晩秋の浅草岳（入叶津から往復）

2020年10月28日(水) [日帰り]

• GPS: 07:02
• 距離: 20.1km
• 登り: 1,725m
• 下り: 1,725m

コースタイム

日帰り

• 山行: 5:58
• 休憩: 1:02
• 合計: 7:00

距離 20.1km 登り 1,725m 下り 1,727m

6:32 入叶津登山口
7:18 7:25 山神の杉
8:19 沼ノ平分岐
9:23 9:46 避難小屋跡
10:01 天狗の遊び場
10:26 10:48 浅草岳
10:56 11:00 天狗の遊び場
11:07 11:09 避難小屋跡
12:05 沼ノ平分岐
12:54 12:58 山神の杉
13:32 入叶津登山口

＊沼ノ平分岐から避難小屋跡に向かう途中、残雪期のコースに入り込み、笹薮に阻まれて、引き返しており、この間のコースタイムは参考になりません

天候

晴れ

アクセス

利用交通機関：

自家用車

只見町を経由して国道289号線に入り
道なりに進むと左側に駐車場
簡易トイレ、登山ポストがあります

写真

10/28 6:30

入叶津登山口
遂にやって来ました！未踏の浅草岳のロングコース登山口。そして、河井継之助の越えてきた八十里越の一部を歩ける嬉しさもひとしお。

10/28 6:40

堰堤滝
この辺りまで比較的緩やかな登山道

10/28 6:45

霧の中の黄葉
晴れの予報に期待していますが、霧の中

10/28 7:05

ブナ林の幻想的な黄葉

10/28 7:06

歩き易い幅広の箇所に、古道の面影を偲ばずにいられません。つい牛馬の歩く姿も想像してしまいます(^^;

10/28 7:18

幸せをしみじみ感じる優しい色相

10/28 7:19

尾根に到達
ここが山神の杉。直角に左折し、尾根歩きになる様子

10/28 7:20

祠もありました

10/28 7:20

木々が皆で根を張り巡らして、強固に守っているような木の根に敷き詰められた尾根

10/28 7:20

残念ながら御神木の杉は途中で折れ、ぽっかり空が開けていました

10/28 7:21

こんな大木の守る尾根を歩く素晴らしさに感動せざるを得ません！木の根をいたわって、そっと歩きましょう(^^;

10/28 7:22

鮮やか(^.^)
言うことなし！

10/28 7:23

振り返った砂地
ロープも張ってありますが、ここから滑落注意の急斜面につけられた巻道

10/28 7:39

垂直の岩場通過
短いですが、岩が濡れ、落ち葉も濡れて滑落注意箇所

10/28 7:45

忽然と雲海の畔に出ました

10/28 7:45

霧が晴れてくると黄葉も一層鮮やか

10/28 7:46

標識
僅かな登りの後、緩やかなブナ林内の快適な散歩道。山神の杉からこの標識までの間の濡れた巻道が、本日の要注意箇所だったと思います。

10/28 7:53

樹間に浅草岳
優雅な稜線ですね！でもまだ遠い(:_;)

10/28 7:55

思いがけず、登山口駐車場で一台あった先行車の方に行き会いました

10/28 7:56

平石山の標識
平石山頂上は巻いています

10/28 7:56

言葉は要りません

10/28 7:57

黄金色の道

10/28 7:59

この景色に染まりたくて出かけて来たのでした＼(~o~)／(^.^)

