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Yamareco

記録ID: 293944
全員に公開
積雪期ピークハント/縦走
四国剣山

積雪期 剣山〜天狗塚

2006年01月29日(日) [日帰り]
 - 拍手
shumiyama その他7人
体力度
6
1〜2泊以上が適当
GPS
13:04
距離
24.7km
登り
2,022m
下り
2,452m
歩くペース
速い
0.70.8
ヤマレコの計画機能「らくルート」の標準コースタイムを「1.0」としたときの倍率です。

コースタイム

剣山(1955) 次郎笈(1929) 丸石(1683) 高の瀬(1741) 三嶺(1893) 西熊山(1815) 天狗塚(1812)牛の背(1757) > 平成18年1月29日

【記録】

見ノ越 3:19 ----西島リフト駅 4:04 --- 剣山 (4:35-4:45) --次郎笈 (5:24-5:33)---スーパー林道下降点 5:59--丸石 (6:20-6:34)---丸石避難小屋 ( 6:50-7:00 ) --荒廃した小屋 7:12 --高ノ瀬 (7:36-7:54)--石立山分岐 8:12--1732m地点 (8:40-8:53)--1700m三角点 9:17 --白髪避難小屋 9:38 --白髪山分岐 ( 9:48-10:04 )--カヤハゲ 10:23 --三嶺( 11:21-11:47 )--西熊山 (12:40-13:00) --お亀岩 13:15 -- 綱附森分岐 ( 13:43-13:52 ) --天狗峠 (西山林道下山口)13:56 --- 天狗塚山頂 ( 14:11-14:26 ) -- 牛の背三角点 ( 14:56-15:06) --西山林道西山谷 砂防堰堤付近 16:23
天候 快晴
過去天気図(気象庁) 2006年01月の天気図
アクセス
利用交通機関:
自家用車
西山林道と名頃にあらかじめ車を配車しておいて、 見ノ越 第一駐車場へ集結し、 暗い中ヘッドランプをつけて 一行8名が牛の背 向けて出発。
コース状況/
危険箇所等
★コースメモ

やはり 雪山は 天候と 積雪状況 次第です。今回 天候に恵まれ 積雪もしまり 楽な縦走ができました。

良い条件であっても 計画した縦走を実際に実行できるのに 、
必要なことは ラッセルを苦にしない強力なメンバーを編成すること。

すべてが うまくいきました。

長時間の行動時間が必要になりますが 冬の日が短い間なので どうしても 夜間歩行がでてきます。

夏道は雪に覆われわかりにくくなっています。また 夏道自体 冬は危険な 雪崩の危険性のある ところもあります。

雪の時期でも より安全な道を自己の判断で 探し出すことができること。 
夜間でも 絶対間違えることのない 的確なナビゲーションができること。
夜間でも ルートファインディングの的確さ、などが要求されます。

今回は 強力メンバーに支えられたうえに、駐車地点への帰途が 歩いて帰る 心配がないため きわめて 精神的に楽でした。

一人では車の配置など とてもできませんでしたが、大勢の 皆様の お力添えで うまく 車両の配車ができました。

行動中は 底なしパワーを持つ 精鋭のラッセル要員 多数でどんどん 行程がはかどり、
みるみるうちに 天狗塚 牛の背に達し、おかげさまで 当初の計画を無事果たすことができました。

同行された方々には 深く感謝いたします。ありがとうございました。

雪山は それなりの準備と 装備 体調 などを考慮し 天候を見定めて
 自己責任にて 慎重に 行動することが求められます。


★いきさつ

無雪期では 周回縦走登山の車の回収で よく使う 自転車は、 積雪期では使えない。
自転車用スタッドレスタイヤもよいが 除雪がないような場合なども考えられる。

そもそも 日の短さから 夜間走行が必然である。
夜間自転車ダウンヒルの危険性は高く、 どうしようもない。
そのため 冬の長い縦走をしようとしても 駐車地点まで戻るのには 
どうしても  長い林道歩きをしなくてはならず 
冬の長い縦走コースをするのには やはり躊躇ってしまう要因となってしまうのである。

今までの経験からして
 下山後 駐車地点まで長い林道歩きがをするのは 精神的に 本当に堪えるのである。

しかも あとの林道歩きを気にしていたのでは とても長い縦走自体をこなせない。

無雪期でも 駐車地点まで10−15km程度の林道歩きは たまにはある。

しかし 久保バス停から 見ノ越まで 20km 西山谷砂防堰堤から 25km。冬の雪道を 歩いて行くには 少し遠すぎる。

やはり 下山地点から駐車地点へ楽に 戻れるように 予め 車の手配など 万全な対策をしておく 必要があるので、どうしても 単独で実行するには厳しい条件である。

しかも たとえ 底なしのラッセルとなる大雪でも 長時間深雪ラッセルを 楽々 こなせられる 強力なメンバーばかり編成したパーティーでなければ とても長距離を一日では縦走できない。

