荒川岳と赤石岳(鳥倉からピストン)
- GPS
- 28:04
- 距離
- 54.5km
- 登り
- 4,996m
- 下り
- 5,001m
コースタイム
- 山行
- 11:09
- 休憩
- 0:56
- 合計
- 12:05
- 山行
- 14:27
- 休憩
- 1:44
- 合計
- 16:11
天候 | 10/3 曇り 10/4 曇り、時々雨 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2020年10月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
【コンビニ】 最終コンビニは松川ICから出て左にローソン、右にセブンイレブンあり。どちらも24時間営業 【水場】 三伏小屋手前の水場は細い、今後はあてにできないかも 高山裏小屋の水場は枯れている 高山裏小屋先の水場はかろうじて汲める、今後はあてにできないかも 荒川小屋上の沢は十分汲める水量あり 【トイレ】 荒川小屋のトイレはペーパーもあり、メンテされている様子 中岳避難小屋は男性用のみ使用可 |
コース状況/ 危険箇所等 |
★危険箇所★ 烏帽子岳〜前小河内岳間、板屋岳〜高山裏避難小屋間、前岳〜ガレ場間に崩落地の端を通過する場所あり、谷側に滑落しないように注意 距離54.55km 累積標高+5633m |
その他周辺情報 | ★温泉★ 松川IC近くの清流苑、入浴料500円、営業時間20:30まで |
写真
装備
個人装備 |
長袖シャツ 1
ドライレイヤー 1
ソフトシェル 1
タイツ 1
トレイルショーツ 1
靴下 1
グローブ 3
インナーダウン 1
雨具上下 1
日よけ帽子 1
着替え 1
靴 1
ザック 1
食糧 4
行動食 2
非常食 1
飲料 1
ハイドレーション 1
ガスカートリッジ 1
コンロ 1
コッヘル 1
ライター 1
地図(地形図) 1
コンパス 1
笛 1
計画書 1
ヘッドランプ 2
予備電池 1
ファーストエイドキット 1
常備薬 1
ロールペーパー 1
保険証 1
携帯 1
時計 1
サングラス 1
バフ 2
ストック 1
シュラフカバー 1
ポール 1
テント 1
テントマット 1
シェラフ 1
ヘルメット 1
携帯トイレ 1
|
---|
感想
★本日のコース★
鳥倉林道から悪沢岳、赤石岳のピストンです。ただでもアクセスの悪い南ア南部の百名山2座。畑薙から椹島までの林道をこなした上で、両方こなすのはしんどいと思い、鳥倉スタートとしました。
今回は、11月に開催されるロゲイニングOMM野沢温泉の練習でテント泊の装備を持参しました。
★行動の記録及び感想★
夜半過ぎに鳥倉林道の駐車スペースに到着、3時間ほど仮眠の後、5時過ぎにスタート。夜間に到着された他の方は既に出発されているようです。
三伏峠までは、先週通った道で歩みは順調ではあるものの、荷物が重く1.5倍の時間がかかりました。これが最初の誤算。
天気は曇りですが、時折晴れ間も見えて、写真を撮りながら進みます。順調に小河内岳に到着、小屋の向こうに見える富士山がきれいです。ずっとこんな天気が続けば良いなと思いながら、紅葉🍁を眺めて進みました。
板屋岳を超えるあたりから、スピード鈍り、高山裏避難小屋に到着。水場に降りました。かなり下っても水の音は聞こえません。枯れ沢を虚しく下りますが、結局水場は発見できず、登り返しました。時間にして30分、なんとか荒川小屋まで、もたさないと思いつつ水を節約しながら、先に進みました。これが2つ目の誤算。
程なく右手に細い水流発見、20分ほどかけて500mlを給水して先へ進みます。既に計画より2時間遅れており、宿泊地をどうするか悩ましい。