10/28 8:04

ユキツバキの葉の輝き
花の咲く頃にも来てみたくなります

10/28 8:05

雲海に囲まれた空中の散歩道

10/28 8:07

巨人たちに見下ろされているような気がして、振り仰ぎご挨拶

10/28 8:18

枯葉でふかふかの優しい道

10/28 8:18

ほぼ平坦な道の左上に浅草岳山頂

10/28 8:19

沼ノ平分岐
ロープが張ってあります。沼ノ平はガイド同行でなければ行けないそう。

10/28 8:19

山頂まで半分くらいの道のりは歩いたのでしょうか？まだまだ遠い…

10/28 8:22

ブナは大分葉を落としている木が目立つようになりましたが、小灌木の紅葉は綺麗♪標高千メートルを越えると落葉も早いのですね。

10/28 8:23

紅葉と雲海

10/28 8:26

言葉は要りません

10/28 8:26

音もなく寄せては返す雲の波にしばし見とれます。波はなかなか引きません

10/28 8:30

雲海に浮かぶ歩いて来た尾根

10/28 8:33

すだれの上
山頂まで2.8kmとあります。後一時間以上かかるでしょう

10/28 9:01

小灌木帯

10/28 9:13

ブナはまばらになり、笹原に変化

10/28 9:20

湖に浮かぶ島のような山頂。背後に雪を頂いている山並みは飯豊連峰？

10/28 9:20

笹原が途切れ、草原が現れました。この草原が浅草岳の名の由来なのだとか、なるほど！

10/28 9:22

草原に微かにつけられた踏み跡を辿ると、蔓の絡んだ笹藪に入り込み、どうにも前に進めなくなり、敗退。避難小屋跡に向かう木道に戻りました。ヤマレコの楽ルートは残雪期のルートです。ご注意ください。

10/28 9:47

倒れた標識
避難小屋跡はこの辺り？

10/28 9:48

笹のしっかり刈られた夏道がやはり歩き易くて安全、ほっとします！

10/28 9:57

木道に近づきました。小灌木も笹原も途切れて草原になるのですね！浅草岳の広大さを実感！

10/28 9:58

天空に続く道

10/28 9:58

振り返った雲海と飯豊連峰

10/28 9:58

丸い頭が平石山ではないかと思います

10/28 10:00

言葉は要りません
今ここに居られる幸せに感謝です

10/28 10:02

足元に鈍い銀色の田子倉湖が見え、ようやく雲が途切れて来ました。

10/28 10:03

また小灌木帯

10/28 10:05

たおやかな浅草岳
登山道によって、見る位置によって本当に山の雰囲気が違うのですね。増々この山が好きになりました。

10/28 10:05

延々と歩いて来ましたけれど、緩い登りのせいなのか左程疲れは感じません♪

10/28 10:06

雪(*_*)
数日前降雪があったようです。それを考えるとこの幸運に増々感謝

10/28 10:06

雲はなかなか田子倉湖から撤退しません

10/28 10:10

中ノ岳、越後駒ももう雪化粧

10/28 10:11

足元に只見沢登山口
安達太良山周辺の山巡りの帰途にこの駐車場に立ち寄り、秋晴れの美しい姿に感動するあまり、今日の浅草岳登山を決意したのでした。

10/28 10:11

左寄りに双耳峰の燧ケ岳
尾瀬の近さにも驚きます

10/28 10:14

大展望
険しい山肌の向こうに中ノ岳、越後駒

10/28 10:14

古い石柱
何が書かれているかわかりません。山頂手前の大展望場所です。山頂が混み合っている場合はここでの休憩がベスト！

10/28 10:16

浅草岳山頂に到着(^.^)三度目の登頂です。初回はネズモチ平往復、二度目は只見沢登山口から六十里越へ周回。未踏のコースが踏めて大満足！もう歩く機会はないと思って居ました。

10/28 10:17

懐かしい前岳

10/28 10:17

守門岳
始めて浅草岳に登った折、前日に登った懐かしい山

10/28 10:39

一等三角点の山であることを忘れていました！慌てて写真撮影。通りかかった方の肖像権を侵害しているかもしれませんがお許しください(^^;

10/28 10:49

下山開始
長い道のりでも、緩々の下りですから安心です♪

10/28 10:51

輝く田子倉ダムを足下にして大満足

10/28 10:52

ちぎれた雲海の彼方に飯豊連峰

10/28 10:54

足下に美しい蒲生岳を眺めるのにも大満足。ここでしか見られない景色(^.^)

10/28 10:59

小さな池塘の向こうに飯豊連峰

10/28 10:59

右の小さな池塘の向こうに田子倉ダム

10/28 10:59

浅草岳は雄大なランドマークタワー！と今更ながら大展望に感動！

10/28 11:00

空が益々晴れ渡り、下ってしまうのが惜しくなります(/_;)

