記録ID: 2617140
全員に公開
無雪期ピークハント/縦走
奥多摩・高尾
雲取山(鴨沢口→雲取山→三峯奥宮→三峯口)
2020年10月02日(金) 〜
2020年10月03日(土)


体力度
6
1〜2泊以上が適当
- GPS
- 11:29
- 距離
- 24.3km
- 登り
- 2,456m
- 下り
- 1,917m
コースタイム
1日目
- 山行
- 4:18
- 休憩
- 1:03
- 合計
- 5:21
距離 12.2km
登り 1,663m
下り 390m
14:41
2日目
- 山行
- 4:43
- 休憩
- 1:13
- 合計
- 5:56
距離 12.1km
登り 793m
下り 1,562m
11:25
ゴール地点
天候 | 二日とも午前中は晴れ、なれども雲多し |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2020年10月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車 バス
|
コース状況/ 危険箇所等 |
前日の雨も気にならないドライな路面。ルートにより不明瞭で荒れた箇所あり(後述)基本ルートは歩きやすい。 |
その他周辺情報 | 三峯神社の興雲閣は日帰り温泉休止中です…西部秩父駅の祭りの湯まで我慢しました |
写真
水場のサインが分かりやすくなっていました。前回は見かけなかったような…。ありがたいことです。しかし鴨沢から登ってくれば序盤も序盤、七ツ石小屋でも分けてもらえることを思うとここで水を求めることはないですね
堂所。鴨沢口から地図上でもポイントとして書かれていますが、将門公由来の伝説にちなんだ場所が各所あって、そこが手頃な休憩ポイントになっています。ここまで歩きつめるとけっこう長いので、ほどほどに休憩しながら登るとよいでしょう。
というかここから先はどうにもキツい。
というかここから先はどうにもキツい。
で。胴所から七ツ石小屋までの道が、今までとはうってかわってしんどいのです。あらためて考えてみるとそれほどの急勾配ではない…のですが、毎度この手前がどうにもしんどく足が止まりかけます。昼ご飯直前だからですかね…。
ひいこら(独り言を)言いながら七つ石小屋テント場で大休止。お昼です。そしてぬこが居ました。前回は見かけなかった気がします。食事の準備をしてたらいつのまにか姿を消していました。
七ツ石小屋の水の源。橋を渡っていくと七ツ石山を経由せず雲取山に。少し迷いましたが、せっかく来たのだから七ツ石山の山頂も通って行こうと右手のつづら折れを往きます。ここもキツいですが、食べた後だからまだ何とかなる感じ
はい、到着です。七ツ石山。去年4月は雪がまだ残ってるような頃合いでしたが、広々としたよい山頂ですね。しかし平日でほぼ無人。独り占めできますが残りの行程を思うとどうしてもゆっくりしていられません…
これです。ダンシングツリー! …で、いいんですよね?(ちょっと自信ない)前回はぜんぜん見た覚えがなかったんです。行くなら絶対見ておこうと場所や形はだいたいチェックしていったんですが、そんなに踊ってないようにも見える…
しかし! はるか山頂に赤い屋根を見つけて雲取山が迫ってきていることに気づかされます。このへんも美しいですね。もっと晴れていたらよかったんですが。力をもらって一歩一歩(時々止まりながらも)進みます。
しかしまあ、見事なまでになあんにも見えないんですがね遠景が(´・ω・`)。登ってる時から増えだした雲が山頂に着く頃にはだいぶ多くなっていて、むしろ急な雨でも降りやしないかと心配になりました。
去年四月はこのへん(山頂の北面)完全に凍っていて恐ろしい道でした。アイゼンがないと到底下りられないような状態でしたがこの時期ならばごく普通の山道だったんですね。しかし急勾配なので思ったよりも距離と時間がかかります
手続きを済ませた時点で既に山荘に近い水平な面は先行したテン泊者に取られてしまっていたのでだいぶ離れた場所まで下りてしまいました。その甲斐あってなかなかよさげな平面です。ここを本日のキャンプ地とする!
