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記録ID: 2375269
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ハイキング
東北

田代三山(田代岳薄市コース〜雷岳〜烏帽子岳縦走断念)

2020年06月03日(水) [日帰り]
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GPS
--:--
距離
22.3km
登り
1,351m
下り
1,349m

コースタイム

(仲谷地まで)
05:42大館市街地出発
06:06左折し早口駅方面へ
06:20国道7号線に戻る〜坂地入口で右折し北上
07:06大野Y字路は右折

(田代岳薄市沢コース)
07:15仲谷地のT字路右折後は未舗装路
07:21森に入る
07:26「一つ渡橋」〜T字路右折し「薄市林道」へ
07:36「二の渡橋」
07:40「一合目」
08:01「三の渡沢」
08:16「三の渡橋」〜「薄市山の家」
08:26出発〜地図を忘れ(たと思い)引き返す
08:31再出発〜ぬかるむ作業道
08:40砂防ダム〜案内看板から左の登山道に逸れる
08:45木橋〜Y字路右折
08:50正面の尾根の登山道を登る
09:10「六合目」
09:25「790m雨量測候所」~倒木
09:49男性1名を追い越す
10:00「八合目」
10:03沢
10:08倒木の嵐
10:24笹薮
10:31再び倒木の嵐
10:50「九合目」通路のT字路左折
10:56湿原を抜けT字路左折〜岩&薮道
11:08薮を抜ける
11:11田代岳山頂

(田代岳〜雷岳〜途中断念〜雷岳〜田代岳)
11:29再出発〜下り
11:43登り返し
11:56残雪乗り越え〜やや下り
12:02雷岳山頂
12:04再出発〜下り
12:19薮が酷く引き返す
12:40雷岳山頂
12:44再出発
12:50残雪乗り越え
12:57登り返し
13:19田代岳山頂

(田代岳下山)
13:42下山開始
13:52 T字路右折
13:58 T字路右折(湿原を抜ける)
14:33沢
14:36「八合目」
14:57「七合目」
15:07「790m雨量測候所」
15:12「六合目」
15:24標高590m位から尾根を外れる
15:25「五合目」
15:32作業道と合流〜多少迷走
15:43作業道と合流
15:57「三の渡橋」〜「薄市山の家」で自転車回収

(帰路)
16:02再出発
16:18「薄市林道」を抜ける
16:21森を抜ける
16:24未舗装路を抜ける
17:05国道7号線に出て左折〜右折し早口駅方面へ
17:22国道7号線に戻り東進〜帰路
天候 快晴
過去天気図(気象庁) 2020年06月の天気図
アクセス
利用交通機関:
自転車
 この日も快晴。暑くなって来る前に昨年は工事が行われていて出来なかった田代三山縦走を行うことにする。先ずは大館中心市街地を出発し国道7号線を西へ。左折し早口駅方面へ抜けて坂道を迂回し、再び国道7号線と合流して早口川の先の「坂地入口」で右折して北上。暫く北上し、大野のY字路は右折。
コース状況/
危険箇所等
(田代岳薄市沢コース)
 仲谷地で左折してT字路右折した先は未舗装路。田んぼを抜けて森に入り、「一の渡橋」の先のT字路は右の「薄市林道」へ。「二の渡橋」、「一合目」看板、「三の渡沢」を過ぎ、一旦左に曲がって「三の渡橋」を過ぎ、「薄市山の家」の駐車場に駐輪。この日は何だか車が多く、8台も駐車されていた。
 橋の手前まで戻るが、地図を置き忘れた(と思い込んだ)ので一旦引き返し、リュックのポケットではなく中に入れてしまっていたことを確認し、再度出発。橋の手前から薄市沢に沿って延びるぐちゃぐちゃにぬかるんだ重機の轍の跡を辿る。その先に更に3台車が駐まっていた。高さ5〜6m程の爽やかな砂防ダムを過ぎた先は、一昨年登った時( https://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-1569713.html )には無数の小さな沢を渡ったものだが、昨年の伐採工事で
すっかり埋め立てられて様子が一変している。ダムから50m程先で、判り難いが案内看板を目印に重機用の作業道から左に逸れ、登山道に入る。木橋を渡ってY字路は右に。その先は散々重機に踏み荒らされているので適当に歩き、これもやや判り難いのだが、正面に見えている小さな尾根に登山道が続いているのでそこを登る。
 その先も重機用の作業道が何度も交差するので紛らわしいのだが、真っ直ぐ尾根筋を辿る狭い登山道から外れないよう注意して登る。六合目を過ぎ、標高790mの「雨量測候所」なる柱を過ぎた先は、ブナ等の倒木だらけ。その先で休憩中の男性を追い越す(この日見掛けた他の人間はこの方だけ)。八合目手前辺りからは笹薮も酷くなり、一旦少し下って沢を登り返し、そこからまたずーっと倒木の嵐。道が完全にふさがれていることも多く、回避に結構手間取る。
 道に石が多くなって来ると九合目湿原。最初の木橋の分岐を左に曲がり、薮と木橋の一部破損に注意しながら池沼・・・を見て回る。晴れてはいるが遠くは霞んでいて岩木山等もぼんやりした輪郭しか見えない。T字路を左折して急な薮だらけの岩道を登り、鳥居を潜ると田代岳山頂。一等三角点やケルン、山座同定盤、真新しい避難小屋等が迎えてくれる。昨年は縦走記念品等が販売されていたのだが、この日は置いていなかった。他の登山者も全く見掛けない。

