ヒメサユリに出会う新潟県の浅草岳（ネズモチ平→前岳→山頂→桜曽根）
福島県
新潟県
さとたけ
satonyao
- GPS
- --:--
- 距離
- 7.5km
- 登り
- 738m
- 下り
- 738m
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| 天候 | 晴れ一時曇り |
|---|---|
| 過去天気図（気象庁） | 2025年07月の天気図 |
| アクセス |
利用交通機関：
自家用車
●ネズモチ平駐車場 まずはJR東日本の只見線（福島県会津若松市の会津若松駅から新潟県魚沼市の小出駅までを結んでいます）の大白川駅を目指して、只見線や守門岳が源頭の破間川（あぶるまがわ）に沿い、県道252号線を走行しました。 駅のすぐ先で浅草山大白川停車場線が分岐しますので、そちらに入ります。周囲の看板には「新潟県立浅草山麓エコ・ミュージアム」の文字が現れますが、ネズモチ平はエコ・ミュージアムの更に先にあります。 そのエコ・ミュージアムまでは、舗装路で道幅もそれなりにありますが、徐々に幅狭で離合困難となり、未舗装の区間も現れます。路面は不陸の箇所がありますので、スピードを落として走行したいです。 ネズモチ平駐車場は、2003年に整備されたそうで、駐車可能台数は70台。無料で利用できます。また、トイレが併設されています。駐車場の先にはゲートがあり、車両通行はここまでとなります。 なお、最寄のコンビニは、只見線越後広瀬駅に近い、県道252号線沿いのセブンイレブン魚沼広神下田店（新潟県魚沼市下田325-1）でした。 |
| コース状況／ 危険箇所等 |
浅草岳（あさくさだけ）は、新潟県魚沼市と福島県只見町の境に位置する標高1585.5mの山。山頂には一等三角点が置かれています。また、日本三百名山に選ばれています。 古い時期に活動していた成層火山だそうで、鬼ヶ面山の北面には巨大な岩壁が見られる一方、南麺は雪崩による浸食で嫋やかな斜面が広がり、典型的な非対称山稜となっています。 今回は、ネズモチ平駐車場（875m）を起点にネズモチ平登山口から登って前岳と山頂を踏み、下山は桜曽根を使う周回ルートで歩きました。 ●ネズモチ平駐車場→ネズモチ平登山口→前岳→山頂 ・車止めゲートを抜けて林道を10分程歩くと登山口標識があります。 ・森の中に付けられた道は、踏圧の影響か雨水の流れ道の様に見えました。水流のある沢の渡渉がありますが、難しくありません。 ・次第に勾配が増すとともに、浮石が目立つようになり、尾根に入ると露岩が現れます。ロープが付けられている箇所もありました。 ・灌木が目立つようになると、後背には守門岳をはじめとした景色が広がり、道端には沢山の花を見るようになります・ ・前岳は4方向からの分岐となっています。山頂までの大半には木道が設置されています。雪渓付近でヒメサユリを見かけました。山頂手前の湿地帯には池塘があります。 ・山頂は広場状になっています。丁度、雲に巻かれてしまい、至近の景色しか見えませんでしたが、鬼ヶ面山の岸壁や田子倉湖を観ることができました。 ●前岳→嘉平与ポッチ→桜曽根登山口→ネズモチ平駐車場 ・尾根通しに歩きます。上部では岩が露出しており、風化の影響でザレた箇所が見受けられました。 ・雑木林の先は勾配が落ち着いたブナの森となり、土の道で歩きやすく感じます。 ・浅草の鐘の直下が桜曽根広場で、登山口（1050m）があります。また、広場にはムジナ沢登山口への下山路入口があります。 ・広場からは林道を約2km歩き、ネズモチ平登山口を経て駐車場へと戻ります。 ●全体的に ・道はよく踏まれており、登山者も多くお見掛けしました。怖いと思う様な箇所もなく、親しみやすいと思いますが、桜曽根の方が歩きやすい印象でした。 ・トイレは駐車場にあります。天然の水場は見かけませんでした。 ・私のau携帯は、駐車場付近と尾根筋で電波が入っていたようです。 |
