薬師岳&黒部五郎岳(折立)
- GPS
- 17:59
- 距離
- 43.2km
- 登り
- 3,095m
- 下り
- 3,090m
コースタイム
- 山行
- 6:40
- 休憩
- 1:04
- 合計
- 7:44
- 山行
- 8:55
- 休憩
- 1:18
- 合計
- 10:13
天候 | 晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2020年08月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
これまでの登山道に比べて木道が多いですが、それ以外の所は石や木の根が多い道です。危険な所はほとんどありません。 |
その他周辺情報 | 有峰林道亀谷連絡所(料金ゲート)からすぐに右手に亀谷温泉白樺ハイツ(620円)があります。12時から20時まで(受付終了は19時まで)の営業時間。温泉に入っている人も数人と少なかったです。 |
写真
装備
個人装備 |
Tシャツ
ソフトシェル
ズボン
靴下
グローブ
防寒着
雨具
ゲイター
日よけ帽子
着替え
靴
ザック
ザックカバー
サブザック
行動食
飲料
ハイドレーション
地図(地形図)
ヘッドランプ
予備電池
GPS
筆記用具
ファーストエイドキット
日焼け止め
保険証
携帯
時計
サングラス
タオル
ストック
テント
シェラフ
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感想
アプローチが長くなかなか行けなかった薬師岳と黒部五郎岳にようやく行ってきました。元々、先週、薬師岳のみを行く予定でしたが、そのときは日本海側の天気がよくないということで、南アルプスの鳳凰三山に変更しました。そして今回、ようやく天気が良い予報だったので、薬師岳に加えて黒部五郎岳も一緒に登ることにしました。登山口まではクルマで行きますが、歩く距離を最小限にするため、できれば折立登山口の一番近い駐車場スペースを確保したいと思いました。しかし、有峰林道のゲートが午前6時しか通行可にならないということだったので、なるべく早く自宅を出ました。(午前0時51分)3時間ほどクルマを走らせて(途中10分休憩)、午前4時前に到着し、亀谷連絡所(425m)のゲート前の2台目になりました。午前6時の約3分前にゲートが開き、折立の駐車場には20km弱の距離を22分で着きました。案の定、駐車場はいっぱいでしたが、何とか登山口すぐ近くのスペースに停めることができました。準備と朝食を済ませて、午前7時前に出発しようとクルマを出たらさっそく折立キャンプ場を歩くクマに遭遇!!折立の登山口(1350m)から登山を開始し、すぐにトイレと自販機、その先に遭難した愛知大学山岳部の慰霊のための十三重之塔(1362m)が設置されていました。その後、樹林帯の急登を歩き、40分弱で有名なアラレちゃんの看板が左手にありました。しばらくは木の根が張り付いている道を歩き、午前8時過ぎに三角点に到着し、一度目の休憩を取りました。休憩が終わり、歩き始めると木道が出てきて歩きやすいところもありました。この辺りは見通しもよく有峰湖がきれいに見えました。石がゴロゴロ転がっている道を登ると、午前10時前に太郎平小屋(2330m)に到着しました。大きい荷物をデポし、少し休憩してから薬師岳方面に向かいました。30分ほどで5張程度のテントが設営されている薬師峠を通り過ぎ、その後は沢を登りました。意外と岩登りで大変でした。沢を登り終えると視界が開けて、きれいな槍ヶ岳と雲の平が見えるようになりました。樹林帯を抜けると薬師岳までのきついガレ場が続きました。途中に薬師岳山荘(2701m)で一服し、さらに登ると1つ目のピークに避難シェルターがあるところに到着しました。そこを立ち止まらず通り過ぎるとようやく頂上が確認でき、とにかく夢中で登り続けました。そして午後0時半ごろ、薬師岳山頂(2926.01m)にやっとのことで到着しました。頂上は雲上の景色で心地よい風もあり、達成感がありました。頂上では15分程度滞在し、下山しました。相変わらず下りは苦手なので、時間がかかりましたが、何とか薬師峠に到着しました。ここで少なくなった水を補給し、生き返りました。宿泊する太郎平小屋に到着してから、すぐに缶ビール500mlを飲み、午後5時の夕食(ハンバーグ等)をいただきました。寝るまでにまだ時間があったので、また缶ビール500mlを飲んだ後、きれいな夕焼けを見ました。その後も少し時間があったので、満天の星空と富山の夜景を眺めました。小屋で私が使用するスペースは3人ですが、真ん中は空けて2人で使用しました。また、布団は直接入らずシェラフを使ってその上と下に布団を敷くよう指示がありました。前日はほとんど寝ていなかったので、よく眠れました。
