白樺荘から大根沢山〜大無間山周回☆いざ!初の深南部へ
- GPS
- 20:24
- 距離
- 26.6km
- 登り
- 2,861m
- 下り
- 2,855m
コースタイム
- 山行
- 8:14
- 休憩
- 1:36
- 合計
- 9:50
天候 | 8月29日(土)晴れのち曇り 8月30日(日)晴れのち曇り |
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過去天気図(気象庁) | 2020年08月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
自転車
新東名高速自動車道・新静岡ICから68キロ・所要時間1:50ほど。 尚、安倍川を渡った先では右折せず直進し、県道189号へ進んだ方が楽だし早い。 久々だったので、うっかりナビにつられて27号経由で走ったらメチャクチャしんどかった。 ※さいたま市自宅より所要時間4:30ほど(自分用) 《駐車場》 白樺荘第2駐車場(無料) 建物の向かいにある未舗装の大型駐車場。 トイレなし。 《コンビニ》 新静岡IC付近にローソン、しばらく走った左手にファミリーマートあり。 |
コース状況/ 危険箇所等 |
《コース状況》 【全体的に・・】 際立った危険箇所はないが、小無間山からの最後の下りはかなり急で滑りやすいので滑落転倒注意。 また一部の区間を除き地図に記載のないルートのため、ある程度ルートファインディング力が必要。 またルート上に水場が一カ所しかないため、とくに夏場は水の管理に要注意。 【白樺荘〜田代沢の頭〜大根沢山】 白樺荘から左手の林道を進み、一斗缶がぶら下がっている付近から尾根に取り付く。 その後数回林道にぶつかるが、登山道に復帰するポイントには赤テープや目印(階段やブルドーザーなど)があるので見逃さないように。 1500m付近から田代沢の頭までは急な登りだが、そのあとは落ち着く。 基本的に踏み跡はしっかりしており赤テープやマーカーも多く、山と高原地図でいうところの破線ルート相当のように感じた。 【大根沢山〜アズミ沢のコル〜三方峰】 これまでと比べてマーカー類が少なく、草に覆われたところも多く踏み跡が少し分かりづらい。 また、ところどころガレガレだったり藪っぽかったり倒木も多かったりとタフな道のり。 ただし比較的細い尾根なので道迷いの心配は少ないと思う。 基本的には尾根筋か尾根の東側をトラバースするような感じで歩けば問題なかった。 【三方峰〜大無間山〜小無間山】 一応破線ルートだが、大無間山に取り付くまではやはりマーカーが少なかった。 また大無間山の斜面はだだ広く獣道が錯綜しているので、下りの場合はやや分かりづらいかもしれない。 三方峰周辺から大無間山に取り付くまでは足元が笹に覆われているため、状況によってはゲイター必須。 大無間山から小無間山までは一般道のため問題ない。 【小無間山〜外山沢の頭〜鉄塔〜白樺荘】 小無間山の下り口には「→赤石温泉」の案内があるのでそちらへ。 基本的に踏み跡はしっかり目で赤テープも多いので道迷いの心配は少ないと思う。こちらも破線ルート相当のように感じた。 1350m付近の鉄塔の手前に「→赤石温泉」の案内があるので、尾根から外れ左手の電力会社の巡視道へ進む。 そこから最後まで終始急な下りとなるが、足元がザレザレなので滑落転倒注意。 明神橋から白樺荘まではおよそ2キロの車道歩き。 《水場》 ○アズミ沢のコル コルから5〜10分ほど下ったあたりに十分な水量あり。 少し下った方が入れやすいし綺麗な感じがした。 尚、かなり足場が悪かったので、沢の左岸から高巻きでアクセスした方が安全かも。 ルート上ここでしかとれないので、事前に最新の情報を調べておいた方が良い。 ○明神橋の巡視道入口付近 大無間山を先に歩くルートならば、スタート前にこちらで補給可能。 《キャンプ地》 ○アズミ沢のコルから80m ほど上がった平地。 水場の前後には張れそうな場所が少しあった。 ○他にも大根沢山や大無間山〜小無間山、三方峰付近など幕営適地多数。 |
その他周辺情報 | 《温泉》 南アルプス赤石温泉白樺荘 日帰り入浴 510円 単純硫黄泉 営業時間 10:00〜18:00 https://www.visit-shizuoka.com/spots/detail.php?kanko=445 |
写真
装備
備考 | 今回は標高2000mほどだったのでシュラフは持っていかず、シュラフカバー+インナーシーツで就寝。 ダウンすら着込むことなく快適に眠れた。 |
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感想
当初は久しぶりの火打山から規制解除された焼山へ歩こうと計画するものの、1枚目の写真とキャプションの通り泣く泣く断念することに。
いろいろ意見はあるところだけど、お上が言うんだからダメなものは仕方がない。
そうこうしてるうちに北よりも南方面の方が天気が良くなったので、あっさり南アへ転進。
今回は初の深南部の山、前回の旅で気になった大無間山を目指しました。
詳しくは知らなかったけれど、その名前の響きだけは以前から気になっていたから(^-^;
奥深い山だから山中で1泊、ピストンよりも出来れば周回ルートということで、いろいろと調べた結果今回の計画となりました。
むしろ山と高原地図に記載されている田代から上がるルートは、鋸歯付近の崩壊が進んでいるからいつかは廃道になってしまうんじゃないかな。
当該山域の著者である岸田さんは、今後は鋸歯付近のルートには破線すら付けないつもりらしいし。
実際に過去の記録を見ると、白樺荘から上がっているかたの方が多かった気がします。
ただ山と高原地図に記載のないルートだったから、歩く前は少し不安な気持ちもありました。
が、実際に歩いてみると破線ルートでもおかしくないような印象。
地図に記載しない理由は、一部電力会社の巡視道を歩かなくてはならないからなのか。
というか、そもそもあの道を歩くのもかなり危険な気がするし(^-^;
大根沢山〜三方峰の区間はややバリエーション感はあるものの、全体を通してある程度山慣れされた方なら歩けるルートのように思った。
水場も少なく夏場に歩くにはタフなルートだったけれど、初めての深南部はその名の通り奥深く、静かな雰囲気でなかなか私好みだった。
今後、紅葉のシーズンは最高でしょう。
毎回見たことのない景色が見たい!が旅のモットーだけど、今まで歩いてきた南ア南部の山々を南から眺められるのも深南部だからこそ。
今回深南部の雰囲気をつかみ体験出来たことで、今までちょっとハードルが高いかなと思っていた深南部のルートにも光明が指したような気がします。
相変わらず新静岡のインターから畑薙までの道のりの長さに気絶しそうだったけれど(笑)、また機会を見つけてこちらの山域にチャレンジしたい。
気付けば8月は3連続でテント泊だったので、今週末は久しぶりにのんびりした旅に出よう♪
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