悪沢岳と赤石岳(三伏→椹島)
- GPS
- 70:00
- 距離
- 55.6km
- 登り
- 3,795m
- 下り
- 4,570m
コースタイム
- 山行
- 13:45
- 休憩
- 2:40
- 合計
- 16:25
- 山行
- 13:30
- 休憩
- 0:35
- 合計
- 14:05
2日目の朝は、小雪で吹雪いて視界なしのためふて寝。
3日目は、天気悪くなる傾向が見受けられましたが
5時間以内に安全圏に逃げ込めるので赤石岳へいきました。
3日目の林道歩きは、光岳へ行けなかった敗者の罰ゲームで3割ランニング混じりです。(宿泊先の温泉入るため)
天候 | 概ね晴天 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2020年12月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車 バス タクシー
|
コース状況/ 危険箇所等 |
基本的に夏道を通行しました。 ある程度ルートファインディング能力が必要です。 水場は、細い水場は朝は凍っていて夕方出てることもあります。 気温による影響を受けるポイントは注意して下さい。 夕立パノラマ公園 トイレ使える 1700mの水場 (多分通年使える) 三伏峠2000m から残雪 三伏峠2300m 水場凍結 三伏小屋 未調査 烏帽子岳までトレースあり(ハイマツ漕ぎ) 小河内岳避難小屋 利用可能(トイレと水NG) 裏高山避難小屋 小屋、トイレ、水場通年使えそう。 2450mの水場 凍結 ここから危険エリア 2500mから3000m さらさら雪15cmずり落ちやすい滑り止め聞かない厄介な雪面 前岳取り付き さらさら雪と岩と崖のミクックス注意 中岳避難小屋 利用可能(トイレ、水NG) 中岳→悪沢岳 雪少なく危なくない 中岳→荒川小屋 中岳下降点のルート若干わかりにくい。 2750m水場 コップで汲めるていど 荒川小屋 冬季小屋利用可能。トイレNG.水場未調査沢まで降りれば取れます。 荒川小屋→大聖平 大聖平手前で防寒対策必要 大聖平→赤石岳 季節風と夏道を外さないように。 赤石岳下降点→富士見平 一番雪多いエリア粉雪30cm. 沢水得られます。谷トラバース注意 ここまで危ないエリア 富士見平→赤石小屋 踏み跡あり 赤石小屋 未調査 2325m付近 雪あり 椹島まで 普通の登山道 椹島→ゲート 16km 徒歩(水場なし) ゲート→白樺莊 7km ランニング アイゼンが必要な雪面なし。チェーンスパイクが便利。 |
写真
感想
夕陽のビデオ
昼のビデオ
大学4年時に北岳→光岳→寸又峡をやって以来20年ぶりに南アルプス縦走をしたくて、3区間に分けチャレンジしました。当時は40kgを背負ってましたが今は13〜2kgおっさんは無駄な荷物を持てません。
基本的に公共交通機関を活用
1区間 長坂駅→甲斐駒ヶ岳→仙丈ヶ岳→仙流荘
https://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-2699464.html
2区間 大河原→鳥倉→塩見→間の岳→農鳥→奈良田
https://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-2737778.html
3区間 鳥倉→大河内→中岳→悪沢→赤石→聖→光岳→池口→和田(実績は赤石岳リタイヤ)
百間洞は、目の前でとても遠かったです。
一応、距離、標高差、宿泊地標高は地道にアップしてます。テキトウで山のぼりしたら危ないから。
荷物は、厳選したアイテムだけで12kg(道具7kg,食料2.5kg水2.5kg)です。基本的に濡れたらアウトな編成なので、汗濡れ、ドボン厳禁。
南アルプス(特に南部)は、給水ポイントが少なく苦労します。冬季縦走は、使えない水場が多いです。
枯れない水源で確実に補給して下さい。
他人のレコ信じると危ないです。
湧出系の水場と滲み水系では水量と外気から受ける
影響が違いますから。
湧出系の水場
○甲斐駒ヶ岳神社の御神水
○北沢峠 長英小屋
○夕立パノラマ公園先の清水
○高谷裏避難小屋の水場
あとは、未確認。
滲み水系(冬季は期待できない)
仏の清水
高山裏小屋から30分歩いた水場
今回、予備日(超晴天)があるのに聖岳へ突っ込まなかった理由は明白で、どの下山口でも最終日は、日の出から真剣勝負で下山してぎりぎりセーフなんです。
聖は、単体で冬登頂してるし、光岳まで行けないなら
。。。という理由。赤石岳→聖岳間は距離が長くとても素敵な場所ですが無理は禁物。
今回便利だったアイテムは、電熱ベストとツエルトです。電熱ベストは電気なしで暖かく、いざというときは携帯電話のバッテリーでかなり暖かくなれます。
ツエルトは避難小屋の中で使いました。寒気を直接吸わないことで自分の排気を使い空間を加湿加温できます。
このルートは、誰入ってなくて自分でルート探せラッセルもこなせて、臨機応変に下山口選べないとちょっと危険なエリアです。
雪の少ない場所もあれば、雪が吹き溜まる地形もありますから。
他人の足跡あるだけでもかなりスピード違うものです。
樹林帯の雪の下のルート探索はこつが必要です。短足族の兎テンの足跡は案外夏道を使ってます。鹿も、案外登山道を使います。一番気ままなのはカモシカであの足跡は信じちゃいけません。登山道は森の動物達の高速道路ですから。私はルート探索に短足族の足跡はかなり参考とします。
あと11月12月の他人のレコは、行ける人もいるんだ位で読んでください。雪がサラサラ、ザラメ、アイスという条件や積雪深が5cmピッチでコースタイム変わります。(一応ワカン持参)
参考までに鳥倉登山道のコースタイム
林道終点から三伏峠までの所要時間
前回 2時間(大河原から標高1000m徒歩アルバイトしたあと)仏の清水から少し雪
今回 2時間40分(タクシー)標高2000からガッツリ5cm
路面状況のほんのちょっと違うだけでコースタイム変わります。
塩見岳へ行けたから悪沢岳へと向かうのはものすごく危険な選択です。
稜線の長さ(体温低下)やルート探索、など総合力が異なります。塩見岳はルート的に針葉樹林帯の中で季節風を直撃する時間が短く人が踏み固めた高速道路です。
一方、三伏→高山裏は吹きさらしと樹林帯のMIXで
ラスボスの高山裏から先の前岳に取り付く標高差600mのカールは、風の通り道でかなり大変でした。
粉雪の蟻地獄!谷からは季節風の応援団、そして稜線につけば崖と岩雪MIXの急傾斜の狭い稜線。。。
私の場合初日は夜間歩行後の追加エクササイズなので
明らかなオーバーワークです。自分の体力を下方修正しないと。。。高山裏小屋までは楽勝でしたが。
悪沢岳へ冬行くなら正直椹島経由が正解です。(笑)
千枚岳の小屋がいい場所(水あり)にあります。
無理に長距離歩く必要ありません。
今年のアルプス快速登山は今週で終わりかな?
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