ヤマレコなら、もっと自由に冒険できる

Yamareco

記録ID: 289443
全員に公開
雪山ハイキング
槍・穂高・乗鞍

祝!上高地開山 断念山行(槍沢、涸沢、蝶ヶ岳)

2013年04月27日(土) 〜 2013年04月28日(日)
 - 拍手
GPS
32:05
距離
46.9km
登り
1,268m
下り
1,258m

コースタイム

1日目
6:30上高地バスターミナル-7:10明神館-8:00徳澤園-9:00横尾山荘-10:00槍見台手前-10:30横尾山荘-11:55槍沢ロッジ(テント泊) 16:44ババ平
2日目
5:45槍沢ロッジ-6:50横尾-8:25本谷橋の先-9:20横尾山荘-10:40徳澤園-11:30明神館-11:55嘉門次小屋-13:30ウェストン碑-14:05大正池-14:35上高地バスターミナル
天候 4/27 吹雪のち晴れ
4/28 快晴
過去天気図(気象庁) 2013年04月の天気図
アクセス
利用交通機関:
バス
行き 新宿駅発上高地着 さわやか信州号深夜便
帰り 上高地発新宿着 さわやか信州号昼便
コース状況/
危険箇所等
横尾山荘まで雪解けでぐちゃぐちゃの道ですが全く問題なし(4/28)。

