【入笠山】スノーハイク :スノーシュー初体験
- GPS
- 03:27
- 距離
- 4.4km
- 登り
- 275m
- 下り
- 262m
コースタイム
9:00 シャトルバス
9:10 富士見パノラマリゾート
9:30 ゴンドラ山麓駅
10:00 ゴンドラ山頂駅
10:30 入笠湿原
10:50 花畑・入笠山登山口
11:40 入笠山着 12:30
13:40 ゴンドラ山頂駅 14:00
14:20 ゴンドラ山麓駅 15:00
15:00 シャトルバス
15:15 JR富士見駅
天候 | 穏やかな快晴、山頂は強風 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2013年01月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車 バス
ケーブルカー(ロープウェイ/リフト)
※富士見駅はSuicaは利用できないので要注意 <シャトルバス時刻表> JR富士見駅⇒富士見パノラマリゾート 9:00、10:00の二便 富士見パノラマリゾート⇒JR富士見 15:00、17:00の二便 ゴンドラ料金:冬山登山往復\1,600(クーポン利用で\1,400) |
コース状況/ 危険箇所等 |
【ゴンドラ山麓〜山頂】約20分 【ゴンドラ山頂駅〜入笠湿原】 ・ゲレンデ沿いにある林間コースより ・圧雪されていてスノーシュー不要 ・湿原の中央の木道に降りる斜面よりスノーシュー着用 【湿原〜花畑】 ・遊歩道は雪深い林間コース ・並行する林道コースは圧雪 【花畑・登山口】 ・フカフカ雪の雪原斜面でスノーシューの練習にはもってこい ・花畑の最上部より、雪深い林間をトラバースして 登山口からのコースに合流 【登山口〜山頂】 ・トレースが広がってコースがハッキリしてない箇所もある ・斜度のある箇所のトレースが細く、スレ違い時要注意 【山頂】 ・360度のパノラマ ・南からの風邪強し 【山頂〜花畑】 ・往路と同じ ・花畑の下り斜面でトレースの無い部分でスノーシューを満喫 【湿原〜ゴンドラ山頂駅】 ・湿原を時計回りに林道コースで周回 ・圧雪されている轍部分を外せば深雪コース |
写真
感想
今年の初山行は、【入笠山:にゅうがさやま】スノーハイク。
最寄り駅(JR)を5時半の電車で出発し、JR高尾駅で1分の乗継時間で、
中央本線普通松本行きに乗り換え、8時半過ぎにJR富士見駅到着、
三時間の電車の旅となったが、夜明けとともに車窓の景色が見えてくると、
左手に大きな富士山、頂きに雪を付けた迫力のある山々、
右手に真っ白に凍りついたこれまた迫力のある八ヶ岳の山々が
次から次に目に飛び込んできて、眠気も吹き飛びテンションがあがる。
【入笠山】は、富士見パノラマリゾートスキー場からゴンドラを利用し、
ゴンドラ山頂駅から雪中コースを2時間ほどのアプローチとなる。
コースは幾つかあるが、今回は新雪の積雪が深くてコース分岐が目立たないため、
トレースのある最短コースを選択して、湿原〜山頂間は同じコースを往復。
スノーシューは全く初めて、スキー場内のレンタルハウスでスノーシューと
ストックのセットを\2,500で一日レンタル、初めて利用することを告げると
【Atlas Elektra 8 series】の23インチタイプを貸してくれた。
係りのオジさんは結構アバウトな方で、最初はラチェット式ビンディングの
タイプを出して来て装着手順の説明をしてくれたのだが、ビンディングの
外し方が判らずに、代わりにベルト式の【Atlas Elektra 8 series】を出してきた。
これは、帰宅してからネットで調べると女性用モデルで23インチは小柄な方用であった。
明らかに私の体重とザックではオーバーウェイトであったが、
結果的には、深雪でもそこそこ機能していたし、取り回しも楽に感じた。
私の「初めて利用する」で、このタイプを選んでくれたのかも知れない?
