甲府から大笠山−大日影山−鹿穴−八人山 周回
- GPS
- 05:09
- 距離
- 21.0km
- 登り
- 1,206m
- 下り
- 1,199m
コースタイム
歩行時間5:00+休憩時間0:09=全行程5:09
天候 | 晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2012年12月の天気図 |
アクセス | |
コース状況/ 危険箇所等 |
rideMさんの今回とは逆回りのレコ。不老園〜八人山〜大黒峠、参考になりました。 http://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-94083.html 先週歩いたレコ。愛宕山−大笠山−大日影山−東山 周回 http://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-252376.html 昨年歩いたレコ。大蔵教寺山-大日影山-武田の杜周回 http://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-157000.html ○善光寺〜大笠山 今回のルートは、廃道となってました。ひどいものでしたのでお勧めしません。 ○大笠山〜大日影山 茶道峠から大日影山に登る尾根の入口が分かりませんでした。別荘裏の踏み跡を登っていったところ尾根線上に防火帯があり。直登できます。 ○大日影山〜大黒峠 国土地理院2万5千分の1地形図には載っていませんが、東山の南側を巻くトラバース道を歩きました。最初やや下り、途中善光寺からの道と合流し、緩く登っていくと大黒峠となります。下る途中、沢の所で道が途切れていました。高差無く進めばトレースが続いています。 ○大黒峠〜鹿穴南鞍部 国土地理院2万5千分の1地形図には載っていませんが、大岩の南側を巻くトラバース道を歩きました。最初高低差のないトラバースを進み、南に展望がきくころ、ジグザグの登りとなり、鹿穴南の鞍部に出ます。鞍部からは、岩堂峠へのトラバース道と大蔵教寺山尾根道に分かれます。 ○鹿穴南鞍部〜鹿穴〜鞍掛峠?〜1042mピーク〜岩堂峠トラバース道〜鹿穴南鞍部 国土地理院2万5千分の1地形図では、鹿穴南鞍部から西に進み鹿穴方面へ分岐するようになっていますが、鹿穴南鞍部から直登する踏み跡ができてましたので、北に登っていけば、比較的簡単に鹿穴に到着します。 鹿穴からは、さらに北へ尾根を下ると鞍掛峠と呼ぶのではなかろうかという鞍部に出ます。この峠は、岩堂峠からのトラバース道とも合流してます。 1042mピークへは、急登の尾根を進みますが、踏み跡はなく、枝木も多く大変です。ピークにはなにもありません。ピークからは何となく踏み跡があり、急降下すると、岩堂峠からのトラバース道に出ます。 岩堂峠トラバース道は、よく踏まれていて、走りやすいコースです。 ○鹿穴南鞍部〜大蔵教寺山尾根 八人山分岐 よく歩かれている尾根です。951mピーク(板垣山)手前が八人山への分岐です。 ○八人山分岐〜八人山 出だし急斜面です。踏み跡は枯れ葉に覆われていて見えません。ほぼ直登コースです。滑りながら下れる技術のある方なら面白いですが、足腰の弱い方にはお勧めしません。下山に使う場合、何カ所か尾根が分岐しているので、ルートファインディングができる人もしくはGPSで現在地を把握できる人でないと、間違った尾根を下る可能性があります。 ○八人山〜酒折 国土地理院2万5千分の1地形図には波線がありません。八人山から西に延びている尾根に下るのが正解のようです。私は南に下ってしまい、不老園に下りず、シャトー酒折の駐車場に出てしまいました。 |
写真
感想
先週に引き続き、裏山の散策トレランをしてきました。
今回新規に歩いてみた区間ですが、善光寺から大笠山に登るルート、大黒峠から鹿穴南鞍部の巻き道、鹿穴南鞍部から鹿穴&1042mピーク、八人山の尾根です。
当日は、とても暖かく甲府市内で18度を超えたそうです。山にいても喉が渇いて、500mlのペットボトルでは全く足りず、後半はかなり我慢の走りでした。
○甲府自宅〜大笠山
善光寺までアスファルト道を軽く走って行きます。国土地理院2万5千分の1地形図にある大笠山南東にある波線を行きます。
民家の裏手から耕作放棄されたぶどう畑を通り、波線の入口を捜しますが、見あたりませんでした。旧電子国土には送電線が載っているのですが、送電線の手前に入口があるはずです。それらしいところを入っていきます。いきなり藪こぎです。
やがて廃道となった林道に出ました。林道の中に何となく踏み跡もあり、進んで行きます。踏み跡は獣道のようで、日当たりの良い藪になると、低いトンネル状になってしまいます。