涸沢方面:横尾大橋から涸沢へのルートは涸沢で雪崩の危険があるため入山者は少数(4/27入山規制、4/28自己責任で開放)。
本谷橋の先の大きく左に曲がるところまではうっすらとトレースを確認。(僕は時間の都合でそこまで行けず)
横尾から蝶ヶ岳へのルート: 4/27は全くトレースなしで知らない道なので早々と撤退決定。(槍見台くらいまでは行きたかった・・・)。
槍平方面:4/27時点でババ平までトレースを「お茶の時間」管理人さん一行が付けてくれていました。
予約できる山小屋
横尾山荘
上高地に着くとそこは猛吹雪でした。
2013年04月27日 06:27撮影 by  Canon EOS Kiss X6i, Canon
2
4/27 6:27
上高地に着くとそこは猛吹雪でした。
挫けそうな心を立て直し、横尾方面に向かいます。
2013年04月27日 06:34撮影 by  Canon EOS Kiss X6i, Canon
4/27 6:34
挫けそうな心を立て直し、横尾方面に向かいます。
梓川は完全に冬の様相です。
2013年04月27日 06:36撮影 by  Canon EOS Kiss X6i, Canon
4/27 6:36
梓川は完全に冬の様相です。
トイレを利用し100円を料金箱へ。河童が可愛らしいです。
2013年04月27日 06:38撮影 by  Canon EOS Kiss X6i, Canon
4/27 6:38
トイレを利用し100円を料金箱へ。河童が可愛らしいです。
そして河童橋に到着です。
2013年04月27日 06:39撮影 by  Canon EOS Kiss X6i, Canon
4/27 6:39
そして河童橋に到着です。
明神館に着きました。依然吹雪は収まらず。
2013年04月27日 07:12撮影 by  Canon EOS Kiss X6i, Canon
4/27 7:12
明神館に着きました。依然吹雪は収まらず。
徳澤園までの道すがら、お猿さんに出会いました。
2013年04月27日 07:41撮影 by  Canon EOS Kiss X6i, Canon
1
4/27 7:41
徳澤園までの道すがら、お猿さんに出会いました。
相変わらずの吹雪で視界は開けません。
2013年04月27日 07:51撮影 by  Canon EOS Kiss X6i, Canon
4/27 7:51
相変わらずの吹雪で視界は開けません。
徳澤園に着きました。ここで登山者全員が呼び止められておりこの先の涸沢が閉鎖されていることを告げられました。この天気ですから仕方ないです・・・。
2013年04月27日 07:59撮影 by  Canon EOS Kiss X6i, Canon
1
4/27 7:59
徳澤園に着きました。ここで登山者全員が呼び止められておりこの先の涸沢が閉鎖されていることを告げられました。この天気ですから仕方ないです・・・。
取り敢えず横尾まで行くことに。しかし、徳澤園を出た途端、車輪の跡に攣られて梓川の左側に出る道に入ってしまいました。慌てて戻ることに。
2013年04月27日 08:17撮影 by  Canon EOS Kiss X6i, Canon
4/27 8:17
取り敢えず横尾まで行くことに。しかし、徳澤園を出た途端、車輪の跡に攣られて梓川の左側に出る道に入ってしまいました。慌てて戻ることに。
復帰後しばらく行くと、このように雪をくり貫いて整地された道がありました。開いてくださった方に感謝です。
2013年04月27日 08:44撮影 by  Canon EOS Kiss X6i, Canon
2
4/27 8:44
復帰後しばらく行くと、このように雪をくり貫いて整地された道がありました。開いてくださった方に感謝です。
横尾につきましたが横尾大橋には通行止めを示す縄とお知らせがかかっておりました。
2013年04月27日 09:02撮影 by  Canon EOS Kiss X6i, Canon
1
4/27 9:02
横尾につきましたが横尾大橋には通行止めを示す縄とお知らせがかかっておりました。
それにしても立派な橋です。
2013年04月27日 09:02撮影 by  Canon EOS Kiss X6i, Canon
4/27 9:02
それにしても立派な橋です。
横尾山荘も立派です。さてどうしようかと悩んだ末、蝶ヶ岳への道を行くことに。
2013年04月27日 09:03撮影 by  Canon EOS Kiss X6i, Canon
4/27 9:03
横尾山荘も立派です。さてどうしようかと悩んだ末、蝶ヶ岳への道を行くことに。
この看板に従い、右へ向かえば蝶ヶ岳ですが・・・。
2013年04月27日 09:09撮影 by  Canon EOS Kiss X6i, Canon
4/27 9:09
この看板に従い、右へ向かえば蝶ヶ岳ですが・・・。
トレースが全くなく、道標もわからず。槍見台手前で引き返すことに。
2013年04月27日 09:31撮影 by  Canon EOS Kiss X6i, Canon
1
4/27 9:31
トレースが全くなく、道標もわからず。槍見台手前で引き返すことに。
横尾に戻り槍沢へ行くことを決定しました。梓川は相変わらずこんな感じです。森林が河原に迫ってきました。
2013年04月27日 10:39撮影 by  Canon EOS Kiss X6i, Canon
4/27 10:39
横尾に戻り槍沢へ行くことを決定しました。梓川は相変わらずこんな感じです。森林が河原に迫ってきました。
沢が狭くなり、森林が迫ると雪が沢に覆い被さっておりました。ますます冬の様相が濃くなってきました。
2013年04月27日 11:43撮影 by  Canon EOS Kiss X6i, Canon
4/27 11:43
沢が狭くなり、森林が迫ると雪が沢に覆い被さっておりました。ますます冬の様相が濃くなってきました。
長い道のりを乗り越え、槍沢ロッジに到着しました。
2013年04月27日 11:56撮影 by  Canon EOS Kiss X6i, Canon
4/27 11:56
長い道のりを乗り越え、槍沢ロッジに到着しました。