スノーシューの取り扱いは、前日にネットで一夜漬けで学んだ。
上手ではないがスキーの経験はそこそこあるのだが、
スノーシューで雪の斜面を歩くイメージが全く浮かばない。
当初は、スノーハイクツアーなどに参加して講習を受けるつもりであったが、
ちょうど良い日程のものが無く、調べているうちに今回の【入笠山】を知り、
急遽、単独で挑戦してみることにした。
天気も恵まれ、スノーハイクコースはハイカーも少なく静寂な雪原で気持ち良く歩く。
林道コースは圧雪されていてスノーシューを着ける必要もないので、
雪深い林間コースやフカフカの雪原となっている【花畑】を好んで歩いた。
斜度のある登り斜面では、先人の足跡を辿ることが多くなったが、
50cmくらいの新雪の中をラッセルしながら登ると、直ぐに汗でビッショリとなった。
直進の登りの歩行でアキレス腱が伸びて痛くなることがあったが、
それでも息もあがることなく、雪遊びをしながらでも予定時間で【入笠山】に登頂した。
山頂は、360度の大パノラマでビックリするくらいの素晴らしい景色である。
見渡す限り、青い空と白く凍りついた山脈のコントラストが素晴らしく美しい。
山頂は5〜6人のハイカーであったが、歓声があちこちであがった。
そのほとんどの方が三脚をセットして本格的なカメラで撮影されている。
確かにこんな素晴らしい景色を撮ることが出来るなら重荷も厭わないだろう。
コンデジでは収めきれない景色である。
東南の斜面から吹き上げてくる冷たい風が結構強い。
汗ビッショリで火照っている顔がヒンヤリと気持ちよく感じたが、直ぐに寒くなった。
風を避けるため、北斜面にある岩陰で湯を沸かし、ランチタイム。
坦々スープのカップ麺とカフェオレで身体を温めた。
まだまだのんびりと美しい景色の中に居たかったのだが、
シャトルバスの時間を考慮して、名残惜しいが50分ほどの滞在で山頂をあとにした。
下山では、下りの急斜面でスノーシューのクランポンと、
スチール製のヒールクリートのしっかりしたグリップも感じることが出来た。
途中の雪深い林間のトラバースで、右足のスノーシューのベルトが外れ、
100cmくらいの吹き溜まりで尻餅をつくアクシデントもあったがほぼ順調。
下りの広々とした【花畑】の斜面では、誰の踏み跡の無い新雪部分を選んで下る。
下りのラッセルは結構楽である。
雪面を注意深く見ると風が当たり、風紋の様なものがある箇所は、
静かに足を運ぶと、スノーシューのテンションであまり沈み込まないで歩ける。
でも油断して片足に体重がかかると、ボコっと50cmほど沈み込む、なかなか面白い。
湿原まで戻り、帰りは湿原を時計回りに林道コースを周回した。
ゴンドラ山頂駅の横からゲレンデの戻ってくるコースであったが、
明るく広い、気持ちの良いコースであった。
下りのゴンドラからの八ヶ岳の景色も迫力がある、右の車窓からの富士山も形が良い。
山麓駅までは20分ほどの一人旅であったが、車窓から景色を独り占めした感じである。
レンタルしたスノーシューセットを返却し、帰り支度をして土産物ショップなどを
回っているうちにシャトルバスの発車時刻となり、富士見駅に向かった。
帰りはあずさを利用するつもりでいたが、Uターンラッシュで指定席は満席とのこと、
おそらく自由席も混雑しているに違いないので、先着した普通列車に乗り、
甲府駅始発の立川行き普通列車で帰ることにした。
着席すると徐ろに忍ばせてあったスキットルのウィスキーを煽り、身体を温めた。
穏やかな晴天に恵まれ、素晴らしい景色に出会い、久々に雪と戯れ、
充実した山行の一日の余韻の中、最後は、のんびりとした鈍行で
心地好い至福のホロ酔い気分での家路となった。
basemanさま
あけましておめでとうございます。
楽しく遊んでいるようですね。
羨ましいです。
小生は山とはもう1ヶ月以上ご無沙汰です。
ほぼひたすら呑み続けております(^_^;)
来週あたりから始動です。
今年もどこかでお会いしたいですね。
よろしくおねがいいたしますm(_ _)m
相変わらず、歩きだし30分で息があがる鈍足山行ですが、
気ままな単独行で、お天気と時間を見つけては、
ちょこちょこと山歩きを楽しんでいます。
季節ごとにどこへ行こうかと検討する時に、
よくkeith-kさんの過去の山行記録を覗いて参考にしております。
本年もよろしくお願い致します。
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