廃道が無くなり南へトラバース気味に漕いでいくと、こどもの国のコース15番に出ました。15→16→18と行けば、大笠山です。16番を過ぎ送電線の下を通りしばらく進むと、だんだんと怪しくなってきました。やがて道が無くなり、苔むした露岩地帯となりました。境界見出標の赤ペンキが山頂方向に延びてます。送電線の手前あたりで左に分岐する踏み跡があったのですが、そちらが正解だったのかも。
戻るのも面倒なので南方向にトラバースすると、14番からジグザグに登る幅の広いトレイルに出ました。先週歩いた道です。一度折り返して、山頂到着です。
○大笠山〜大日影山
大笠山から北に歩くとすぐに物音がして警戒すると、二人組のおじさまでした。茶道峠のある舗装路に出たところに、彼らの車らしきものが駐車してありました。大笠山のピークを踏むだけなら、茶道峠からの方が登りが少なく効率的です。でもあまり面白くないかも。
舗装路を東に進みます。左(北)に曲がる舗装路を進みます。民家に突き当たるので、道なり右に曲がると、突き当たるので左に曲がります。廃屋と化した別荘風の建物の左横に踏み跡があり、すり抜け、廃屋の裏手へ回り込むと、北に延びる踏み跡がありました。しばらく登っていくと、また藪です。行く手をふさがれたところが防火帯となり、東方面に下っていました。入口を間違えたようです。
防火帯を登っていくと、途中尾根の頭があり、朽ちた標柱が吸い殻入れの土管に刺さってました。かすかに「富士見台」の文字が読み取れます。標高も書いてあったのですが、読めません。周りは木が高くなってしまったのか、木々の合間から富士山や南アルプスが見えるだけです。
軽く下ったあときつい登りをこなし、境界見出標の数字が減っていきます。616になればもう少しで山頂です。
○大日影山〜大黒峠
今回は、東山をパスして、東山の南側をトラバースしていきます。しばらく高度を落とし、下りきったところで善光寺からの道が合流します。この道を下ったことがないので、そのうち行ってみたいと思います。
合流地点からは登りになり、左側の尾根が近づいてきて空が見えてきます。二股の分岐に到着。先週は、この分岐から南に藪こぎしました。
○大黒峠〜鹿穴南鞍部
二股の分岐を左(大岩園地・積翠寺)に10mも行けば大黒峠です。今回は、二股を右(岩堂峠・深草観音)に行きます。
走りやすい南斜面を進みやがて登りとなります。途中右下にピンクのテープがあり、右下に下っていくトレースがありました。分岐部分は不明瞭ですが、その先に延びる道は、整備されているようです。
南が開けて富士山がよく見えるようになるとトラバースも終わり、斜面をジグザグに登っていきます。数回の折り返しを繰り返すとやがて鹿穴の南にある鞍部に到着します。この鞍部から今の道へ下ると、最初の折り返し部分を見逃してそのまままっすぐ行ってしまうようです。
○鹿穴南鞍部〜鹿穴〜鞍掛峠?〜1042mピーク〜岩堂峠トラバース道〜鹿穴南鞍部
鞍部から鹿穴までは、直登の踏み跡があったのですぐでした。斜面を下ると、鞍掛峠?に到着。左手には、赤テープで道がふさがれてます。深草園地に下る沢道です。地図で見るとかなりの急傾斜ですので、どこかが崩落していて危険なのかもしれません。
1042mピーク目指して、尾根を登ります。踏み跡はなく、小枝も多く急傾斜のため距離の割には時間を食いました。やがて平坦地に出て、尾根を外さないよう東に向きを変えていきます。GPSを頼りに地図上1042となっているところに着きましたが、人工物は一つもありませんでした。もしかしたら山名が分かるかもしれないと期待していましたが、残念でした。本日の最高高度が名無しのゴンベイでした。
岩堂峠からのトラバース道までは、踏まれた尾根道でした。
足の中にだいぶ色々と入ったのでここでひと休み。後半戦に備えて、本日唯一の行動食をいただきます。
トラバース道は、下ったあと緩やかな登り。トレイルランナーなら走れるんでしょうけど、私はちょっと走っただけで170bpsを超えてアラームが鳴ってしまいます。もっとVO2maxを鍛えなければなりません。
ちなみに私の最大心拍数は190bpsオーバーのようで、30歳以下の値です。安静時も53bpsと低いので、心臓だけがプチ自慢できるところです。ただ心臓には毛が生えていない小心者です。
○大蔵教寺山尾根 八人山分岐〜八人山
大汗をかいて八人山分岐に到着すると、丁度3人の山ガール?にお会いしました。八人山から来られたそうで、急斜面で滑るから気をつけてとのこと。どこから来たかと聞かれて甲府の市内とお答えしましたが、家じゃなくて本日のコースを聞きたかったそうで。(汗)
