記録ID: 256571
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ハイキング
丹沢
大滝新道-蛭ヶ岳-水晶崩レノ沢-市原新道 Uncharted 2013#1
2013年01月01日(火) [日帰り]



体力度
4
1泊以上が適当
- GPS
- 10:35
- 距離
- 14.9km
- 登り
- 1,567m
- 下り
- 1,566m
天候 | 晴れ 主脈稜線では風が多少あり ■気温 魚止橋-3℃、箒杉沢ノ頭0.1℃、蛭ヶ岳1.2℃、雷滝0.3℃、魚止橋1.2℃ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2013年01月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
満車の場合は、300m手前本間沢に停められるかもしれません。 駐車スペースの先はUターン場所なので、停められません。 |
コース状況/ 危険箇所等 |
====================================== ★重要 大滝新道、市原新道、水晶崩レノ沢は、 一般登山道ではなく、国土地理院の地形図にも記載がありませんのでご注意願います。 通行には様々なリスクが生じます。 the uncharted trailです。(いわゆるVRです。) ====================================== ★様々なリスクを十分承知の上、完全自己責任においてUncharted Trailの通行を考える場合 ・初めての場合、登りで使うのが鉄則です。そもそも下りには適さない場合も多いですし、 下りで使うのは、登りよりも道迷い、滑落、落石など、更に危険度が増します。 ・積雪、降雨、強風などの天候条件によっても、更に危険度が増すことがあります。 ・コンパス、詳細な地形図(山と高原地図では不可)、進むべきルート参考資料など持ち、 現在位置やルート、地形などを度々確認しながら通行するのが原則です。 コンパス、詳細な地形図を持たずに通行するのは非常に危険な行為です。 ・Uncharted Trailを使う場合でも、登山計画書は必ず最寄の登山ポスト等に提出願います。 ・私有地で立入禁止、入山禁止の表示がある場合、通行は止めるべきです。 ====================================== ■水晶崩レノ沢を通行するのは非常に危険なので、通行は止めた方が良いです。 ====================================== ■ルート注意点、参考資料 【魚止橋(駐車スペース)-伝動】 往復使います。 道路に崩落の堆積物などがあり、伝動まで自動車の通行は困難です。 【伝動-雷平】 往復使います。下記「早戸大滝案内板」全文の通りで大袈裟に書いている訳ではないです。 ※伝動-雷平の間の渡渉回数は行きだけで15回、ほぼ全ての渡渉が厄介です。 【雷平-早戸川大滝】 滝に向かって左手に道があります。補助ロープなどがあります。 【大滝新道】 かなりの急登となります。 【箒杉沢ノ頭-蛭ヶ岳(主脈)】 一般登山道です。当日は地面の凍結が溶けてぐちぐちゃでした。 【市原新道取り付き】 蛭ヶ岳山荘の北東、米軍機墜落の慰霊碑の所から下降しました。北東斜面は凍結が想像できたので、軽アイゼン(チェーンスパイク)は蛭ヶ岳頂上で装着しました。 【水晶崩レノ沢-市原新道合流点】 水晶崩レノ沢-中ノ沢を歩いた記事をweb上では多くを見つけることが出来なかったです。(以下参考資料参照) 私達は水晶崩レノ沢に向かいましたが、沢の通行は自然崩落による落石の危険を感じましたので、高巻き、トラバースして市原新道への合流点を探し出しました。 水晶崩レノ沢を使って中ノ沢までは行っておりませんので、そのルートの詳細はわかりませんが、棚は無いようです。参考資料(4)を参照 【市原新道(上記合流点)-雷平】 帰りに使いましたが特に問題はありません。 ■参考資料 (1)大滝新道、市原新道全般 is5389さんの2012/12/23の記録 丹沢【早戸大滝・蛭ヶ岳・市原新道・雷滝】 http://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-254145.html (2)shiroさん、雲のような日々 http://shiro77.cocolog-nifty.com/kumo/ 蛭ヶ岳周回(水晶崩レノ沢の位置は一番上の図を参照) http://shiro77.cocolog-nifty.com/kumo/2010/08/post-c856.html (3)丹沢写真館 http://www.ne.jp/asahi/ando/tanzawa/index.htm 蛭ヶ岳(水晶ノ尾根)登山記録(05/11/27) http://www.ne.jp/asahi/ando/tanzawa/4-Hiking_2/62-Suishouone/suishouone.htm (4)マシラの部屋 http://homepage3.nifty.com/yamaasobi/welcome.htm 危険な崖登りは止めよう 水晶崩れ沢〜霧氷の蛭ヶ岳から中ノ沢をとぼとぼ下る 1999/12/04 http://homepage3.nifty.com/yamaasobi/haya/suisyo/suisyo.htm 引用:右岸も左岸も上を覗けばずっと上方までザレというか崩落が続いている。そこから絶え間なく小石が落ちてくる。『ヒュー・・・・・・、ピュー・・・・、ガラゴロゴロ、ザッザァ〜・・・・・』 (5)googleでの検索 水晶崩レノ沢 http://goo.gl/dqYPI 水晶崩れの沢 http://goo.gl/TRhzb ■「早戸大滝案内板」全文 早戸大滝案内板 早戸大滝(日本の滝100選) 滝の高さおよそ50mで、二段(上段40m、下段10m)になっており、上段の中間に大きな岩が突き出して全容を見ることができないため、別名「まぼろしの大滝」とも言われております。 早戸大滝までは厳しい道のりです。 危険な箇所も多く細心の注意が必要です。 【早戸大滝への登山に関する注意点】 ○県営早戸川林道の終点(伝道)より雷平までは、主に林業者等の作業用に使われている険しい山道になります。 ○老朽した木橋、路肩が崩れた箇所、岩場のロープなど危険な箇所があります。 ○川に架けた丸太橋も、増水等で流されて利用できない場合もあります。 ○雷平からは、大滝沢を進みます。河原を歩き、渡渉を繰り返すことになりますが、丸太橋などはありません。 ○降雨等による増水時には登山を中止することをお勧めします。 |
写真
水晶崩レノ沢-市原新道合流点の間の詳細地形図です。
P1352を通るルートは市原新道で、is5389さんのGPSデータと合成しています。
ピン印と●印は、写真の位置、水晶崩レノ沢は、青の破線で示しています。
P1352を通るルートは市原新道で、is5389さんのGPSデータと合成しています。
ピン印と●印は、写真の位置、水晶崩レノ沢は、青の破線で示しています。
【水晶崩レノ沢取り付き】
蛭ヶ岳北東を下降したところで、谷を挟んで尾根が2手に分かれます。
向こう側、つまり下降して左側は、市原新道です。
手前側(今いる場所)は、さらに南側(下ってくると右手)に水晶崩レノ沢との界尾根があります。
蛭ヶ岳北東を下降したところで、谷を挟んで尾根が2手に分かれます。
向こう側、つまり下降して左側は、市原新道です。
手前側(今いる場所)は、さらに南側(下ってくると右手)に水晶崩レノ沢との界尾根があります。
【水晶崩レノ沢】
右手の谷底は沢
このまま谷底の水晶崩レノ沢を歩くのは、崩壊斜面の落石を受けるリスクが高いと判断、右下に、水晶崩レノ沢が見えますが、一旦左に高巻きして、トラバースしていき、市原新道との合流を目指します。
右手の谷底は沢
このまま谷底の水晶崩レノ沢を歩くのは、崩壊斜面の落石を受けるリスクが高いと判断、右下に、水晶崩レノ沢が見えますが、一旦左に高巻きして、トラバースしていき、市原新道との合流を目指します。
【市原新道】
市原新道に出合いましたので雷滝方向に向かいます。
ルートファインディングでの試行錯誤はありませんでしたが、たまたまラッキーだったからでしょう。
秋のキノコ採り期間の、毎回のルートファインディングが多少役に立っているのかもしれません。
市原新道に出合いましたので雷滝方向に向かいます。
ルートファインディングでの試行錯誤はありませんでしたが、たまたまラッキーだったからでしょう。
秋のキノコ採り期間の、毎回のルートファインディングが多少役に立っているのかもしれません。
撮影機器:
感想
元旦の初歩きは行ったことのないルートから蛭ヶ岳を目指しました。
今日の感想はひとこと、心身ともにハードだったー!