昼食にカップラーメンとビールをいただきました。美味しかったです。
2013年04月27日 12:06撮影 by  Canon EOS Kiss X6i, Canon
4/27 12:06
昼食にカップラーメンとビールをいただきました。美味しかったです。
久々のテント泊です。最近調達したアライテントのエアライズです。簡単に設営できて軽くて素晴らしいです。
2013年04月27日 14:49撮影 by  Canon EOS Kiss X6i, Canon
2
4/27 14:49
久々のテント泊です。最近調達したアライテントのエアライズです。簡単に設営できて軽くて素晴らしいです。
槍沢ロッジに積もっている雪です。本当に4月末かと目を疑う光景です。
2013年04月27日 15:02撮影 by  Canon EOS Kiss X6i, Canon
1
4/27 15:02
槍沢ロッジに積もっている雪です。本当に4月末かと目を疑う光景です。
天候が回復し、日の入りまで時間があったのでババ平まで偵察に行くことに。「お茶の時間」管理人さんのトレースはここで終わってました。
2013年04月27日 16:44撮影 by  Canon PowerShot S100, Canon
1
4/27 16:44
天候が回復し、日の入りまで時間があったのでババ平まで偵察に行くことに。「お茶の時間」管理人さんのトレースはここで終わってました。
東鎌尾根越の雲の流れをしばらく見ておりました。また来ることを誓い、引き返しました。
2013年04月27日 16:51撮影 by  Canon PowerShot S100, Canon
3
4/27 16:51
東鎌尾根越の雲の流れをしばらく見ておりました。また来ることを誓い、引き返しました。
翌朝、天候はすっかり回復しました。
2013年04月28日 05:39撮影 by  Canon EOS Kiss X6i, Canon
4/28 5:39
翌朝、天候はすっかり回復しました。
早々にテントを撤収し、来た道を引き返します。
2013年04月28日 05:40撮影 by  Canon EOS Kiss X6i, Canon
4/28 5:40
早々にテントを撤収し、来た道を引き返します。
昨日の鬱憤を晴らすようにカメラを構える人がたくさんいました。
2013年04月28日 05:40撮影 by  Canon EOS Kiss X6i, Canon
2
4/28 5:40
昨日の鬱憤を晴らすようにカメラを構える人がたくさんいました。
横尾に向かっていると立派な屏風岩がそびえておりました。
2013年04月28日 06:42撮影 by  Canon EOS Kiss X6i, Canon
1
4/28 6:42
横尾に向かっていると立派な屏風岩がそびえておりました。
再び横尾に到着です。昨日とは打って変わって素晴らしい景色です。
2013年04月28日 06:53撮影 by  Canon EOS Kiss X6i, Canon
3
4/28 6:53
再び横尾に到着です。昨日とは打って変わって素晴らしい景色です。
涸沢への道が自己責任の上で解放されていたので行けるところまで行くことに。
2013年04月28日 06:54撮影 by  Canon EOS Kiss X6i, Canon
4/28 6:54
涸沢への道が自己責任の上で解放されていたので行けるところまで行くことに。
屏風岩はこんなに険しいです。デブリがなくいつ雪崩が起きてもおかしくない状況でした。
2013年04月28日 07:56撮影 by  Canon EOS Kiss X6i, Canon
3
4/28 7:56
屏風岩はこんなに険しいです。デブリがなくいつ雪崩が起きてもおかしくない状況でした。
素晴らしい天気でしたので太陽を入れてみました。
2013年04月28日 07:58撮影 by  Canon EOS Kiss X6i, Canon
1
4/28 7:58
素晴らしい天気でしたので太陽を入れてみました。
本谷橋の付近まで来ると北穂高岳が見えてきました。
2013年04月28日 08:02撮影 by  Canon EOS Kiss X6i, Canon
4
4/28 8:02
本谷橋の付近まで来ると北穂高岳が見えてきました。
残念ですがここで時間切れとなり、戻ることに。うっすらとしたトレースが続いてました。
2013年04月28日 08:16撮影 by  Canon EOS Kiss X6i, Canon
2
4/28 8:16
残念ですがここで時間切れとなり、戻ることに。うっすらとしたトレースが続いてました。
北穂高岳山頂付近は雪煙が舞っておりました。
2013年04月28日 08:27撮影 by  Canon EOS Kiss X6i, Canon
5
4/28 8:27
北穂高岳山頂付近は雪煙が舞っておりました。
今回4度目の横尾大橋に到着し足元を見るとふきのとうが雪に埋まっておりました。ふきのとうもこの雪には面を食らったことでしょう。
2013年04月28日 09:26撮影 by  Canon EOS Kiss X6i, Canon
3
4/28 9:26
今回4度目の横尾大橋に到着し足元を見るとふきのとうが雪に埋まっておりました。ふきのとうもこの雪には面を食らったことでしょう。
再び横尾大橋から。前穂高岳と屏風の頭を望みます。
2013年04月28日 09:48撮影 by  Canon EOS Kiss X6i, Canon
2
4/28 9:48
再び横尾大橋から。前穂高岳と屏風の頭を望みます。
屏風岩の奥には横尾尾根と南岳の肩が見えます。
2013年04月28日 09:52撮影 by  Canon EOS Kiss X6i, Canon
4/28 9:52
屏風岩の奥には横尾尾根と南岳の肩が見えます。
前穂高岳です。立派な山容です。
2013年04月28日 10:14撮影 by  Canon EOS Kiss X6i, Canon
2
4/28 10:14
前穂高岳です。立派な山容です。
再び徳澤園に戻ってきました。
2013年04月28日 10:43撮影 by  Canon EOS Kiss X6i, Canon
4/28 10:43
