日 21:45撮影 by  NIKON D90, NIKON CORPORATION
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10/15 21:45
錦秋の双六谷
錦秋の双六谷
2012年10月15日 21:46撮影 by  NIKON D90, NIKON CORPORATION
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10/15 21:46
錦秋の双六谷
錦秋の双六岳
2012年10月15日 21:47撮影 by  NIKON D90, NIKON CORPORATION
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10/15 21:47
錦秋の双六岳
2012年10月15日 21:48撮影 by  NIKON D90, NIKON CORPORATION
2
10/15 21:48
鏡平
2012年10月15日 21:49撮影 by  NIKON D90, NIKON CORPORATION
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10/15 21:49
鏡平
鏡平
2012年10月15日 21:50撮影 by  NIKON D90, NIKON CORPORATION
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10/15 21:50
鏡平
2012年10月15日 21:51撮影 by  NIKON D90, NIKON CORPORATION
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10/15 21:51
2012年10月15日 21:52撮影 by  NIKON D90, NIKON CORPORATION
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10/15 21:52
弓折岳中段
2012年10月15日 21:53撮影 by  NIKON D90, NIKON CORPORATION
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10/15 21:53
弓折岳中段
鏡平
2012年10月15日 21:55撮影 by  NIKON D90, NIKON CORPORATION
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10/15 21:55
鏡平
鏡平
2012年10月15日 21:57撮影 by  NIKON D90, NIKON CORPORATION
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10/15 21:57
鏡平
鏡平
2012年10月15日 21:58撮影 by  NIKON D90, NIKON CORPORATION
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10/15 21:58
鏡平
鏡平
2012年10月15日 22:00撮影 by  NIKON D90, NIKON CORPORATION
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鏡平
鏡平
2012年10月15日 22:00撮影 by  NIKON D90, NIKON CORPORATION
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10/15 22:00
鏡平
2012年10月15日 22:01撮影 by  NIKON D90, NIKON CORPORATION
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10/15 22:01
鏡平
2012年10月15日 22:04撮影 by  NIKON D90, NIKON CORPORATION
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10/15 22:04
鏡平
2012年10月14日 20:28撮影 by  iPhone 4S, Apple
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10/14 20:28
鏡平山荘
2012年10月15日 22:06撮影 by  NIKON D90, NIKON CORPORATION
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10/15 22:06
鏡平山荘
鏡平
2012年10月15日 22:07撮影 by  NIKON D90, NIKON CORPORATION
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10/15 22:07
鏡平
鏡平
2012年10月15日 22:08撮影 by  NIKON D90, NIKON CORPORATION
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10/15 22:08
鏡平
Brian Williams氏
2012年10月15日 22:10撮影 by  NIKON D90, NIKON CORPORATION
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10/15 22:10
Brian Williams氏
鏡平
2012年10月15日 22:11撮影 by  NIKON D90, NIKON CORPORATION
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10/15 22:11
鏡平
鏡平
2012年10月15日 22:09撮影 by  NIKON D90, NIKON CORPORATION
1
10/15 22:09
鏡平
シシウドヶ原
2012年10月15日 22:12撮影 by  NIKON D90, NIKON CORPORATION
1
10/15 22:12
シシウドヶ原
2012年10月15日 22:13撮影 by  NIKON D90, NIKON CORPORATION
1
10/15 22:13
2012年10月15日 22:15撮影 by  NIKON D90, NIKON CORPORATION
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10/15 22:15
2012年10月15日 22:19撮影 by  NIKON D90, NIKON CORPORATION
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10/15 22:19
2012年10月15日 22:20撮影 by  NIKON D90, NIKON CORPORATION
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10/15 22:20
2012年10月15日 22:21撮影 by  NIKON D90, NIKON CORPORATION
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10/15 22:21
2012年10月15日 22:21撮影 by  NIKON D90, NIKON CORPORATION
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10/15 22:21
秩父沢
2012年10月15日 22:23撮影 by  NIKON D90, NIKON CORPORATION
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10/15 22:23
秩父沢
2012年10月15日 22:25撮影 by  NIKON D90, NIKON CORPORATION
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10/15 22:25
2012年10月15日 22:27撮影 by  NIKON D90, NIKON CORPORATION
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10/15 22:27
わさび平のブナ
2012年10月15日 22:28撮影 by  NIKON D90, NIKON CORPORATION
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10/15 22:28
わさび平のブナ
長い林道
2012年10月15日 22:29撮影 by  NIKON D90, NIKON CORPORATION
1
10/15 22:29
長い林道
わさび平小屋
2012年10月15日 22:29撮影 by  NIKON D90, NIKON CORPORATION
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10/15 22:29
わさび平小屋
今回の温泉
2012年10月14日 20:26撮影 by  iPhone 4S, Apple
2
10/14 20:26
今回の温泉
撮影機器:

感想

amakazariさん、レコ作成お疲れ様でした。

amakazariさんとは1年以上前に知り合ったのになかなかご一緒する機会がなく、今年になってようやく実現する。北岳、鳥海山に続き3回目となった今回のお山は、笠ヶ岳。
もともとは他の山を予定していたけれど雨天の為、晴天が予想される北アに変更。希望の山は?と聞くと・・・amakazariさんは意外にも笠ヶ岳に登ったことがないという。私は6年前に笠新道を登って小池新道を下るという1泊2日を経験しているが、1日目の笠新道は大変キツく、やっとの思いで着いた山頂はガスガスで槍ヶ岳も穂高岳も見えず、2日目は朝から雨の中の稜線歩き&小池新道では雷雨に見舞われ、苦い思い出しかないのだ。
今回は紅葉も良さそうだし、6年前のリベンジを果たしたく笠ヶ岳の提案に乗っかった(笑)
だけどどうしても登りたい道があるのだよ、とルートを提案したのは、CT9時間半のクリヤ谷。下山で使う人はまぁまぁいるけど、登りで使う人はあまりいない。でもクリヤ谷を登りたい!そして下山は紅葉が絶頂期の鏡平経由で。地図で見るとなだらかな稜線に見えるけど、実は小さなアップダウンがある稜線なのだ。2日目のCTも8時間ほどかかりそう。さすがのamakazariさんも少々ビビったようで…(笑)大丈夫でしょう!北岳を日帰りで往復する人なんだから!と一蹴(笑)私は北岳日帰りなんて無理だも〜ん。

さて、amakazariさんとは塩尻駅で合流なので最終電車で名古屋を出発。予定では塩尻着23:15だったが、木曽福島を過ぎたあたり?で列車と熊が衝突したらしく、車両点検とかで30分ほど停車。遅れる旨をメールで伝えたはいいけど、知らないうちにウトウト寝てしまったようで、電車が動き始めたのは知っていたけど、気が付くと塩尻駅で降り損なってしまった(><)結局終点の松本駅で合流となり、定刻より45分も遅れて0時に合流を果たしたのだった。amakazariさん、大変失礼いたしました。
0時から新穂高へ向けて移動したので、着いたのは2時。夜中なのにトイレに行く登山者や警備のおじさんがいてビックリ。4時半起床までぐっすり眠りました。

念願のクリヤ谷へ、いざ!!
amakazariさんは、5人用テントやカメラや三脚などパンパンに詰まった大型ザック。かなりの重装備。私はそれに比べて全然軽いのに、思うように登れない。なかなか登り応えのあるクリヤ谷。登りきった時の達成感は言葉では言い表せないほどでした。山頂からの展望も申し分ない。ずっといたかったけど、さすがに時間と寒さで退却。夜は槍穂連峰と星空がロマンチックで、自力で写真を撮りたかったけど、寒さと眠さでこれまた挫折。amakazariさんのおかげで素敵な写真が思い出として残りました。ありがとうございました。

2日目も6年前を忘れさせてくれるような展望が広がり、ガスガスで見えなかった稜線歩きも今回は違う。薬師岳、立山、剱岳、白山、御嶽山など遠くの山々がはっきりと!あ〜来て良かった♪
鏡平では紅葉も最盛期。青空がなかったのが惜しいけど、全ての条件が揃うなんてなかなかないから仕方ないよね。小池新道を歩くのは4回目なので、amakazariさんを置いて自分のペースで下ってしまった。ごめんなさい。というのも、実は電車の時間が気になって、無意識のうちに急いでいたのかもしれない。朝の出発が予定より1時間10分も遅かったのがこの後ずっと影響することになる(^^;)

