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Yamareco

記録ID: 237302
全員に公開
無雪期ピークハント/縦走
志賀・草津・四阿山・浅間

浅間山・秋空のピークハントとJバンド→黒斑山縦走

2012年10月21日(日) [日帰り]
 - 拍手
GPS
09:00
距離
14.4km
登り
1,321m
下り
1,308m

コースタイム

高峰高原ビジターセンター 6:34
トーミの頭 7:38-43
草すべり分岐 7:59
湯ノ平口 8:39
火山館(トイレ休憩)8:43-9:01
湯ノ平口 9:06
Jバンド分岐 9:20
立入禁止標識 10:16-21
前掛山山頂 10:41-54
シェルター前(昼食) 11:04-20
立入禁止標識 11:23
Jバンド分岐 12:10
鋸岳 12:54-13:01
仙人岳 13:33
蛇骨岳 12:53
黒斑山 14:23-29
草すべり分岐 14:39
中コース分岐 14:45
高峰高原ビジターセンター 15:30

行動時間7:46(休憩計1:10含め合計8:56)
※昭文社山と高原地図CT9:15、小諸市作成ハイキングマップCT8:15
過去天気図(気象庁) 2012年10月の天気図
アクセス
利用交通機関:
自家用車
コース状況/
危険箇所等
現在の噴火警戒レベルは1(火口から500m(前掛山)までの登山が可能となる規制)。

