初めての八ヶ岳は大快晴！ 赤岳→横岳→硫黄岳 日帰り縦走
山梨県
長野県
nomjack
- GPS
- --:--
- 距離
- 20.1km
- 登り
- 1,725m
- 下り
- 1,711m
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4：30 美濃戸山荘 分岐を南沢ルートへ
6：30 行者小屋
〜文三郎尾根経由
7：21 赤岳・阿弥陀分岐
7：55 赤岳山頂
8：30 地蔵の頭
8：50 二十三夜峰
9：10 日ノ岳
9：27 三叉峰
9：45 奥の院（横岳）
10：00 カニの横ばい
10：32 硫黄岳山荘
10：55 硫黄岳
11：40 赤岩の頭
12：36 赤岳鉱泉 北沢ルートへ
14：05 美濃戸山荘
15：03 美濃戸口
| 天候 | ずっと快晴、風も弱い |
|---|---|
| 過去天気図（気象庁） | 2013年03月の天気図 |
| アクセス |
利用交通機関：
自家用車
駐車場は普通車\500 ※国道299・麦草峠は冬季（11/15〜4/18）通行止なので要注意です。 |
| コース状況／ 危険箇所等 |
美濃戸口から美濃戸まで、マイカーで上がると、往復で2時間ほどコースタイムを短縮できます。 が、氷の轍が深く（場所によっては20cm程度）、夜はツルピカに凍結しています。四駆で車高が高く、スタッドレス+チェーンというクルマでどうにか、てところでしょうか。わたしのレガシィなんか、確実にアゴを持っていかれます(笑) |
写真
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(人が多くて写真が載せられないw)
気温は手持ちの温度計で−5度。
宇宙が近いような空です。
「ああもう、最高や！」
修行を積んで、いつか必ず！
イヤッホ━━ヽ(゜∀゜)ノ━━ゥ!!
この頂上標が、みたかった！！
風も無く、周りの人はくつろいでます。
木曽駒→御嶽→乗鞍→穂高
う〜ん、よく見える！
（二十三夜峰・日ノ岳・鉾岳・石尊峰・三叉峰・無名峰・奥の院と、ぎっしり詰まってます）
さすが八ヶ岳、大人気だな！
右下が地蔵尾根か、かなりきつそうだ。
それにしても、無風で超ピーカン！
ああ、進むのもったいない(笑)
カモシカ君も登頂お疲れ様です
(*´ェ｀)
途中のルンゼは、思ったほどビビらずにいけました。
（写真？余裕なかったッス）
存在感あるなあ・・・
右も左も、絶対落ちたくありませんがっ
先月、遭難しかけたとか言えな（ゲッホゴッフ
気持ち良い。
今日は、なんちゅうラッキーな日だ！
Σ(Д゜)゜
登るんですか降りるんですかどっちにしてもすごい！
ガクブルで通過し終え、遠い目をしてみる。
怖いところの写真？余裕なんて（略
カモシカはいいのか！（笑）
ここでアイゼンOFF！
サワヤカ山ガールさんに撮っていただく
(*´ェ｀)
感想
暖かくなってきたし、そろそろ雪山もおしまいかなーというわけで、とうとう行ってまいりました、初心者のくせに八ヶ岳。
気合を入れて前日から家を出発し、20時には美濃戸口駐車場について寝ます。
周りでエンジンを掛けている車はないので、わたしもOFFにしたら、寒くて寝れん（笑）。
結局0時にギブアップし、近くの国道まで戻って、路肩でエアコンつけて寝ました。（皆さんどうやって仮眠してるんでしょう？）
3：20 美濃戸口駐車場
車内で準備万端にして再び駐車場へくると、幸い空きスペースに停めることができ、登山届を書いて出発。隙間が無いくらい埋まった星空でびっくりします。
3：30 出発
美濃戸までは徒歩にしました。路面はツルツルの氷で、早くもアイゼン装着。
Kamehibaさんにご教示いただいたヘッデンをつけて夜道を歩きます。なるほど楽しい！
しばらく進んで、ふと林の中に目をやると、緑の光点が2つ。なにかがじっとこちらを見ているようです。
