（奥三河）三ツ瀬明神山〜宇連山
- GPS
- 11:30
- 距離
- 24.2km
- 登り
- 1,768m
- 下り
- 1,787m
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【行動時間】約11.5時間（休憩含む）
【記号】−：徒歩、＝：車・バス、⇒：電車
| 天候 | 晴れ時々曇り |
|---|---|
| 過去天気図（気象庁） | 2013年01月の天気図 |
| アクセス |
利用交通機関：
電車 自家用車
飯田線の電車の扉はボタンで開閉する。知らないと焦るかも。 県民の森の駐車場は午前7時から午後8時の時間帯のみゲートが開いている。 |
| コース状況／ 危険箇所等 |
三ツ瀬明神の鬼岩乗越から山頂までは深い所で10�僂曚匹寮兩磴△蝓ＦГ濱廚�一部クラストしていた。ステップカットで十分だが初心者でもアイゼンの装着は迷うところ。滑って転ぶか引っ掛けて転ぶか。 明神山頂から栃ノ木沢への下降ルートは、栃ノ木沢源流出会い付近（標高約700m）より上部で積雪があった。ほとんどクラストはしていなかった。 （宇連最奥の諏訪神社から宇連山稜線へのルートは海老峠への昔の道とは全くちがう踏み跡を辿ってしまったのでバリエーションになってしまった。よって参考にならないし注意も必要。） 海老峠から宇連山への稜線にある838mの小ピーク（ベンチ��31）から宇連山まで積雪あり。及び、宇連山から県民の森に向かう棚山への分岐より上部は積雪あり。夕刻を過ぎていたため気温が下がっていたので踏み跡はかなりクラストしていた。アイスバーン状ではなかった。 |
写真
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町歩きも良い。
さかさにしてプッチンする。
プッチンしたら垂れたデカパイとなった。
こういう余裕は良い。
感想
ゲスト
三ツ瀬明神と宇連山を1日でつなげられないかと思った。
鳳来湖に流れ込む清水沢左俣から大幸田峠を経るルートも考えたが、沢の状況がまったく分からない。氷が付いていれば危険性が高いし、今の時期の沢の水に濡れれば凍えてしまう。そこで海老峠のルートを思い立った。
実は海老峠から鳳来湖へは40年前に私は下っている。高校1年生の時だった。今回はその逆コースになる訳だが、問題はそのルートが現在では廃道になっていることだ。
「まあ、なんとかなるだろう」と安易な気持ちで計画をした。最悪のケースとして「高低差400メートルのやぶこぎになるかも知れない」ということも想定した。しかしながら、実際は想定通りのアルバイトとなってしまった。
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夜明け前、ことしに入って3週連続おなじ道を三河槇原まで車で飛ばす。愛知県民の森に7時前に到着してゲートが開くのを待つ。
幸いなことに朝7時数分まえにゲートが開いたので県民の森の駐車場に車を駐めて三河槇原の駅まで余裕で歩く。7時11分発の電車で三河川合の駅まで行く。切符は車内で買った。
三河川合から乳岩峡まで足早に進む。中学生が「おはようございます」と挨拶をしてくれた。
乳岩峡からは山道。沢音もあったり、鬼岩もあったりで、楽しい道だ。
鬼岩乗越あたりから雪があらわれる。気温が低いので踏み跡は若干クラストしている。キックステップを意識すれば全く問題ないが、初心者を連れてきた場合に微妙に難しい判断になると思った。アイゼンを付けずに滑って転ぶか、アイゼンを付けて木の根に引っ掛けて転ぶか、どちらとも考えられる。ただ、三河の山でアイゼンは付けたくないのは本音とも思った。
胸突き八丁を過ぎ、樹間から鳳来湖の向こうに宇連山が遠望できた。あらためていい山だと思った。このあたりから見ると宇連山から望む明神のような山姿にも見える。
馬の背の前のクサリ場とハシゴを楽しく通過する。馬の背の岩の上からあらためて宇連山を眺めた。今から行くことよりも姿の方に見とれた。
明神の頂上の手前で木々の間から南アルプスが見えた。天気が悪くならない前にカメラに収めた。
三ツ瀬明神の頂上に着いたのが10時35分。この山頂は一昨年以来だ。乳岩峡登山口から2時間45分かかった。想定以上に時間がかかってしまった。頂上からは富士山も見られた。仙丈、間ノ岳、塩見、赤石、聖という南アルプスの山々が素晴らしく美しい。聖が特に素晴らしい。
頂上から栃ノ木沢コースへの道を下る。雪は多かったが柔らかくて深いので走って降りることができた。
途中で乳岩へのルートと別れて栃ノ木沢への道を下る。栃ノ木沢の源流付近あたりで雪は消えていた。