再び徳澤園に戻ってきました。
テントサイトにはたくさんのテントが張られてました。
2013年04月28日 10:46撮影 by  Canon EOS Kiss X6i, Canon
2
4/28 10:46
テントサイトにはたくさんのテントが張られてました。
徳澤園から明神館へ向かう途中、霞沢岳方面の山々です。
2013年04月28日 10:53撮影 by  Canon EOS Kiss X6i, Canon
4/28 10:53
徳澤園から明神館へ向かう途中、霞沢岳方面の山々です。
違う角度からの前穂高岳です。いくつものピークが見えます。
2013年04月28日 11:20撮影 by  Canon EOS Kiss X6i, Canon
4/28 11:20
違う角度からの前穂高岳です。いくつものピークが見えます。
明神館に戻りました。ここからは来た道と違う梓川の反対側の道を通ることに。
2013年04月28日 11:31撮影 by  Canon EOS Kiss X6i, Canon
4/28 11:31
明神館に戻りました。ここからは来た道と違う梓川の反対側の道を通ることに。
明神橋からの明神岳です。鋭いピークが素晴らしいです。
2013年04月28日 11:47撮影 by  Canon EOS Kiss X6i, Canon
1
4/28 11:47
明神橋からの明神岳です。鋭いピークが素晴らしいです。
山頂付近はこんな感じです。この山は一般の登山道が無く、熟達者のみが行くことができる山だそうです。
2013年04月28日 11:48撮影 by  Canon EOS Kiss X6i, Canon
1
4/28 11:48
山頂付近はこんな感じです。この山は一般の登山道が無く、熟達者のみが行くことができる山だそうです。
雲を入れてみました。
2013年04月28日 11:48撮影 by  Canon EOS Kiss X6i, Canon
2
4/28 11:48
雲を入れてみました。
西には焼岳がそびえておりました。どっしりとした山容で立派です。頂上から噴煙が上がっておりました。
2013年04月28日 12:30撮影 by  Canon EOS Kiss X6i, Canon
4/28 12:30
西には焼岳がそびえておりました。どっしりとした山容で立派です。頂上から噴煙が上がっておりました。
岳沢への登山道入口に来ました。こちらのルートは重太郎新道、吊尾根、天狗のコル、ジャンダルムといった名だたる難ルートが待ち構えており、冬に行くには相当の技術がないと無理なようです。
2013年04月28日 12:42撮影 by  Canon EOS Kiss X6i, Canon
4/28 12:42
岳沢への登山道入口に来ました。こちらのルートは重太郎新道、吊尾根、天狗のコル、ジャンダルムといった名だたる難ルートが待ち構えており、冬に行くには相当の技術がないと無理なようです。
その岳沢方面を遠方から望みます。遠くからでもその難しさがわかる山容です。
2013年04月28日 12:57撮影 by  Canon EOS Kiss X6i, Canon
1
4/28 12:57
その岳沢方面を遠方から望みます。遠くからでもその難しさがわかる山容です。
白樺荘にはこいのぼりがかかっておりました。
2013年04月28日 13:02撮影 by  Canon EOS Kiss X6i, Canon
4/28 13:02
白樺荘にはこいのぼりがかかっておりました。
ウェストン碑です。昨年新穂高岳温泉からの槍ヶ岳へのルートで確認した藤木久三レリーフを思い出しました。
2013年04月28日 13:28撮影 by  Canon EOS Kiss X6i, Canon
4/28 13:28
ウェストン碑です。昨年新穂高岳温泉からの槍ヶ岳へのルートで確認した藤木久三レリーフを思い出しました。
遊歩道のすぐそばにお猿さんがいました。せっせと何か(多分木の実)を拾って食べてました。
2013年04月28日 13:35撮影 by  Canon EOS Kiss X6i, Canon
1
4/28 13:35
遊歩道のすぐそばにお猿さんがいました。せっせと何か(多分木の実)を拾って食べてました。
田代池付近から明神岳と前穂高岳を望みました。
2013年04月28日 13:54撮影 by  Canon EOS Kiss X6i, Canon
1
4/28 13:54
田代池付近から明神岳と前穂高岳を望みました。
大正池手前からの焼岳です。
2013年04月28日 14:02撮影 by  Canon EOS Kiss X6i, Canon
4/28 14:02
大正池手前からの焼岳です。
大正池より、前穂方面です。水面に映る山々が綺麗です。
2013年04月28日 14:08撮影 by  Canon EOS Kiss X6i, Canon
2
4/28 14:08
大正池より、前穂方面です。水面に映る山々が綺麗です。
焼岳のアップです。山についた雪が午後の太陽光で光っています。
2013年04月28日 14:08撮影 by  Canon EOS Kiss X6i, Canon
1
4/28 14:08
焼岳のアップです。山についた雪が午後の太陽光で光っています。
大正池を入れてみました。ここで、帰りのバス出発時間までの目測を誤り、急いで車道をバスターミナルに戻ります。
2013年04月28日 14:11撮影 by  Canon EOS Kiss X6i, Canon
1
4/28 14:11
大正池を入れてみました。ここで、帰りのバス出発時間までの目測を誤り、急いで車道をバスターミナルに戻ります。
帝国ホテルも看板だけ。今度ゆっくり見させてもらいます。
2013年04月28日 14:31撮影 by  Canon EOS Kiss X6i, Canon
4/28 14:31
帝国ホテルも看板だけ。今度ゆっくり見させてもらいます。
なんとか出発時間25分前にバスターミナルに到着しました。
2013年04月28日 14:37撮影 by  Canon EOS Kiss X6i, Canon
4/28 14:37
なんとか出発時間25分前にバスターミナルに到着しました。

