100宮之浦岳（荒川登山口〜大株歩道入口〜ウィルソン株〜大王杉〜縄文杉〜高塚小屋〜新高塚小屋〜宮之浦岳〜花之江河〜小花之江河〜淀川小屋〜淀川登山口）

2012年12月01日(土) [日帰り]

• GPS: 11:53
• 距離: 24.5km
• 登り: 2,016m
• 下り: 1,248m

コースタイム

04:01　荒川登山口
06:20　大株歩道入口　06:26
06:53　ウィルソン株　07:00
07:49　大王杉　07:53
08:29　縄文杉　08:42
08:51　高塚小屋
09:47　新高塚小屋
11:44　永田岳分岐
12:12　宮之浦岳　12:17
14:03　花之江河　14:07
14:17　小花之江河
15:16　淀川小屋
15:55　淀川登山口

天候

移動日　11/30　鹿児島市内晴れ・屋久島雨
登山日　12/01　晴れのち曇り
移動日　12/02　雨のち曇り

アクセス

利用交通機関：

自家用車 船 自転車

11月30日　鹿児島市内からフェリー屋久島2で宮之浦へ
レンタカーで白谷雲水峡を見学後、安房で自転車をレンタルし淀川登山口へ
12月01日　自転車で淀川登山口から荒川登山口へ移動し、宮之浦岳登山
淀川登山口へ下山後、荒川登山口へ向かい自転車を回収・返却
12月02日　安房から西部林道を回り宮之浦へ
宮之浦からフェリー屋久島2で鹿児島市内へ

コース状況／危険箇所等

コースは大変整備されています。
この時期ですので山頂付近では凍結箇所が有りました。

登山ポストは荒川登山口・淀川登山口に有りました。

写真

12/1 2:33

淀川登山口で車中泊。2;00に起きて着替えてからうどんの朝食にします。昨晩からの雨はあがったようです。

12/1 3:41

朝食後ヘッドライトを点けて自転車で荒川登山口に向かいます。ここは尾立峠のゲート。昨晩は車両規制で閉まっていた扉が12/1からは開いて、荒川登山口まで通行できます。