| その他周辺情報 | ●そば処平石亭 ネズモチ平駐車場からは12.7km、車で20分のＪＲ只見線大白川駅の駅舎2階で営業しています。蕎麦農家さんが始めた蕎麦屋だそうで、魚沼産蕎麦粉を使用し、手打ち・手切りで提供しているそう。お勧めという「鬼面そば」は、ざる蕎麦と季節の天ぷら、山菜小鉢(2品)が付きます。「どぶろく」と合わせての賞味がお勧めとのことです。 営業は土日祝日のみで、11時〜15時まで。受付簿に名前と人数を書いて待ちます。11時過ぎに到着したところ、12組待ちでしたが、注文を受けてから提供までにある程度の時間を要しますので、結果、入店まで1時間15分待ち、注文から提供まで20分待ちでした。評判の良い店でして、蕎麦はとても美味しいです。 https://hiraishitei.jp/ ●寿和（すわ）温泉 ネズモチ平駐車場からは20.1km、車で30分。大白川駅の先にある入浴施設です。 サウナ、露天風呂がある小さな日帰り入浴施設です。パンフレットには「食堂は無いけど、持ち込みOK」「休憩室や電子レンジは無料で利用できます」とあります。湯は熱すぎず、温すぎず丁度良い感じでした。 営業は、平日が12時〜20時、土日祝日が10時〜20時。木曜定休。大人700円でした。 https://www.iine-uonuma.jp/stay_onsen/spa/spa_suwa/ ●道の駅ゆのたに 関越道の魚沼ICに近い道の駅。特産品販売所「深雪（みゆき）の里」では、魚沼産コシヒカリ、地酒のほか、本日はスイカ、メロンのほか、野菜やキノコなど多くの野菜や加工品などを販売していました。 https://niigata-kankou.or.jp/spot/7011 |
写真
三叉路。右は会津若松に通じる252号線ですが、現在、県境付近で全面通行止めになっているのだとか。浅草岳へは左に入っていきます。
1
装備
| 個人装備 |
Tシャツ
ズボン
靴下
グローブ
雨具
日よけ帽子
靴
ザック
行動食
飲料
ヘッドランプ
予備電池
常備薬
日焼け止め
携帯
時計
タオル
|
|---|
感想
今年6月下旬に飯豊連峰の朳差岳（えぶりさしだけ）で見た日本固有種のヒメサユリ。福島、新潟、山形の県境の一部にしか見られない貴重な植物で、今ならまだ花が見られるだろうと、satonyaoを引き連れまして、浅草岳で鑑賞してまいりました。この淡いピンク色がとてもいいですね。オトメユリとも呼ばれるそうですが、可憐で愛らしい感じがネーミングにピッタリと言ったところです。
下山後、楽しみにしていたのが、平石亭の蕎麦です。周辺でランチできる店を探していたところ、とても評判が良く、野菜の天ぷらと山菜も食べることが出来ることを知りました。
駅利用者が一日で数名という大白川駅の駅舎2階にある店ということで、11時の開店時間に合わせて行けば、すぐに食べることができるだろうと見込んでいました。いや、甘かったですね。週末営業のみということもあるからでしょうか、到着してみると駅の駐車場は満杯。ナンバープレートからは地元ファンが多くいらっしゃると思われました。
約1時間半待ってようやく食べた蕎麦は、細切りで固めの食感。蕎麦の香があってとても美味しく、行列ができる理由がよく分かりました。新潟県の蕎麦というと「へぎ蕎麦」が真っ先に思い浮かびますが、こういう蕎麦もあるんですね。
名峰がひしめく新潟県。
どの山が好きかと聞かれると答えに迷うほどですが、浅草岳は必ず上位に入る山と思っているところです。
毎日暑すぎる(￣。￣;)
天気予報の日本地図が赤い〜〜。と、思っていたのに、こんなところにあったのですね、避暑地が。
21℃快適です。それに、すごい景色が待っていました。開放感。爽快感。お花もたくさん見られて。好きな山の第4位になりました。
姫小百合は、かわいらしいピンク色で、緑の中によく映えて、清々しい印象です。山形、福島で見られる貴重な花のようで、見られてよかったです。
復路の道が細く左側に落ちそうなところ以外は、危ないところもなくて楽しく歩けました。
岩ぼこぼこ、沢渡り、雪渓、樹林帯、いろんな表情がある山で、歩いていてたのしく、いくらでも歩けそうです。
美味しいお蕎麦に、付け合わせの山菜のおかず2品（山菜の和え物？と、きくらげと山菜の白和え？多分）もとっても美味しく、天ぷらもつけたら、かなりボリューミー。これは、遠方でも来るかも。
ぜひまた訪れたい山と蕎麦屋なのですが、サトタケさんは、次回は娘が行くときと。いつになることでしょう・・・
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