「立入禁止標識」から先の前掛山稜線、特にシェルターを過ぎてから山頂手前までは非常に強風のため、防風・防寒が必須。

第一外輪山の特に鋸岳(Jバンド上)から蛇骨岳にかけては両側が切れ落ちている断崖やザレ場などが続き、稜線歩きの際の突風にあおられての転倒・滑落に注意。

中コース崩壊箇所は既に問題なし、道迷いの心配もほとんどない(表コースにある登り返しがないので黒斑山からの下山路として推奨)。
車坂峠の高峰高原ビジターセンターからスタート。今日は終日好天が予想されます。登頂へ向け、気合十分。
車坂峠の高峰高原ビジターセンターからスタート。今日は終日好天が予想されます。登頂へ向け、気合十分。
往路は眺望が楽しめる表コースから。
往路は眺望が楽しめる表コースから。
最初に登った分は、その後の下りですぐに使い果たします。
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最初に登った分は、その後の下りですぐに使い果たします。
登り返して、そこからぐんぐん登っていきます。
登り返して、そこからぐんぐん登っていきます。
シェルターを過ぎると槍ヶ鞘、唐突に浅間山が現れます。
シェルターを過ぎると槍ヶ鞘、唐突に浅間山が現れます。
俄然、足取りが軽くなります。
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俄然、足取りが軽くなります。
この崖と草原を越えて、あの頂まで行くんだなあ。
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この崖と草原を越えて、あの頂まで行くんだなあ。
第一外輪山の、それにしても凄い崖。
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第一外輪山の、それにしても凄い崖。
紅葉真っ盛りの湯ノ平を見下ろします。
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紅葉真っ盛りの湯ノ平を見下ろします。
さて、ここから草すべりへ。
さて、ここから草すべりへ。
ストックを横につく幅もない、けっこう狭い道を下っていきます。
ストックを横につく幅もない、けっこう狭い道を下っていきます。
前回の雨のときは滑りまくりでしたが、今回はぬかるみがなかったので大丈夫でした。
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前回の雨のときは滑りまくりでしたが、今回はぬかるみがなかったので大丈夫でした。
樹林が現れ始めると湯ノ平です。
樹林が現れ始めると湯ノ平です。
湯ノ平口に到着。火山館ルートに合流。
湯ノ平口に到着。火山館ルートに合流。
前掛山とは反対方向に4分ほど下り、火山館でトイレを借ります。トイレはこの先はどこにもありません。
前掛山とは反対方向に4分ほど下り、火山館でトイレを借ります。トイレはこの先はどこにもありません。
火山館わきのお社で、改めて登山の安全を祈ります。
火山館わきのお社で、改めて登山の安全を祈ります。
火山館から5分ほどで湯ノ平口まで戻ってきました。
火山館から5分ほどで湯ノ平口まで戻ってきました。
そのまま進んでJバンド分岐へ。
そのまま進んでJバンド分岐へ。
この辺りから賽の河原が始まります。
この辺りから賽の河原が始まります。
樹林が疎らになっていき、湯ノ平と第一外輪山の視界が広がります。
樹林が疎らになっていき、湯ノ平と第一外輪山の視界が広がります。
左手奥にJバンドが見えました。
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左手奥にJバンドが見えました。
帰路はあのクネクネを登り、岩を越えていきます。
帰路はあのクネクネを登り、岩を越えていきます。
いよいよ山腹に取り付き、あとはひたすら登っていきます。
いよいよ山腹に取り付き、あとはひたすら登っていきます。
北側に回りこんでいきます。嬬恋、草津方面がよく見えてきます。
北側に回りこんでいきます。嬬恋、草津方面がよく見えてきます。
立入禁止標識まで来ました。前掛山に至る稜線に乗りました。
立入禁止標識まで来ました。前掛山に至る稜線に乗りました。
標識の奥には現火口の釜山があり、蛮勇ぶりを披露すべくそこへと向かう人の姿が見えます。※前掛山登山が自己責任、釜山に立ち入るのは法律違反です。
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標識の奥には現火口の釜山があり、蛮勇ぶりを披露すべくそこへと向かう人の姿が見えます。※前掛山登山が自己責任、釜山に立ち入るのは法律違反です。
少し奥にシェルターが見えます。その先が前掛山山頂です。
少し奥にシェルターが見えます。その先が前掛山山頂です。
前掛山の火口壁でさえも火山性ガスを上げている箇所があります。
前掛山の火口壁でさえも火山性ガスを上げている箇所があります。
最後の登りに向かいます。
最後の登りに向かいます。
山頂までは強風!
山頂までは強風!
まさに火山・浅間山の期待を裏切らない風景の中をいきます。
まさに火山・浅間山の期待を裏切らない風景の中をいきます。
あと少し。
3回目の浅間山来訪でついにピークハントしました!
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3回目の浅間山来訪でついにピークハントしました!
東側に第一外輪山・黒斑山。その向こうは霞みがちです。
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東側に第一外輪山・黒斑山。その向こうは霞みがちです。
南側。蓼科山が最も目を引きます。その右に霧が峰の盛り上がりもわかります。北八ヶ岳より奥は残念ながら霞んでいます。
南側。蓼科山が最も目を引きます。その右に霧が峰の盛り上がりもわかります。北八ヶ岳より奥は残念ながら霞んでいます。
西側、この写真では写っていませんが、よくよく目を凝らすと西南方向に冠雪した富士山が白くうっすら見えました。
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西側、この写真では写っていませんが、よくよく目を凝らすと西南方向に冠雪した富士山が白くうっすら見えました。
北側。浅間山・釜山火口が眼前に広がります。
北側。浅間山・釜山火口が眼前に広がります。
色は見えませんが、火口からガスが上がってるのかどうか。
色は見えませんが、火口からガスが上がってるのかどうか。
前掛山山頂から東側も立入禁止です。警戒区域の立入で送検されたケースも他の火山ではあります。崩落の危険もあります。
前掛山山頂から東側も立入禁止です。警戒区域の立入で送検されたケースも他の火山ではあります。崩落の危険もあります。
もちろん行けるならどこまでも歩いてみたい、すごい景色です。
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もちろん行けるならどこまでも歩いてみたい、すごい景色です。
山頂から下りて、強風から逃れるようにシェルターに向かいます。