感想

上高地開山となるゴールデンウィーク初日。
新宿からの夜行バスで上高地に到着した瞬間、愕然としました。あたり一面猛吹雪です。本当に4月末なのかと目を疑いました。今回はダメかと周りを見るとせっせと冬山登山の装備を整える人々ばかり。この時期に北アルプスに来る人はそれなりの覚悟ができていることが伺えました。自分もそのつもりだったのですが、まさかこんなに雪が降ってるなんて・・・。
挫けかけた心を立て直し、準備を整え、横尾方面へ出発。横尾までの長い平坦な道のりを吹雪の中延々と進みます。徳澤園に着いてから小屋の管理人の方から説明が有り、涸沢が入山規制となっていることを告げられました。雪崩が起きそうな箇所が6箇所有り、雪崩が起こってからではないと入ることができないとのことです。これだけの吹雪で雪がガンガン降っているのだから仕方ないと思いつつもとりあえず横尾まで行ってみることに。
横尾に着いてみると横尾大橋の前に長野県警の方がおり、やはり涸沢には入山できない事が分かりました。本当は涸沢に入って奥穂高岳か北穂高岳に行きたかったのですが仕方ありません。
道が絶たれてしまい、しばらく途方にくれていたところ、蝶ヶ岳方面に関しては特に規制がされてないとのこととのことで行ってみることに。しかし、登山道入口からトレースがなく、目印もよくわからなく、入ったことのない道でもあり、遭難の恐れが大いに首をもたげたので槍見台手前で早々と撤退を決定。途中単独の女性と数人のパーティーが登ってきました。単独の女性は僕と同様撤退され、横尾で再び会いました。
さてどうしたもんかと思い、とりあえず槍沢方面に進んでみることに。槍沢近辺に来るとトレースが薄くなり、あまり人が入ってないことが分かりました。槍沢にはお昼頃着いたのですが、これ以上行っても槍ヶ岳山荘まで営業している小屋はないし、殺生ヒュッテにも人はいないだろうし、何よりこの先は危険と思われるのでここで一泊を決定。
テントを設営後天候が回復したため、槍沢の先の状況を偵察してみることに。赤沢山に魅了されて写真を撮っていたところ、「お茶の時間」の管理人さん一行が戻られてくるところに遭遇しました。実はこの方のサイト、僕が山道具を購入する際に大いに参考にさせていたのでびっくりしました。(サイトの名前をきいてなんとなくそんなサイトがあったなあと思っていたのでその時は気づきませんでした)。管理人さんはこの間鹿島槍ヶ岳に東尾根から行かれていたようで、凄い方です。僕もいつか行きたい、でもロープワークすらままならなないのでまずはそこからですね。
さて、管理人さんのトレースをお借りしてババ平まで行ってきました。聞いていたとおり、そこから先はトレースはなし。正面に東鎌尾根が悠々と聳えていました。いつかまた来ることを誓い、テント場に戻りました。久々のテント泊でしたがうまく睡眠をとることができて快適なテント生活となりました。
2日目。15:00のバス出発までに上高地に戻らなければならないので先には行けず、横尾まで引き返すことに。あわよくば昨日挫折した蝶ヶ岳に行こうかとも思ったのですが、時間が足りないことが分かり断念。涸沢までのルートが自己責任で解放されていたので取り敢えず行ってみることに。
天気がよく、左側に立派な屏風岩を望みつつ快適に進んでいたのですが、本谷橋付近まで来るとだんだんトレースが薄くなり、人がそれほど入っていないことがわかりました。本谷橋(今は橋はかかっていません)のちょっと先の北穂高岳が見える地点で先に行くことを諦め引き返すことに。途中かなり多くの方と会いましたが、涸沢まで行かれた方もいるのでしょうね。後ろ髪引かれつつ再び横尾に戻ります。今回は横尾が起点となった山行となりました。
さてここからは長い長い上高地までの11キロの道のりです。天候が回復したので雪は溶けましたが、そのおかげで道は雪解けの水でぐちゃぐちゃになり、歩きづらかったです。前穂高岳、明神岳の素晴らしい眺めを堪能しながらのんびりと戻りました。明神橋で梓川を渡り、来た道と反対側の道を行くことに。明神館から上高地までは登山者以外の観光客の方々がいっぱいいました。
昨日は見れなかった焼岳の優美な姿を眺めながら戻っていたのですが、時間がちょっと余ったので大正池まで足を伸ばすことに。この時の目測ミスで、バス出発時間までに余裕のないターミナル到着となってしまいました。
大正池には小学生の時に来たことがありましたが、20年以上ぶりなので、意外と小さくこんなところだったかなぁという感じでした。ただ、明神岳、前穂高岳と焼岳が水面に映り、素晴らしい景色でした。
ここでようやく時間がないことに気づき、小走りに車道をバスターミナルへ向かいました。なんとか出発25分前にバスターミナルに着くことができましたが着いた時はヘロヘロでした。
予想外の降雪で頂上まで行くことはできませんでしたが、いろいろと見ることができたので満足のいく山行となりました。今回はとにかくよく歩いたなあといった感じです。
今日(4/29)のニュースで白馬岳、富士山、八ヶ岳で亡くなられた方、行方不明の方、奥穂高岳で滑落され重体の方がおられることを知りました。無理をせず、安全な登山をしなければならないことを痛感しました。