16:05に新穂高に着いてからも時間が気になって気になって…、amakazariさんまだ来ないかなぁ〜。いけませんね、ゆとりがないのは(^^;)お風呂も慌てて入って、ちょっとしたアクシデントもあって、松本駅へ向かう車内でも落ち着かない。絶対間に合わない(><)もうダメだ〜!と諦めかけた頃、ギリギリ4分前に松本駅に到着。登山靴でエレベーターを駆け上がり、急いでチケットを購入して、飛び乗った特急列車は1分も経たないうちに出発した。ふ〜奇跡的に間に合った!ギリギリセーフ。帰りの列車も鹿と衝突した他の列車の影響で遅れて名古屋に到着。
amakazariさん、最後は慌ただしくなってしまい申し訳ありませんでした。
2日間お世話になりました。おつかれさまでした〜
もう来ることはないかな〜と思ったキツイ山行も、喉元過ぎれば熱さを忘れる…(^^;)
また登ってみたいと思ってます(笑)

私の登山スタイルとして好きな山に何度も行くので近くても行ったことがない山が
意外にあったりする(^^;) 
今回はそんな近くの山。北アルプスの穂高連峰を挟んで向こう側の笠ヶ岳へ・・・
いつも穂高岳界隈からは蒲田川の谷を挟んで見えている山。ずっと気にはなってました。
同行者のkomachiさんは前回ここへ来たときはずっとガス+雨で散々だったとか
での再訪。前と違うコースを行きたい!と強い希望でクリヤ谷を提案される(^^;)
マジですか? CT登り9.5h、標高差1900mって(笑)
でも途中の錫杖岳の景観や紅葉もよさそうなので気合い入れて行きますか。
翌日も弓折岳まで縦走し、鏡平へ行くと言う笠ヶ岳周辺をガッツリ堪能するプラン。

今回は岐阜県の山なので腕章はなしで(爆)ってかそんな余裕ありませんでした(汗)
落ちているゴミ多かったですが回収出来なくて申し訳ない気持ち。

新穂高温泉無料駐車場には2:00頃着。快晴で星空が凄い。明るくなるまで仮眠。

クリヤ谷コースの入り口までは車道を2kmくらい歩く。槍見荘の裏手にしっかりした
作りの金属製の登山届け(下山も)のポストがある。やるな岐阜県(爆)

登り始めは標高980m、里山の雰囲気があるナラや杉の林だ。少し行くとクリヤ谷に
沿って歩く様になる。何度か沢を渡るが水量の少ないこの時期は問題なし^^

後ろから登って来て追い抜いて行くグループは錫杖岳へのクライマーさん達だ。
ベースとなる岩小屋にはテントもあった。

正面に錫杖岳の岩壁群が見えてくると辺りはブナ林に変わって黄葉もしていて明るい
雰囲気に!クリヤ谷は入り口は狭まっていて暗い感じだが上に行くに従って広くなって
明るい。多分カール地形?

地図上の水場くらいまでは傾斜も緩やかで紅葉も堪能しつつ余裕があった(笑)
振り返ると蒲田川の対岸に焼岳〜穂高の稜線が見えてくる。
ロープウェイのワイヤーが擦れる音まで聞こえる(^^;) これ二日間ずっと聞こえてま
した。水場だと思われる流れはこの時期なので水量は少なくて使用不可。

さてここからがカール壁と思われる急斜面の登り。テン泊の重い荷物に脚が悲鳴を上げて
komachiさんを待たせてしまうm(_ _)m
地図上の水場は無理だったけど標高2000m付近の急斜面上で流れがあった。
今は枯れ草ばっかりだけども夏はお花畑なんだろうなあ。