山道が栃の木沢の本流と合流した場所で大休止をとった。「山でプッチンプリンをする」という目的の『山プリンの会』に入れてもらったので、今回初めて、山でプッチンプリンをしてみた。
山でプリンを作ったことは何度もあるし、プリンを日帰りの山に持ってきたことは何度もあったと思うけれど、プッチンプリンを逆さにして正しくプッチンプリンをしたのは初めてだと思う。
栃ノ木沢を跡に、林道に出て、湖畔道路に合流した。
この湖畔道路で私のトレースは過去とつながった。
湖畔道路を足早に歩き、最奥の村（廃村）の宇連へと向かう。
宇連橋の分岐点で清水沢を少しだけ偵察した。水量は意外と多い。初夏ごろ、右俣を沢登りで登って左俣を降りてきても良いと思った。
私が高校1年生のときに歩いた林道を反対方向に進んでいく。重い荷物を背負わされた当時の自分に少なからず哀れみを思った。その時は、棚山を出て宇連山に登り、海老峠を下り宇連に出て、湖畔道路を歩き飯田線の三河川合の駅まで歩いた。
今回、iPhoneのアプリで「DIY GPS」というGPSを使ってみた。このGPSは携帯の電波が届かない場所でもGPSを使えるものだ。明神の手前あたりから使ってみたが精度はバッチリだった。
地図でいう最奥あたりに民家が1軒あった。しかしながら、私の記憶とはちがっていた。また、このあたりの道も私の記憶とは違っていた。私の記憶は民家のもっとわきの道を歩いていた気がする。
地図にも記載されている諏訪神社に参拝した。正月用の締縄が飾ってあってミカンが数個おそなえに置かれていた。
林道をもう少し進むと朽ちた丸太橋が沢に渡されていた。その橋を見て私はためらわずに「ここが正しい海老峠への道だ」と思った。だが、それが本当に正しいのか間違っているのか、今この記録を書いている段階では分からない。後日、調べて追記訂正する可能性もある。
GPSのログ機能をオンにして沢を渡り、ヒノキの植林の中の道を進む。（※今回の記録のルート図はロガーではなく手入力）
植林の中の道はしっかりと付いているがどこか怪しい。そう思いながらも道を進むとやはり踏み跡がぼやけてきて涸れた沢に入ってきてしまった。
沢の中に人の踏み跡を探すが判然としない。あたりを見回すと左手に作業小屋が見えたので行ってみることにした。しかしながら、私の経験上、作業小屋というのはだいたい道から外れていて当てにならない。道具の盗難防止なのか何なのか分からないが、ルートの判断を誤らせることが多いように思える。
小屋の付近で踏み跡を探したが、正しいと思われる踏み跡は無かったので来た道を戻ることにした。GPSで位置を確認してみると、このあたりで沢は二股になっている。（※この記録を書いている段階で言えることだが左の沢に入って進んでしまうと崖に詰まってしまって最悪とんでもないことになっていたかも知れない。）
右の沢の左岸（上流を見る場合は沢の右側）付近の踏み跡を辿ってみた。踏み跡といってもけもの道なのか人の踏み跡なのか判然としない。一つだけ確かなのは高度だけは稼いでいるということだ。
GPSを見ながら自分の位置を確認しつつ踏み跡を辿っていくが、海老峠へ通じる本来の道とは完全に違うと思った。そう思いながらも微妙な踏み跡が続いているし、アルバイトはきついけれど高度が稼いでいられるのでこのまま稜線まで行くことに決めた。
海老峠は、その昔、海老側の最奥の川売（かおれ）の集落と宇連とを結ぶ道の峠だった。私が高校生の頃でも登山道として使われていたが、そもそも数百年にも渡って歩かれた道なので廃道にされても簡単には道は消えないと思う。だから私は完全に道を間違えたことを自覚したが、その間違いのポイントがどこであったのかということが分からない。おそらく諏訪神社のあたりの最初の最初あたりだと思われる。
踏み跡は沢筋のすぐ上に続いていたが動物の糞があったので私が辿った踏み跡は「けもの道」だったと思う。しかしながら、完全に壊れたトタン屋根の作業小屋の残骸の場所も通過した。峠道とは違うものの昔からこのあたりは人が入っていたことも確かだと思った。
しばらくすると左前方に氷の滝が現れた。下の作業小屋のもう一つ左の沢を詰めていたら最悪の状況になっていたかも知れない。高巻きも出来ないので撤退するしかなかったと思う。
安全のために左側の沢には近づかないようにするために右側の尾根を直登することに決めた。しばらく登ると炭焼き釜の跡のような石積みが現れた。
稜線下100メートル付近でササの植生に気付いた。このあたりはササは稜線付近に近い所に育っているから稜線が近いことを教えてくれたので少し安心した。
