甲津畑からイブネ・クラシ

2020年10月14日(水) [日帰り]

• GPS: 08:43
• 距離: 21.8km
• 登り: 1,126m
• 下り: 1,130m

コースタイム

日帰り

• 山行: 7:13
• 休憩: 1:19
• 合計: 8:32

7:42 岩ケ谷林道起点
8:02 8:07 杉谷善住坊のかくれ岩
8:34 8:45 甲津畑、避難小屋
8:57 8:58 ツルベ谷出合
9:12 9:16 蓮如上人旧跡
10:16 10:16 杉峠、西避難小屋
10:26 10:31 杉峠
10:44 10:44 杉峠の頭
10:50 10:59 タイジョウ分岐
11:05 11:07 佐目峠
11:24 11:25 イブネ
11:32 11:32 イブネ北端
11:55 11:55 クラシ
12:20 12:25 熊ノ戸平
12:44 12:46 チョウシ
13:07 13:07 イブネ北端
13:15 13:23 イブネ
13:35 13:36 佐目峠
13:45 13:45 タイジョウ分岐
13:53 14:04 杉峠の頭
14:11 14:16 杉峠
14:22 14:23 杉峠、西避難小屋
15:02 15:07 蓮如上人旧跡
15:17 15:18 ツルベ谷出合
15:27 15:29 甲津畑、避難小屋
15:51 15:51 杉谷善住坊のかくれ岩
16:09 16:09 岩ケ谷林道起点
16:14 ゴール地点

天候

快晴

アクセス

利用交通機関：

自家用車

コース状況／危険箇所等

　落ち葉、枯れ枝が多く、行きはタイジョウ分岐を少し行き過ぎてしまった。また、帰りは杉峠の頭のところで、峠の方向が頭に入っていなくて時間ロスした。
　クラシ分岐の木に打ち付けられた小さなブリキのルート案内の読みが甘く、銚子ヶ口方面への尾根への下降点に自信が持てなくて熊ノ戸平から銚子、イブネ北端と遠回りに周回した。

写真

10/14 7:32

鳴野橋手前の駐車スペースに駐車。先着パーティはカクレグラ方面に行くのか橋を渡っていく。

10/14 7:39

手前にある林道岩ヶ谷線起点の登山口からスタート。ちょっと戸惑わされた。

10/14 7:49

林道を登っていく。

10/14 8:06

林道脇に「善住坊隠岩」とあったので、河床まで下りる。対岸を通る信長を鉄砲で襲撃したという。

10/14 8:06

結構水量が多い。

10/14 8:31

桜地蔵尊。大正9年に鉱山経営者からお堂が奉納された記録があるという。

10/14 8:37

簡易小屋がある。この辺りにタイジョウへ上るVRがあるはずだが・・・

10/14 8:58

古屋敷跡。ツルベ谷出合。

10/14 9:11

蓮如上人旧跡地。

10/14 9:12

「南無阿弥陀仏　蓮如上人御旧跡」と刻まれた天保年間の石柱。

10/14 9:13

「蓮如と頓入？一夜泊りの窯」という炭焼小屋があった。

10/14 9:29

吊り橋のようだ。

10/14 9:40

しばらくすると、ミズナラ、カエデ類、クマシデなどの大木が続く。

10/14 9:41

10/14 9:42

巨木の傍らに幼木。

10/14 9:44

空が見えない。

10/14 9:46

黄葉・紅葉の時期は素晴らしいだろう。

10/14 9:50

何とか紅葉の兆しを見つける。

10/14 10:07

枯れた巨木も生命をはぐくむ。

10/14 10:08

「一反ぼうそう」。一反は、300坪（30m四方ほど）の広さだ。

10/14 10:28

青空の杉峠に到着。

10/14 10:32

振り返ると雨乞岳も見える。

10/14 10:42

ちょっと葉っぱも色づいて。

10/14 10:55

上を向いてたわけではないが、タイジョウ分岐を過ぎて下ってしまった。

10/14 11:00

タイジョウ分岐。落ち葉で踏み跡分かりにくい。

10/14 11:03

イブネ登場。

10/14 11:06

笹目峠。

10/14 11:07

傍らにリンドウの花2輪。

10/14 11:07

コケワールドの始まり。

10/14 11:25

イブネ到着。

10/14 11:29

10/14 11:29

御池岳（up）。私の好きな鈴鹿の山だ。

10/14 11:31

今日は陽光に恵まれて、風雪に耐えるという感じはしないね。

10/14 11:33

イブネ北端。

10/14 11:52

10/14 11:56

クラシは、シャクナゲ林の中。

10/14 11:54

クラシ分岐の道案内。読み方が足らなくて、うろうろ。

10/14 12:18

熊ノ戸平付近からイブネを振り返る。

10/14 12:24

熊ノ戸平。奥のピークが銚子だろう。

10/14 12:47

銚子。

10/14 13:11

周回してイブネに戻ってきた。

10/14 13:14

馬酔木の中に笹が生えているのを発見。頂上部の景観の想像がまた膨らむ。

10/14 13:53

杉峠の頭。この辺りでまたうろうろ。

10/14 14:18

杉峠から下山方向を眺める。

10/14 15:29

簡易小屋のちょっと手前に「タイジョウ」と書かれた迷彩道標があった。。

10/14 15:56

秋山。日が傾くのは早い。

10/14 16:10

登山口に帰ってきた。後から来た車が2台、まだ停まっていた。。

10/14 17:08

道の駅「奥永源寺渓流の里」で夕食代わりに。

撮影機器：

PowerShot SX700 HS CANON

LG style3 L-41A docomo LGエレクトロニクス

感想

fengsan

　今回は、滋賀県の甲津畑からイブネ・クラシを訪れる。
　昨年は朝明渓谷から黄葉・紅葉盛りの渓谷・稜線を巡り、コケワールドを楽しんだ。今年は、時期的に黄葉・紅葉には少し早かったが、好天に恵まれて頂上部では熊ノ戸平、銚子にも行き、イブネ・クラシを存分に楽しんだ。
　ただ、コケの原も雨水や踏み跡でかなり浸食を受けてきており、将来が心配である。また、昨年は気が付かなかったが馬酔木の株の中に丈の高い笹が生えているのを発見、かつてはここも笹が結構生育していたのかもしれないと思った。
　近江の甲津畑と伊勢の菰野を結ぶ千種越えは、元亀元年（一五七〇）の信長の千種越えが有名だが、なんといっても近江商人の道であった。後世浄土真宗中興の祖と称されることとなった蓮如上人が一時逃げ隠れた旧跡地など歴史を感じさせる道でもある。2年がかりで主要部分を歩いたのは感慨深い。なお、甲津畑から杉峠への古道は、途中の説明版によれば、今の林道の道と違い、善住坊の隠岩から蓮如上人旧跡にかけて渋川右岸を通っていたようだ。

（参考）2019.11.9
「朝明渓谷からイブネ・クラシ　〜立冬の日、秋山終盤戦へ〜」
https://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-2097156.html