(田代岳〜雷岳〜途中断念〜雷岳〜田代岳)
 休憩後雷岳の方へ出発。先ずは下り。途中から笹薮が多少濃くなるが十分通行可能。前方に目指すピークが見えている。登り返して残雪の山を慎重に超え、また少し下って雷岳山頂。標識有り。三菱重工業のロケット燃料試験場が遠くに見下ろせる。
 そこからまた烏帽子岳へ向けて下り坂。笹薮がどんどん濃くなり閉口する。次第に道の両側ではなく真ん中からからも笹がニョキニョキ生えて来るので、踏み跡が曖昧になる。今はまだ日が照っていて踏み跡が辛うじて判別出来るが、雲が出て来たら見失う可能性が高くなる。それにこうも密集して絡み付かれては、その内本当に身動きが取れなくなってしまうかも知れない(過去の忌まわしい記憶が脳裏を過る)。余り深入りして引き返せなくなる前に踏ん切りを付け、ここは潔く撤退することにする(登り返し近くに有る例の泥沼にはまだ行き会っていなかったので、鞍部の手前だと思う)。
 薮道は体力以上に気力を持って行かれる。残念無念でひいこら登り返して雷岳へ戻り、そこからまた鞍部をぐりんと下って登って田代岳へ。

(田代岳下山)
 サイクルパンツがそろそろ劣化して来ているのか、どうも尻が痛くて速く歩けない。また休憩して再出発。来た道を戻るだけ。湿原を抜ける辺りで、上空に鋭い爆音。姿は見えないが米軍の戦闘機だろうか。忽ち現実に引き摺り戻される。米軍は今や本気で第三次世界大戦でも始めかねない勢いで各地で軍事的挑発を繰り返しているが、共犯者たる日本の住民の殆どは加害者としての自覚を欠落させたまま大本営報道に馴らされてしまって、事態を全く理解していない。悍ましく頭を抱えたくなる現実は一寸山の上に登った位では振り切れないのだ。
 落ち枝や倒木を出来る範囲でどけながら下り、沢に下って登り返し、八合目、(登山時には見逃した)七合目、790mの測候所、六合目を過ぎると、重機用の作業道が出現する。尾根を外れて五合目を過ぎ、標高520m位で作業道と合流。轍が入り乱れているので少し迷った後、再度作業道と合流。「三の渡橋」を渡って自転車を回収。他の車は1台も居なくなっていた。
 後は来た道をそのまま戻る。国道7号線に出るまでは殆どの箇所は自由落下で進める。

感想

 縦走出来なかったのは残念。竜ヶ森等もそうだが、ブナ等の倒れやすい木が生えている山は、整備が行き届いていないと倒木の回避が非常に面倒。倒木がどうにかなっても、笹薮はどうにもならない。刈り払いの時期を待つしかない。次回は刈り払い状態を事前に確認した上で再チャレンジしてみたい。
 時計回りにせよ反時計回りにせよ、登山口付近は伐採場が広がっているので、重機の轍に踏み荒らされて些か情緒に欠ける上、道の様子が変わっているので注意が必要だ。
 田代岳の薄市コースは、「登山口」の時点で既に標高400mを超えているが、大広手コースや荒沢コースは標高600mを超えている上に、五合目から先は岩だらけになって足の裏が痛くなるので、そちらに比べたら登山道として多少はまとも。だがアクセスが悪いことには変わりは無い。車の無かった昔は信仰者達はどの様にしてこの山に登ったのだろうか。

※後で市の公式サイトを確認したところ( https://www.city.odate.lg.jp/city/soshiki/tashiroshinkou/p1010 )、次の様な情報を見付けた。
「田代岳登山コースのうち、縦走コースの一部を閉鎖します。烏帽子岳南側に路肩崩落個所があるため、縦走できません。今年の縦走コースの登山道刈り払いは、田代岳山頂⇔烏帽子岳間で実施します。」
 私が行く前日に公開されたばかりの情報だった為、見逃してしまっていた様だ。やはり登山口に書かれていた情報が正しかった訳だ。再チャレンジしても良いが、結局烏帽子岳まで行ってまた引き返すことになる為、登山道が復旧するまで待った方が良いかも知れない(登山道の路肩崩落の復旧は難しいだろうから、復旧しない可能性も有るが)。

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