 
雪山を 一人で ラッセルするには 時間が掛かりすぎるのである。

一人では 幕営装備もって 複数日の体制が必要で、一日で行こうとすれば、多分 間違いなく 時間切れで 途中 敗退を余儀なくされる。

こうした 問題をクリアするためにも 多人数のパーティーがどうしても必要になり、 単独での縦走は残念ながら 断念せざるを得なかった。

こうしたおり、うまいことに 今回はI氏の強力メンバーの縦走計画に 同行させてもらうことができました。

I氏の精鋭メンバーに迷惑をかけるのを承知で 足を引っ張る参加者とさせてもらいました。

参加者の皆様 本当に お世話になりました。
見ノ越 第一駐車場
見ノ越 第一駐車場
剣山山頂
次郎笈丸石間 水場分岐
次郎笈丸石間 水場分岐
丸石で朝焼け
丸石避難小屋
高ノ瀬 朝日を浴びる
高ノ瀬 朝日を浴びる
荒廃 小屋跡
高ノ瀬250m手前 伊勢の岩屋分岐
高ノ瀬250m手前 伊勢の岩屋分岐
高ノ瀬から 剣山 次郎笈
高ノ瀬から 剣山 次郎笈
高ノ瀬 から250m先
高ノ瀬 から250m先
石立山分岐
石立分岐 1732m標高点 間
石立分岐 1732m標高点 間
1732m標高点 近づく
1732m標高点 近づく
三嶺近づく
1732m標高点 から剣山
1732m標高点 から剣山
1732m標高点 白髪小屋 間
1732m標高点 白髪小屋 間
白髪避難小屋
白髪山分岐から 縦走路
白髪山分岐から 縦走路
カヤハゲから三嶺
カヤハゲから三嶺
三嶺山頂 最後の登り
三嶺山頂 最後の登り
三嶺山頂から西熊山方面
三嶺山頂から西熊山方面
三嶺を振り返る
お亀岩避難小屋
お亀岩 天狗峠間
お亀岩 天狗峠間
天狗峠 綱附森 分岐から 三嶺 剣山方面
天狗峠 綱附森 分岐から 三嶺 剣山方面
天狗塚 最後の登り
天狗塚 最後の登り
天狗塚山頂
天狗塚 西側
牛の背から 天狗塚
牛の背から 天狗塚
西山林道へ降り立つ
西山林道へ降り立つ

感想

【詳細】

西山林道と名頃にあらかじめ車を配車しておいて、 見ノ越 第一駐車場へ集結し、 暗い中ヘッドランプをつけて 一行8名が牛の背 向けて出発。

見ノ越の駐車場は雪合戦大会のためか 積もった雪が運搬され 冬では珍しいほどの 大きな駐車場になっていた。 

神社の付近は雪が多い。 リフトとクロスする場所の コルゲート トンネル部は 雪に埋まっていて 上を通る。

雪面は冷え込んでいて 剣山へは 昨日のトレースもあって、  クラスト雪面を快適に歩ける。

見上げると満天の星だ。 登るにつれ 木屋平 貞光 吉野川沿いの灯りなどが見える。

剣山頂では 高松方面など 遙か遠くの 灯りでが 見える。

次郎笈へ向かうと トレースはなくなった。西面からの吹きだしにより 雪の堆雪も多い。

次郎笈山頂では名頃ダム方面の灯りが見え 高知平野方面が少し明るい。

次郎笈の下りから 丸石にかけて 雪稜を進んでいくと ようやく 東の空が明るくなってきた。

丸石避難小屋は ドアが凍っているのか 開かなかった。(下の 丸石避難小屋の欄 参照)

奥祖谷かずら橋への下降点の標識は雪で完全埋没していた。

高ノ瀬への登り 少し急なところがある。雪はやや深いが 比較的締まっている。

石立分岐から1732m標高点にかけての夏道の南面捲き道のところは 完全に稜線通しの冬ルートを行く。
ちょうどいい雪稜で 快適に歩けた。

1732m標高点 「マイナス3.9度 7m 快晴 」
ここらは 笹が少し出ているものの 一番気持ちの良いところだ。

白髪小屋は雪に覆われていたが そのまま通過。白髪分岐で休憩

カヤハゲから光石方面からのトレース有り。しばらくして 単独行の方に追いつく。

三嶺山頂 「マイナス 0.6度 5m 快晴 剣山からの 歩いてきた 山稜が 見える」
頂上と 西熊山より周辺 で 2パーティー 計6名と出会う。

西熊山稜線の 南面は雪が崩れている。北面の夏道ルートをとる。

お亀岩から 単独行の方の天狗塚方面のトレース有り。お亀岩避難小屋付近のトレースを見ると もう下山してしまったようだ。

天狗峠からは たくさんのトレース痕があったが すでに 皆 下山していて トレースだけが残っている。

天狗塚山頂 「三嶺 剣山まで 見渡せる 遙か遠くになった。」

牛の背三角点へ立ち寄り やはりトレースのある雪道を下り 西山林道に降り立つ。

予め 配車してあった車で 駐車地点へ戻る。



http://youtu.be/7hQRyRBHm4A



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