六甲山
- GPS
- 05:06
- 距離
- 11.0km
- 登り
- 984m
- 下り
- 637m
コースタイム
- 山行
- 4:26
- 休憩
- 0:40
- 合計
- 5:06
天候 | 晴 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2020年10月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
魚屋路の七曲が通行止めになっているので、迂回路の一つ、黒岩谷西尾根を初めて歩いたが、六甲にしては厳しいルートだった。 トビワリ峠下の急カーブの所で黒岩谷を渉り、尾根に取り付く部分が急登で、中盤に6〜7か所の岩場がある。標高650〜670mあたりにはガレた長い急登があり、お助けロープもあるが、ここが核心部だろう。 急登を終えると笹原の緩やかな登りを経て一軒茶屋に着く。トビワリ峠で六甲山頂へのルート探していた女性2人に蛇谷北山経由を薦めたが正解だったと思う。一軒茶屋から有馬へ降りる時に彼らが登ってきたを確認したので、時間的には変わらなかったようだった。このコースの印象としては摩耶山の山寺尾根に近いが、4輪駆動で登る箇所が多い、お助けロープがあるなど考慮すると難易度はこちらが高いと思われる。このコースは下りには使用しない方が良いと思う点も山寺尾根との違いだ。 |
その他周辺情報 | 有馬温泉には温泉、飲食店多数あり。 |
写真
感想
東お多福山のオヤマノリンドウとセンブリが咲いているのではないかと思って出かけてみた。
高座滝から芦屋川右岸道、ダルマ岩、なかみ山の水場を経て魚屋路に入り、雨ヶ峠に出た後、東お多福山に至った。
オヤマノリンドウは丁度見ごろで、笹原の中に数多く点在して咲いていた。センブリは昨年は11月中旬が見頃だったが、今年もいつもの場所で咲き始めたところだった。リンドウにしてもセンブリにしても過酷な自然環境で可憐な花を咲かせていて、見るたびに感動すら覚える。笹原の中に入り込んで撮影する人がいたが、このような行為は謹んで踏跡を外さないでほしいものだ。その後、東お多福山からバス停への下山道に咲くコウヤボウキを確認に行ったら、今年も咲いていた。トビワり峠に下る道端にも咲いていた。このほかに、ダルマ岩分岐付近でも一株咲いていたので、数は少ないものの結構広範囲に自生しているようだ。
トビワリ峠に下ると大勢の人が道標とスマホを見比べていた。女性の2人連れに声をかけたところ、七曲からう回路を探してきたとのことだった。この後偵察する予定だった黒岩谷西尾根の状況を把握していなかったので、蛇谷北山経由のコースが安全と考え、薦めた。このコースは以前は歩く人が少なく、整備も不十分だったが最近は芦屋市が道標を整備し、歩く人も増えてしっかりした登山道になっている。
この日の目的の一つである黒岩谷西尾根はトビワリ峠から少し下ったカーブの地点で谷を渉り、右岸の急斜面を登ると尾根に乗る。この後は基本的に尾根通しに道がつけられている。5〜6か所ちょっとした岩場があるが
気を付けて登れば問題ないレベルだ。標高660m付近のガレた急登を超えると傾斜が次第に緩やかになり、笹原の中の踏跡を辿れば一見茶屋の下に出る。尾根道だから小さなアップダウンが数か所と、左右が切れ落ちた箇所がある。
一軒茶屋から山頂はパスして有馬温泉に下った。一軒茶屋のトイレ新築工事はいまだ継続中で、建物の形を見る限り少々凝ったデザインのようだった。トイレと休憩スペースを設置するようだが、デザインを重視する必要は全くなく、実用性を重んじて欲しい。現在、芦屋川を出てから一か所のトイレも無いので、少なくとも雨ケ峠や風吹岩あたりに実用的なトイレを設置すべきではないかと思う。
六甲山ではルートを外れると野外トイレ状態になっているのをよく見かける。神戸市の善処を期待したい。
有馬温泉からのバスの発車時間によって、宝塚か芦屋川に出るつもりだったが、阪急バスターミナルに行くとバスがかなり減便されている上に、芦屋川便は土日祝だけの運行になっていた。以前は30分も待てば何れかの便に乗れたのだが、この日は50分待たなければならなかったので、神戸電鉄と神戸市営地下鉄で三ノ宮に出てJRで大阪へ帰った。以前は三ノ宮まで900円かかっていたが、680円に下がっていた。
バス代は宝塚まで540円、芦屋川まで700円だったからそれほど割高感を感じなかった。バス停の位置もターミナルは高速バスだけの発着で、ローカル路線は太閤橋バス停から乗車するように変わっていた。利用される場合は要注意です。
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