あまりにもマイナーなところを通ってきたので、あっちの方をグルグルしてきましたと応えると、「走る人は違うわねー」というあいまいな会話となってしまいました。(大汗)
急斜面を斜滑降で滑り降りて行きますが、所々岩が露出していて結構ハードな斜面でした。何回かこけてそのまま数m滑り落ちましたが、ちょっとすりむいただけで済みラッキーでした。
最初の尾根の分岐は、200mほど高度を下げた標高750m部分です。右に誘われましたが、GPSで確認して、左に戻りました。ここでGPS代わりに使用しているスマートフォンのタッチパネルがバカになり、操作ができなくなってしまいました。タッチパネルの表面に張ったキズ防止のシートと本体の間が汗のせいで濡れてしまったようです。しばらく日向ぼっこさせて乾かしたら正常に戻りました。
気持ちよく走り下りていたところ三ッ石の分岐を見過ごしてしまいました。三ッ石の分岐ポイントは以前三ッ石地区から自転車を担ぎ上げて反対側の善光寺町へ下りた所ですが、辺りの景色をすっかり忘れてしまってました。
677mピークを過ぎ、尾根を南下していくと今度は左の尾根に誘われてしまいました。このあとも踏み跡が不明瞭で次のピークまでのルートファインディングが難しいところでした。
○八人山〜酒折
“不老園から八人山までの道は分かりやすくて良いトレース”とのことだったので、あまり気にせず赤ガムテープを追いながら南の尾根を下ってしまいました。右手(東側)を気にしていけば、ちゃんとした登山道に下れたと思われます。一度尾根の左(東)に行ってしまいテープを見失いましたが、GPSのおかげで本尾根に戻れました。
二等多角点があり、やがて尾根も終わりに来ました。ここに来てどうやら登山道を外していることに気がつき、いったいどこに下りていくのか不安になりました。テープは間隔が遠いながら探すと見つかるをくり返し、徐々に右手(西側)に向かってます。このまま行くと崖マークだなぁと思いながらも進むと、石碑が現れその先に廃道になった林道が現れました。
そろそろ民家が近い雰囲気がしてきたとき、なにやらバスが見えてきて、駐車場が現れました。自宅マンションからよく見える酒折のワイナリーに出てきてしまいました。
客待ちしてるバスガイドがこちらをじっと見つめています。不審人物が山から登場したのですから、監視されて当然。遠巻きしてトイレへ直行。まずは水です。1時間くらい給水していなかったので喉がカラカラです。
駐車場で靴の中をきれいにして、自宅までジョギングしました。
○食料、水分
ミネラルウォータ500ml、シャトー酒折の洗面所で500mlくらい飲み、300ml補給。ゼリー飲料1個。
○装備
HOLD TUBE WIDE、500mlペットボトル、行動食、スマートフォン、ハンドタオル、家の鍵、熊鈴、デジカメ。
トレランシューズ、登山用カーゴパンツ、撥水ノースリーブシャッツ、ドライロングTシャッツ、軽量ウィンドウブレーカ(未使用)、手袋。
コメント
この記録に関連する登山ルート
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小学生の時の遠足が善光寺から愛宕山周回でした。
国土地理院の地形図に道があるので、、、何年か前善光寺から同じ道を歩いてみたことがあります。
人り口が完全に藪で林道も跡があるだけで廃道。
鹿穴近辺も違っているし、、、
地形図は現況どうりに直してもらえるとありがたいですよね。
八人山へも行ったことがありますが、不老園からの道は知りませんでした。
東側のぶどう畑におりちゃいました。
板垣山とかあるんですね。
逆に地形図がちゃんとしてないので楽しいのかもしれませんね
楽しく拝見させていただきました。
善光寺から登る道は、nori3さん既に歩いていたんですね。しかも小学生のころにも。
登山者が増えたとはいえ、ガイドブックにあるような所ばかりでマイナーな道は、歩く人も少なく廃れて行ってしまうのが残念です。
>逆に地形図がちゃんとしてないので楽しいのかもしれませんね
山と高原地図くらいしっかりしていれば、歩く人も増えると思います。そうなれば走れる道も増えて言うこと無しです。
でも不明瞭な旧道や藪山好きな人にしてみれば良い迷惑でしょうし。
人それぞれ趣向が違うので難しいですね。私は雑種なので何でも楽しいですが。
でも地図とコンパスだけで藪山はさすがに不安です。GPSが無いと現在地の特定がいまいちなので。
昔は、この辺だろうと思うとまだまだ手前だったのが、トレランやるようになって、え こんな所まで来ちゃったの?という感じで余計混乱しちゃってます。
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