お気に入りした人
拍手で応援
拍手した人
拍手
訪問者数:1631人

コメント

まだコメントはありません
プロフィール画像
ニッ にっこり シュン エッ!? ん? フフッ げらげら むぅ べー はー しくしく カーッ ふんふん ウィンク これだっ! 車 カメラ 鉛筆 消しゴム ビール 若葉マーク 音符 ハートマーク 電球/アイデア 星 パソコン メール 電話 晴れ 曇り時々晴れ 曇り 雨 雪 温泉 木 花 山 おにぎり 汗 電車 お酒 急ぐ 富士山 ピース/チョキ パンチ happy01 angry despair sad wobbly think confident coldsweats01 coldsweats02 pout gawk lovely bleah wink happy02 bearing catface crying weep delicious smile shock up down shine flair annoy sleepy sign01 sweat01 sweat02 dash note notes spa kissmark heart01 heart02 heart03 heart04 bomb punch good rock scissors paper ear eye sun cloud rain snow thunder typhoon sprinkle wave night dog cat chick penguin fish horse pig aries taurus gemini cancer leo virgo libra scorpius sagittarius capricornus aquarius pisces heart spade diamond club pc mobilephone mail phoneto mailto faxto telephone loveletter memo xmas clover tulip apple bud maple cherryblossom id key sharp one two three four five six seven eight nine zero copyright tm r-mark dollar yen free search new ok secret danger upwardright downwardleft downwardright upwardleft signaler toilet restaurant wheelchair house building postoffice hospital bank atm hotel school fuji 24hours gasstation parking empty full smoking nosmoking run baseball golf tennis soccer ski basketball motorsports cafe bar beer fastfood boutique hairsalon karaoke movie music art drama ticket camera bag book ribbon present birthday cake wine bread riceball japanesetea bottle noodle tv cd foot shoe t-shirt rouge ring crown bell slate clock newmoon moon1 moon2 moon3 train subway bullettrain car rvcar bus ship airplane bicycle yacht

コメントを書く

ヤマレコにユーザー登録いただき、ログインしていただくことによって、コメントが書けるようになります。
ヤマレコにユーザ登録する

この記録に関連する登山ルート

無雪期ピークハント/縦走 槍・穂高・乗鞍 [3日]
槍ヶ岳北鎌尾根/上高地・水俣乗越ルート
利用交通機関: 車・バイク、 電車・バス、 タクシー
技術レベル
5/5
体力レベル
5/5
無雪期ピークハント/縦走 槍・穂高・乗鞍 [2日]
上高地から横尾経由槍ヶ岳ピストン!
利用交通機関: 車・バイク
技術レベル
2/5
体力レベル
4/5
アルパインクライミング 槍・穂高・乗鞍 [2日]
前穂高北尾根
利用交通機関:
技術レベル
5/5
体力レベル
4/5

この記録で登った山/行った場所

関連する山の用語

この記録は登山者向けのシステム ヤマレコ の記録です。
どなたでも、記録を簡単に残して整理できます。ぜひご利用ください!
詳しくはこちら