新雪たっぷりの御在所岳本谷(#4)、下りは楽してロープウェイで
- GPS
- 07:01
- 距離
- 8.5km
- 登り
- 1,176m
- 下り
- 1,175m
コースタイム
−11:18〜40ジョーズ岩−12:30一ノ谷新道出合−12:30〜13:25山頂公園(アゼリア)
−13:38〜42御在所岳山頂−14:00〜15ロープウェイ山上公園駅
−14:30ロープウェイ湯の山温泉駅
天候 | 麓は晴れ、山頂付近は雪(強風) |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2013年01月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
入口交差点を直進し、県道752号線から577号線に入り涙橋を渡った寿亭手前の坂を車が 上がることができずに引返し、ロープウェイ駐車場に止める。 |
コース状況/ 危険箇所等 |
登山ポストは、中道登山道入口にあります。 バリエーションルートです。基本的にはテープの目印がありますが、あくまでも夏 ルート用ですので、冬場は所々で違ったルートを進みます。あまりテープを信じずに 歩きましょう。 下山後の温泉は、「希望荘」の温泉に浸かりました。500円でタオル付きです。 山上館からケーブルカーに乗って本館に移動して浴場へ。露天風呂は広くて眺めも最高 です。 |
写真
感想
恒例となった、年初の本谷も今年で4回目。初参加のS君、十数年振りの雪山登山の
Nさんが参加し、8人のメンバーでの山行となった。昨日降った雪が岩の上に乗って
いるだけで、下が凍っていなかったのでアイゼンを効かせにくく、今までで一番難し
かったと思う。
同好会の山行ということで会社の車を借りて行ったが、スタッドレスを履いている
ことは出発前に確認はしたが、サイプが全くない状態だったため、涙橋先の上り坂を
上がることができず、旧料金場横の駐車場からの出発をあきらめ、ロープウェイ
湯の山温泉駅の駐車場に車を止めて歩き出す。
いつもであれば10分で到着する御在所山の家だが、この日は1時間もかけてやっと
たどり着く。その上、この先のトレースは全くない。とにかく、記憶とテープを頼り
に登って行く。歩き出してすぐにテープは沢に下る方向に付いていたが、こんなん
だったか?と疑問に思いながら先頭について行く。途中、違うルートから来た3人組
にあっけなく抜かれ、テープ通りに歩いてきたはずの我々の苦労は何だったのか?
と思いながら後について行く。早めにアイゼンを装着して登って行くが、足元が緩く
ペースが上がらない。途中、先行するグループがアイゼンを装着している時に先行
させていただくが、核心部の滝を高巻くところでザイルを出している間に追いつか
れ、かなり時間がかかりそうだったので先行していただく。話をしていても、かなり
コースを熟知されているグループのようだ。この部分で、S君がかなり手こずった
が、実際に自分が登ってみると、今までにない難しさを感じた。一段上に上がった
ところの細いトラバース帯に雪が積もっていて、ここが斜めになっているので、足を
置こう押しても岩から体が剥がされてしまう。ここで落ちたら、数十mは滑落すると
思われるポイントなので、慎重に手がかりを探すが見当たらない。意を決して立ち
上がり、何とか手がかりを見つけてその先の木につかまりながらトラバースする。
立ち上がる時、一瞬身体が剥がれかけた時は本当に焦った。この先、こんなロープ
あったか?という箇所が数箇所あったが、この雪の柔らかさではロープに頼らなけ
れば難しいポイントが多かったように感じた。ロープウェイ山上公園が見えてから
が思った以上に時間がかかるが、今回は谷をそのまま直登する。
谷にいるときは全く風が入ってこなかったので、気持ちよく歩くことができたが、
山上公園に上がると、いきなりの強風が吹きつけてくる。そんな中、そり遊びの
ファミリーが多くいるのには驚いた。今回は、レストラン「アゼリア」で噂のカレー
うどんをいただいたが、噂にたがわず、おいしかった。腹も膨れ、山頂で記念撮影
して下山することに。時間も遅かったこともあったが、登山口からロープウェイ駅
の駐車場まで戻ることを考えると、全員一致でロープウェイで下山することに。自分
達が登って来た本谷を上から見て、改めて傾斜のきつさを感じることができた。
下山後の温泉、噂の「アグアイグニス」も考えたが、「希望荘」の方が安くて
眺めもいいということなので、こちらの温泉へ。露天風呂からは四日市の街を
見下ろすだけでなく、南アルプスも見えて大満足。これからはこちらかな。
4回目の年初の本谷、毎年違った顔を見ることができ深みにはまりそうだが、今年
初めて参加のメンバーにとっては、かなりシビアな山行になったと思う。これに懲り
ることなく、また来年も参加してくれるかな?
行く時行く時でいろんな表情があって面白かったです。軽く岩に乗っていただけの雪に苦労しましたね。おかげでアイゼンのスノープレートが割れてしまいました。本谷で堕落していた体が少々目覚めました。段を越す時のKAMEさんの真剣な表情に後続のとかげの仲間はビビっていました。楽しかったです。お疲れさまでした。
あの核心部、本当にヤバいと感じました。だから、いざというときにはいつでもザイルにを掴めるような体制を取りながら思い切って立ち上がりました。いや〜、久しぶりにハラハラドキドキの一瞬でした。
でも、やっぱりやめられませんね〜。
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