二人ともひーひー言いながら何とか稜線着。チングルマやウラシマツツジの紅葉が綺麗。
登り始めて6時間強、やっと森林限界に来た〜!と思ったが先はまだまだ長〜い(^^;)
この頃ガスが出てきて山頂方面が見えなかったのが良かったのか悪かったのか?
地図上のCTはまだ3時間だ。稜線に出てからは尾根の西側を巻くのが多くなってくる。
笠ヶ岳の稜線の西側って初めて見たけど魅力的な谷が広がっている。紅葉も綺麗〜
美しい紅葉の樹林が広がる西側に対して東側は急峻で壮絶! 冬の雪と氷に磨かれた
急崖が発達しているのは近くに寄ってみて初めて気づいた。笠ヶ岳って山頂付近の丸っ
こいイメージの山だったけれども結構ギザギザの山なんである。

時々ガスが晴れて一番高いピークが見えて一瞬山頂か?と喜んでみたが地図を見ると
どうやら手前のニセピークらしい(笑)そのニセピーク付近にはお腹だけ白くなった
雷鳥のつがいがいた^^ 奥さんがじーっとこっちを見ている。ここから笠ヶ岳の山頂までは
まだあんなに先か〜とガックリしてしまう距離だが雷鳥に癒されたな〜 山頂までの数百m
の区間に他のつがいが3組もいた。雷鳥ってこの時期につがいになるんだね。出会った
雷鳥たちがみんなつがいだったのが何だか嬉しい。笠ヶ岳の雷鳥は繁殖力がありそうで
安心。

さて山頂直下はハイマツもなくなり巨岩が積み重なる中の登り。歩き初めてから10時間
以上経過していた。komachiさんも私も10歩歩いては休みみたいな感じで漸く山頂着。
と同時に何とタイミング良くガスが晴れてきた!苦しかった登りも報われた瞬間だった。

笠ヶ岳の影が槍穂高連峰との間にある雲海に映っていてブロッケンもその上に!
(写真撮り損ねました)槍ヶ岳を開山した播隆上人が笠ヶ岳を再興して、ここに立った
時に槍ヶ岳開山を決意したまさにその風景が眼前に展開している。この景色に神を見る
思いだった。昔は笠ヶ岳に登るのはどんなルートだったのだろう? 今この山に通じて
いる登山道は笠新道とクリヤ谷と小池新道経由しかないがこれらとは別の西側ではな
かったのかなと推測してみるのも楽しい。

ずっと山頂にいたいけど暗くならない内にテン場へ行かないとヤバイのでまだ山頂に
いたいと言うkomachiさんを引っ張る様に降りる(笑)山頂の北側にある祠に今日の無事
のお礼を言って笠ヶ岳山荘へ。山荘の中は暖かくホッとする。テント泊料金500円/人
を払って水(無料)をもらう。
テントは何とか明るい内に張れた。今日は2人だけだが私の4−5人用のテントで広々
店開きし放題なのが楽(爆)いつも2人とか3人でもこのテントを提供している。
ちょっと重いけど快適だもんね。
さて取りあえずお湯を沸かして暖かいスープをいただいて冷え切った体を温める。
夕食はカレーにシチューにウィンナーに梨にと豪華だったつもり(笑)翌日の荷物は
軽くなるな。食事でお腹いっぱいの後はいつの間にやら私が先に寝てしまったらしい。

と言っても私は夜中に起きて星を見るのだ。その為にテントの出入り口方向も考えてた
りして(笑)テントの外に三脚を立てて自分は中で楽ちん体制(笑)
宵の内は薄雲が広がっていたが穂高連峰の上に双子座とオリオン座が昇ってくる頃には
快晴に。まだ起きている人もいてテントの明かりも点いていて絵になるなあ・・・
もちろんkomachiさんのカメラでもamakazari−AUTOで撮りましたとさ♪

二日目?ハイしっかり寝坊しました(笑)気づいて外を見ると朝焼けが始まっている。
慌てて写真を撮りながら軽く食事を摂って撤収準備。今日もいい天気!

