阿弥陀岳南陵
- GPS
- 28:40
- 距離
- 13.0km
- 登り
- 1,209m
- 下り
- 1,314m
コースタイム
5:30発
稜線 6:20着(広河原経由)
旭小屋からの道合流点 6:37着
第一テント場(勝手に命名) 7:22着
立場山(岳) 8:50着
青ナギ 9:25着
10:10発
無名峰 10:50着
11:20発
P3ガリー下 12:35着
ガリー上部 12:50着
阿弥陀岳頂上 13:43着
14:00発(中岳道経由)
行者小屋テント場 15:15着
19日(日)
行者小屋 7:45発(北沢経由)
美濃戸 10:10着
天候 | 晴れ時々曇り |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2010年09月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
人気ルートのためか、全行程でトレースがはっきりとあった。 P3のルンゼ入り口で、三手ばかりの易しいクライミング。 |
写真
感想
電車で行こうか車で行こうか迷っているうちに、最終電車に乗り遅れて深夜1時過ぎに出発。登山口の舟山十字路手前で、ナビ通りに走っていたら道がない(@_@) こんな山近くではナビもダメなのだろう。林道もナビマップに無く、何も表示のないところを走り4時半に到着。真っ暗。徹夜になるので、仮眠を取ったが寒くて目が覚める。夜明けと共に歩き出す。さっそく、元気な若者一人に追い抜かれた。その後、阿弥陀岳頂上まで誰もいない。さすがバリエーションルートだ。人がいないし、もちろん標識もない。時たま標識らしきものがあっても腐ってる(^。^) 無名峰には、「無名峰」という標識があった。もちろん、顔を近づけてじっと見て判読。
途中、眠くてよろよろ歩く。山に徹夜はいかん。ザック重量は10キロに抑え込んだが、眠くてふらふら。前途が思いやられた。青ナギで、レスキューシートを広げ、くるまって昼寝。アブがうるさくて寝られない。まだ、死体じゃないよ。
ドコモの電波はえらい。ほとんど通話可能だった。圏外は、行者小屋の部屋の中だけ。
トレースは明瞭。迷う気遣いはない。しかし、樹林帯を抜け青ナギあたりから、本格的なルートになるが、トレースは草や木の枝に覆われているので、ルートが見渡せない。で、どーんと岩壁が立ちはだかるので、わかっていても「どうやって行くんだ」といちいち不安になる。P3の岩壁は迫力十分。ルートは基部をまいて、向こう側に少し降り、ガリーを突破する。ここが今回のハイライト部分だった。
P3も落ち着いて見上げると、大きなクラック沿いに直登できそう。しかしルート通りにいく。ガリー入口は、ネットの記録にあるように、4〜5手のクライミング。このために、念のためクライミングシューズを持参したが、トレッキングシューズでいけた。ただし、ロケーションが迫力あり、かなりビビッていた。10分ほど心を落ち着けて、慎重にオブザベした。落ちたらかなり厳しそうだったし。空身だったら楽勝だが、ザックあるし。
取り付いてみると、ホールドもしっかりしているので、慎重に登り、二〇分で突破。落石あったら怖いだろうな。全部集ってくる地形だから。落石も無く、P3上部に達する。
P4も直登可能なようだけど、ルートは巻いている。巻くとすぐに阿弥陀岳頂上の直下。
文三郎道を赤岳に登る人影が遠望できる。頂上にも人が。ああ、人間だ…とちょっとうれしい。予定時間より、2時間くらい遅れてしまった。
中岳道を行者小屋に下る。テント場で赤岳に来た知り合いと再会。私は小屋泊まり。
翌19日(日)のんびりと赤沢鉱泉、北沢を下る。知り合いに舟山十字路まで送ってもらい、車をピックアップ。天気のいい八ケ岳高原を走り、もみの湯で温泉。昼間っから山にもいないで、なんて贅沢なんだと一人ごち。
メインの岩稜登攀までアプローチが長くてたいへんだったが、自分的には自信がついた。こんどは、阿弥陀岳北稜をやって、P4の直登にトライしよう。
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