愛宕三山 - 米買道〜岩ヶ谷〜竜ヶ岳〜地蔵山〜三角点〜愛宕山〜ツツジ尾根
- GPS
- 09:30
- 距離
- 22.9km
- 登り
- 1,703m
- 下り
- 1,697m
コースタイム
- 山行
- 8:30
- 休憩
- 1:00
- 合計
- 9:30
天候 | 晴れ/曇り |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2020年06月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車
帰路 - JR嵯峨野線の保津峡駅にて乗車 |
コース状況/ 危険箇所等 |
■保津峡駅〜落合〜米買道〜荒神峠〜水尾 保津峡駅から落合までは舗装路歩き。 清滝川沿いへ下り、京都一周トレイル西山4地点から米買道に進みます。 米買道は落合と水尾を結ぶ峠道で、前半の荒神峠までは長坂谷に沿う道となっています。 倒木が大量に発生し、通行止めとなっていた時期がありますが、現在は通行可能。 荒神峠以降は処理されていない倒木が散見され、少し通りにくい箇所もあるけど、特に問題となるほどではない。 水尾から岩ヶ谷出合までは舗装路歩きとなります。 ■岩ヶ谷 細い沢沿いを何度となく渡渉しながら進む谷ルートです。 元々は古道があったらしく、部分的に残っているものの、全体としては踏み跡ははっきりしていない度合いが高まりつつあるよう。 倒木による荒れが所々で顕著で、進路の選択の判断を難しくしており、以前よりも難易度はやや上がっているように感じます。 沢の流れている位置が変化している所があったり、大雨などによる経時変化が大きそう。 雨後は滑りやすそうだし、水かさが増して渡渉の難易度が上がる箇所もありそう。 歩き慣れていない初級者の単独行は避けるのが無難でしょう。 ■竜ヶ岳〜地蔵山〜三角点〜愛宕神社 特に問題ないでしょう。 今回は部分的に一般のルートから逸れて歩いているので、ご注意を。 ■愛宕神社〜水尾分かれ〜ツツジ尾根〜保津峡駅 ツツジ尾根は明瞭な道ですが、急斜面区間があるので、特に下りでは転倒などしないよう、足元に注意しておきたいですね。 |
写真
感想
ここ数年と違い、今年の梅雨は梅雨らしさがあるような印象で、日々の天気予報で週末がどうなりそうかを見守っています。
4月から5月にかけて山行へ出かけられなかったのもあり、可能であるなら、山へ身を置く時間を持ちたい。
そんな思いが通じた訳でもないのだろうけど、この週末はまずまずの天候のようで、上半期最後の締めくくりとしたく、愛宕山界隈へ。
始発に乗って保津峡駅に到着し、ここからスタートです。
保津峡沿いの舗装路を歩いて行き、トロッコ保津峡駅への橋などに寄り道。
清滝川の河原に下り、橋を渡ると京都一周トレイルの標柱があり、ここから水尾へと至る米買道へ進みます。
少し歩くと、沢へと下って行き、シカが左側の斜面から警戒音を発しているけど、姿は見えず。
カエルが足元にたくさんいるようで、こちらの気配を察して逃げて行きます。
倒木は通行に支障がないように処理されており、問題なし。
やや弱々しいながらも、椿の水は湧き出ています。
程なくして、荒神峠に到着です。
ここでツツジ尾根のルートと交差していますが、今回は米買道を引き続き歩きます。
すぐに道幅が広がり、林道となっているようだけど、倒木が放置されたままとなっており、車の通行は限られているよう。
シカを見かけた程度で特に何もないまま歩き、水尾に到着です。
バス停まで寄った後、舗装路を北へ。
柚子と思われる小さな果実などを見て進み、水場を過ぎると、道路が方向転換をして行く地点にミラーがあり、ここが岩ヶ谷出合です。
やや不安な気持ちながらも、岩ヶ谷の沢沿いへと進んで行きます。
水量は前回よりも微妙に少なそうだけど、以前と違う位置に流れがあったりして、やはり過去の大雨の影響がこの先もありそう。
所々にある小滝などを見ながら、特に問題なく進んで行きます。
谷幅が狭まる辺りを過ぎると傾斜が増し、倒木の影響で所々で進みにくく感じられるようになる。
