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Yamareco

記録ID: 235057
全員に公開
無雪期ピークハント/縦走
日高山脈

幌尻岳(ヌカビラ岳〜北戸蔦別岳〜七ッ沼〜幌尻岳)

2012年10月06日(土) 〜 2012年10月08日(月)
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GPS
56:00
距離
12.9km
登り
1,846m
下り
425m
天候 1日目 小雨→曇り(稜線は強風)
2日目 ガス→晴れ(稜線は強風)
3日目 晴れ
過去天気図(気象庁) 2012年10月の天気図
アクセス
利用交通機関:
自家用車 飛行機
羽田空港→十勝帯広空港(バス)→帯広市(レンタカー)→日高町千栄(ちさか)から千露呂林道終点ゲート前で駐車(簡易トイレあり)
コース状況/
危険箇所等
林道:開放されています。
沢 :増水時、残雪時以外は難しいところはありません。
ヒグマ:常にいると思って注意しましょう。
水場:トッタの泉のみ(七ッ沼は夏で干上がる)
テント場:私のHPに詳細を載せています。参考にしてください。
     http://yamatabi-hanatabi.com/pipairo-info2010.html
1日目:日高町から登山道に向かう。あいにくの雨模様。10月の悪天候はきつい。この日の画像は1枚だけ。北戸蔦別岳の頂上にテントを張る。
一晩中強烈な風に煽られる。
1日目:日高町から登山道に向かう。あいにくの雨模様。10月の悪天候はきつい。この日の画像は1枚だけ。北戸蔦別岳の頂上にテントを張る。
一晩中強烈な風に煽られる。
2日目:気温マイナス2度。猛烈なガスの中、ヘッドランプを点けて幌尻岳に向かう。(画像は帰路の七ッ沼)
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2日目:気温マイナス2度。猛烈なガスの中、ヘッドランプを点けて幌尻岳に向かう。(画像は帰路の七ッ沼)
戸蔦別岳から下りてカール上部を歩き「肩」から幌尻岳に登るルート
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戸蔦別岳から下りてカール上部を歩き「肩」から幌尻岳に登るルート
カール上部の背。結構アップダウンあり。
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カール上部の背。結構アップダウンあり。
幌尻岳頂上着。ガスで見通しが効かない。残念。
すぐさま踵を返す。
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幌尻岳頂上着。ガスで見通しが効かない。残念。
すぐさま踵を返す。
水場を確認するために七ッ沼に下りる。もうこの時期の水場は期待できない。1か所だけ染み出るようなところがある。ただ、見た目は流れになっていないので緊急時のみ。
水場を確認するために七ッ沼に下りる。もうこの時期の水場は期待できない。1か所だけ染み出るようなところがある。ただ、見た目は流れになっていないので緊急時のみ。
カール壁をよじ登り登山道に出る。稜線の風は強いが、ここはハイマツに守られて別天地。コーヒーを淹れ2時間もまったりする。
カール壁をよじ登り登山道に出る。稜線の風は強いが、ここはハイマツに守られて別天地。コーヒーを淹れ2時間もまったりする。
ここは幌尻山荘へ下りる分岐点。沢に一直線に下りるような感じである。
ここは幌尻山荘へ下りる分岐点。沢に一直線に下りるような感じである。
戸蔦別岳の下りから見る北戸蔦別岳
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戸蔦別岳の下りから見る北戸蔦別岳
ピパイロ岳を遠望する
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ピパイロ岳を遠望する
1967峰を背景にした北戸蔦別岳頂上のテントスペース。2張り分しかない。
1967峰を背景にした北戸蔦別岳頂上のテントスペース。2張り分しかない。
この場所にテントを張りたいがために10月の日高の山に登った。
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この場所にテントを張りたいがために10月の日高の山に登った。
たまらないロケーション。なお、テント右下の草付斜面はヒグマの餌場なのでくれぐれもご用心。(季節には必ずいます。)
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たまらないロケーション。なお、テント右下の草付斜面はヒグマの餌場なのでくれぐれもご用心。(季節には必ずいます。)
3日目:十勝側からの夜明け
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3日目:十勝側からの夜明け
感動的な朝。寒かったが1時間30分も立ち尽くす。
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感動的な朝。寒かったが1時間30分も立ち尽くす。
すごすぎてまいりました。
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すごすぎてまいりました。
戸蔦別川を染める朝陽。昨日、ここを遡行してきた女性グループがいた!
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戸蔦別川を染める朝陽。昨日、ここを遡行してきた女性グループがいた!
戸蔦別岳に射しこむ朝陽
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戸蔦別岳に射しこむ朝陽
1967峰に向かう地元のパーティ
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1967峰に向かう地元のパーティ
夜も明けた、そろそろ帰らなくちゃ。
夜も明けた、そろそろ帰らなくちゃ。
1967峰に向かった人たちのテント
1967峰に向かった人たちのテント
幌尻岳の素晴らしい山容はこのコースからしか見ることがかなわない。
幌尻岳の素晴らしい山容はこのコースからしか見ることがかなわない。
チロロ岳
さようなら、幌尻岳!
さようなら、幌尻岳!
ヌカビラ岳のナキウサギ(真ん中の岩の上に乗って世の中を見ている。)
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ヌカビラ岳のナキウサギ(真ん中の岩の上に乗って世の中を見ている。)
(途中省略)沢に下りてきた。エゾノオヤマノリンドウ
(途中省略)沢に下りてきた。エゾノオヤマノリンドウ
二岐沢
こんな沢でも、増水や疲労で救助を求める遭難騒ぎが発生している。
二岐沢
こんな沢でも、増水や疲労で救助を求める遭難騒ぎが発生している。
そういうことは、この沢の荒れ方を見れば理解できなくもない。
そういうことは、この沢の荒れ方を見れば理解できなくもない。
お魚は、全く警戒心を持っていない。
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お魚は、全く警戒心を持っていない。
川沿いの林道をてくてく・・・。
無事下山完了!
川沿いの林道をてくてく・・・。
無事下山完了!

感想

 2011年にテントを担いで日高山脈・カムイエクウチカウシ山に登って吹雪に遭い、しもやけになって退散した苦い思い出を胸に、2012年の初冬は、同じ日高山脈・ヌカビラ岳〜北戸蔦別岳〜戸蔦別岳〜幌尻岳を往復することにしました。
(昨年のカムイエクウチカウシ山は、ホームページでどうぞ(↓)
http://yamatabi-hanatabi.com/kamueku2011.html

 本当の目的地は「北戸蔦別岳」頂上のテント場、目的はテントを張って日高の山並みを眺めながら3日間を過ごすこと。なので幌尻岳に行くのも行かないのもどちらでもいい。食料・酒・ビール・新聞・文庫本をザックに忍ばせ、山頂のテント場を目指します。

 この頂上テント場は、たった2張分しかありません。ちょうど3連休であり頂上テント場が確保できないとなると、はるばる飛行機に乗ってきた甲斐もなくなるが、運よく2番目に到着することができ、幸せいっぱい!今回は、頂上に2張り、近隣のスペースに6張りのテントが張られた。今回で5回目となるがこれまでは一人だけだったのに、こんなに混雑するようになるとは。

 この周辺は、どこにもヒグマがいます。今回は3か所の藪での猛烈な獣臭。ヒグマが先に人間を見つけて潜んでいたものと思います。トッタの泉ではすぐそばで出遭ったこともありますので、熊鈴は必携!

 それにしてもいい山でした。山はやっぱり日高ですね!

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