北岳 (夜叉神の森〜池山吊尾根)


- GPS
- 51:56
- 距離
- 34.6km
- 登り
- 3,486m
- 下り
- 3,483m
コースタイム
08:29 夜叉神の森
09:28 鷲住山登山口
10:56 歩き沢橋 11:11
14:02 池山小屋 14:33
15:42 城峰
16:38 幕営地(標高2515m付近)
■2日目(2013/5/24)
05:26 幕営地
06:49 ボーコン沢の頭
07:50 八本歯の頭
08:15 八本歯のコル
09:47 分岐点(主稜線)
10:29 北岳
11:11 分岐点(主稜線)
12:05 八本歯のコル
12:44 八本歯の頭
13:58 ボーコン沢の頭
15:29 幕営地
※撮影・休憩多数のため停滞時間は省略
※八本歯のコル〜トラバース分岐の区間で
八本歯の頭にカメラを置き忘れたことに気づき回収へ・・・
■3日目(2013/5/25)
06:22 幕営地
07:02 城峰
07:41 池山小屋 07:53
09:25 歩き沢橋
11:27 鷲住山登山口
12:25 夜叉神の森
天候 | 2013/05/23:快晴 2013/05/24:快晴 2013/05/25:快晴 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2013年05月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
入山日の5/23(木)は5〜6台。 下山日の5/25(土)は満車に近い状態。 |
コース状況/ 危険箇所等 |
標高2300mあたりから残雪が現れ、踏み抜き地獄になっていた。 ■夜叉神の森〜鷲住山登山口 舗装された林道歩き。 日中は大型の工事車両が通行するので注意。 夜叉神トンネル・観音経トンネルは視界確保とともに 運転手に気づいてもらえるようヘッデンを使う。 ■野呂川〜あるき沢橋 舗装された林道歩き。 ■あるき沢橋〜池山小屋 リボン踏み跡がありルートはわかりやすい。 急登と倒木が少し面倒。 池山小屋までは残雪・凍結無し。 ■池山小屋〜城峰 標高2300mあたりから残雪が増えてくる。 踏み抜きに注意。 ■城峰〜ボーコン沢の頭 最も難儀した区間。 残雪が多くなり、残雪と無雪部分の割合は半々くらい。 踏み抜き頻発で重く湿った雪のラッセルも。 ■ボーコン沢の頭〜八本歯のコル 残雪は八本歯の頭付近のみ。 ほぼ夏道を歩く。 ■八本歯のコル〜北岳 夏道の二三割が雪に埋もれている程度。 やはりここでも踏み抜きに注意。 アイゼン・ピッケルは出さなかった。 |
写真
感想
ゴールデンウィークに計画していた残雪期北岳山行は
休みの折り合いがつかず5月下旬の決行となった。
ルート上の雪は目減りし、残った雪のほとんどが腐っており、既に残雪期としての旬は終わった。
もう一ヶ月待てば広河原へのバスが運行しキタダケソウをはじめとした高山植物が楽しめるだろう。
そんな過渡季の山だからだろうか、予想以上に登山者は少なく静かな山行となった。
■1日目(2013/5/23)
八時半に夜叉神の森を出発。
城峰からボーコン沢の頭の区間、森林限界手前で幕営する予定。
最悪でも池山小屋には着きたい。
ルート上は残雪もなく、まずまずのペースで進む。
無事に池山小屋を超えて城峰に到着。
ボーコン沢の頭に向けて幕営地を探しながら更に延伸する。
城峰を発ってすぐに一張りのテントが目に入った。
テントの主は単独の男性。
既に北岳を踏んでおり翌日に下山するようだ。
北岳山頂方面の様子について話を伺うことができた。
(結局ここでお会いした方が登山道上の最初で最後の遭遇者だった)
標高2400mあたりからは残雪が一気に増えてきた。
重いザックで残雪の踏み抜きと格闘すると、著しく歩行ペースが乱れる。
森林限界付近まで登りたかったが、2500m地点で適当なスペースを見つけ幕営する。
■2日目(2013/5/24)
起床は5時。
午前3時にセットしたアラームで起床できなかった。
食事を済ませてすぐに出発する。
北岳山頂までは軽身のピストン。
コースタイムの7〜8割で歩き北岳を踏み、
ついでに間ノ岳も・・・と考えていたが、現実はそんなに甘くはなかった。
森林限界を抜けるまでの残雪の雪質が酷い。
雪は柔らかいシャーベット状に腐っていて踏み抜きの連続。
ペースを上げることができない。
森林限界を抜けると踏み抜き地獄から多少開放されたが、
予想以上に体力を消費してしまった。
この時点で間ノ岳を踏むプランは取りやめ、北岳のみをのんびり歩く方針に変更した。
ボーコン沢の頭まで登ると、その先の八本歯の頭までの吊尾根は360度のパノラマが続く。
どこを見てもどこを撮っても飽きない。
少し懸念していた八本歯周辺も岩場には雪がなく、問題なく通過することができた。
そしていよいよ主稜線へ。
端々の出現する残雪はやはり腐っているので強く踏み込んで進む。
概ね夏道コースを通過して北岳山頂を踏む。
山と高原地図には「眺望最高」と書かれているが、本当にそのまま。
間ノ岳を諦めたことで時間は潤沢に残っている。
帰路でもじっくりと写真を撮りながらの稜線歩きを楽しんだ。
■3日目(2013/5/25)
朝は少しゆっくり過ごして六時半に出発。
土曜日だし入山者とすれ違うだろうと思っていたが、あるき沢橋方面からは一人も見かけなかった。
一日目・二日目の快晴とくらべるとやや雲が多いが、この日も晴天に恵まれる。
標高2200mくらいまで下るとすっかり夏山の様相だった。
池山小屋、あるき沢橋、鷲住山と通過し夜叉神の森へ向けて林道を歩く。
夜叉神トンネルを抜ければゴールというところで、トンネル内でエンジンの轟音。
トンネル通過中に大型のトレーラーが侵入してきたようだ。
壁にへばりついてトレーラーをやり過ごす。この山行で一番緊張した時間だった。
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