2日連続超快晴の恵那山 〜初春の中部遠征その2〜
- GPS
- 08:25
- 距離
- 15.5km
- 登り
- 1,357m
- 下り
- 1,331m
コースタイム
7:40 林道ゲート
8:10 広河原登山口
9:45 1716ピーク
11:30 恵那山山頂
11:45 恵那山山頂小屋 12:05
12:15 最高点 12:20
14:40 広河原登山口
天候 | 昨日に続き快晴。 昨日よりも若干風があったせいか?花粉をたくさん吸い込みました・・・ |
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過去天気図(気象庁) | 2013年03月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
中津川ICから中央道にのり、園原ICで下車。 園原ICは名古屋方面から来て下りる、また名古屋方面に向かうだけのICです。 料金所通過後、T字路を左折して15分ほど走ると、どんどん道が狭くなり、林道となります。林道に入ってすぐの右手に民家があります。いわゆる最終民家です。 2、3台程度駐車可能です。ここまでは除雪されるようです。 30分ほど歩いたところにゲートがあり、手前に駐車スペースがあります。5,6台程度駐車可能です。 |
コース状況/ 危険箇所等 |
☆道の状況 ●最終民家前〜ゲート〜広河原登山口 アプローチの林道の状態の悪さを耳にしすぎていたせいでビビッてしまい、ゲートよりずいぶん手前の最終民家前に駐車してしまいましたが、ゲートまではごく普通に通行できる状態でした。 ゲートの先も林道が続きますが、事前情報どおり、落石、土砂崩れの痕跡が多々ありました。 大雨の後、地震の後などは絶対通りたくないと思うような林道です。 トンネルをぬけるとすぐ登山口が見えます。 ここまではアイゼン不要でしたが、林道から登山道に降りる部分が氷結していたので登山口でアイゼンを装着しました。 ●広河原登山口〜1716ピーク〜山頂 登山口から沢を渡る木橋は滑ったりつまずかないよう要注意です。 樹林のなかの九十九折れ登りがしばらく続きます。 九十九折れが終わると頂上に続く尾根に至る尾根に出ます。 狭くなったり広くなったり、片側が切れ落ちていたり、雪庇があったり、雪庇が割れていたりする尾根ですが、尾根を外さないよう登ればOKです。終盤は急登かつ、雪庇に対する注意が必要です。 地図では分岐点となっているように見えますが、いつの間にか頂上へ至る尾根に入ります。ここからはゆるやかな登りとなり頂上へと続きます。 眺望のない山頂を通過して降ったところの鞍部に恵那山山頂小屋とトイレがあります。 小屋は雪に埋もれていましたが、有難いことに入り口が除雪してあって中に入れました。 中にはストーブ、薪もあり、板張りの就寝できるスペースもありました。 小屋から5分ほどのぼったところが最高点です。ここからは御嶽、中央アルプス、南アルプスの眺めが絶好で、富士山の頭も見えました。 ●降り 樹林帯に入るまでは楽に降りれましたが、特に九十九折れの部分が踏み抜きまくりで非常に難儀しました。ワカンとかスノーシューはいてればよかったのか、というと狭い部分も多かったのでそうでもないような気もします。できるだけ踏みぬかなそうなところを狙って足を運ぶしかなさそうです。 ☆宿泊 登山口から約30分北上すると昼神温泉があります。 高級な宿泊施設が多いなか、リーズナブルな「阿智の里ひるがみ」に泊まりました。 http://achinosato-hirugami.com/ リーズナブルなわりに、施設は立派なもので大満足でした。 ☆座禅草&福寿草 遠征3日目、昼神温泉から車で30分ほどのところにある伍和というところで座禅草、福寿草の群生が見られるということでしたので見に行きました。 折りしも、座禅草祭りなるイベントもあり、そこで買ったりんごも干し柿も、絞りたてを沸かしてくれた牛乳もえらくうまかったです。 ☆伊那のローメン お花を堪能したあと、国道153号線を北上し、ちょうど昼時に伊那に到着したので、伊那名物のローメンを食べました。 ローメンとは? 「ローメンは、炒肉麺(チャーローメン)とも呼ばれ、マトンなどの肉と野菜を炒め(炒肉)、蒸した太めの中華麺を加えた長野県伊那地方の特有の麺料理である。ラーメン用のスープを加えるものと、加えないものがあるが、ラーメンとも焼きそばとも異なる独特の風味の料理である。」 発祥の店といわれる「萬里」で食べました。 羊肉に抵抗がない方にはおすすめですが、駄目な人は・・・たぶん一口も食べれないかも。 今まで食べたことがない味であったことは確かです。 |
写真
感想
前日の15日(金)に無事御嶽山を登頂し、16日(土)は恵那山です!
