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Yamareco

記録ID: 292576 全員に公開 沢登り 丹沢

玄倉川水系 大野山沢

情報量の目安: S
-拍手
日程 2013年05月04日(土) [日帰り]
メンバー
 kamog(CL)
天候晴れ(ポカポカ)
アクセス
利用交通機関
車・バイク
玄倉川林道/玄倉第一発電所上流路肩
経路を調べる(Google Transit)

地図/標高グラフ


標高グラフを読み込み中です...

コースタイム [注]

玄倉第一発電所上流路肩10:12−
玄倉川徒渉−
大野山沢入渓−
10:28ゴルジュ入口−
10:41ゴルジュ内10m直瀑基部−
右岸高巻き−
11:03右岸作業経路−
11:14標高450mで高巻き終了し沢に戻る−
11:25標高475m二俣11:40−
(左俣へ)
11:50標高500m二俣状−
(左沢へ)
12:00標高530m二俣状−
(左沢へ)
12:15標高570m二俣状−
(左沢へ)
12:23標高585m奥の二俣−
(右沢へ)
12:56 723mピーク北側コル(標高700m)−
13:06 723mピーク東側の小ピーク13:30−
東北東尾根下降−
14:40大野山沢出合−
14:42駐車スペース=
山北駅南側/さくらの湯(入浴)
コース状況/
危険箇所等
■丹沢の沢登り記録全般
 http://mt-farm.info/tanzawakiroku.html

■大野山沢

 玄倉第一発電所の少し上流部で対岸(北西側)から大量のゴーロで
 玄倉川に出合っている沢。
 2000年夏、TVでも生々しい報道が流れた豪雨により河原でキャンパーが
 流されたあの場所だ。
 大野山沢は前半に高いV字ゴルジュが集中し、その中に直瀑を含めて
 滝が何段もかかっていて見事だ。
 この滝(特に10m直瀑)の突破は不可能に近く、少し大きく右岸を巻かなければ
 ならない。
 あとは堰堤が幾つか現れるが平凡で、最後手前まで詰められる。
 ただ下山は一般登山道もなく、確実な地図読みでやや太った急なザレ&ガレ
 混じりの尾根を下降しなければならず一般向きではない。

 遡行グレード:1級上

仝質劵丱皇笋ら玄倉川林道へ入り、第一発電所を越えた少し先で林道は
 右へカーブする。このカーブミラーのある岬状の小尾根から河原へ
 明瞭な踏み跡がついていて、すぐに玄倉川河原へ下りられる。
 車はこのカーブミラー周辺に数台路肩に停められるが、くれぐれも邪魔に
 ならないようにしたい。
 なお休日は河原キャンパーの駐車で混んでいる。
 河原へ降りて対岸に大量のゴーロ押し出しで合わさっているのが大野山沢で
 水は伏流している。
 玄倉川を踝を濡らしながら徒渉しなければならないので、水量の多いときは
 無理であろう。

浮石に注意しながらゴーロ帯を登っていき、左からやはりゴーロで入る
 涸沢を見送ると、本流は水を取り戻して核心のゴルジュに早くも入る。
 最初の滝は3段構成で3+2+5m。
 流芯沿いに卦蕕らいで登ることはできる。
 次の4m滝を流芯左から卦蕁櫃らいで越すと、両岸は垂直近くに切り立ち
 10m直瀑が行く手を遮るようにそそり立っている。
 この滝は直登ほぼ不可能で滝近くの側壁を巻き上がるのも絶望的。
 4m滝の落ち口まで少し戻り、右岸(左手のこと)の岩壁の弱点を4mほど
 慎重に登って(卦蕁檗鉾根を高度差30mくらい上がる。
 ピンクテープのところで明瞭な作業経路がトラバースしているので
 これを上流に向け使わせてもらうと、途中トラロープが高巻き終了点まで
 続いている。
 終了点で沢に戻ると、5×8mの見栄えのする滝の落ち口である。

1當蕕魃Ε魁璽福爾ら突っ張りで越え少しで標高475mの明瞭な二俣。
 集水面積からすると、これがこの沢の二俣であろう。
 右俣は水の涸れたゴーロ沢で、本流は左俣という印象。
 左俣へ進むと堰堤。二俣近くから右側のザレた斜面から巻き越す。

ぞしで標高500m二俣状。支流の右沢は5×10m黒いナメで出合っている。
 更に堰堤を2つ越せば標高530m二俣状。
 右沢はやはり黒いナメ帯が続いていて、水もこちらから流れている。
 左沢はゴーロで涸れているうえ堰堤もあるので、広葉樹に囲まれた右沢へ
 行きたい衝動に駆られるが、下山のことも考慮して右岸が植林の左沢へ進む。