右手に鎖が出てきたので、それを掴むと上にリボンが見えたので、それが道だと思い、登ってしまいました。やけに急だなと思いつつも、次々とリボンが出てくるので、まあいいかと登り続けると、ついにリボンが途切れ、GPS確認すると、見事にコースアウト。林業の目印だったようで、かなり残念なミスです。トラバースすればコースに復帰できそうですが、藪に阻まれるのは目に見えてるので素直に鎖まで降りて、復帰しました。ここでも30分のロスで、これが3つ目の誤算。
その先は、急なガレ場を詰めあがり、右手の崩壊地点に滑落しないように注意しながら、高度を稼ぐと前岳に到着。
時間の遅れもあり、荷物を中岳避難小屋にデポして、フラスク1本持って悪沢岳をピストンしました。見た目は急ですが、実際はそれ程でもなく、危険箇所はありません。山頂では暮れなずむ富士山が綺麗でした。これ見られただけでめ来た甲斐ありました。
来た道を振り返ると、中岳への登り返しがめちゃキツそう。でも空身なので、実際はそうでもなかったです。避難小屋へ戻ると、重いザックを再び背負うガッツなく、ここで宿泊して体制を立て直すことにしました。そうと決まれば、あとはお湯を沸かしてリゾットの夕食。他にやることもないし、昨晩も仮眠だけで眠いので早々と寝ることに。OMMの練習で夏用シュラフしか持ってこなかったので、小屋の中とはいえさすがに寒い。シュラフカバーを重ねて寒さを凌ぎました。
翌朝は2:40に起床、3:20に出発。暗い中でロストしないようにゆっくり歩きました。途中で水の流れる音が聞こえてきました。ラッキー、ボトル2本にたっぷり水を入れて水切れの不安なく進めます。4時半に荒川小屋通過、トイレに起きた小屋泊まりの人がビックリしてました。
大聖寺平までは、緩い傾斜、ライトをしまって順調に高度をかせいでいきます。標高2800m辺りから風が強くなり、ハイマツの陰で風を避けながらインナーダウンを着て、手袋を2重にしました。さらに小赤石岳手前から横殴りの雨が頬を打つようになりました。撤退も頭によぎりましたが、避難小屋も近くにあるので前進。やっとの思いで山頂到着。ゆっくりすると指が凍傷になりそうで、写真撮って即下山開始。
大聖寺平と小明石の中間で、下から4人のパーティが登ってきたので、挨拶を交わし上の様子を伝えてお互いの安全を祈りスライドしました。やはり悪天候の中、登っているのが自分だけではないと勇気づけられます。
荒川小屋ではトイレを済ませ、中岳へ登り返し、途中の沢でたっぷり水分を補給し、中岳へ。あとは来た道を帰るだけなのですが、時折目印のペンキを見落としたり、間違った踏み跡へ踏みこんだりしながらも、あまり大きくロストせずに、水場に到着。ここでも1本給水して高山裏避難小屋で、山菜おこわの昼食。暖かいもの食べると元気でます。
帰りのハイライトは小河内岳。いくつかの偽ピークに騙されながら、やっとの思いで山頂に着くも展望ゼロでがっかり。そこから先は修行のように黙々と登り下りを繰り返しました。17時前に三伏峠着、さすがに誰もいません。途中暗くなりライトを点灯して鳥倉登山口へたどり着きました。
後は林道を下るのみ。チャリをデポしておけばよかったかも。2日目の天候は残念でしたが、2日間で百名山2座、効率的に攻略できました。さすがに山小屋休業の南ア南部は人の少ない静かな山行、本来の自然を満喫できました。
コメント
この記録に関連する登山ルート
この場所を通る登山ルートは、まだ登録されていません。
ルートを登録する
kennoguさん、こんばんは。なかなか大変な山行でしたね。精力的に登っておられてさすがです。南アルプス南部、なかなか攻略しづらく、自分は大学時代に赤石をのぼってるものの、ヤマレコとしては手付かずです。
しかし今週も含めてなかなか土日がすっきりしませんね。紅葉シーズンなのに困ったものです。
mnaknaoさん、ありがとうございます。最近、トレイルよりも純粋登山が多くなってきました。そろそろレースが再開されているので来年からは走る方もうやっていかないと、どんどん体力が落ちて怖いです。またどこかでお会いしましょう。
いいねした人
コメントを書く
ヤマレコにユーザー登録いただき、ログインしていただくことによって、コメントが書けるようになります。ヤマレコにユーザ登録する