なにせ手足の短い私mikipom、連続の渡渉にかなりてこずりました。
帰りのルートでボッチャン、腰までずぶぬれでした。
冬の渡渉はいやですねぇ(泣)。
また、帰りの水晶崩レノ沢から市原新道までのトラバースでは、石が崩れやすく、これまた苦労しました。
普段行く一般登山道では上半身を使うことは少ないですが、今日は使った使った。
おかげで普段ならない場所が筋肉痛です。
正月早々、ハードなハイキングでした。
しかし、幸い天気は快晴、富士山が最高にキレイでした。
今年も体力アップに精進しなくては。
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次回のハイキングは1/12(土)の予定です。
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コメント
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こんにちは、photogさん・mikipomさん
雑なログですが、お役に立てて嬉しいです。
水晶崩レノ沢は興味があったので、今度使わせて頂きます。
去年の真冬、私たちも原小屋沢で渡渉失敗して大変な目にあいました
次の山行記録も楽しみにしています
お二人でどちらにいかれたのかなぁと思っていたのですが、丹沢の知られざるルートですか。
すごいですね、こないだ会長から聞いたのですがルートを決めるのに距離と重量がきまっているとか・・・
すごいですね。
渡渉は気をつけないと冬は危ないですね。
この冬はお二人はどちらを計画なんでしょうか。
楽しみにしとります。
コメントありがとうございます。
こちらは体力技術がまだまだなので、ギリギリな感じでした。もっと精進しないとー。
(まだ腕が筋肉痛です
is5389さんは人のいかない丹沢をいろいろと探索していらっしゃるんですね。すごいなぁ
またおもしろいレポを楽しみにしています。
コメントありがとうございましたー。
元旦は、近くの丹沢にしたんですけど、存外にスゴイことになってしまって
metaさんを見習ってもっと体力upに励まないといけません
もう足首は100%なのでしょうか。
雪山、気をつけて行ってくださいね。
広島弁&豪華な山ごはんのレポ期待してまーす
明けましておめでとうございます。
早速ですが、元旦早々「バリ」ですね。キノコもバリですが、冬の渡渉で腰まで濡れるのはある意味「命がけ」ですね。風邪ひきませんでしたか?
自分は「ヌックリ?」と、部屋の中で温まって冬が過ぎるのを、暫く待ってますね。
開けましておめでとうございます!
今年もよろしくお願いします。
ええ、いろんな意味で元旦早々「命がけ」でした。
ま、ボッチャンしたのがラストの方だったので、その後は駆け足で体温維持に努めましたよ。
つーか、日没ギリギリだったから、とも言いますが
山で体が鍛えられているためでしょうか、風邪はひかなかったです。
そしてなぜかボッチャンしていない撮影係の方が風邪をひいているという…
ししょうに、沢の歩き方もご指南していただかないといけませんね。
photogさん、mikipomさん、明けましておめでとうございます。
昨年は色々とお世話になりました。
本年もよろしくお願いしますm(__)m
新年早々、ハード山行お疲れさまでした(;^ω^)
バリバリルートなんですね…
地形図、コンパス、GPSを駆使しての山行、すごく憧れがあったりします。
昨年末の失敗もあるんですが(;´д`)トホホ…
でもキノコ取りをされるお二人には余裕のルートだったんでしょうか??
いずれ参考にさせて頂きバリ丹沢も歩いてみたいものです(;^ω^)
Horumonさん、明けましておめでとうございます。
三つ峠のレコ拝見しましたー。お疲れ様でした〜
一時はビバークを考えたとのこと、そげに寒かったんですねぇ
レコ、大変参考になりました〜
こちらも正月早結構ハードなハイキングでした
渡渉地獄とでもいいましょうか(笑)
でも足りない部分を再確認したり、ノウハウの蓄積にも役に立ったと思います。
お互いがんばりましょおね
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