笠ヶ岳に別れを告げて主稜線を縦走。抜戸岳まではアップダウンも少なく快適な散歩道♪
笠から離れるに従い白山も見えてくる。山の展望解説に自信がある自分もここは初めて
なので山座同定は間違えてばっかりでkomachiさんに指摘されまくり(爆)いつもの見慣れ
た形の山々もここでは全く別の山だ。抜戸岳を越えて秩父平に下降、再び大ノマ岳に登り
返して大ノマ乗越に降って弓折岳に登り返す。結構アップダウンがありました。こりゃ
逆コースでもきつそう(^^;)

秩父平付近には真新しい階段が付けてあった。数日前の笠ヶ岳山荘のブログにも出てい
たのと同じ構造なので同じ人が作ったのでしょう。地元の大工さんの仕事の様です。
感謝です!

クリヤ谷の方は急崖ばっかりだったのがこっち側はカールが発達している。今は枯れ草の
原だが夏は花が多そうである。笠新道の方の杓子平もカール地形の中の花畑なんだろう。
秩父平もカールの底になる。底から見上げる抜戸の稜線の岩はとんでもない形、向きを
している。いったいどんな作用であんな形になったのだろう?いつかはドカーンと崩れる
事もあるんでしょうね(恐)

二日目一番の登り?は大ノマ乗越から弓折岳への登り(爆)左手には錦秋の双六谷が見え
ている。紅葉は標高2000〜2400mあたりが見頃で、ここから先シャッターを押す
回数がグッと増えてくる。komachiさんは撮りたい写真があるらしくお先に〜と、とても私
には追いつけないスピード駆け下っていく(笑)いったいどこにそんなパワーがあるのか^^
凄いな。ってか私が下りが苦手なのもあるんだが・・・(汗)

鏡平まで紅葉の最盛期でナナカマドの紅、岳樺の黄が素晴らしい。
鏡平の定番構図の池には槍穂高が映っている。青空じゃないのがチト残念。

ここで「Brian Williams」さんと言う画家に出会う。
http://brianwilliamsart.com/home-jp.html

少しお話をさせていただいたが曲面絵画と言う技法を初めて知った。風景などの遠近を
表現するのに絵を平面に描くのではなく曲面に描くのだと言う。
ここでのスケッチを元にアトリエに戻って仕上げるのだそう。世界中を飛び回っている
らしい。とっても気さくな方でした^^

鏡平からシシウドヶ原、イタドリヶ原、チボ岩と降って行く途中でも紅葉が綺麗で写真の
枚数が凄い。地名はシシウド、イタドリはそこに自生しいるのが多いので何となく分かる
がチボって何だ?そうそう稜線の大ノマとか昨日のクリヤ谷とか穴毛谷とかここは不思議
な地名が多い。

わさび平小屋周辺はブナの森。立派な木が多い。ここの紅葉はもう少し後かな・・・
冷水にトマトが浮いていたので思わず買ってかぶりついてしまった(笑)生き返った〜
ここからはうんざりする長い林道歩き・・・ 穴毛谷の看板が楽しみだったが撤去されて
しまったみたい。温泉の臭いがする新穂高を過ぎて無料駐車場へ戻ったのが16:25。
いや〜ハードでした。

今回の温泉は「ひがくの湯」700円。歯ブラシ、カミソリご自由にはありがたい。
ここは内湯はなくて露天風呂のみ。洗い場も半分外。冬は寒そうだねえ・・・

松本駅までkomachiさんを送るが電車の発車4分前と言う際どさでギリギリセーフ(^^;)
何かいつも最後の方はバタバタですみません。今回のコース最初聞いた時は心配だった
ですが何だかんだ言っても行ってこれたし、素晴らしい景観に出会えて充実度120%
の山行でした。ありがとうございました。

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コメント

ありがとうございます。
おつかれさまでした〜!!

すごくいいルートを歩かれましたね。

そして、写真ありがとうございます。
綺麗な写真ばかりで、見てるだけで歩いた気分になれました。

紅葉も綺麗で素晴らしい。

また、次の山行期待してます!!
2012/10/20 12:29
RE:ありがとうございます。
hidenori_iさん
初めまして! 書き込みありがとうございます^^

中々歩きごたえのあるコースでした。
景色もよくて歩いてる時はもう二度と来ないんだろうなあ
なんて話してましたがのど元過ぎればなんとやらでまた
季節を変えて行ってみたくなるので不思議です(^^;)

笠ヶ岳、素晴らしい山で好きになりました。
2012/10/20 21:49
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