蝶ヶ岳
- GPS
- 49:50
- 距離
- 45.8km
- 登り
- 1,744m
- 下り
- 1,735m
コースタイム
徳澤園6:40-長塀山-11:30蝶ヶ岳12:30-14:50横尾山荘15:15-16:20徳澤園(テン泊)
徳澤園6:16-7:35上高地BT
天候 | 5月4日 晴天正午頃から曇天 5月5日 終始晴天 |
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過去天気図(気象庁) | 2013年05月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車 バス
|
コース状況/ 危険箇所等 |
危険箇所はありませんでした |
予約できる山小屋 |
蝶ヶ岳ヒュッテ
|
写真
感想
仕事が忙しくて山に行けない状態が2ヶ月続いて、もう限界。GWに隙間を見つけてどこか行こうと決意。どうせならテン泊だと、冬用シュラフを購入。山仲間に声をかけてさわやか信州号の予約を取った。
目指すは上高地から登れるどこかだ。本当は奥穂に行きたかったのだが先週の降雪による入山規制を考慮して蝶ヶ岳に決定した。
5/3夜、新大阪でバスに乗車(乗り場が変わっていてあせった)。以前は4列シートだとなかなか眠れなくて困ったのだが、さすがに慣れてきて睡眠は充分。
山仲間と合流し6:00スタート。本日は徳沢まで行ってテント設営しのんびりする予定だから、景色を愛でながらゆるゆると歩く。久しぶりの穂高連峰の景色に心が洗われる。やっぱり来てよかった♪
徳澤園に到着しテント設営、まだ午前8時だがビール。カァー!美味い!仕事で蓄積しているストレスが溶けていくのが分かる。さて、どうすっかな・・、いっちょ槍の姿でも拝みに行きますかと槍沢へのお散歩へ出発した。るんるん歩き出したが、2ヶ月のブランクで思っている以上に足が進まない。そのうち雲が湧き始めみるみると稜線が見えなくなってきた。その上、雪が舞い始めた。こりゃあかんと槍沢ロッヂで撤退を決定。ロッヂで牛丼をいただき(美味かったす)、晩御飯と酒盛りめがけて帰還した。たんまり飲んで食って、モンベル#1のおかげでぐっすり眠りました。
翌朝、さてそれではと長塀尾根を歩き始めた。ん、なかなかしんどい坂じゃないか。テントに不用な装備を残してきたからかなり軽装なのにすぐに息が上がってしまう。しかも樹林帯が延々と続いて眺めもいまいち。なんだかなぁとひーこら言いながら歩く歩く、登る登る。突然、眺望が開ける。真っ白な雪に覆われた穂高連峰、大キレット、南、槍、北鎌。眩い陽光に眼が痛くなるほど白く輝く峰々。目を凝らすと所々にBCさん達が描いたのであろうシュプールが見える。麓近くは新緑が萌え始めておりそのコントラストにしばし言葉が出ない。胸が熱くなる。来てよかった♪
ヒュッテ横でコーヒーを煎れて飽きることなく山々を眺めていると何やら飛行物体が。ハンググライダーが上空を飛んでいた。南東方向からセンタリングして上げてきて蝶ヶ岳上空に取り付き更にゲインして北方向へトップアウトしていく。凄く気持ち良さそうだ。どこからテイクオフしてるのかなぁ。
あまりの眺望の素晴らしさに立ち去り難い思いを振り切って下山を始めたが、正直、永遠にそこに居たかった。
横尾への下りはかなりの急坂で、疲労でへたってきた脚にかなり効いたが、待ち受ける晩御飯と酒盛りに気を逸らして一目散に下った。
その夜は、あの神々しいまでの白き峰々の景色を夢に見ました。幸せでした。
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