前日の疲れが気になりましたがお風呂にゆっくり浸かって早寝したのと朝風呂で
体が温まったせいか
体の疲れはありませんが、が、日焼けが痛〜い!
前日の朝、日焼け止めをひと塗りしたkameはまだまし、無防備だったhibaは真っ赤っか!
その上連日の好天で花粉が飛びまくりのようで目が痒い、鼻水がたれる。
でも鼻をかむとヒリヒリの肌がティッシュと擦れて痛いのなんの。
将に因幡の白兎状態、ぐぇ。
雪山といえども油断は禁物でした。特に恵那山は実はスギ花粉大豊作だったようです。
恵那山も昨日の御嶽山と同様アプローチが非常に心配でした。
数少ない最近のレコにも「駐車は最終民家前」というのがほとんど。
kameも東京を出る前は最終民家前からの出発を覚悟していたのですが御嶽までのアプローチ、
そして最終民家前付近の雪の少なさから、ゲート前の臨時駐車場まで行けるのではないかと思ったのですが
これまたビビリのhibaが断固「最終民家前」からの歩きを主張。
車を降りて支度をしている時に横浜ナンバーの車(非4WD)が軽やかに我々を通り過ぎても
テコでも動きませんでした。。むふぅ。
ちなみにこの日少なくとも10名以上の方と山中でお会いしましたが皆さん臨時駐車場まで入ってきていました。
行き帰りの林道歩きの最中散々悪態をつきましたが、ゲート-広河原登山口間の林道ほどではありませんが
確かに最終民家から先はかなりの悪路です。その証拠?!に最終民家のすぐ先には
「この先、自主規制」の看板がありました。
なんだか嫌味たらしく最初の林道歩きについて長々と書いてしまいましたが最終民家から登山口まで約1時間。
傾斜もさほどではなく、よく言えばウォームアップ・クールダウンにいいかと。
往復約1時間余計に歩いて、余計にビールが旨い!ということにしましょう。
林道は雪どころか凍結もほとんどなかったのですが登山口から1歩で積雪があります。
今回は登山口からアイゼン装着しました。
本谷川を渡ってすぐに九十九折の急坂です。トレースの幅が狭く片側が切れ落ちているので
ちょっといやな感じです。
気温が高く相変わらず汗だくになりながら登ります。途中、塩見岳でも見た山頂まで1/10、2/10、3/10という
可愛らしい標識を見つけましたが3/10の後は見つけられませんでした。
積雪で隠れてしまったのかなぁ。
ちょっと奥多摩の山々を思い出す樹林帯のジグザグの登り。
恵那山への最短コースだそうですがなかなかどうして修行チック。
地図にある「1716メートル地点」はまだかぁ、まだかぁと登って行くと先のほうに
青い空が見えます。
あぁ、あとちょっとで展望がと思いながら登ると林を抜けて左手の視界がひらけます。
目の前には主稜線へつながる尾根道が現れます。
この尾根道がなんともかっちょいいです。
青い空、その先に見えるアルプスの山々、そしてまっすぐ伸びる白い尾根!
スケールは小さめですがアルペンチックでうっとり。
でもこのかっちょいい尾根道、なかなかの急坂そして雪庇と油断なりません。
山頂からの下りで気が付いたのですがこの尾根道、上から見ると3段になっておりまして、
上を見上げながら歩いていると「あぁ一番高いところにやっと着くかな」と期待して登りきると
さらにその上があるという按配。
「ちょっとまだぁ」とげっそりしているとまたまた森の中の道になり主稜線へ合流します。
この辺りは木の枝を掻き分けて進むところもあり、これまた難儀です。
緩やかな坂を登るとやっと一等三角点と展望櫓のある山頂に辿り着きます。
ちょっとひらけたところですが周りを針葉樹に囲まれ展望ゼロ。
それじゃあ、櫓に上がればきっと、と思って登るとこれまた高さが足りず展望ゼロ。
全くもってトホホな山頂です。
ここから2191メートルの最高点へは山頂避難小屋のある鞍部へ降り、小屋裏へ少し登り返します。
想像以上に体力を使いもう一歩たりとも登りたくないヘタレkameと「バテバテ、疲れた〜」からが長いhibaのせめぎ合い。
hibaの「せっかくだからちょっとだけ先に行ってみようよ」に負けて先に進みます。
すると残念な山頂とは正反対の眺望のある開けた場所にでました!
