ピーカンの木曽駒ヶ岳!(ぷち滑落)


- GPS
- 09:57
- 距離
- 4.7km
- 登り
- 511m
- 下り
- 471m
天候 | 2日とも快晴! |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2013年04月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
バス 自家用車
ケーブルカー(ロープウェイ/リフト)
|
コース状況/ 危険箇所等 |
オットセイ岩から先のカールの上部(八丁坂)は傾斜がかなりあるのでちょっとヒヤっとしました。雪がゆるんでいる斜面でズルっと滑りやすいです。 中岳でうっかり立ち入り禁止ルートにガンガン踏み込んでしまい、急斜面を30mほど滑落。 やってて良かった滑落停止訓練!大事ですね。 雪崩を心配していましたが、雪はよく締まっていて歩きやすかったです。 |
写真
感想
GW1日目、あさ5時に東京を出て8時前にはバス停着。
山頂にガスがかかっているのを目視はしていたのですが、下界は快晴だし、天気予報も晴れだったし、まあしばらくすれば晴れるだろう、と、行ってみたら・・・完っ璧なホワイトアウト。山の形もなにも見えん。
泊まるはずの宝剣山荘まで、とても辿り着けそうにない・・・。
監視員さんにがっつり登山を止められて、初心者はそのへんで雪山訓練でもしていなさいと言われ(さすがに帰れとは言われない)
急遽考えたプランは
1.天候回復を待つ。
2.千畳敷ホテルに泊まって明日登る。(明日の予報は晴れ)
3.他の山へ移動
さぁどうするよ。
3を選んで、即10時のロープウェーで下山。3,800円と貴重な時間を無駄にし涙目。
しかしバスに乗る前、ロープウェーに乗る前、もう少しアナウンスがあっても良いんじゃないですか?考えれば考えるほど、そう思いました。
千畳敷で途方に暮れていた人たちは、私たちだけじゃない。
閉じ込められた悲壮感でみなさんボンヤリ・・・。ハイキングスタイルの山ガールもいたけど、さすがにそれはリサーチ不足。でもね、一言でいいから装備や危険度をアナウンスがあっても・・・。バスとロープウェーで1時間近くかけて千畳敷まで上がって、そこから外に出られないんでは木曽駒がただの悲しい思い出になってしまいます。
わたしたちは気持ちを切り替えて蓼科山へ。そこで1泊して下山して・・・
戻ってきました、ピーカンの木曽駒に!
(結局27日は天候が回復したのは夜になってからだったらしい。ナイス判断!わたしたち)
晴れている千畳敷カールは絶景。
傾斜のきつさもばっちり見えます。ひ〜!
お昼くらいにようやく出発、すでに一山登った疲れもあり、のんびり休み休み登ります。カールを上がりきったらそこからは少しラクに。
「余裕があれば宝剣岳にも行きたいね」なんて言っていましたが、岩登りの技術、装備がないと駄目だそうで、監視員さんがきっちり見張っていらっしゃいました。
宿泊予定の宝剣山荘を過ぎ、中岳で遅めのお昼ご飯。駒ヶ岳山頂へ登って・・・
事件はこのあと起こります。
あとから立ち入り禁止ルートだと聞いたのですが、中岳のピークを回避出来そうな巻き道っぽいルートを発見。
いくつか足跡もあったので安心して踏み込んでしばらく進むと、「ん?ほんとに巻き道!?」と思うような急傾斜のトラバースの連続。岩場は良いけど、緩んだ雪しかない傾斜を渡るのは「落ちたらヤバイ」と気を使いながら進みましたが、途中でさすがに無理!と引き返すことに。
その次の瞬間、ズルっと足下の雪が崩れ、あ〜あ、と思った瞬間にザザザーっ!!!と勢いをつけて雪の急斜面を滑落。びっくりしました・・・が、意外と冷静に停止することが出来、なんとか止まったところからのリカバリーも問題なくするすると岩場をよじ上り、元来た道へ。
落ちたわたしより、一緒にいた友人の方が足がガクガクするほどの恐怖だったとのことです。宿からそんなに離れていないのに、携帯の電波もなく、止まれなかったら相当ヤバかったですね・・・。しかし足下はるか彼方にスキーの跡もあったので、落ちてもなんとかなったかもしれません。
このことは監視員さんに報告したので、はっきり「立ち入り禁止」と、今は整備されていることを祈ります。
宝剣山荘は半分以上雪に埋まっていましたが、中は広く、暖かく、お部屋はもれなく個室という贅沢さ。ごはんの量の多さにびびりました。
1泊2食付きで¥8,500
http://loco.yahoo.co.jp/place/28bd160b3ad76627282f03888bc171ef8cb34b60/?prop=search&ei=utf-8&q=%E6%9C%A8%E6%9B%BD%E9%A7%92%E3%83%B6%E5%B2%B3&p=%E5%B1%B1%E8%8D%98
休憩料¥300
ここに荷物をデポし、きっちり装備を整えて宝剣山にトライすると良いんじゃないでしょうか。お昼ご飯(¥900〜)や珈琲(¥400)などをゆっくり頂くのも良いですね。トイレも広いです(宿泊者以外は有料100円)
ペットボトル300円、チューハイ400円、ビール500円。
日の出も日の入りも、山荘付近でも十分楽しめます。
この日は常連さんっぽい宿泊の方や、外でテン泊の方、5〜6組(?)
消灯20時30分と書いてはありましたが、みんなでまったりしていたせいか、21時すぎまで電気をつけていてくれました。ゆるいっ!
山荘のお兄さんはとても親切で感じも良く、お料理上手♪
宿付近で夕焼けも堪能し、次の朝の日の出もばっちり。
朝ご飯の前に中岳まで再び登りました。
ちょっと事件はあったものの、最高のお山(初・中央アルプス)でした!
夏にまた来たいですね〜!
(憧れの縦走・・・空木岳まで、って、おい。大変そうだな〜)
わー夕日もきれいだしなんだか楽しそう!私はまだ雪山の山頂には泊まってないよ〜。監視員が装備をチェックするのいいね。ロープウェイがあるからついつい勘違い組みが来ちゃうんだろうね。穂高にはそんな人いなかったなあ〜。
監視員さんが居なかったら・・・わたしたち、登りに行っちゃっただろうなぁ〜。監視員さんに諭されて退散した人、たくさん居たよ。ロープウェー降りたとこでチェック、オットセイ岩でチェック、宝剣山手前でチェック。それだけ事故も多いのかな?知らずに行っちゃう人が多いのかもね。
かなり行程が長くなるけど、伊那前岳の尾根を伝ってロープウェーを使わずに下山するルートもあるらしいよ♪
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