日光と赤城を結ぶ分水嶺 庚申山〜皇海山〜三俣山〜宿堂坊山
- GPS
- 22:09
- 距離
- 27.6km
- 登り
- 2,864m
- 下り
- 2,393m
コースタイム
- 山行
- 8:32
- 休憩
- 3:23
- 合計
- 11:55
- 山行
- 9:33
- 休憩
- 0:32
- 合計
- 10:05
天候 | 7日:曇り時々晴れ 8日:霧一時小雨 |
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過去天気図(気象庁) | 2020年08月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
バス タクシー 自家用車
西ノ湖入口から赤沼まで低公害バス(300円).赤沼から清滝まで東武バス(1200円).清滝から通洞駅まで日光市営バス(860円),通洞駅から銀山平まで足尾観光タクシー(3160円). |
コース状況/ 危険箇所等 |
銀山平の林道にゲートがある.庚申山から鋸山までは梯子や鎖,ロープがある岩場や急峻な場所が多い. 皇海山から宿堂坊山までの稜線に踏み跡があるが広い場所などでは部分的に不明瞭でやぶ漕ぎになる.笹は腰より低い場所が多いので大部分のやぶ漕ぎはそれほど大変ではない.笹に覆われている場所では踏み跡が交錯し時々見失うが一番高そうな場所に戻るとまた現れることが多い.この先も笹の少ない樹林の中の歩きやすい場所と笹で覆われた一部わかりにくい踏み跡が交互に現れる.倒木の多い場所やシャクナゲなどの灌木のやぶ,灌木につかまりながらよじ登る急な場所もあり疲れる.わかりにくい時は木に打ち付けられたプレートがいっぱいあるので目印になる.GPSもあれば安心できる. 宿堂坊山から下山した尾根にも踏み跡がある.交錯しているがここは笹のやぶがあまりないので踏み跡を気にしなくてもそれほど苦労せず下れる.ただし倒木がたくさんあるのでこの方が厄介.下山した場所の柳沢川を渡渉をしたくなかったので今回も右岸の縁を歩いた.ここにはやぶのある荒れた踏み跡がある. 国境平の水場は稜線から標高差約60mほど下った地点に流水があった.明瞭な踏み跡はないが笹は低いので適当に下れば水の流れる沢に出る. |
写真
感想
先々週に歩いた山で右下腿の筋肉を痛めたので先週は休養日とした.まだ痛みは少し残っているが,3連休は後半に仕事と私用があるのでの週末に休みをとって4連休にし前半の2日間で山に行くことにした.分水嶺は日帰りで歩いているので栗原川林道の皇海橋から西ノ湖入口まで歩き,その日は日光に泊まり,翌日銀山平から皇海橋まで戻る計画を立てたが,最近の沼田市のホームページに栗原川林道は今後通行ができないと記載されており今回のコースの日帰り分割縦走は無理になった.そこで重荷を担ぎたくないが途中1泊の山行になった.なるべく荷物を軽くしたいのでテントの代わりにタープ,ストーブはアルコール燃料を使用したが,結局,心配で色々持って行ったので重くなった.
庚申山から鋸山までは梯子や鎖,ロープのある岩場や急峻な場所が多く距離の割に時間がかかる.皇海山から宿堂坊山までの稜線には踏み跡があるが,部分的に笹やぶや灌木が被さり不明瞭な部分もある.笹やぶは腰下の部分が多いので奥利根や東北の猛烈なやぶのような通過をためらう場所はほとんどない.ただし踏み跡は交錯し迷いやすい部分もあるので,木にたくさん打ち付けてあるプレートが目印になるし,GPSがあれば心強い.踏み跡が全くないか,プレートをしばらく見かけなくなったらルートを外したと思った方が良いと思う.昨年歩いた前白根山から錫ヶ岳,宿堂坊山の状況とあまり変わらないが,今回歩いた稜線の方が登り下りが多く,また草原も多くテントを張る場所がたくさんあった.宿堂坊山から下山した尾根は笹のやぶがほとんどないが倒木がたくさんありやや厄介.今回も柳沢川右岸の縁を歩いた.ただし多少のやぶ漕ぎはあるので足を濡らすのを気にしないのであれば渡渉して林道に出た方が楽だと思う.
2日目の三俣山を登っている途中で先々週に痛めた右下腿をかばいながら歩いたツケがたまり左下腿が痛くなった.今度は左下腿をかばいながら歩いたら右下腿の痛みが再発した.この後は両下腿が痛いので小刻み歩行やカニ歩き,かかと歩きなど工夫しながらゆっくり歩きなんとか下山した.結局,年寄りには無理は禁物だとわかった.
庚申山から鋸山の間で2人の登山者とすれ違ったが,その他には誰とも会わなかった.
西ノ湖入口から赤沼,赤沼から清滝,清滝から通洞駅までバスを乗り継ぎ,通洞駅から銀山平までタクシーを利用し約3時間30分かけて車まで戻った.
皇海山は百名山を登っていた35年前に六林班峠でテントを張り往復したことがあるので,これで日光から六林班峠までの分水嶺がつながった.今後,袈裟丸山,赤城山に続く分水嶺は日帰りで分割して歩こうと思う.
ここから北に続く分水嶺山行:
日光と赤城を結ぶ分水嶺 前白根山〜錫ヶ岳〜宿堂坊山
https://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-1979632.html
ここから南に続く分水嶺山行:
日光と赤城を結ぶ分水嶺 六林班峠〜皇海山
https://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-2436131.html
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