シルエットを見て、ああ、シカだな(*´ェ｀)。
山では邪魔者扱いされてますが、奈良出身のわたしとしてはかわいいものです（何
などと和みながら、反対側の林に目をやると、こっちには無数に重なった光点が(;゜Д゜)！
わたしの動きに合わせて、光点たちも動く。もう、完全にホラーです（笑）
そんなこともありつつ、美濃戸山荘を越え、行者小屋まであと少しというところで、夜が明けてきたので路上朝飯。ここで颯爽と現れたサワヤカお姉さんに抜かれます。早い・・もう見えねえ！
6：30 行者小屋〜文三郎尾根
小屋は閉まってますが、テン場にはたくさんのテントが。みなさん準備してます。
当初は阿弥陀岳から登るつもりでいましたが、途中まで登っている人を見て、あまりの急登具合にビビり、あっさり諦めましたw
いっぽう文三郎尾根は、雪も締まって歩きやすく、急ではありましたがザクザク上がれました。
ふと、前をいく人々の装備を見ると、誰もがピッケルもってます。（まあそれが当然の山なのでしょうが）そんな中をポールだけで登る初心者は、「下山したらすぐに山ヤの魂を買うぞ」と誓ったのでありました。
7：55 赤岳山頂
憧れの『赤岳』の木製の頂上標まできました。
ヤマレコで山行記録をみるたびに「いつかは」と思ってましたが、こんなに早く実現するとは。しかもこの好コンディション！風も無く、雲ひとつなく、360度絶景です。ああ生きててよかった。
ここまできたら、次の目標は「夏の白馬岳で自炊テント泊」もう、これしかありませんぜ！
9：10 日ノ岳
核心と名高い日ノ岳ルンゼは、あっさりいけてしまいました。
一休みと思って、先行グループさんと話しながら上を見やると、なんとカモシカがいます。そしてその横には、朝方わたしをさっそうと抜き去ったお姉さんが！カモシカくんに呼びかけているようです。この山ガールさん、ただものではない！
9：45 奥の院（横岳）〜
ひとしきり絶景に感動したあと、ヤセ尾根を降ります。結構狭く、最後の鉄梯子が難しい。
アンザイレンの先行ペアのセカンドの方が、「マジか！」と言ってます。
「マジっすよ。」心中で応えます。
そのあと左に巻いて降りる鎖場があり、そのまま鎖でトラバース、いわゆる「カニの横ばい」にきました。
思った以上の迫力です。鎖を握る手に、必要以上に力が入ります。しかし、ここまでの難所をなんとか乗り切っているので、ビビりながらもなんとかクリア。写真を撮る余裕さえありました（高所感覚が麻痺したともいう）。
しかしそのあと、とんでもないものが！
岩のついたての上を歩くような難所です。（テンパってたのでよく思い出せませんが）だいたい長さ5〜6mで、足場の幅は50cmほどしかなく、両側は遠く下まで切れ落ちてます。これが畳の上なら、目をつぶってでも歩けますが、融けかけた雪で滑ったら？横風が吹いたら？・・・考えるだけで呼吸が乱れ、足が固まります。
さきほどのセカンドの方が、ここでも「マジか！」と叫んでます。
わたしは心中で絶叫してます。「マジですか！」。・゜*(ノД`)*゜・。
意を決して、ここは神妙に、ポールをザックの腰ベルトに固定し、サムライのようないでたちへ。そのまま四つんばいで進みます。いやそれしか無理！（笑）
もう、しばらくこれが夢に出そうでイヤだ。
なんとか渡りきった後、思わず「うばー！」とか叫んでました。
10：32 硫黄岳山荘〜ケルン！
オオダルミを越え、硫黄岳に向かってのびる道の脇に、等間隔に大きなケルンが、いくつも並んでいるではありませんか。
学生時代に八方尾根でバイトして以来、なぜかケルン好きになったわたしとしては、たまらない光景です（笑）。
（とりあえず1個積んどこう(*´ェ｀)ノ
10：55 硫黄岳
先ほどの山ガールさんとここでもお会いし、頂上票の前で写真を撮っていただきました。なるほど、ガーミンの代わりにスマホでGPSですか！流石です！
12：36 赤岳鉱泉