イ泙娠當蕕魃曚擦佗弦570m二俣状。右沢へ白ガケ状2段5+3m棚で
 出合っている。
 なおも左沢へ進むとすぐに標高585mで奥の二俣といってよいであろう。
 左沢は白ザレなので、ゴルジュになって興味を惹く右沢へ進むと
 沢は再び二俣になるが、この左沢は地形図を見てもすぐに終わってしまいそう
 なので、2段4+7mの水量ショボい階段状の棚がかかる右沢へ。
 2段棚はそれほど難しくなく卦蕁歡度で登れる。

ξ彰澆糧根は低くなり標高650m最奥の二俣は比較的楽そうな左沢へ行く。
 最後はザレているので左の植林尾根に少し取付き一登りすれば
 北は戸沢ノ頭、大杉山へと続いている尾根に出る。
 地形図上の723mピーク北側のコルのところだ。
 南へ歩を進め左が植林、右が広葉樹の平坦な723mピークに着く。

Г気董△海涼安湖北側の山域は下山が核心だ。
 一般登山道などなく、森林作業経路があるにはあるが(ピンクテープあり)
 南側の丹沢湖畔に下りる尾根はスズタケの藪を漕いだり、湖畔道は高い
 護岸堤に固められており、うまく弱点を見つけなければ降りられない。
 今回は大野山沢出合に戻るよう、一旦東側の太目の尾根を下り、
 北東側に下りる尾根を使ったが、所々ピンクテープがあるとはいえ
 踏み跡はなく、急峻なガレ混じりの太目の尾根であった。
 浮石を落とすこともままあるので正確な地図読みができない人には
 決してお薦めしない。

過去天気図(気象庁) 2013年05月の天気図 [pdf]

