赤岳



- GPS
- 26:52
- 距離
- 10.7km
- 登り
- 1,227m
- 下り
- 1,230m
コースタイム
10:38 美濃戸口
11:53 美濃戸山荘
14:00 行者小屋
2013.03.03
07:05 行者小屋
08:38 赤岳
09:13 地蔵尾根分岐
10:00 行者小屋
13:30 美濃戸口
天候 | 2013.03.02 晴れ時々曇り 2013.03.03 晴れ! |
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過去天気図(気象庁) | 2013年03月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車 バス
新宿→茅野:スーパーあずさ 茅野→美濃戸口:路線バス(往復券) |
コース状況/ 危険箇所等 |
美濃戸口⇔美濃戸山荘:時間帯によっては完全に凍結しているのでアイゼン付けたほうがいい場合も。帰りはえらい苦労した。 美濃戸山荘→行者小屋:南沢。所々凍結個所あり。ロープや紐があり、トレースあれば分かりやすい。ないと迷う場合も。 行者小屋→赤岳:アイゼン+ピッケル。階段は7割ほど埋まってる。山頂直下の直登もまだ怖くない。 赤岳→展望荘:まだ歩きやすい積雪量。積もるとナイフリッヂとか怖そう。 地蔵尾根→行者小屋:今回の核心部。急降り、細いトラバースもあり、慣れていないと怖いと感じるだろう。鎖場(まだ出ている)で渋滞発生。片膝つきながらやっとのことで登ってくる人もいた。大丈夫か? |
写真
感想
友達の雪山練習のため赤岳に行ってきた。
登頂日は快晴で風も5m程度と弱く、非常に穏やかな赤岳だった。
2013.03.02
10:38 美濃戸口出発。山荘前の斜面が凍っており、何人ものケツを舐めていた。つまり何人も転んでた^^;
11:53 美濃戸山荘到着。補給して南沢から行者小屋を目指す。11月末にはなかった柵やらロープやらでルートが一本に絞られたせいか、迷いやすいと思える個所はなかった。ノートレースなら気を使うかもしれないけどね。
14:00 思ったより早く行者小屋に到着。あいにくのガスで眺めはいまいちだが、吹雪いてないだけマシだ。適当な場所を踏み固めて設営準備に取り掛かる。
雪質のせいかなかなか固まらなかたけど、とりあえず平坦にできたんでささっと設営を済ませる。
初張りの2〜3人用ゴア・メスナーテント。本体素材が少し厚くなり、ポールがスカンジウムからジュラルミンに変更された規格外品で、ちょっと迷ったけど安くなってたし購入した。1人用は持ってるし、2人用テントもシングルウォールのメスナーテント以外選択肢から外れているからまぁいいか、と言ったところ。
使い勝手は相変わらずいい。ファスナーの噛みやすさは相変わらずだけど、設営撤収は早いし、生地の厚みに安心感を覚える。冬用外張りもついでに買ったけど今回は出番なし。
16:00 夕飯の準備に取り掛かる。今回は冬山で肉まんが食えるかの実験も兼ねて、鍋に入れる金属蒸し器を持ってきた。結果は思いのほか良く、シュウマイも美味かった。今後も採用の価値があるな。残った湯はスープにして飲めるし。
あまり焼けなかったが夕暮れを楽しんでから夜食の餅ピザを焼く。餅は普通の厚いやつだったので時間がかかった。薄切り餅ならすぐに火が通りそうだし、今後はそっちだな。
〆のワインとチーズを楽しんでからお休みした。
2013.03.03
04:30 起床。友達は寒くてあまり眠れなかったらしい。申し訳ないことしたかな。
05:10 朝飯のペミカン豚汁うどんを作ろうとしたらなんとペミカンを忘れているではないか…仕方ないんで餅ピザの残りの具を使って豚汁うどんにした。ま、悪くはないか。
