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Yamareco

記録ID: 295466
全員に公開
無雪期ピークハント/縦走
妙高・戸隠・雨飾

雨飾山 ☆真夏に行ったら暑かった〜

2003年08月24日(日) [日帰り]
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harupiyo Shishoh その他2人
GPS
--:--
距離
6.8km
登り
779m
下り
779m

コースタイム

雨飾高原キャンプ場(6:45) − 荒菅沢(8:10) - 笹平(9:30) - 山頂(10:00〜11:15) - 笹平(11:35) - 荒菅沢(12:35) - 雨飾高原キャンプ場(14:15)
天候 晴れ
過去天気図(気象庁) 2003年08月の天気図
アクセス
利用交通機関:
自家用車
雨飾高原キャンプ場の気持ちのよいテントサイト
2003年08月23日 15:40撮影 by  DMC-LC33, Panasonic
8/23 15:40
雨飾高原キャンプ場の気持ちのよいテントサイト
2003年08月24日 06:49撮影 by  DMC-LC33, Panasonic
8/24 6:49
2003年08月24日 07:59撮影 by  DMC-LC33, Panasonic
8/24 7:59
小さな雪渓を渡る
2003年08月24日 08:09撮影 by  DMC-LC33, Panasonic
8/24 8:09
小さな雪渓を渡る
2003年08月24日 09:05撮影 by  DMC-LC33, Panasonic
8/24 9:05
山頂
2003年08月24日 09:29撮影 by  DMC-LC33, Panasonic
8/24 9:29
山頂
日本海!
2003年08月24日 09:56撮影 by  DMC-LC33, Panasonic
8/24 9:56
日本海!
2003年08月24日 10:28撮影 by  DMC-LC33, Panasonic
8/24 10:28
2003年08月24日 11:34撮影 by  DMC-LC33, Panasonic
8/24 11:34
撮影機器:

感想

今回も山仲間O夫妻との山行。前から僕たちも気になっていた雨飾山をチョイス!でもさすがに自宅からだと日帰り登山はきついので、前日に麓のオートキャンプ場(雨飾高原キャンプ場)で一泊をしてから、時間と体力の余裕をもって次の日早朝に登ることにした。キャンプ場ではバーベキューも楽しめ、これだけでも十分満足!明日もキャンプ場でのんびり過ごしててもいいかな〜、なんて早くも軟弱ぶりをさらけ出す一行。

さて、翌朝は5時頃起床。天気はよさそうだ。キャンプ場の下にある登山口には早くも車がいっぱい停まっている!みんな頑張るな〜、と感心。簡単な朝食をとり7時前に出発!

歩き出しは20分程度の川沿いの平坦な木道。なかなか気持ちがいい。ついつい余計に写真をとってしまう。ところが!木道が終わった途端、目の前に待ち構える急登!ちょっと辛抱すればいいだろうと思ったら、これがまた延々と続く・・・。しかも日が昇るにつれて暑さも増し、1時間もしないうちに4人とも汗だく。ペースが上がらず小刻みに休憩をとらざるを得ない。

そして急登が終わったかと思いきや、今度は急な下り!せっかくかせいだ登りが台無しって感じである。でもここを下りきると荒菅沢に到着する。小さな雪渓があり水場もある。ここから雨飾山の山頂が奥高くそびえる様が見え、雑誌とかでおなじみの写真そのものの山容が拝める。確かに美しいけど、たった1時間半歩いただけでこんなにもしんどい思いして、さらにまだ山頂があんなに高いところにあるのかと思うと、この後が心配になる・・・。

雪渓を渡り終えるとまた容赦なく急登が始まる。しかも今度はロープありガレ場ありと、急登の度合もますますきつくなる!そして忘れちゃいけない、4人の体を突き刺す日差し・・・。僕たちはこの何重苦を必死にこらえて登り続ける・・・。特に人一倍汗っかきな僕は、常にボタボタ汗をたらし足取りもおぼつかない。とにかく荒菅沢からの道は、実際の時間以上に長く感じた。写真を撮る元気もない。

やっとの思いで急登を歩ききったところが笹平。やっと周囲を見渡す余裕ができた!まず、文字通り笹の草原が広がり、その先に目指す雨飾山の山頂。やっぱりこの山は美しい!さらに遠くを見渡すと、霞んではいたけど糸魚川の町と日本海が見え、ごつごつした焼山、その奥に火打山、さらに高妻山、戸隠と・・・名だたる山々も拝めた。