翌日は4時に起床し、朝食(魚や卵焼きなど)は午前5時でした。そして、午前6時前には重いリュックは山小屋にデポし、小さいリュックで黒部五郎岳に向けて出発しました。程なくして太郎山(2372.9m)に到着し、次に北ノ俣岳(2662m)を目指しました。北ノ俣岳に到着後、赤木岳などを進みました、この辺りのロケーションもよかったです。そこから登ったり下ったりを繰り返し、黒部五郎岳のガレ場の急登になりました。悪戦苦闘の末、ようやく黒部五郎の肩に着きました。ここの景色もよかったんですが、早く黒部五郎岳山頂に行きたかったので、岩の連続するところを進みました。10分ほどでようやく黒部五郎岳山頂(2839.6m)に到着しました。ここからのロケーションは最高に良く、目の前(東)は赤牛岳、水晶岳、鷲羽岳から槍ヶ岳と穂高連峰、南側は笠ヶ岳と乗鞍岳、御嶽山、西側は白山、北側は立山と剱岳、遠くは後立山連峰まですべて見渡せました。いつまでもいたかったんですが、20分ほどの滞在で下山し始めました。1年前に岩でぶつけた膝の状態がよくないので、ゆっくり歩くことにしました。その後の太郎平小屋までのアプローチがとても長く感じられました。太郎平小屋に着くとお腹がすいていたので、名物の太郎ラーメン(並・1000円)を食べました。とてもニンニクが効いていておいしかったです。ここでも20分ほど滞在し、登山口の折立に向かいました。ここからのアプローチはさらに長く感じました。途中、休憩した地点ではストックを忘れて5分ほど戻るなどつらい下山となりました。多くの人に次々に抜かれましたが、自分のペースでゆっくり歩きました。最終的には、登りと同じくらいの時間で下山できました。
下山後は20分ほどで出発し、30分ほどで亀谷温泉 白樺ハイツで汗を流しました。12時から20時まで(受付終了は19時まで)の営業時間で、料金は620円でした。ドライヤーやボディソープ、リンスインシャンプーも備えてあり、露天風呂(時間がなく入りませんでした。)もあります。ここで牛乳を飲むなど45分程度くつろいでから、3時間ほどで自宅に到着しました。足は疲れましたが、印象に残る大変よい山旅となりました。
折立のクマ(R02.08.18)
amsy10tさん、こんにちは。
折立からの薬師岳と黒部五郎岳の山行、好天に恵まれて良かったですね。
私の時に見られなかった景色を見させて貰うことが出来て感激です。
黒部五郎岳へは距離がありますが、天気さえ良ければ折立から薬師岳へ一気に登るより幾分楽かもと私は思いますが、今でも黒部五郎岳への途中の雷の怖さは忘れられません。風雨と雷で、とても遠く辛い道のりでした。
折立の駐車場へはやはり非常に混むのですね。二番目に並んでも空きスペースがあまりないとは大変な人気振りです。私はそれもあって東京から夜行バスで行ったのでその心配はなかったのですが、バスでは時間がかかりとても遠く感じました。
amsy10tさんの健脚振りは同じルートを歩いて比較して改めて実感しました。
また amsy10tさんの山行レコを楽しみにしています。
お疲れ様でした。
コメント、ありがとうございました。
今回の山行に当たっては、24cさんのヤマレコを参考にさせていただきました。
当初は1週間前に薬師岳のみに行く計画をしておりましたが、日本海側の天候がよくない予報でしたので、南アルプスの鳳凰三山に変更し、今回、24cさんのレコでイメージしながら、さらに黒部五郎岳にも足を伸ばしたくなり、2日かけて行きました。
黒部川源流の山々では、天気が良ければ絶景が見られるので、また行く機会があればぜひおススメいたします。ずっと見てても飽きない景色でした。
ここ最近の山行は天気予報を十分確認し、なるべくよい選び、よくないときは無理せず延期することにしております。ただ、天気が良すぎてかなり日焼けしましたが……。顔の皮がボロボロになりました
今回、一番気にしていたのが駐車場の確保で、容易ではありませんが、何とか一番近い所に停めることができました
今後は最近サボっているトレーニングを再開し、新たな挑戦をしていきたいと思います。
また24cさんのレコを参考にさせてください。
日本百名山達成 を楽しみにしています
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