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山頂から下りて、強風から逃れるようにシェルターに向かいます。
でもこのシェルター、風が抜けるので風除けにはなりません。残念。
でもこのシェルター、風が抜けるので風除けにはなりません。残念。
シェルターのそばで、ご当地ランチパックのランチにしましょう。
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シェルターのそばで、ご当地ランチパックのランチにしましょう。
見上げると噴煙?かと思うような雲が時おり湧いています。
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見上げると噴煙?かと思うような雲が時おり湧いています。
さて下山。下りのツアー団体と上りのツアー団体との間で渋滞発生。
さて下山。下りのツアー団体と上りのツアー団体との間で渋滞発生。
紅葉が広がる風景を楽しみながら下っていきます。
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紅葉が広がる風景を楽しみながら下っていきます。
賽の河原も通り過ぎます。
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賽の河原も通り過ぎます。
Jバンド分岐で右折(小休憩中)。
Jバンド分岐で右折(小休憩中)。
この道がとても綺麗。
この道がとても綺麗。
まるで庭園の中を行くかのような道でした。
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まるで庭園の中を行くかのような道でした。
徐々にJバンド・鋸岳の斜面が近づいてきます。
徐々にJバンド・鋸岳の斜面が近づいてきます。
登り始めは草地の斜面です。
登り始めは草地の斜面です。
坂ですが気持ちいい。
坂ですが気持ちいい。
岩の段差のそれぞれはさほど大きくなく、意外とスムーズに登れます。
岩の段差のそれぞれはさほど大きくなく、意外とスムーズに登れます。
Jバンドを楽しむのに一番いい季節かも。
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Jバンドを楽しむのに一番いい季節かも。
大きな壁の直下まで来ました。これは厳しそう。
大きな壁の直下まで来ました。これは厳しそう。
と思いきや、左手に緩やかに切り通しがつけられています。
と思いきや、左手に緩やかに切り通しがつけられています。
Jバンド登りきりました。やったー!
Jバンド登りきりました。やったー!
岩に書かれたJバンド入口。
岩に書かれたJバンド入口。
新しく、標識も出来ていました。
新しく、標識も出来ていました。
ここから第一外輪山の縦走です。
ここから第一外輪山の縦走です。
外側を巻くか稜線の岩の上を進むかを繰り返します。
外側を巻くか稜線の岩の上を進むかを繰り返します。
常に浅間山の圧倒的な姿を横目にしながら。
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常に浅間山の圧倒的な姿を横目にしながら。
だいぶ来たかなと思いましたが、
だいぶ来たかなと思いましたが、
まだまだ相当な距離があります。
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まだまだ相当な距離があります。
浅間山火口から湧いているのはやっぱり雲でした。
浅間山火口から湧いているのはやっぱり雲でした。
足場は悪いですが景色は最高です。
足場は悪いですが景色は最高です。
Jバンド・鋸岳から黒斑山に向けては、アップダウンを繰り返しながら高度を上げていきます。
Jバンド・鋸岳から黒斑山に向けては、アップダウンを繰り返しながら高度を上げていきます。
三角点のある仙人岳頂上です。別に仮設っぽい山頂標もありました。
三角点のある仙人岳頂上です。別に仮設っぽい山頂標もありました。
まだまだ稜線歩きは続きます。
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まだまだ稜線歩きは続きます。
片側が崩壊しているところは随所にありますが、ここは両側がザレてます。
片側が崩壊しているところは随所にありますが、ここは両側がザレてます。
無名峰。誰かが立てた目印。
無名峰。誰かが立てた目印。
蛇骨岳まで来ました。この先しばらくすると樹林帯が現れ、ほっと一息つきました。
蛇骨岳まで来ました。この先しばらくすると樹林帯が現れ、ほっと一息つきました。
黒斑山山頂に到着。一気に人が増えてびっくり。大多数は車坂峠とピストンまたは草すべりから上がってきて立ち寄った人です。
黒斑山山頂に到着。一気に人が増えてびっくり。大多数は車坂峠とピストンまたは草すべりから上がってきて立ち寄った人です。
この辺りで、いよいよ浅間山ともお別れです。期待に違わず楽しかったぜ!
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この辺りで、いよいよ浅間山ともお別れです。期待に違わず楽しかったぜ!
ここから下り。草すべり分岐を通過。
ここから下り。草すべり分岐を通過。
更にその少し下に中コースの分岐があります。一度も登り返しのない優秀な下山路でした。
更にその少し下に中コースの分岐があります。一度も登り返しのない優秀な下山路でした。
登山口まで戻ってきました。おつかれさま、無事に帰ってきたよ。(終)
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登山口まで戻ってきました。おつかれさま、無事に帰ってきたよ。(終)
高峰高原ビジターセンターで登山バッジを購入。不気味に艶やかな4色バッジをセットで大人買いしました(2000円)。家宝にします。
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高峰高原ビジターセンターで登山バッジを購入。不気味に艶やかな4色バッジをセットで大人買いしました(2000円)。家宝にします。

感想

高峰高原まで来たものの、残雪を目の当たりに行き先を「小浅間山」に変更したゴールデンウィークの1回目。
ぬかるんだ草すべりで本当にすべり、山頂下の斜面まで到達したものの、梅雨末期の暴風雨の前に撤退を決断した7月の2回目。

我々にとって積み残しとなっていた浅間山、年内に片付けたい・・・その思いが山の神様に伝わりました。

この日は1日を通して見事な青い空をした秋晴れ。遠くの山は霞がちで見えづらかったものの、前掛山/釜山火口と第一外輪山などからなる浅間山ファミリーの圧倒的な姿を目に焼き付けるには、むしろその方が適切なコンディションでした。

そして下から見た浅間山の姿からは想像のつかない、湯ノ平をはじめとする普段から美しい樹木・草原が、黄葉・紅葉の最盛期を迎え今しかない美しい風景を作り上げていました。

特に気に入ったのは、Jバンド分岐からJバンドに至る道の気持ちよさ。こんな道があることが、複雑なカルデラを持つ火山・浅間山の本領なのでしょう。

今年の秋山登山の最高潮を感じさせる1日となりました。

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