写真

玄倉川林道
写真奥の道が右へ曲がるところから河原へ容易に下りる
2013年05月04日 10:12撮影 by PENTAX Optio WG-2, PENTAX
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玄倉川林道
写真奥の道が右へ曲がるところから河原へ容易に下りる
大野山沢出合はゴーロの押し出し
2013年05月04日 10:15撮影 by PENTAX Optio WG-2, PENTAX
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大野山沢出合はゴーロの押し出し
少し行けば早速ゴルジュ
2013年05月04日 10:26撮影 by PENTAX Optio WG-2, PENTAX
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少し行けば早速ゴルジュ
1
3段3+2+5m滝
これは直登できる
2013年05月04日 10:28撮影 by PENTAX Optio WG-2, PENTAX
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3段3+2+5m滝
これは直登できる
1
次の4m滝
左壁を登れる
2013年05月04日 10:34撮影 by PENTAX Optio WG-2, PENTAX
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次の4m滝
左壁を登れる
1
ゴルジュ入口を振り返る
2013年05月04日 10:34撮影 by PENTAX Optio WG-2, PENTAX
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ゴルジュ入口を振り返る
1
ゴルジュは更に切れたって現れる10m直瀑
両岸は垂直に切れたちとても登れん
2013年05月04日 10:41撮影 by PENTAX Optio WG-2, PENTAX
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ゴルジュは更に切れたって現れる10m直瀑
両岸は垂直に切れたちとても登れん
1
左側(右岸)壁の弱点を登って上の尾根から高巻く
2013年05月04日 10:45撮影 by PENTAX Optio WG-2, PENTAX
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左側(右岸)壁の弱点を登って上の尾根から高巻く
1
右岸尾根を巻く
2013年05月04日 10:49撮影 by PENTAX Optio WG-2, PENTAX
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右岸尾根を巻く
巻いている最中に見た10m滝
その上にも4+3+2段3mと連瀑になっている
2013年05月04日 10:51撮影 by PENTAX Optio WG-2, PENTAX
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巻いている最中に見た10m滝
その上にも4+3+2段3mと連瀑になっている
1
作業経路に出た
2013年05月04日 11:03撮影 by PENTAX Optio WG-2, PENTAX
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作業経路に出た
作業経路を上流に向かう
2013年05月04日 11:06撮影 by PENTAX Optio WG-2, PENTAX
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作業経路を上流に向かう
トラロープあり
2013年05月04日 11:08撮影 by PENTAX Optio WG-2, PENTAX
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トラロープあり
5×8m滝を下に見る
2013年05月04日 11:12撮影 by PENTAX Optio WG-2, PENTAX
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5×8m滝を下に見る
右隅の朽ちた橋が作業経路の終点
ここで沢に戻る
2013年05月04日 11:14撮影 by PENTAX Optio WG-2, PENTAX
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右隅の朽ちた橋が作業経路の終点
ここで沢に戻る
標高475m二俣
右俣はゴーロ沢だ
2013年05月04日 11:25撮影 by PENTAX Optio WG-2, PENTAX
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標高475m二俣
右俣はゴーロ沢だ
左俣に入ると堰堤
2013年05月04日 11:44撮影 by PENTAX Optio WG-2, PENTAX
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左俣に入ると堰堤
標高500m二俣状の右沢は黒いナメで出合う
2013年05月04日 11:50撮影 by PENTAX Optio WG-2, PENTAX
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標高500m二俣状の右沢は黒いナメで出合う
1
標高570m二俣
右沢は白ガケ棚で出合う
2013年05月04日 12:15撮影 by PENTAX Optio WG-2, PENTAX
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標高570m二俣
右沢は白ガケ棚で出合う
堰堤の上は標高585m二俣
2013年05月04日 12:21撮影 by PENTAX Optio WG-2, PENTAX
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堰堤の上は標高585m二俣
ゴルジュ状の右沢へ進む
2013年05月04日 12:23撮影 by PENTAX Optio WG-2, PENTAX
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ゴルジュ状の右沢へ進む
更に二俣状
右の2段4+7m棚を登る
2013年05月04日 12:29撮影 by PENTAX Optio WG-2, PENTAX
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更に二俣状
右の2段4+7m棚を登る
2段4+7m棚
2013年05月04日 12:32撮影 by PENTAX Optio WG-2, PENTAX
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2段4+7m棚
両岸の尾根は低くなってきた
2013年05月04日 12:45撮影 by PENTAX Optio WG-2, PENTAX
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両岸の尾根は低くなってきた
723ピーク北側のコルに出た
2013年05月04日 12:53撮影 by PENTAX Optio WG-2, PENTAX
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723ピーク北側のコルに出た
723mピーク
2013年05月04日 12:58撮影 by PENTAX Optio WG-2, PENTAX
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723mピーク
さぁ東尾根に下降
太っていて判断が小難しい
2013年05月04日 13:30撮影 by PENTAX Optio WG-2, PENTAX
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さぁ東尾根に下降
太っていて判断が小難しい
玄倉川河原が見える
2013年05月04日 13:32撮影 by PENTAX Optio WG-2, PENTAX
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玄倉川河原が見える
大野山沢に入ってすぐ左から合わさる支流上に出た
2013年05月04日 14:22撮影 by PENTAX Optio WG-2, PENTAX
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大野山沢に入ってすぐ左から合わさる支流上に出た
中央の急峻な尾根を下りてきた
2013年05月04日 14:26撮影 by PENTAX Optio WG-2, PENTAX
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中央の急峻な尾根を下りてきた
大野山沢出合に戻る
2013年05月04日 14:34撮影 by PENTAX Optio WG-2, PENTAX
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大野山沢出合に戻る
1
今日も無事「生きてる〜」
2013年05月04日 14:39撮影 by PENTAX Optio WG-2, PENTAX
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今日も無事「生きてる〜」
2

感想/記録
by kamog

身近な短い沢へと丹沢湖西端に位置する大野山沢へ行く。
2012年大晦日に玄倉川を何とか渡らずに湖岸からアプローチして
諦めた沢。
もう季節的に足を濡らすことも気にならないので徒渉して入渓した。

入って少しで早速のゴルジュ核心帯。
最初の滝は登れるが、両岸が垂直に切り立ったゴルジュの中の10m滝だけは
どうにもこうにも高巻かなければ突破はできなかった。
その上の滝は見る限りでは登れそうなので
この10m滝だけが直登不可能ということであろう。
短いゴルジュの上流は平凡な渓相。

この山域の問題は下降に尽きる。
どの尾根を下りるかは、まず地形図で等高線や護岸堤をチェックし
下から見て降りられそうかどうかをよく調べておく必要もある。
どの尾根もガレ混じりの急峻かつ太って判断が難しい尾根か
スズタケの藪を掻き分けるかである。
丹沢湖畔は高い護岸堤で覆われているが
一部巡視路も存在する。

大野山沢出合の玄倉川河原では大音響でラップをかけるキャンパー。
ゴルジュ内でも聞こえていた。
まぁ下山時の目安にはなったけどさぁ。
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