絶景、絶景、前日の御嶽もアルプスもさっき登ってきたかっちょいい尾根も見えるぅ!
さっきまでのヘタレもすっ飛んで避難小屋へ向けてゴー。
これ以上日焼けしたくないので、入口が除雪された小屋の中でお昼をいただきました。
小屋は炊事場と板の間の部屋があり、小さいながら快適そうです。
小屋に置いてあったノートにも小屋泊をした方々のメッセージが思いのほかたくさんありました。
のんびりお昼を食べた後に小屋裏の最高点へ向かいました。
ここからの眺めも最高で富士山も見えました。
二日連続でこんな素晴らしい景色を堪能できて、大丈夫かいなと思うほどです。
絶景を堪能して、下山開始です。ずぶずぶ踏み抜き道もありますが行きに通った尾根道は本当に気持ちがいいです。
尾根道の踊り場になったところでは絶景を眺めながら休憩している団体さんもいらっしゃいました。
尾根道が終わり、最後のジグザグ下り。谷側が切れ落ちているので山側により過ぎると
思いっきり踏み抜くという、なんとも悩ましい道でした。
足場に神経を使いながら降りていくと川の流れる音が近づいてきて、気温も高くなってきます。
「あ〜林道が見える!橋も見えるよ!」ようやく登山口、でもまだ林道歩きが待っています。
林道は凍結もなく下りなので思ったより短く感じるほどでした。
恵那山、御嶽とは全く異なる山容で標高も2000メートルちょっとですが樹林帯から尾根歩き
そして最高点の展望と変化に富んだ、想像以上に素敵なお山でした。
無事下山して、あとは宿泊地の昼神温泉へ移動するだけ。
温泉→ビール→ご飯→ビール→温泉と幸せスパイラルです!
まさに泊まり登山の醍醐味!
翌日はもうお山には登りません!
朝風呂に入って、里の座禅草と福寿草を見てから下道で伊那に向かいました。
座禅草祭の会場でいただいた無料の絞りたて牛乳、美味しかったです、ごちそうさま。
5個で300円の立派なふじりんごも美味しかったです。
伊那ではローメンを食べました。いろんな意味で面白いご当地グルメです。
羊肉が大丈夫であれば是非お試しください。
今回、初めての山域でしたが好天に恵まれ最高の週末となりました。
道中お会いした皆様、素敵な笑顔ありがとうございました。
鏡でみにくい日焼けの自分の顔をあちゃぁ〜と見ながらも楽しかった登山を思い出して
ニヤニヤするkamehibaなのでしたぁ。
御嶽山と、二日連続だったんですね。
御嶽山も、恵那山も、夏より長いアプローチで
大変な中、すごいですね。
恵那山から、富士山が見えるとは
素晴らしい山行です。僕は一度も
見れたことがありません。
下山後のザゼンソウもフクジュソウも
可憐で、いい思い出になりましたね。
なつかしの恵那山、楽しませていただきました。
恵那山は、台風直撃の日に空木岳を断念したかわりに登った山なので、思い出深いものがあります。
私も同じルートで登りましたが、登ってから降りてくるまで、誰にも会わなかった稀有な百名山でもあります。
最高点というのがあったのですか。
私の記憶では、櫓のあたりにしか行っていないような。
山頂付近で、眺望のよい場所の記憶がないので、やっぱり、私は最高点には行っていないですね。
最高点からの眺望がすばらしいです。欠けていた記憶を補わせていただきました。
ロー麺は私も食べました。どこかの駅の近くの地元民しか来ないような食堂のようなところで。
私が食べたのは、焼きそばっぽかったですけど、店によってバリエーションがあるんですね。
今度は、カレー味のロー麺でも食べてみたいです。
いろいろアドバイスをいただいてありがとうございました!
お陰様で最高のお天気の中、登頂できました
恵那山は前日の御嶽山のようなスケールはないですがコンパクトで変化のあるルートで
素敵なお山でした。
最高点からの眺望も素晴らしく、見慣れた角度とはまた違う山々を見ることができて感激しました。
その上帰りにはお花も堪能
ラッキーでした!