霧がかかってきて、というか雲の中に入った感じでしょうか。一気に寒くなってきました。持ってきたフリースだけでは足りなくて、ダウンも着込みます。これはもう明日の朝はダメかな、と諦め気味に。
まだ明るさが残っているうちに食事を済ませます。卵にソーセージ、白いごはんにカレー。カロリーを補給しておかねば明日保たない。その後は特にやることもないので、19時くらいに寝てしまいました。途中21時過ぎに目が覚めてしまい、なかなか寝付けなくなってしまいましたが…。寝袋を着込むと今度は暑すぎてもぞもぞと脱いだりしてました。
4時前に起きて、食事を済ませてテントをたたむ。撤収に時間がかかるのが自分の問題だなと思い、今回は意識してテキパキやってみました。5時半には撤収完了し、荷物は山荘前に置いて空身で山頂に急ぎます。前回来た時も翌朝の日の出の光景が圧巻だったんですが、今回も魅せてくれました雲取山! 雲海にぽっかりと浮かぶ島のような富士山です。まだ冠雪していませんね。
男坂を下りきってからの道しるべ。今回は女坂を下りようと思っていたのですが…下山時、流れで下りていくと自然に男坂の方へ行ってしまいますねこれ。下り時、なりゆきで想定とは違うルートを通るのはよくないので反省です。
で。次は芋ノ木ドッケを目指すのですが、分岐が分かりにくい。「ここかな?」と思った場所を写真に撮ってみたのですが(ここから右に折れる。まっすぐ行くと白岩山に出てしまう)その手前から稜線沿いに登ればよいのかもしれず、ちょっと自信ありません。分かりにくいことこの上ない。
それでもまあ、なんとか着きましたよ芋ノ木ドッケ。景色もないし無数にあるピークのひとつって感じで苦労の割には旨味がない。これはさびれて道が不明瞭になっていくの分かります(´・ω・`)たぶん自分ももう来ません…
問題はここから。白岩山への道へ合流したいのですが、地図も点線で「不明瞭」と注意書きがあるくらい。なので覚悟して臨んだのですが…。ピンクのテープを追っていくと、倒木だらけで「どうとでも下りられるような」斜面にでくわします。薄暗いし怖いです。GPSなかったらこんな所でも道迷いしてたかもしれません。本当に分かりにくかった。
お清平までは重力に身を任せつつペースを上げて下り、ちょっと足がガタついて来たので休憩。朝食も早かったのでカロリーも補給。ここでも三峯からの登山客とすれ違いました。早いですね…。何時頃くらいから登っているんだろう。
さて。計画では三峯神社の奥宮を入れていました。前回は完全にスルーしてたので、どうせいけるなら行ってみよう、くらいの軽い気持ちでルートに追加したものです。時間的にも早出の甲斐あって余裕があったし、足もまだ残っている気がしたので発憤してこの登りにとりかかります(左に進めばそのまま三峯登山口)。
あとで、ちょっと、後悔しましたが…
あとで、ちょっと、後悔しましたが…
炭焼平からこの奥宮の鳥居までがけっこう距離も登坂もあったんでひいこらでしたが、この先、もっとえげつなくなるとは。地図の等高線からはまったく計り知れず、ここで荷物を下ろして空身になればよかったと後から思いました(屋根のついた休憩場所があります)
自分の経験的には、ここから先は両神山山頂周辺の険しさを思い出しました。
自分の経験的には、ここから先は両神山山頂周辺の険しさを思い出しました。
鳥居の奥に鳥居があり、また鳥居があって…鳥居の度に異界に通じるというか険しくなります。一応、仮設の階段やクサリ、手すりはあります(参拝者は登山趣味ばかりの人ではない)。しかしかなりの勾配でした。
装備
個人装備 |
長袖シャツ
Tシャツ
ズボン
靴下
グローブ
防寒着
雨具
日よけ帽子
靴
ザック
昼ご飯
行動食
非常食
飲料
地図(地形図)
計画書
ヘッドランプ
予備電池
ファーストエイドキット
常備薬
日焼け止め
保険証
携帯
時計
タオル
ツェルト
|
---|---|
備考 | 三峯奥宮へ寄るなら手前で荷物をデポした方が良かったですね…ナメてました。すみません |
感想
「一人でテント泊して帰ってくる山行」を考えたとき、やはり過去行ったことのある山をトレスするくらいの方がいいだろうと思い、コロナ騒ぎの中で都民としてはまだ手頃感のある「雲取山」を選びました。鴨沢〜三峯までのルートは自分にとって最初のテント泊登山であり、この時期ならば水場もしっかりしているだろうしアイゼンも要らないだろうし練習には手頃だろうと思いました。
一度通ったルートなのでさしたる不安もなく、設営・撤収も支障なくペースも悪くなくでほぼ想定通りの経験ができました。しかし何気なく追加した「芋ノ木ドッケ」と「三峯奥宮」は厄介で大変でした。怪我なく迷わず通れたので良かったは良かったのですが、それで済ませる訳にもいかず。計画時に読図をしっかりやって疲れを意識してルートを描けているか、といった考慮も大事だなあと。
もう少し、過去に登った山をトレスしながら自分で考える努力を重ねた方がよさそうです。
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