大峰山・八経ヶ岳


- GPS
- 06:14
- 距離
- 9.5km
- 登り
- 1,103m
- 下り
- 1,093m
コースタイム
- 山行
- 5:41
- 休憩
- 0:30
- 合計
- 6:11
天候 | 曇 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2020年08月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
帰路:行者還トンネルを抜けてR169へ出て、吉野町、大淀町を経て大阪へ。行者還トンネル東口からR169までの11kmは通常の林道レベルで道幅も広く運転も楽だった。(レンタカー使用) |
コース状況/ 危険箇所等 |
危険個所はありません。道標も完備で迷うことはないでしょう。行者還トンネル西口から奥駈道に出会うまでは急登です。その後は大峰らしい縦走路が続きます。 |
写真
感想
コロナ禍で高山の登山を自粛している状況下、近畿一円で三密にならず、かつ登り甲斐のある大峰山・八経ヶ岳を歩いてきた。この山は近畿の最高峰で大峰奥駈道の一部を歩けるコースだ。以前は奥駈する行者さんの団体を良く見かけたが、この日は平日だからか、それとも酷暑の季節は避けるのか、見かけることはなかったが、大学生の6名ほどのパーティが奥駈に挑んでいた。八経ヶ岳の下山時にすれ違った時に声を掛けたら、吉野から熊野那智大社まで歩くと言っていた。縦走する学生を見て嬉しくなった。今回は行者還トンネル西口から八経ヶ岳を往復した。トンネル西口の駐車場(¥1000)から歩き始め、小振りな吊橋を渉るとすぐに急登となり、奥駈道出合まで1時間近くひたすら登る。道はよく整備されている。奥駈道出合から八経ヶ岳まで奥駈道を歩く。聖宝ノ宿までの約50分は1600を最高所とした緩やかなアップダウンを繰り返す大峰らしい登山道だ。周囲は楓の森が広がっている。ブナの巨木も点在する。理源大師の像がある聖宝ノ宿を過ぎると巨大な弥山の山腹をトラバースする急な道となる。下の方は楓、上部はシラビソの純林が広がっていて、高山の香りが広がる。ジグザグ道を登りきると弥山小屋に着く。ここは宿泊もできる貴重な小屋だ。7年前には1泊して、天川川合へ下山したのも良い思い出だ。休憩後、八経ヶ岳へ向かう。100m程下って鞍部に達し、防鹿柵の中に入るとオオヤマレンゲの群生地になる。花の時期はとっくに終わり、実ができていた。100m強登り返すと、比較的あっけなく八経ヶ岳山頂に着く。近畿最高で1914.9mだ。この日はガスが優勢で周囲の展望は無かった。小休止のあと下山、弥山山頂にも立ち寄って、往路と同じ道を辿った。聖宝ノ宿と奥駈道出合の中間点近くの弁天の森には聖宝 三等三角点1600.49mがあるので確認した。奥駈道出合からは急坂をひたすら下り登山口に下山した。吊橋下の冷たい沢水で顔と体を拭いたら、生き返る思いだった。
この時期の弥山、八経ヶ岳は花も無く、展望の開けた場所も少ないが、大峰らしいしっとりした樹林帯を緩やかに気持ちよく歩ける場所だ。
往路は天川川合から国道309号を進んで、約14kmで行者還トンネル西口に至ったが、このルートは国道と言いながら道路状況は林道以下で道幅は狭いし、左側は岸壁の連続、右は川迫川渓谷でカーブが連続して気を休める暇がない。離合も難しい。同じ道を通るが嫌だったので、約18kmの遠回りになるが、トンネルを東口へ抜けて国道169号経由で大阪へ帰った。トンネル東口から国道169号までの国道309号は道幅が広く、普通の林道並みの走りやすい道で、登山に車を使う人なら全く問題ないレベルと思う。
8/28追記
感想や写真の説明で「奥駆道」としていましたが、DCTさんの6月6日のレコで「奥駈道」が正しいと知りましたので、訂正しました。DCTさんありがとうございます。
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