記録ID: 2625652
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ハイキング
尾瀬・奥利根
田代山〜帝釈山 * 秋色の高層湿原を歩く *
2020年10月03日(土) [日帰り]
ピアソラ
その他1人
体力度
3
日帰りが可能
体力度について
- GPS
- 04:59
- 距離
- 10.1km
- 登り
- 922m
- 下り
- 921m
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| 天候 | ○ 天気 ： 曇り。 ○ 風速 ： 弱め（5m/s程度）。 ○ 気温 ： やや涼しめ（10℃くらい）。 ○ 視程 ： 短め。 |
|---|---|
| 過去天気図（気象庁） | 2020年10月の天気図 |
| アクセス |
利用交通機関：
自家用車
・04:10 {自宅} - 08:10 田代山猿倉登山口駐車場 ※高速利用：桜川筑西IC〜壬生IC、鹿沼IC〜西那須野塩原IC ※田代山猿倉登山口の手前11km地点からダートです（通過時間：50分）。 ○ 復路（約67km） ・13:25 田代山猿倉登山口駐車場 - 14:25 裁ちそば処滝音 ・15:30 裁ちそば処滝音 - 16:30 {宿泊先} |
| コース状況／ 危険箇所等 |
○ 特に危険を感じる場所はありませんでした。 ○ 但し、過去に熊と遭遇する事故も発生していますので熊対策は必須です。 ○ 40名ほどのハイカーの方とすれ違いました。 |
| その他周辺情報 | (1) トイレ �� 田代山猿倉登山口駐車場 �� 田代山避難小屋（弘法大師堂） (2) 登山ポスト �� 田代山猿倉登山口 ※但し、現在閉鎖中でした。 (3) 温泉施設 下山後「塩原元湯温泉 ゑびすや」に宿泊しました。 塩原最古の源泉「梶原の湯」（乳白色）と塩原唯一の間欠泉「弘法の湯」 （緑白色）の二つの名湯に身も心も癒されました。日帰り入浴も可能です。 ※営業時間 ： 10:15 〜 14:30（最終受付：14:00）（木曜休業） ※料金 ： 500円／人 ※参考HP ： http://ebisuya3.sakura.ne.jp/ |
写真
疲れた・・・。ここに至る林道が噂に違わぬ悪路で、神経が擦り減りました。（猿倉登山口手前の駐車場にて）
気を取り直して登山開始です。ちなみに、猿倉登山口にある駐車場は舗装工事中につき、300m手前の駐車場（トイレあり）に車を停めました。
5
10/3 8:32
気を取り直して登山開始です。ちなみに、猿倉登山口にある駐車場は舗装工事中につき、300m手前の駐車場（トイレあり）に車を停めました。
登山道はとても良く整備されていますが、田代山（たしろやま：1971m）までは、急な階段の道が続きます。
着いたー、小田代っ！奥に見える田代山の山頂部がほんのり紅葉しているようです。
きつね色の草紅葉が季節感を演出しています。こじんまりしてますが雰囲気の良い高層湿原でした。
さらに登ると、斜面の南側の展望が開け、登山道沿いの木々が色付いてきました。そして、、、
待ちに待った、田代山湿原です！正面に会津駒ヶ岳（あいずこまがたけ：2133m）のなだらかな稜線が見えてます。
田代山湿原をぐるりと囲うように木道が付けられています。木道は一方通行のため、反時計回りに進んで行きます。
ほどなく山頂標識のある山頂（1926m）に着きました。本当の山頂（最高点）はこの先の避難小屋の近くにあるようです。
田代山避難小屋（またの名を弘法大師堂）に着きました。中へ入っていみると、、、
その傍らには、お洒落なトイレが併設されていました。僕の知っている限り最も綺麗な山上トイレでした。
避難小屋のわきから帝釈山（たいしゃくさん：2060m）を目指します。
いったん下り、樹林帯の苔むした道をゆっくりと登り返していきます。
ツルリンドウの実が苔むした登山道にところどころ彩りを添えてました。嫁は何故かこの実のことを「りんごちゃん」と呼んでました。
23
10/3 10:45
ツルリンドウの実が苔むした登山道にところどころ彩りを添えてました。嫁は何故かこの実のことを「りんごちゃん」と呼んでました。