長い・・・長いですよ下りの道が・・・これ、逆のルートだったら疲れて帰ってるわ。
やっとの思いで赤岳鉱泉に到着、名物の(？)アイスキャンデーを見物しました。
また道端に、誰かが掘った雪洞があり、なるほどこうやるのか、と勉強になりました。
13：00 美濃戸山荘への途中（北沢にて）
沢を渡る橋を越えたところで、休憩しておられた2人の登山者にご挨拶。
今日は小屋に泊まって、明日アタックするそうです。聞けば70代と50代のお二人ということで、素直にすごいなと思いました。八ヶ岳は何度も登っている方らしいです。
今日のルートや、難所のお話をしながらひとしきり盛り上がった後、おっしゃいました。
「今日は、これで自信がついたでしょ？」
軽く頷いて、「今日は条件がよかったから、まだまだです」なんて返しましたが、心中では、今日一番のズシンとくるものがありました。
確かにここは高峰です。滑ったら間違いなく即死、という場面もいくつもありました。そんなところに、経験も少ない人間が、ピッケルも持たずに来てしまった。
今日はたまたま、コンディションに恵まれたから、運がよかったからここに立てていられるだけで、自信なんてまだまだとんでもないということを、ゴツンと思い知りました。
15：03 駐車場到着
長い下り道を終え、マイカーまでたどり着きました。
最高の天気に恵まれて、疲れてはいるものの、ものすごく充実した気分です。
今回もいろんな人に逢えて楽しかったし、非常にいい勉強ができました。
まだまだ修行が足りんな！さてつぎはどこへ登ろうかなっと(笑)
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kotav さん
カモシカさんに話しかけていたところ、見られてたんですね。。。。(#^.^#)ほほほ
追いかけまわしているうちに落としてしまったグローブを拾っていただきましてありがとうございました
ストックだけで稜線の激坂（激恐）を軽やかに降ってらして、すごいバランス感覚とビックリしましたよー
晴天！360度の大展望！で初めての南八ヶ岳縦走、おめでとうございました！
カモシカタイムは、日ノ岳の下から、邪魔してはいけないと思いつつ、ほっこりしながら見上げておりました！スミマセン（笑）
反省のとおり、「やはりこの山はピッケルが使いどころ満載で、あると頼もしいだろうな」と、文三郎尾根やカニの横ばいの後あたりで痛感し、さっそく購入しましたよ
miwapinnさんのレコ拝見しました。自転車で往復100ｋｍ超のトレイルして登山とか、健脚にもほどがあるかと！
わたしも少しは見習って、チャリの埃を払ってみようかなとか思います
これから暖かくなると、テン泊もできるし行動範囲も広がりますね。
またmiwapinnさんの楽しいレコを、心待ちにしております！
名前で出演させていただいていたのにコメ遅くなりました
南八ヶ岳縦走、お疲れ様でした
ヘッデンお買い上げ、いつもお山のお供に大事にしてあげてくださいね
それにしてもこの縦走をピッケルなしでとは
でもさっそくこちらもご購入で勝手にホッとしました
逞しい相棒ができたのでこれからの山行も楽しみですね〜
それではこれからも楽しく安全な山行を！
ヘッデンはアドバイスいただいたとおり、常備品としてザックに入れてます (*´ｪ｀)
ピッケルについては、今までは必要なシーンが無かったので「こりゃ一体どこで使うものだろう？」程度に思っていたのです・・・
でも今回、「なるほどここで使うんか」と知って、欲しい相棒の形がしっかりイメージできました。大事に使います！
kamehibaさんのクライミングのレコも楽しく拝見してます。
近所にジムがあるようなので、わたしも体験でお邪魔してみようと思ってます
もしもそっちに目覚めてしまったら、またいろいろ御教授ください！
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