初めての際に難関だと感じた所に着くと、流れが右岸側に寄っていて、普通に通過できるようになっており、ちょっと肩透かしな感じ。
倒木や踏ん張りの効かない斜面に少し苦労させられた後、小滝の連なる地点に到着。
ここで休憩を兼ねつつ、ちょっと水遊び。
しばしの滞在の後、暑さに苦しみながら登り、ジープ道に合流。
サカサマ峠まで下って、芦見谷川沿いから竜ヶ岳へ登る予定だったけど、ふらふらになっており、予定を変更し、竜ヶ岳へはジープ道からのピストンにしておきます。
三角点への立ち寄りは後にして、竜ヶ岳分岐へ。
分岐から少し進み、地蔵山と竜ヶ岳を見渡す事の出来る場所に立ち寄ってみると、木々は緑の葉を茂らせており、3月の山行の時とは全く雰囲気が違います。
その後はアップダウンのある尾根を辿って行きます。
樹林帯が木陰を作ってくれているし、風も少し吹いていて、涼しいぐらい。
気分良く歩き、竜ヶ岳山頂に到着です。
先着の方がおられ、少しお話しをして、ここで昼食とします。
来た道を引き返し、緩やかな谷と並走する辺りで、そちらへ。
ウツギやネジキが咲いており、まずまず良い雰囲気。
ギンリョウソウがいくつかあり、軽く声が漏れてしまう。
その後、尾根を進んでいると、果実になりつつあるギンリョウソウがあり、この状態を見るのは初めてかも知れず、興味深く観察。
不思議な造形の植物だなと改めて思う。
いつものように滝谷の左俣の支谷へ進むと、こちらにもウツギがあり、まだ見頃です。
少し下って行くと、滝谷の左俣に合流。
シダが生え揃っており、樹木の葉とも相まって、緑が美しい。
ゆったりと登って行き、何度となく振り返る。
今回も雰囲気を堪能しながら歩き、源頭部へ。
斜面を登って行き、竜ヶ岳分岐に帰還です。
ジープ道を辿り、分岐から地蔵山方面へ。
アセビの若芽が赤っぽい色合いのグラデーションを見せており、目を引きます。
過去の山行で処理した倒木の跡が所々にあり、やはり微妙に荒れているように感じる。
反射板のあるP917でピークハンターさんのプレートを少し探してみたけど、見つからず。
ギンリョウソウを見つけたりしつつ歩き、地蔵山山頂に到着です。
こちらのプレートも失われたままですね。
来た道を引き返し、ジープ道へ。
三角点にも寄り、最後に愛宕神社へ。
お詣り後に確認してみると、休憩所前の温度計は18.5℃。
緩やかな所を歩いている時に涼しく感じたのも納得です。
後は下山するのみで、まずは表参道を下って行きます。
脇道に進もうかとも思ったけど、そのまま表参道を辿り、水尾分かれに到着。
バス便についての掲示があり、現在は月・水・土曜の週3日の運行となっているよう。
その先の分岐にて右へ進み、ツツジ尾根へ。
下って行くに連れて温度が上昇して行くのが分かり、山の上では標高による恩恵を受けていたのを実感。
荒神峠を経て、いつものように長い道のりだと感じつつ進んで行き、最後の急斜面区間とジグザグ道を注意して下ると、登山口に到着です。
ここまで来ると安心で、すぐに保津峡駅に到着し、この日も無事にゴールです。
この山行の前の時点では、今年は愛宕山界隈にはまだ2回しか行っていなかったので、2020年上半期の最後の山行にふさわしいかなと思い、今回は愛宕三山へ。
何らかの課題が欲しく、久しぶりに岩ヶ谷経由で。
調べてみると、2017年6月と2018年5月に続いての3度目となります。
2018年の台風21号による荒れが心配だったけど、恐れていたほどではなく、ほぼ想定していたぐらいだったので、無事に通過できました。
谷筋のルートへの苦手意識があるので、どうしても避けがちなんだけど、それだと技量は向上しないので、可能な範囲で挑戦するようにしたいなと改めて思いました。
他では、昨年の7月の山行で、地蔵山への道中でササユリを見かけ、今年も見られるかと期待したのだけど、全く目にせず。
見落としたのか、まだ咲いていなかったのか、昨年はまぐれで咲いただけなのか。
ちょっと残念でした。
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