GPSで確認すると稜線はもう少しだ。風の音もしてきた。氷の滝を見たときは、「場合によってはビバークする可能性もある」と思ったが、もう大丈夫だ。
踏み跡に人間の知性を感じだした。その踏み跡を辿っていったら、突然、ベンチ��31のプレートが付いた稜線に出た。午後3時55分。このベンチ��31の標識は嬉しかった。私が出たところは標高838メートルの小ピークだった。海老峠とは随分と違う。
あとで誰かが書いた6年前の記録を読んだが、海老峠からの下りは、少し仏坂峠方向に戻ったあたりから入り、ビニールテープやペンキの印もあるそうだ。6年前の話だから今もあるかどうかは分からないが、夏の雷雨とかで海老峠からのエスケープの道として下りでは使える可能性はある。だが、登りは私のように完全にバリエーションとなってしまう可能性があるのでオススメはしない。（2014年5月14日追記：海老峠から下ってみたが踏み跡はなし。沢には多数の滝があり危険。私はロープを使って2回懸垂下降をした。内1回は空中懸垂。昔の道がどこを走っていたのか全く分からなかった。安易に踏み入ると滑落並びに遭難の危険があると思った。）
【追記参照】http://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-447468.html
このベンチ��31のベンチでヘッドランプを用意する。暗くなってももう大丈夫だ。
10日前に通った稜線を宇連山に向かう。雪は若干クラストしてるが問題はない。
宇連山頂上929mに着いたのが午後4時55分だった。うす暗くなりかけているが、見晴らしの岩から走破してきた三ツ瀬明神をしみじみと眺めた。
ことしになって既に3回通っている宇連山からの道を足早に降りてきた。744mの県民の森の北尾根の分岐を過ぎて滝尾根の分岐あたりで暗くなったのでヘッドランプを点けた。
前回は744mの分岐から風呂に入るために走って下ってきたが、今回はゆっくり下って来た。空には月があり、月があってもチラチラと雪が降ってきた。
駐車場に着いた時は時計は午後6時50分だった。実に行動時間11間30分という長時間になってしまったが余り疲れていなかった。日ごろのトレーニングの方法が正しいと思えたことが今回一番うれしいことだった。ただ、計画としての海老峠に行けなかったので満足度はあまり高くない。
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ここまで記録を書き終えて思ったことだが、日帰り記録としては少し長過ぎる。次回からはもっと簡潔に書こうと思った。
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＞むかしスイスのエンゲルベルクで買った
ほぇーースイスですかぁ？？ええなぁーー行きたいよー
でも、四日以上会社から離れられないんです
でも、どこにしても山っていいですよね
でわでわ
そうですね、アドバイスありがとうございます。そう言ってもらうだけでも嬉しいです。
実はまだ私の記録スタイルをどうしようか迷っています。昨年までは手書きの字の練習も兼ねて紙に記録していました。キーボードばっかりだと退化につぐ退化ですから。
今年からヤマレコで記録しだしましたが、人に見せる記録としては詳細すぎますね。同じルートをたどる人には参考になると思いますが、そこらへんをどうするかを考えているところなんです。あんまり詳しいと読むほうもウンザリだと思いますから。
どちらにしてもご訪問ありがとうございます。今後ともよろしくお願い致します。他にも何かお気づきなら遠慮なくお気軽にコメントしてください。
11時間超＆24kmのロング、お疲れ様でした。
やはり、シッカリと歩くには日頃のトレーニングも重要なんですね。
自分は歩いたことが無い山域ですが、
南アルプスの展望も良く、沢あり、岩尾根ありで、
変化があって面白そうなコースですね。
シダが生える奥深い森も、シットリとして味があるように感じます。
詳細なレコは、yahohoさんの想い入れが伝わりましたよ〜。
こんなローカルな山まで訪問ありがとうございます。
そうですね、愛知県では比較的ポピュラーな二つの山なんですが、この二つを１日で走破する記録は見たことがないので少しは価値があるかも知れません。ただ、私が４０年前に通った道じゃないルートをとってしまったので、後日やりなおすつもりです。
山プリンの会、今後ともよろしくお願いします。
コンセプトがとても良いので気にいっています。
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