10/28 11:05

飯豊連峰と只見町の間に、大博多山や、博士山、志津倉山等、奥会津の山々もきっと見えているのでしょう。

10/28 11:11

笹原の向こうのブナたちはすっかり冬支度の鼠色の幹の色

10/28 11:41

葉を落としたブナたちの上に空が蒼く、すぐそこまで来ている冬を感じます

10/28 11:48

すだれ岩でしょう
岩に縦筋が見えることからついた名前なのかも

10/28 11:50

ブナに「すだれの上」の標識

10/28 11:54

また歩きに来たくなる道

10/28 11:55

只見川の刻む深い谷
そぎ落とされたような急峻な山肌は豪雪地帯のなせる業でもあるのですね。冬に訪れたことがなく想像もつきませんが…

10/28 11:58

この青空に言葉は要りません。このまま時間が止まってほしいと叶わぬ願いを抱きながら歩きます。

10/28 12:02

束の間の夢を辿る道

10/28 12:04

沼ノ平分岐

10/28 12:13

ブナ林の黄葉にはもう遅いかも、と思いながら出かけて来ました。願いが叶い、これ以上望むものはありません！＼(~o~)／

10/28 12:22

ブナさん、素晴らしい黄葉を見せてくれて有難う！

10/28 12:23

平石山の標識迄帰還

10/28 12:32

本名御神楽、御神楽岳方面が見えているのでしょうか？

10/28 12:34

樹間に白々と崩壊地

10/28 12:41

全山黄葉

10/28 12:53

ロープの張られた要注意の細い巻道まで帰還

10/28 12:54

完璧に晴れました(*_*)

10/28 12:55

この辺りのブナはまだ青々とした木もあり、標高の差で全く違ったブナを見ることができます

10/28 12:56

山神の杉

10/28 12:56

朝方とは全く違う明るい雰囲気

10/28 13:01

見飽きません

10/28 13:06

まだ青々とした林

10/28 13:14

黄葉に染まっている自分を感じます

10/28 13:20

贅沢な眺めを満喫

10/28 13:20

険しい山肌にも黄葉

10/28 13:31

言葉は要りません。このままずっと黄葉に埋もれていたくなります♪

10/28 13:33

登山口に無事帰還
名残惜しいですが、帰途につきます

10/28 14:58

只見沢登山口付近から仰ぎ見た鬼ヶ面山

10/28 15:01

只見沢登山口駐車場から浅草岳。つい先ほど迄あの稜線上に居たのが不思議(*_*)

10/28 15:01

険しさとたおやかな優しさを合わせ持つ浅草岳に改めて憧れを感じます

10/28 15:02

只見線
通り抜ける電車の姿を見たくなりますが、一日四本しかないようですので、見られたら相当ラッキーかも(^^ゞ

10/28 15:04

静かな田子倉湖

10/28 15:12

さようなら
快晴の日に来られて幸せでした＼(~o~)／

撮影機器：

TG-835 OLYMPUS IMAGING CORP.

感想

kyom4

2008年春に初めて登った、雨の浅草岳は、
その後の自分の登山の仕方を変え直すきっかけとなり
三百名山達成への意欲と弾みをつける機会にもなった
思いがけない出会いの縁を頂いた忘れ得ぬ山。

安達太良山周辺の山巡りの帰りは大快晴で
只見沢登山口駐車場から仰いだ浅草岳のあまりの美しさに
ブナ林の黄葉には遅くなってしまったかもと思いながらも
再び、快晴の日を待ちかねて出かけてみました。

浅草岳に登るにはロングコースの入叶津登山口は未踏のままで
もう登る機会はないと半分諦めかけておりましたけれど
意を決して、気持ちの冷めやらない内に出かけたのは正解でした。
この登山口は河井継之助の歩いた八十里越の一部でもあり
以前、奥会津の山の帰途、記念館を訪れていた自分にとって、
悲運の継之助の足跡を微かでも辿れ、感慨ひとしおでした。

最近、高桑信一氏の「古道巡礼」を読み
八十里越古道には、増々興味を惹かれるようになりました。
ツアーがあった様子なので歩いてみたいのですが、
コロナ禍の影響もあって、実施されているのか危ぶまれます。
とりあえず、歩いている方々の記録を参考にしながら
歩ける範囲で訪れてみたいと夢が膨らみます。

コメント

simokita

浅草岳
お疲れ様です。第三次遠征で登りましたが、頂上近辺でヤマカカシ、下りの池塘近辺の木道でも目の前を横切っていきました。その後のレコを見ても蛇に遭遇が多く記録されています🐍　
来週から今年最後の登山、南アルプス方面８座に登る予定です。💨　

kyom4

めっきり寒くなりましたね
浅草岳は蛇が多いと、どこかで聞いたことがあります
新潟県の山では、蛇にちょこちょこ出会っていますけれど
浅草岳は数日前に予想外の積雪があり、
流石に寒くなって蛇も冬眠に入ってしまい
姿を現さなかったのでしょうね 良かったです
第三次遠征で登られたのですか。

今年の遠征は終了されたのかと気になっていましたが
最後の登山には南アルプスにお出かけなのですね
標高によっては雪が気になりますね
11月は穏やかな日が続くと良いですね
どうか、お気をつけてお出かけください。