07:00 準備を完了して赤岳へ出発。というときに正面のテントの方に声をかけられた。名前言われたんで知ってる人のはずだ。しかし使ってたテントがMHWのシングルウォール・テントでかなりマニアックなやつだから知り合いにはいないはずだ。
と、思ったらなんと弊社の人間で来週阿弥陀岳北稜を一緒に登る人だった。まじでびっくりした。まさかいるとは。そしてあのテントを使ってる人がいるとは^^;
07:30 わしわしと樹林帯を越えると阿弥陀岳北稜や、赤岳主稜にクライマーが張り付いているのが見えた。俺も来週の阿弥陀のルートとかをじっくり眺めながら進む。ほうほう、あそこを詰めて行くのか。面白そうだな、みたいな具合で。
中岳分岐から先は雪と岩のミックスだ。途中の風が避けれるちょっとした平坦地で最後の補給を行い、俺はハードシェルを着込んで準備を整える。
稜線に着くと富士山がくっきりと見え、嬉しくなっていつもの『もう何も怖くない』のポーズを決める。実際は前左右切れ落ちてておっかなびっくりだったが。
08:34 赤岳山頂到着。山頂直下の登りもまだ雪が少なく、登りやすかった。風も弱く、絶好の登山日和といえよう。友達も満足したようだ。だがこれで終わりではない。ここからが本番なんだ。赤岳展望荘まで降りて補給タイムとする。食えるうちに食っとく。これは大事だと思う。特に雪山では。
09:13 地蔵尾根分岐。気合を入れ直して降る。と、ナイフリッジの部分で早くも渋滞した。擦れ違いが無理な部分が多いため、待ち時間が多くなったが、なかなか興味深い時間でもあった。鎖場のトラバースで待ってたときに片膝つきながら這う様にやっとのことで登ってきた登山者がいたが、大丈夫か?と思ってしまった。
そのあともだいぶお疲れの人が登ってきてる最中に、『先に降りてくれー』って同じパーティーの人が下から何度か叫んできたが、急な傾斜で狭い上によろよろの人の横とか、すれ違いたくないんですけど…
急な部分さえ過ぎれば後は快適な降りが待っていた。とはいえ、やはり急傾斜の降りは雪が崩れて下に転がるから気を使うな。いくつか転がしてしまったのは申し訳なかった。
10:00 急な部分さえ過ぎれば後は快適な雪歩きだ。さっさと行者小屋まで降りた。
とえりあえずコーヒーを淹れてほっと一息し、撤収に取り掛かる。
11:14 撤収完了し、美濃戸口へ向けて下山開始。美濃戸山荘でアイゼン外してもらったはいいが、そこから先の林道歩きは凍結していて本当に辛かった。周りはみなアイゼンのまま降りてたし、つまりはそういうことか。自分の判断ミスが恥ずかしかった。
ちなみに一回こけて手をついてしまったのはものすごく悔しかった。
13:30 美濃戸口到着。今回の山行も無事完了した。
次は遠見尾根に上がって五竜岳を眺める計画だが、雪の可能性あるなら即撤退か中止だな^^;『谷川岳の悪夢』はもうおなかいっぱいだよ。
おつかれさん。
メスナーテントまたかったんですね。
1人用は狭かった?ORパーティー志向に変えた?
僕も最近、エアライズ2の稼働率よりも、メスナーN1000(4人)の稼働率の方が高いです^^
来週は、遠見尾根、また合いそうです。
僕は、上まで行ける自信がないので途中までで日帰りで、雪遊び、講習会の復習をして帰ろうかと思っています。
気をつけて〜。
また谷川行ってたのね^^;
相変わらずの吹雪で笑ったわ。
例のバスで16日朝着で行く予定よ。
かちあうかもね。
yoginsさん、こんばんは。
私の方のレコにコメント下さってありがとうございました。
yoginsさんの赤岳登頂の時間からすると、
私達が幾ら頑張って当初の計算通り歩いても追いついてなかったですね。
今週末は遠見尾根ですか?
私達も1月に計画したのですがお天気の関係から他に転進しました。
お気をつけて行ってらっしゃい!
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