なんと奇跡的にミツバオウレンがまだ咲いてました（ピンボケ）。見つけたのは二株のみ。
着いたー、帝釈山！この山が年の山になる頃（40年後）、まだ山に登ってられるかなぁ。
軽く昼食をとり下山を開始します。紅葉の岩場の先に見えるなだらかな山は田代山です。こうやって見ると山肌の土砂崩れの後が痛々しいです。
18
10/3 11:28
軽く昼食をとり下山を開始します。紅葉の岩場の先に見えるなだらかな山は田代山です。こうやって見ると山肌の土砂崩れの後が痛々しいです。
避難小屋まで戻ってきました。そのすぐ先にあるここが田代山の本当の山頂（最高点）かなぁ。。。鳥獣保護区の赤い看板の上に、小さく「田代山」のプレートがあったので。
7
10/3 12:17
避難小屋まで戻ってきました。そのすぐ先にあるここが田代山の本当の山頂（最高点）かなぁ。。。鳥獣保護区の赤い看板の上に、小さく「田代山」のプレートがあったので。
紅葉の正体は、チングルマでした。ほとんど綿毛も落ちてましたが、僅かながら残っているものがありました。
飽くことのない絶景の数々。なぜこの山の上にだけこんな空間が広がっているのか、不思議でなりません。
木道が直角に曲がると、田代山湿原はおしまいです。名残惜しい・・・。
あとはひた下るだけ。向かい側の尾根の、まさに今紅葉が始まったばかりといった感じや、その先の雲にくすぶる山並みが素敵でした。
9
10/3 12:35
あとはひた下るだけ。向かい側の尾根の、まさに今紅葉が始まったばかりといった感じや、その先の雲にくすぶる山並みが素敵でした。
無事下山しました。但し、この先の11km（悪路）を抜けるまでは気が抜けませんでした。このアプローチの悪さが無くなれば、もっと気軽に登れる山になるんだけどなー。
10
10/3 13:22
無事下山しました。但し、この先の11km（悪路）を抜けるまでは気が抜けませんでした。このアプローチの悪さが無くなれば、もっと気軽に登れる山になるんだけどなー。
【おまけ】湯ノ花温泉にある「滝音」というお店でお蕎麦御膳を戴きました。注文を受けてから蕎麦粉をこね始めるので時間はかかりますが、香りがよくとても美味しいお蕎麦でした。
30
10/3 14:58
【おまけ】湯ノ花温泉にある「滝音」というお店でお蕎麦御膳を戴きました。注文を受けてから蕎麦粉をこね始めるので時間はかかりますが、香りがよくとても美味しいお蕎麦でした。
撮影機器：
装備
| 個人装備 |
長袖シャツ
Tシャツ
ソフトシェル
ズボン
靴下
雨具
日よけ帽子
靴
ザック
サブザック
昼ご飯
行動食
非常食
飲料
地図（地形図）
コンパス
笛
ヘッドランプ
GPS
ファーストエイドキット
常備薬
保険証
携帯
時計
タオル
ツェルト
カメラ
|
|---|
感想
田代山（たしろやま：1971m）は、その極めて異質な山容から、
つくばに越してきて間もない頃より気になる存在でした。
ただ、その一方で、悩ましいのがアクセスの問題でした。
猿倉登山口のある林道の栃木県側が通行止めのため、わざわざ福島県側から
大回りしてアクセスする他なく、自宅からの移動距離は200km以上に嵩みます。
その上、登山口の手前11kmから始まるダートが、この山を実際の距離以上に
遠く感じさせる要因となっていました。
日帰りでふらっと訪れるようなお手軽さは無く、天気に嫌われ続けたことも
加わって、これまでに幾度となく計画を断念してきた因縁の山なのでした。
噂通りの悪路を突破し、登山口に着いたときには、既にひと山登って
きたかのような達成感と疲労感を同時に覚えました。
普通の山ならこんなに苦労してまで登りにきませんが、全ては田代山の
山頂部に広がる高層湿原を見るためでした。
良く整備された登山道を登り詰めること約1時間、文字通り突如として
それは目の前に飛び込んできました。一面見渡す限りの草紅葉。
弘法沼と呼ばれる池塘の先には会津駒ヶ岳（あいずこまがたけ：2133m）が
たおやかな稜線を横たえていました。苦労が吹き飛んだ瞬間でした。
欲を言うなら、やっぱり晴れて欲しかったかなぁ（笑）。
青空の下に広がる高層湿原を見るため再訪のチャンスを狙いたいと思います。
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