12/1 3:57

荒川登山口の駐車場脇に自転車を止めます。
この時間では駐車中の車も無く一人だけでした。

12/1 4:01

いろいろな注意事項が掲示されていました。

12/1 4:03

04:03　いよいよトロッコ道から登山開始です。

12/1 4:53

04:53　小杉谷橋通過。小杉谷は昭和35年には500名以上の集落が有ったそうで、今も学校跡などが残っています。

12/1 5:06

雲が切れて月が見えました。何とか晴れてほしいものです。

12/1 5:21

05:21　楠川分れ。白谷雲水峡登山口との合流点です。

12/1 5:27

05:27　うまく写っていませんが三代杉です。

12/1 5:51

トロッコ道の脇にヤクシカの親子が休んでいるのを起こしてしまいました。

12/1 6:25

06:25　大株歩道入口のトイレを利用させてもらいました。

12/1 6:26

06:26　トロッコ道から登山道に変わります。

12/1 6:47

06:47　こちらも看板しか映っていませんが翁杉。

12/1 6:54

06:53　ウィルソン株に着きました。

12/1 6:55

ウィルソン株の案内板。

12/1 6:56

ウィルソン株の内部には祠や泉が有ります。

12/1 6:56

ウィルソン株の内部から上を見上げます。

12/1 7:07

07:07　やっと日が出てきました。

12/1 7:50

07:49　大王杉。

12/1 7:50

大王杉の上部です。

12/1 8:01

08:01　こちらは夫婦杉です。

12/1 8:01

右の夫は推定樹齢2000年・左の妻は推定樹齢1000年だそうです。樹齢差1000年の夫婦ですね。

12/1 8:21

根が広範囲に広がっています。

12/1 8:24

杉に付いた苔。

12/1 8:27

08:27　いよいよ縄文杉との対面です。
展望デッキにもひと気は無く、貸しきり状態でした。気温は3.5度でした。

12/1 8:32

縄！文！杉！！。
今まで見てきた杉と比べても圧倒的な大きさです。

12/1 8:32

こちらは縄文杉上部です。1枚の写真に入りきらないので分割して撮っています。

12/1 8:51

08:51　高塚小屋に着きました。

12/1 8:52

少しガスが出てきて幻想的な雰囲気になりました。

12/1 9:39

登山道もぬかるんでいる場所が出てきます。

12/1 9:46

09:46　こちらは新高塚小屋です。表に地元の観光協会の腕章をした3名の方が居ましたが、小屋の中は誰も居ませんでした。

12/1 10:15

目的地の宮之浦岳が見えてきました。

12/1 10:34

その左側に翁岳。

12/1 10:35

振り返って小高塚岳。

12/1 10:36

ほんの少しの時間ですが青空も見えました。

12/1 10:47

奥に永田岳が見えて来ました。

12/1 10:49

宮之浦岳まではまだ2.1kmも有ります。

12/1 11:08

ロープ場登場。

12/1 11:18

11:18　平石岩屋。

12/1 11:18

樹林帯が終わり、笹の中を進みます。

12/1 11:29

登山道が水の通り道になっています。部分的に凍っているので足場を選びながら登ります。

12/1 11:44

11:44　焼野三叉路＝永田岳への分岐を通過します。

12/1 12:07

日陰の木道も凍っていました。
慎重に進みます。

12/1 12:13

12:13　宮之浦岳山頂に着きました。10名ほどの登山者が居てほっとしました。曇りがちながら360度の景観を楽しむことが出来ました。

12/1 12:30

1867mの栗行岳。右に回ると岩の下に祠が祀って有りました。

12/1 12:34

こちらは翁岳1860m。

12/1 12:41

面白い形の岩ですね。

12/1 12:51

安房岳方面へ向かいます。

12/1 12:59

12/1 13:04

12/1 13:13

自分にはこのルートで一番の危険箇所だったと思います。

12/1 13:27

投石岩屋。岩の隙間にかなりのスペースが有り、荒天時の避難場所にも指定されています。

12/1 13:29

お茶目なヤクシカが藪から顔を出して、こちらを観察しています。

12/1 13:52

13:52　黒味岳分岐。一緒に下山しているグループの方に、黒味岳にも登るよう勧められましたが往復1時間掛かるので残念ながらパス。

12/1 14:03

14:03　花之江河に着きました。標高1600mにある日本最南の高層湿原だそうです。

12/1 14:04

花之江河。

12/1 14:15

こちらは10分ほど先の小花之江河。ヤクシカガ湿地の苔？を食べていました。

12/1 14:17

小花之江河。淀川登山口まで3.8kmになりました。

12/1 14:25

枯れ木や巨木が出て来ます。

12/1 14:41

12/1 15:14

淀川に掛かった橋を渡ります。きれいな川です。

12/1 15:16

15:16　淀川小屋に着きました。ここは小屋の内部ですが人は居ませんでした。外にテントが1張り有りました。

12/1 15:24

チョットした登りが有るのですが、疲れた足にはかなりキツイ。

12/1 15:52

最後の坂を下って、

12/1 15:53

15:53　淀川登山口に戻ってきました。駐車場は10台ほどの車で満車でした。

12/1 16:08

林道脇の紀元杉も見学しました。

撮影機器：

EX-H20G CASIO COMPUTER CO.,LTD.

感想

junw

ヤマレコユーザーの　nori3さんの記録を拝見して宮之浦岳周回の実行を決断し　mieyamaさんの記録を拝見してレンタル自転車を使う今回のコースを決めました。
お二人にはこの場をお借りしお礼申し上げます。

10月からの出張で百名山の九州5座は登頂出来たのですが、縄文杉日帰り＋宮之浦岳日帰り　と考えていた屋久島は休みの関係も有り半ば諦めていました。

ところがnori3さんの記録で早立ちすれば日帰り可能と解り、その後調べるとmieyamaさんのレンタサイクルを使うという、思いがけない方法を知ってしまい、今回の山行になりました。

さらに12/1からは尾立峠〜荒川登山口までの車両乗り入れ規制も解除され、淀川登山口〜荒川登山口まで自転車で行けるのでさらに時間短縮が望めます。
気がかりの天気は、屋久島の週間天気予報を見続けて、11/30〜12/2の日程を決めました。

アクセスは予算の関係で鹿児島市からのフェリー（往復7900円）を選択、レンタカーは自転車を乗せるので普通車クラスを48時間（13000円）、レンタサイクルは2日間（1600円）これに携帯トイレを2回分（500円）を手配し、準備完了です。

お二人の記録を参考にさせて頂いたので山行はほぼ想定した内容でしたが、何点か想定と違っていたので記録しておきます。

1．九州南部の屋久島ですが、登山日が12月になってしまったので2000m近い山頂は冬山でした。お二人の記録の時とは寒さが違っていました。

2．淀川登山口〜荒川登山口の自転車移動は、標高差から下りのみだと思っていましたが登りも有ります。変速ギヤ付きの自転車でしたが登り切れずに押してしまいました。またヘッドライトを点灯しての走行でしたが、霧が深いところが有って視界が悪くなり、スピードを抑えなければなりませんでした。もちろん手袋・帽子・マスク着用です。

3．山頂付近の登山道は岩場に水が流れている箇所が多く、岩＋氷で持って行った軽アイゼンでは不十分でした。

4．山頂付近は樹木が無いので強風がもろに当たります。当日は晴れ〜曇りでしたが少しでも悪天候になると十分な防寒装備が必要だと思います。

主に寒さ対策となります。


今回は天気を気にしながら、何とか計画どうりに実行できましたが、もう少し早い時期に来る方が良かったと思っています。