最高点、広河原口から行くと特にわかり辛いようです。
雪の恵那山も素晴らしかったので、私たちのヘタレレコの写真で満足せず、
是非足を運んでみてください!
ローメン、moglessさんも体験済ですか!
いろいろバリエーションがあるみたいで汁なしもあるみたいですね。
我々の行ったお店はローメンもインパクトがありましたが
「大スズメバチ」とか「虎のぺ○○とこう○」の薬用酒がずらっと並べてあって
こちらも印象深いです
こういうのも遠征の楽しみのひとつです
kamehibaさん こんちっわわ
あっ・もう ちわわは ええか
cent地方は昨日今日と快晴です
こんな時の山行がやっぱり最高ですね
中部遠征 連日快晴でパッチ グー!
centの山用のんと似ています・・・
座禅草と福寿草も綺麗
kameしゃんは華麗
kamehibaさん、こんにちわ。
2日連続山行、お疲れさまでした。
羨ましいお天気の2日間でありますねぇ ウー c(`Д´c)
恵那山からの眺望、堪能させて頂きました。
当方行った時はガスガス_| ̄|○だったので…
hibaさんのチキンぶり、お気持ち良くわかります(゚д゚)(。_。)(゚д゚)(。_。) ウンウン
その先通れなくてバックで戻ることになったらとか
最悪のパターンを考えると少しでも手前に停めたくなります(;^ω^)
罵倒…当方もよくpentarouに言われてます(ノД`)シクシク
ローメンなんて物があったんですね(^q^)
道産子には大変魅力的な食べ物です。
ジンギ嫌いのpentarouは(´ж`;)ゥ・・ゥップ・・・になりそうですが…
恵那山、(・∀・)イイ!!お山ですよ。
また行きたくなりましたヽ( ´ー)ノ
ほんと、3日間晴れなんて奇跡みたいでした
utaotoさんの分の晴れも取っちゃったかと心配したけど大丈夫だったみたい〜
いつかもっと西に遠征したいです。その時はcentさんの神通力で是非 に
してください。
雨だったらお詫びで鶴一の焼肉おごってください
車、バリバリの商用車「ライトバン」ですよ
登山口でなかなか一緒の車見かけません
恵那山、Evergreenさんというユーザーさんがレコに
「冬にしか登る気が起こらない」否、
「冬には登らねばならない」山と書かれていて言い得て妙と思いました。
厳冬期は厳しいかもしれませんが雪のある季節の晴れの日に是非もう一度行かれてみてください。
<罵倒
私、pentarouさんをはじめバナナの奥様陣とすんごく気があうと思うんです
あっ、でもローメンはあいませんね。テーブルクッキング(ごま油、にんにくおろし、ソース等等)する前の
味は羊の味しかしないです
いろんな意味で個性的なお味です。
チャレンジャーな方なら是非お試しいただきたいです!
kamehibaさん、こんばんは〜
山のやの字くらいが関の山のkomorebiです
すっかりヤマレコもご無沙汰で、レコにお邪魔できなくて申し訳ありません
お若いお二人なら、アプローチの長さも何のそのでしょう
無理をして失敗する人も多いはず、安全が一番ですよ
美味しいお酒に温泉には入れりゃ、多少の苦労は心地良い感じでしょ
ザゼンソウにフクジュソウ・・・
そんな季節になってきましたね
異動内示も無く、間もなく動き始めるとするかな
コメントありがとうございます&待ってましたよ〜
「無理をして失敗する人も多いはず、安全が一番ですよ」
目から鱗、本当にそうですね!
確かに山での眺めを肴に美味しいお酒と温泉ですっかり忘れました
蔵王のレコも拝見しましたよ!
実は今年モンスターを見に行きたかったのですがスケジュールがあわず
見合わせました。
だから指をくわえて読ませていただきました
ダイエット成功の軽い体で颯爽と歩く季節になりましたね
komorebiさんのレコも楽しみにしてます
こんばんは!
御嶽や恵那山に冬登ってしまうのが玄人って感じですねえ。夏に登る山という印象しかありませんでした。
ちなみに友達で恵那って名前の人がいるので手拭いか、山バッチかを買いにぜひ登りたいと企てております!
参考にさせて頂きます
3月には入ると雪もだいぶ締まってきて歩きやすくなりますし、
今回はなにせ2日とも快晴微風でしたので我々でも登頂できました。
どちらも素敵なお山でしたよ!
恵那さん、って素敵な名前ですね〜
是非登ってお土産を買ってあげてください
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