さて、あとは笹平から目の前の山頂を目指すのみ!・・・だけどもはや4人の体力は限界。もう交わす言葉もない。30分かけて最後の急な登りを耐えて、とうとう雨飾山の頂に到達!みんな積年の苦しみから解放されたような喜びよう。座ったまましばらく何もできず・・・。

山頂は双耳峰になっていて、祠がないほうが山頂。結構にぎわっている。なんと大量のビールを持ち込んで焼肉をやっているパーティもいた。すごい体力だなぁとあっけに取られる。肉のニオイが漂う山頂一帯で僕たちは山座同定に・・・。

登ってくるときには見ることのできなかった西側の山々がうっすらと横たわる。山頂付近に常に雲がまとわりついている白馬岳は目だっていた。・・・かつて登った山を別な山から望むっていうことが増えてきた気がする。結構いろんな山登ってきたな〜・・・。というよりは、そんなに遠くない山ばかり行ってるってことか・・・。

さて、ひととおり周囲を見渡したところで僕たちも昼ご飯。山頂はかなりごった返していて座る態勢が窮屈だったが、おいしくいただいた。でもどことなく気分の優れない一行。それもそのはず、予想外の急登でただでさえクタクタなのに、今度はあれを下るんかいな!って考えているからである。

う〜・・・いよいよ下山しなければ。まだ疲れが残っているが、仕方ない。いきなり笹平まで急降下。だらだら下りる一行。問題は笹平から・・・。また日差しと照り返しで暑い!不安定なハシゴやロープなどを伝って下りるところもいっぱい。登るときに通ってるからわかりきってたことだけど、やっぱりつらい・・・。O氏は急なハシゴやロープに差し掛かるたびに、「怖いよぉ〜!」と、半分冗談半分本気。僕は脚でふんばるのが面倒になってきて、惰性で下るような感じ。←今振り返るとかなりアブナイことしてたな・・・。ぴよはそもそも持久力がないから一番に休憩したがる。そして意外にもO夫人が、かなりの疲労にもめげず足取りが最もしっかりしてたような・・・。いやいや脱帽。

おや、前方から聞きなれない会話が・・・。外国人の親子が登ってきたようだ。子供はまだ10歳前後の女の子。だけど恰好が半袖半ズボンの普段着じゃないの!よく見ると下で相当転んだのか、ズボンは泥だらけ。女の子は半ベソでフクれながらパパに何かをこぼしている。
「もう何なのっ!?何で登らなきゃいけないの?山なんてもういいじゃん!エミリー(勝手に命名)下りる!」
もちろん僕の想像ですが、明らかにこんなニュアンスであったことは間違いない。それにしても、もう昼なのに今この辺りを登っているということは、山頂に着いてまたキャンプ場に戻るとしたら、相当遅い時間になるかもしれない。ましてや装備も体力もない子供連れともなると、ペースはもっと遅くなるだろう。

・・・まだまだ下りは続く・・・。エミリー、君はよくここまで登って来れたね。偉いぞ、頑張ったぞ、胸を張っていいんだよ。その親子のことを心配しながら僕たちも懸命に下ると、下から水の音が・・・。ようやく荒菅沢の雪渓に着いた!誰よりもここを待ち望んでたのは僕。そう、水が欲しかったのだ。ただ、はっきりとした水場がわからない。沢の水はどうもアヤシゲだったので、雪渓を渡ったところでちょろちょろと湧いてた水を補給。これも十分アヤシゲだったけど、のどの渇きと暑さには勝てない。一心不乱に飲む飲む・・・。なぜかこの時「羅生門」が頭に浮かんだりした・・・。

荒菅沢を過ぎ、歩きにくい階段(?)の上り、その他小刻みなアップダウンを繰り返し、そして最後の急な急な下りを乗り切って、一行はようやく木道まで来た。ここまでくればもう登山口はすぐ!だけど4人の体力はもはや限界。僕は最後の力を振り搾って・・・、振り搾る必要もないからだらだら歩くことにした。

こうして何とか無事に下山することができた僕たち。キャンプ場管理棟の日陰でしばらく座り込み、ほんとーに何もせずぼーっとしている時間をしばらく過ごしていた。家まで無事に帰れるかな・・・。

「雨飾山」・・・美しい(名前が)。
 

【温泉】
小谷温泉露天風呂(寸志)
アブがいっぱい!でも新しくてとても清潔。お湯もなめらかで濃い感じがしてとっても良かった!
雨飾山荘の内湯(300円)にも入ったが、こちらもお湯はとってもよい。お風呂の中は少し狭く洗い場は4人くらいまで。でも、少し鄙びた風情があるいい温泉。

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